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第9章☆アルとルナ
番外編☆ Saint Valentine’s Day
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☆ちょっとだけ未来のお話※
アルからチョコは、大人とみなされる18歳になるまで食べちゃ駄目って言われてた。
18歳になったとしても1人で食べるのも、人前で食べるのも禁止されるって、僕きっと何かやらかしたんだよね。
その時は、まずは試しで2人で食べようって。
だから、日本で言う所のバレンタインデーにアルにチョコをあげて一口齧らせてもらうつもりでいる。
楽しみ。
甘いもの、好きだし。
チョコは大好きだったんだ。
好きな人に、チョコを渡す。
変に意識して緊張する。
この世界にバレンタインなんて無いけど。
アルはあまり甘いのを好まないからビターな物も教えてもらって、一粒づつ色々なサイズの包みを箱に入れてある。結構な数になってしまったけど。
それと、ずっと探してて……ようやく見つけたそれも一緒にあげたい。
紅茶で良いかな?
なんて、どきどきしながら待ってたんだ。
遅くなるって通信鏡から伝言が入った。
それから、しばらくして……先に寝てて良いって、伝言が来た。
最近帰りが遅くて、だけど今日は時間通りに帰ってくるって……約束したのに。
期待したら、悲しいから、本当に本当?って、確認して約束したのに。
嘘つき。
チョコを一つ食べる。
これ、ビターだ。苦い。
涙を拭く。
あ、こっちは、甘い。
もっと、欲しい。
美味しい。
あ、コレあの時のチョコだ。
甘酸っぱい。おいしぃ。
コレのどこがダメなんだろ。
涙が溢れてきて。
この世界にバレンタインなんてないのだから、チョコの意味なんてアルが知る訳無いのに。
馬鹿だなぁ。
そ、だ。
記憶があやふやみたいになったから、心配されちゃうんだから。
よし!結界、はっとこ。
頑丈な奴!
防音も大事。
誰にも見えないように、白い膜を張れば、かんぺき!
どんどん食べよぉ。
食べたら、嫌な事忘れられるよね。
帰りが遅くて、朝も早くて。
──寂しいって言えない。
華奢で、柔らかくも無いこの身体じゃ、飽きちゃったのかな?
パク。おいしぃ。
今なら、飛べるかな?
なんか、頭の芯が揺れている?
立ってみたら、ふらふら……
うー、暑い?……熱い?
身体の中の方が熱い?
服、邪魔。
身軽になったら、飛べそうだし。
ふふふ。
えい、コレも要らない。
チュニックの様な服だけになって、クルクル回ってみる。バランスが取りにくいけど、なんか面白くて……もう、いっこだけ。
寂しいの、消えてよ。
ポロって涙が落ちた。
遅い理由は、たしか……
どこだっけ、どこかの国のぉ、第1だっけ?第2だったっけ……王女が、アルじゃなきゃダメとか言ってるって、カストル様が言ってた。
アルじゃなきゃダメなんだって。
やっぱり可愛い───のかなぁ?
本当は……鼻の下のばしてる?
もういっこ?駄目かな?
眠いのか、熱いのか?もうよくわかんない。
誰も触ってくれないなら、自分で触る?
そう言えば、スピカからもらった寝衣があって……
あ、コレだ。
アルが喜ぶって。
箱の中から、半分透けてるみたいな?綺麗な刺繍とフリルのついた服。これってベビードール?初めて見た。
わぁ、何コレ?本当に喜ぶの?
紐細い。紐パン?三角布の面積が……少ない。
「僕の、小さいけど……これ隠れないよね?スピカ、ひどいっ」
もぅ、面倒。
バンバンバンバン、何が叩くような振動が伝わって来る。
なんだろう?
防音しているから、よく分からない。なんか、振動が大きくなって揺れる。
「誰?」
なんか、必死に叩いてるみたい。
こんなに早く戻って来ないよね?先に寝てって言ってたし。
今頃王女と王子は、星空の下バルコニーとかで、抱き合って……なんてね。
「誰?」
あ、聞こえないよね?
