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潜入
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瞬く間に三日は過ぎ、四日目、ココアは無事に十トントラックで家に戻って行った。萩原さんは飼い主に問題があるような事を言っていたが、結局最後まで何の問題も起きなかった。
「十五時三十分チェックアウトです。無事に終わりましたねえ」
しかし八大さんは不満顔だ。
「気に入らんな」
「何がですか。問題なんか無かったと思いますけど」
「何も無いのが気に入らない」
こうなるともう、いちゃもんである。理屈では無いだけに始末が悪い。こういう時には放っておくのが一番だ。とりあえず客室の清掃でもするとしよう。
それから二時間程かけて客室を掃除し、屋根を閉じて事務所へ戻った僕を、八大さんの怒鳴り声が出迎えた。
「だから取材は受けんと言っとるだろう!」
そして受話器を叩きつける。もはや様式美だ。
「また取材の申し込みですか」
呑気に尋ねた僕を、八大さんは睨み付けた。
「またどころではない」
言い終わらないうちに再び電話がなった。
「はい、みなかみ……取材は受けん!」
受話器を叩きつけたと思ったらまた鳴る電話。八大さんはもう電話に出ようとせず、ただ困惑していた。八大さんのこんな顔を見るのは初めてだ。ここでようやく、僕にも事態が飲み込めた。ある時を境にして、取材申し込みの電話が殺到しているのだ。
「出て良いですか」
鳴り続ける電話を指さす僕に、八大さんは無言で頷いた。
「はい、『龍のお宿 みなかみ』です。はい、ああ○○新聞さん。取材のご依頼ですか。残念ですが当方では……は、説明責任?どういう事でしょう。化学実験?何の事か解りかねますが。週刊ビッグ?いえ、存じませんが。はあ……ネットで記事が公開されている?」
次の瞬間、八大さんが電話のケーブルを引っこ抜いた。続いてPCを立ち上げる。
「週刊ビッグと言ったな」
「そう言ってました」
検索窓に『週刊ビッグ』と打ち込んでEnterキーを叩く。検索結果の最上位に出てきた名前をクリックすると、週刊ビッグのサイトに飛んだ。サイト名は『週刊ビッグWEB』。
「なんだこの狙いすぎて外しまくってる感ありありの名前は」
「八大さんに言われるとキツイですね」
TOPページには政治ゴシップ、芸能スキャンダル、グラビア紹介の記事に続いて『スクープ!』の文字が躍っている。『謎の巨大施設への潜入取材成功!』
「これかな」
「これでしょうね」
クリックすると間違いない。うちの、『龍のお宿 みなかみ』の写真が出てきた。写真の下には記事が続く。
“埋め立て地の片隅にある巨大な施設。東京ドーム並みの広さに、東京ドームのおよそ三・五倍の高さを誇りながら、あらゆる取材を一切シャットアウトする異様な秘密主義。その謎の施設に、本誌取材班が決死の潜入取材を試みた。”
「異様な秘密主義?」
「そりゃまあ、あんだけマスコミを毛嫌いしてれば、そう見えなくもないですよ」
「面倒臭かっただけなのだがな」
「いやいや限度ってものがありますから」
「しかし決死の潜入取材と言うのが解らん。うちのどの辺に『決死』があるのだ」
「まあ、それは向こうの都合ですからねえ」
“県庁への届け出はペットホテルという事になっている。だが単なるペットホテルにこれほど巨大な建物が必要とされるはずはない。不審に思った本誌記者が取材を進めると、驚愕の事実が判明した。何と、この施設はドラゴン専門のペットホテルだという。”
「看板に書いてるのだがな」
「電話帳にも書いてますよね」
“ご存じの読者も多いだろう、ドラゴンと言えば日本でも、いや世界でも限られた資産家にしか買えないという、超高額のペットである。そんなものを専門に預かるというこの施設、単なるペットホテルである訳がない。もしかすると、日本社会の深遠なる闇への入り口ではないだろうか。”
「そんな入口がどこにある」
「あったら凄いですよねえ」