ふらふらしながら、その音の方に寄って行く。
結界を張ったままだし、膜を張ってるしどうしようかな?危険なら
皆が守ってくれるから……うー?
無視しとこ。
また、バンバンと叩き始めて、笑ってしまう。
誰かか心配して会いに来てくれたのかな?
チュニックだけど、いっか。
防音は、解除してみようかな?
僕の声だけ、聞こえるようにしよう。お兄様かも知れないし。怒られたくないし。
「ねー。
アルは、王女様とイイコトしてて、帰って来ないんだよぉ。
あんなに、確認して、ぜぇ~たい帰るって……嘘つかれちゃった。
だから、僕も約束破るの」
あは。ぼろぼろ落ちる涙。
「心配しなくていいよぉ。いまから、お風呂入って、それから1人で……ううん、イフリート様かシルフィ様よんで、一緒に寝てくれるかなぁ。それとも、フォレストの森にしばらく行っちゃう?
その方が、アルも嬉しい、かも」
バンバンバンバン
何もぅ。
「お兄様!結界壊れちゃうから、やめてよ」
バンって、一際大きな音がして、それと同時に結界が、壊れて行く。破片は飛び散らないように包まれて消えた。白い世界が消えて自室が見えた。
「お兄様?じゃないの?」
目の前のアルに良く似た、その人が抱きしめて来る。
「本当に、リアルな夢。寂しいと、変になっちゃう。森に、行こ」
陣を作り始めたら、抱きかかえられ、寝室に連れて行かれてベッドに押し倒された。
ぐるぐる、目が回ってて、良く分からなくなってて。
「森に、いきたいの!」
ぼろぼろと涙が出てきた。
「ルナ、ごめん。あの、くそ王女が、お前に会わせろって。いや、言い訳だな。レグルスに怒られて、帰って来た。スピカにも、何で早く帰ってあげないのか!って。特別な日だって」
日本では、特別なだけだよ?
「きれいな王女サマに、やさしくしないと……がいこうもんだい、なのでしょう?王子サマと王女サマなんて、お似合いだ、ね」
上手く喋れない。
「似合っている訳ないだろ。
ルナに、どうしても、コレを渡したくて」
ベッドに座り直して、手のひらに乗せられた緑色のリボンの飾りが付いた小さな箱。
「開けて」
促されるまま開ける。
「うわぁ。アルのルビーだ」
アルの瞳と同じ綺麗な紅石のピアス。
「王女の国で、このルビーが採掘されるんだ。どうしても、ルナにあげたくて、手に入れる為にあの女の我儘に付き合ったんだ。
お前を俺のものだと見せつけたかったんだ」
「これって、僕に?」
「そうだよ。あの女、ルビーを付ける価値があるのかルナを連れて来いって煩くて……どうも綺麗な者を欲しがるとかでさ。ルナを欲しがられたら困るから。本当に面倒な女だったんだよ」
忌々しそうな顔をしてて、可笑しくなる。王女を好きになった訳じゃないの?
「今、つけて。あの。僕の初めては全部、アルだけど……女の子じゃないから。ピアスで……その。傷を付けて欲しい」
くすって、アルが笑う。
「俺が印を付けるよ。痛いけど、我慢な?」
ルビー、瞳の色。アルの証。
思わず、アルの服を握りしめて。
身体が、ビクッと揺れて。
僕からも、アルの耳に印をつけたい。
「これ、僕からも。フォレストの森で。僕のエメラルドだから、嫌じゃないなら付けて」
「もちろんだ。俺もお前のものだよ。寂しい思いをさせてて悪かった。いつも、笑うからつい大丈夫だって思って。早くルビーを手にいれたくて、ルナにあげたくて。ごめんな」
「寂しかった。良かった帰ってきてくれて……王女に奪われるかと思った」
また涙が溢れてきて、目元にキスがたくさん降ってきて……愛しさでいっぱいになっていく。
「それにしても、チョコは、いくつ食べたの?」
そんな事を聞いてくる。
「んー?たくさん!美味しかったよ。ほら食べても何ともないよ!」
両手をちょっとあげてみた。
大きめのチュニックはすぐに脱げてしまう。
「あ、れ?」
「キスしたら、チョコの味しそうだな。全部、美味しそうだし。今すぐ食べたいから……部屋にあるフリルの服は明日着てくれる?」
そう言って唇を塞がれる。
スピカにもらった服?明日も?