“当初我々は、真っ正直に誌名を名乗り、取材を依頼した。だがけんもほろろ、全く取り合ってもらえなかった。そこで次に正体を隠し、一般人を装って問い合わせてみた。ドラゴンをローンで購入するにはどうしたら良いだろうかと。すると電話に出た者は突然意味不明の怒鳴り声を上げると電話を一方的に切ってしまった。もしこの施設で本当にペットホテルとして商売をしているのなら、客からの問い合わせにこんな態度は有り得るだろうか。何かを隠している。我々は直観した。”
「こいつらか、あのふざけた電話は!」
「ほら、やっぱり問い合わせの処理をちゃんとしないから、こうやって揚げ足を取られるんですよ」
「ぬぬ、しかしだな」
「直観されちゃうのはいかんでしょ。これからはちゃんと問い合わせの処理しましょうよ」
「ぬぬ……」
“機材を納品したという関係者はこう話す。
「とにかく異様でしたね。あれだけ広いのに、中で誰とも出会わないんですよ。人っ子一人居ないんです。墓場でももっと賑やかですよ」
確かに、これだけ巨大な施設に人が居ないのは怪しい。だがこう考えてはどうだろう。一般の出入り業者と、この施設のスタッフの働く場所が完全に区切られているのだと。ここで働く者は、業者の前にすら顔を一切出さないのだと。なんと徹底した秘密主義であろうか。益々怪しさが募る。”
「関係者って誰だ、電気屋か」
「おかしいですね、どの業者さんにも僕と八大さんの二人共会ってるはずなんですが」
「何が秘密主義だ何が。こっちはガバガバでやっとるのだぞ」
「ガバガバなのはどうかと思いますけど」
“最早一刻の猶予もならない。我々は潜入取材を決行した。今後の取材継続の為に手段は特に秘すが、結果的には潜入取材は成功した。次の動画をご覧頂きたい。”
「動画ってこれか」
「これですね、この三角形をクリックすれば……あ、客室の映像ですね。あれ、この角度って」
「丘の頂上だな」
「そうだと思います。あ、誰か上って来た」
「ん、これはキミではないのか」
「これは、僕ですね」
“おわかり頂けただろうか。二十三秒辺りで姿を現す人物のその姿、明らかに防護服である。我々取材班は確信した。このペットホテルを称する施設内では、何らかの化学的な、もしくはバイオテクノロジー的な実験が行われているに違いないと。”
「何が防護服だ、防火服ではないか!」
「いやまあ防護服の一種である事は間違いないですけど、ちょっとこれは酷いですね」
「化学的だの細菌だのと、人の職場をサティアン扱いしおって」
「けどこの映像、どうやって撮ったんでしょうね。本当に誰か潜入してたんでしょうか」
「何を間抜けな事を言っとるんだ、キミは」
「は」
「ココアの着けていたペンダントに決まっとるじゃないか」
「え」
「え、じゃないよ。ペンダントの中にカメラを隠して撮影して、ココアを引き取ってから回収したんだよ」
「今のカメラってそんなに小さいんですか、凄いな」
「食いつく所がそこか。スマホを見ればカメラもストレージも小さくできるのは解り切っているだろう」
「ああ、言われてみればそうですね……あれそうなると」
「何だ、今度は何を思いついた」
「ココアの飼い主もグルだってことですか」
「当たり前だ!最初にそこに気付きたまえ!」
「そんなポンポン言わなくても。それより、これからどうするんですか」
「どうって何を」
「何をじゃないでしょ、このままこの記事放っておいたら、単にうちの評判が悪くなるだけじゃ済みませんよ。化学兵器だのバイオテロだの騒がれちゃったら、警察が出て来るかもしれないじゃないですか。そんな事になったら、面倒なんてもんじゃないんですから」
「そうだな、ならばとりあえず」
「どうします」
「この編集部に殴り込んでくる」
「だーめですよ!そんな事したら、それこそ相手の思う壺じゃないですか」
「ではどうすれば良いのだ」
「まずは、うちの内部をマスコミに公開しましょう。それが一番手っ取り早いです」
「うーん、それはやっぱり面倒臭いな」
「一度に纏めてやればすぐに済みますって。で、その時に足利さん呼びましょう」
「ムカデの姫様をか。何故」
「足利さんに見惚れて、碌すっぽ取材しないで帰る人が居てくれたら、こちらも有難いじゃないですか」
「何だ色仕掛けか。君も案外ゲスい事を考えるな」
「どんなもんですかね」
「足利女史を呼ぶのは良いが、来てくれるかな」