最初は、優しく触れるだけ。
もっと、深く欲しい。
そう思って、唇を開くとアルの舌が僕の口内へと侵入してきた。絡めて、吸いつかれて、どんどんアルに溺れていく。
くらくらするのに、もっともっと欲しくて。
ねぇ甘い、チョコの味分かる?
「溶かしたくなるな。好きだよ。ルナ。まだ、寝るなよ?」
そう笑って、首すじを舐められて、チクンと印をつけられていく。僕の薄い胸の小さな乳首を舌と指で好き勝手してて、その頃には、もう赤く色付いてイヤらしく濡れてしまっていた。
イかせて欲しいのに、まだ駄目ってリボンを結ばれてて、可愛いとか。真っ赤になってたら。
「スピカには聞いた。今日は、好きな人にチョコをあげる日なんだよね?俺のチョコ食べたのルナなんだから、ルナを食べたら、良いよね。でも、ゆっくり味わいたい」
そんなとこ、舐めたってチョコの味なんてしないのに、久しぶりだからってちっとも、アルの挿れてくれなくて。
それからは、もう、焦らすし、しつこくて……後ろからは、やだ。顔が見たい、キスしたいって、我儘言ったら、抱き合うように深く深く繋がれて、激しくて、愛しくて。
アルの意地悪。
でもちゃんと、伝えるからずっと一緒にいて───大好き。
アルからチョコは、大人とみなされる18歳になるまで食べちゃ駄目って言われてた。
18歳になったとしても1人で食べるのも、人前で食べるのも禁止されるって、僕きっと何かやらかしたんだよね。
その時は、まずは試しで2人で食べようって。
だから、日本で言う所のバレンタインデーにアルにチョコをあげて一口齧らせてもらうつもりでいる。
楽しみ。
甘いもの、好きだし。
チョコは大好きだったんだ。
好きな人に、チョコを渡す。
変に意識して緊張する。
この世界にバレンタインなんて無いけど。
アルはあまり甘いのを好まないからビターな物も教えてもらって、一粒づつ色々なサイズの包みを箱に入れてある。結構な数になってしまったけど。
それと、ずっと探してて……ようやく見つけたそれも一緒にあげたい。
紅茶で良いかな?
なんて、どきどきしながら待ってたんだ。
遅くなるって通信鏡から伝言が入った。
それから、しばらくして……先に寝てて良いって、伝言が来た。
最近帰りが遅くて、だけど今日は時間通りに帰ってくるって……約束したのに。
期待したら、悲しいから、本当に本当?って、確認して約束したのに。
嘘つき。
チョコを一つ食べる。
これ、ビターだ。苦い。
涙を拭く。
あ、こっちは、甘い。
もっと、欲しい。
美味しい。
あ、コレあの時のチョコだ。
甘酸っぱい。おいしぃ。
コレのどこがダメなんだろ。
涙が溢れてきて。
この世界にバレンタインなんてないのだから、チョコの意味なんてアルが知る訳無いのに。
馬鹿だなぁ。
そ、だ。
記憶があやふやみたいになったから、心配されちゃうんだから。
よし!結界、はっとこ。
頑丈な奴!
防音も大事。
誰にも見えないように、白い膜を張れば、かんぺき!