「その辺はダメ元って事で」
「ふむ……いいんじゃないかな」
「じゃ、まず足利さんのスケジュールから押さえてきますね」
「ああ、頼む。私はちょっと草臥れた。仮眠を取ってくるよ」
「はい、行ってらっしゃい」
「十五時三十分チェックアウトです。無事に終わりましたねえ」
しかし八大さんは不満顔だ。
「気に入らんな」
「何がですか。問題なんか無かったと思いますけど」
「何も無いのが気に入らない」
こうなるともう、いちゃもんである。理屈では無いだけに始末が悪い。こういう時には放っておくのが一番だ。とりあえず客室の清掃でもするとしよう。
それから二時間程かけて客室を掃除し、屋根を閉じて事務所へ戻った僕を、八大さんの怒鳴り声が出迎えた。
「だから取材は受けんと言っとるだろう!」
そして受話器を叩きつける。もはや様式美だ。
「また取材の申し込みですか」
呑気に尋ねた僕を、八大さんは睨み付けた。
「またどころではない」
言い終わらないうちに再び電話がなった。
「はい、みなかみ……取材は受けん!」
受話器を叩きつけたと思ったらまた鳴る電話。八大さんはもう電話に出ようとせず、ただ困惑していた。八大さんのこんな顔を見るのは初めてだ。ここでようやく、僕にも事態が飲み込めた。ある時を境にして、取材申し込みの電話が殺到しているのだ。
「出て良いですか」
鳴り続ける電話を指さす僕に、八大さんは無言で頷いた。
「はい、『龍のお宿 みなかみ』です。はい、ああ○○新聞さん。取材のご依頼ですか。残念ですが当方では……は、説明責任?どういう事でしょう。化学実験?何の事か解りかねますが。週刊ビッグ?いえ、存じませんが。はあ……ネットで記事が公開されている?」
次の瞬間、八大さんが電話のケーブルを引っこ抜いた。続いてPCを立ち上げる。
「週刊ビッグと言ったな」
「そう言ってました」
検索窓に『週刊ビッグ』と打ち込んでEnterキーを叩く。検索結果の最上位に出てきた名前をクリックすると、週刊ビッグのサイトに飛んだ。サイト名は『週刊ビッグWEB』。
「なんだこの狙いすぎて外しまくってる感ありありの名前は」
「八大さんに言われるとキツイですね」
TOPページには政治ゴシップ、芸能スキャンダル、グラビア紹介の記事に続いて『スクープ!』の文字が躍っている。『謎の巨大施設への潜入取材成功!』
「これかな」
「これでしょうね」
クリックすると間違いない。うちの、『龍のお宿 みなかみ』の写真が出てきた。写真の下には記事が続く。
“埋め立て地の片隅にある巨大な施設。東京ドーム並みの広さに、東京ドームのおよそ三・五倍の高さを誇りながら、あらゆる取材を一切シャットアウトする異様な秘密主義。その謎の施設に、本誌取材班が決死の潜入取材を試みた。”
「異様な秘密主義?」
「そりゃまあ、あんだけマスコミを毛嫌いしてれば、そう見えなくもないですよ」
「面倒臭かっただけなのだがな」
「いやいや限度ってものがありますから」
「しかし決死の潜入取材と言うのが解らん。うちのどの辺に『決死』があるのだ」
「まあ、それは向こうの都合ですからねえ」
“県庁への届け出はペットホテルという事になっている。だが単なるペットホテルにこれほど巨大な建物が必要とされるはずはない。不審に思った本誌記者が取材を進めると、驚愕の事実が判明した。何と、この施設はドラゴン専門のペットホテルだという。”
「看板に書いてるのだがな」
「電話帳にも書いてますよね」
“ご存じの読者も多いだろう、ドラゴンと言えば日本でも、いや世界でも限られた資産家にしか買えないという、超高額のペットである。そんなものを専門に預かるというこの施設、単なるペットホテルである訳がない。もしかすると、日本社会の深遠なる闇への入り口ではないだろうか。”
「そんな入口がどこにある」
「あったら凄いですよねえ」
“当初我々は、真っ正直に誌名を名乗り、取材を依頼した。だがけんもほろろ、全く取り合ってもらえなかった。そこで次に正体を隠し、一般人を装って問い合わせてみた。ドラゴンをローンで購入するにはどうしたら良いだろうかと。すると電話に出た者は突然意味不明の怒鳴り声を上げると電話を一方的に切ってしまった。もしこの施設で本当にペットホテルとして商売をしているのなら、客からの問い合わせにこんな態度は有り得るだろうか。何かを隠している。我々は直観した。”