どんどん食べよぉ。
食べたら、嫌な事忘れられるよね。
帰りが遅くて、朝も早くて。
──寂しいって言えない。
華奢で、柔らかくも無いこの身体じゃ、飽きちゃったのかな?
パク。おいしぃ。
今なら、飛べるかな?
なんか、頭の芯が揺れている?
立ってみたら、ふらふら……
うー、暑い?……熱い?
身体の中の方が熱い?
服、邪魔。
身軽になったら、飛べそうだし。
ふふふ。
えい、コレも要らない。
チュニックの様な服だけになって、クルクル回ってみる。バランスが取りにくいけど、なんか面白くて……もう、いっこだけ。
寂しいの、消えてよ。
ポロって涙が落ちた。
遅い理由は、たしか……
どこだっけ、どこかの国のぉ、第1だっけ?第2だったっけ……王女が、アルじゃなきゃダメとか言ってるって、カストル様が言ってた。
アルじゃなきゃダメなんだって。
やっぱり可愛い───のかなぁ?
本当は……鼻の下のばしてる?
もういっこ?駄目かな?
眠いのか、熱いのか?もうよくわかんない。
誰も触ってくれないなら、自分で触る?
そう言えば、スピカからもらった寝衣があって……
あ、コレだ。
アルが喜ぶって。
箱の中から、半分透けてるみたいな?綺麗な刺繍とフリルのついた服。これってベビードール?初めて見た。
わぁ、何コレ?本当に喜ぶの?
紐細い。紐パン?三角布の面積が……少ない。
「僕の、小さいけど……これ隠れないよね?スピカ、ひどいっ」
もぅ、面倒。
バンバンバンバン、何が叩くような振動が伝わって来る。
なんだろう?
防音しているから、よく分からない。なんか、振動が大きくなって揺れる。
「誰?」
なんか、必死に叩いてるみたい。
こんなに早く戻って来ないよね?先に寝てって言ってたし。
今頃王女と王子は、星空の下バルコニーとかで、抱き合って……なんてね。
「誰?」
あ、聞こえないよね?
ふらふらしながら、その音の方に寄って行く。
結界を張ったままだし、膜を張ってるしどうしようかな?危険なら
皆が守ってくれるから……うー?
無視しとこ。
また、バンバンと叩き始めて、笑ってしまう。
誰かか心配して会いに来てくれたのかな?
チュニックだけど、いっか。
防音は、解除してみようかな?
僕の声だけ、聞こえるようにしよう。お兄様かも知れないし。怒られたくないし。
「ねー。
アルは、王女様とイイコトしてて、帰って来ないんだよぉ。
あんなに、確認して、ぜぇ~たい帰るって……嘘つかれちゃった。
だから、僕も約束破るの」
あは。ぼろぼろ落ちる涙。
「心配しなくていいよぉ。いまから、お風呂入って、それから1人で……ううん、イフリート様かシルフィ様よんで、一緒に寝てくれるかなぁ。それとも、フォレストの森にしばらく行っちゃう?
その方が、アルも嬉しい、かも」
バンバンバンバン
何もぅ。
「お兄様!結界壊れちゃうから、やめてよ」
バンって、一際大きな音がして、それと同時に結界が、壊れて行く。破片は飛び散らないように包まれて消えた。白い世界が消えて自室が見えた。
「お兄様?じゃないの?」
目の前のアルに良く似た、その人が抱きしめて来る。
「本当に、リアルな夢。寂しいと、変になっちゃう。森に、行こ」
陣を作り始めたら、抱きかかえられ、寝室に連れて行かれてベッドに押し倒された。
ぐるぐる、目が回ってて、良く分からなくなってて。
「森に、いきたいの!」
ぼろぼろと涙が出てきた。
「ルナ、ごめん。あの、くそ王女が、お前に会わせろって。いや、言い訳だな。レグルスに怒られて、帰って来た。スピカにも、何で早く帰ってあげないのか!って。特別な日だって」
日本では、特別なだけだよ?
「きれいな王女サマに、やさしくしないと……がいこうもんだい、なのでしょう?王子サマと王女サマなんて、お似合いだ、ね」
上手く喋れない。
「似合っている訳ないだろ。
ルナに、どうしても、コレを渡したくて」
ベッドに座り直して、手のひらに乗せられた緑色のリボンの飾りが付いた小さな箱。
「開けて」
促されるまま開ける。
「うわぁ。アルのルビーだ」
アルの瞳と同じ綺麗な紅石のピアス。
「王女の国で、このルビーが採掘されるんだ。どうしても、ルナにあげたくて、手に入れる為にあの女の我儘に付き合ったんだ。
お前を俺のものだと見せつけたかったんだ」
「これって、僕に?」
「そうだよ。あの女、ルビーを付ける価値があるのかルナを連れて来いって煩くて……どうも綺麗な者を欲しがるとかでさ。ルナを欲しがられたら困るから。本当に面倒な女だったんだよ」
忌々しそうな顔をしてて、可笑しくなる。王女を好きになった訳じゃないの?
「今、つけて。あの。僕の初めては全部、アルだけど……女の子じゃないから。ピアスで……その。傷を付けて欲しい」
くすって、アルが笑う。
「俺が印を付けるよ。痛いけど、我慢な?」
ルビー、瞳の色。アルの証。
思わず、アルの服を握りしめて。
身体が、ビクッと揺れて。
僕からも、アルの耳に印をつけたい。
「これ、僕からも。フォレストの森で。僕のエメラルドだから、嫌じゃないなら付けて」
「もちろんだ。俺もお前のものだよ。寂しい思いをさせてて悪かった。いつも、笑うからつい大丈夫だって思って。早くルビーを手にいれたくて、ルナにあげたくて。ごめんな」
「寂しかった。良かった帰ってきてくれて……王女に奪われるかと思った」
また涙が溢れてきて、目元にキスがたくさん降ってきて……愛しさでいっぱいになっていく。
「それにしても、チョコは、いくつ食べたの?」
そんな事を聞いてくる。
「んー?たくさん!美味しかったよ。ほら食べても何ともないよ!」
両手をちょっとあげてみた。
大きめのチュニックはすぐに脱げてしまう。
「あ、れ?」
「キスしたら、チョコの味しそうだな。全部、美味しそうだし。今すぐ食べたいから……部屋にあるフリルの服は明日着てくれる?」
そう言って唇を塞がれる。
スピカにもらった服?明日も?
最初は、優しく触れるだけ。
もっと、深く欲しい。
そう思って、唇を開くとアルの舌が僕の口内へと侵入してきた。絡めて、吸いつかれて、どんどんアルに溺れていく。
くらくらするのに、もっともっと欲しくて。
ねぇ甘い、チョコの味分かる?
「溶かしたくなるな。好きだよ。ルナ。まだ、寝るなよ?」
そう笑って、首すじを舐められて、チクンと印をつけられていく。僕の薄い胸の小さな乳首を舌と指で好き勝手してて、その頃には、もう赤く色付いてイヤらしく濡れてしまっていた。
イかせて欲しいのに、まだ駄目ってリボンを結ばれてて、可愛いとか。真っ赤になってたら。
「スピカには聞いた。今日は、好きな人にチョコをあげる日なんだよね?俺のチョコ食べたのルナなんだから、ルナを食べたら、良いよね。でも、ゆっくり味わいたい」
そんなとこ、舐めたってチョコの味なんてしないのに、久しぶりだからってちっとも、アルの挿れてくれなくて。
それからは、もう、焦らすし、しつこくて……後ろからは、やだ。顔が見たい、キスしたいって、我儘言ったら、抱き合うように深く深く繋がれて、激しくて、愛しくて。
アルの意地悪。
でもちゃんと、伝えるからずっと一緒にいて───大好き。
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