「こいつらか、あのふざけた電話は!」
「ほら、やっぱり問い合わせの処理をちゃんとしないから、こうやって揚げ足を取られるんですよ」
「ぬぬ、しかしだな」
「直観されちゃうのはいかんでしょ。これからはちゃんと問い合わせの処理しましょうよ」
「ぬぬ……」
“機材を納品したという関係者はこう話す。
「とにかく異様でしたね。あれだけ広いのに、中で誰とも出会わないんですよ。人っ子一人居ないんです。墓場でももっと賑やかですよ」
確かに、これだけ巨大な施設に人が居ないのは怪しい。だがこう考えてはどうだろう。一般の出入り業者と、この施設のスタッフの働く場所が完全に区切られているのだと。ここで働く者は、業者の前にすら顔を一切出さないのだと。なんと徹底した秘密主義であろうか。益々怪しさが募る。”
「関係者って誰だ、電気屋か」
「おかしいですね、どの業者さんにも僕と八大さんの二人共会ってるはずなんですが」
「何が秘密主義だ何が。こっちはガバガバでやっとるのだぞ」
「ガバガバなのはどうかと思いますけど」
“最早一刻の猶予もならない。我々は潜入取材を決行した。今後の取材継続の為に手段は特に秘すが、結果的には潜入取材は成功した。次の動画をご覧頂きたい。”
「動画ってこれか」
「これですね、この三角形をクリックすれば……あ、客室の映像ですね。あれ、この角度って」
「丘の頂上だな」
「そうだと思います。あ、誰か上って来た」
「ん、これはキミではないのか」
「これは、僕ですね」
“おわかり頂けただろうか。二十三秒辺りで姿を現す人物のその姿、明らかに防護服である。我々取材班は確信した。このペットホテルを称する施設内では、何らかの化学的な、もしくはバイオテクノロジー的な実験が行われているに違いないと。”
「何が防護服だ、防火服ではないか!」
「いやまあ防護服の一種である事は間違いないですけど、ちょっとこれは酷いですね」
「化学的だの細菌だのと、人の職場をサティアン扱いしおって」
「けどこの映像、どうやって撮ったんでしょうね。本当に誰か潜入してたんでしょうか」
「何を間抜けな事を言っとるんだ、キミは」
「は」
「ココアの着けていたペンダントに決まっとるじゃないか」
「え」
「え、じゃないよ。ペンダントの中にカメラを隠して撮影して、ココアを引き取ってから回収したんだよ」
「今のカメラってそんなに小さいんですか、凄いな」
「食いつく所がそこか。スマホを見ればカメラもストレージも小さくできるのは解り切っているだろう」
「ああ、言われてみればそうですね……あれそうなると」
「何だ、今度は何を思いついた」
「ココアの飼い主もグルだってことですか」
「当たり前だ!最初にそこに気付きたまえ!」
「そんなポンポン言わなくても。それより、これからどうするんですか」
「どうって何を」
「何をじゃないでしょ、このままこの記事放っておいたら、単にうちの評判が悪くなるだけじゃ済みませんよ。化学兵器だのバイオテロだの騒がれちゃったら、警察が出て来るかもしれないじゃないですか。そんな事になったら、面倒なんてもんじゃないんですから」
「そうだな、ならばとりあえず」
「どうします」
「この編集部に殴り込んでくる」
「だーめですよ!そんな事したら、それこそ相手の思う壺じゃないですか」
「ではどうすれば良いのだ」
「まずは、うちの内部をマスコミに公開しましょう。それが一番手っ取り早いです」
「うーん、それはやっぱり面倒臭いな」
「一度に纏めてやればすぐに済みますって。で、その時に足利さん呼びましょう」
「ムカデの姫様をか。何故」
「足利さんに見惚れて、碌すっぽ取材しないで帰る人が居てくれたら、こちらも有難いじゃないですか」
「何だ色仕掛けか。君も案外ゲスい事を考えるな」
「どんなもんですかね」
「足利女史を呼ぶのは良いが、来てくれるかな」
「その辺はダメ元って事で」
「ふむ……いいんじゃないかな」
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