30 / 40
第30話 意味
しおりを挟む
二時間半のドライブの後、キャンプ・デービッドの山荘へと黒塗りの大型セダンで到着したリリア王一行を、アメリカ史上何人目かの女性副大統領、ミネラ・コールらが出迎えた。空は晴れやかだが、気分まで同様とはなかなか行かない。
笑顔のまぶしいミネラ副大統領は公平な仲裁者であるかの如く振る舞っているが、彼女の考えていることはアメリカの利益が第一であり、それはすなわちハイエンベスタに有利な交渉を意味する。決して気を許して良い相手ではない。
そう考えて緊張していた保岡大阪府知事だったが、現状の厳しさを誰より理解しているはずのリリア王と摂政サーマインに、見ている限り固さは感じられない。これは生まれながらに背負った物の差なのか、それとも踏んだ場数が違うのだろうか。
昨夜ハイエンベスタの皇帝がワシントン入りしたというニュースは目にしなかったように思っていたのだが、どうやら少し遅れて来るらしい。それも直接この山荘へと。なるほど、リリア王には飛行機と車を使わせて『普通』を印象づけ、ハイエンベスタの皇帝には『特別』をイメージさせる訳だ。セコいと言えばセコいが、わかりやすい印象操作だと保岡は感心した。
それから三十分ほど待っただろうか、突然窓の外が暗くなったかと思うと、黒雲の中から四頂部にドラゴンの羽を模した飾りが付いた黒い大きな立方体が降りてきた。サンリーハムの魔法に慣れている者なら飛行駕籠を転移させたのだろうと察しが付くが、そうでない大衆は「これこそが魔法だ」と感じるに違いない。
黒い立方体の中からは、まず緑色の肌の巨漢ガドラメルとネコ耳娘が現れ周囲を見回す。そして安全が確認されたのだろう、立方体の内側に声をかけると、黒いフードつきのローブをまとった小柄な人物に手を引かれて姿を見せたのは、ストライプのスーツを着た十五歳くらいの物憂げな瞳の少年。その後ろに撫で付けられた髪の色は鮮烈な濃紺。これが皇帝なのか。
「ヒュードルの姿が見えない」
窓の外を見つめながらつぶやいたのはレオミス。事前に交わされた参加人員表ではヒュードルの名前があったのだ。
「何か仕掛けてくるつもりだろうな」
ゼバーマンは室内に注意を払っている。魔槍バザラスは見えないものの、いざとなればその手に飛んでくるだろう。
部屋の中央のソファでは眉間に僅かな不安を浮かべてリリア王が目を閉じ、その傍らにはサーマインが立つ。それを部屋の隅で見つめながら、保岡は自身の右肩を気にした。コウは昨日から姿を見せていない。まさかこの後に及んで姿を消したとも思えないが、何を企んでいるにせよ相談もなしというのは困ったものだ。
と、ドアがノックされた。保岡が開くとどこの所属なのか黒いスーツの男女が二人。
「お迎えに上がりました。会議室までご案内致します」
そう流暢な英語で述べた。なのにすべて理解できる。自分は英語の成績が悪かったはずなのにな、保岡は苦笑しながら振り返った。
会議室に入ったのはリリア王と摂政サーマインの二人だけ。他は隣の控え室で待機となった。控え室にはすでにガドラメルと蛇革鎧のネコ耳娘が座っている。そこにレオミスとゼバーマンが入ったのだ、尋常ではない殺気が放たれたのは想像に難くない。保岡など部屋の入り口で気圧の差を感じたほどである。
殺気に殺気で対抗するゼバーマンを横目に、レオミスは涼しい顔で椅子に座った。それを振り返りもせず、ネコ耳娘が笑う。
「勘違いするんじゃにゃ~いよ」
しかし無言のレオミスは視線すら向けようとしない。ネコ耳娘は肩越しに振り返り、目の端でにらみつけた。
「二対一や三対一ならともかく、二対二じゃおまえらなんぞ一瞬でぶっ殺せるんにゃからにゃ」
するとようやく目を向けたレオミスが静かにこう答える
「ご忠告痛み入る。ではいずれ三対二のときに殲滅してやろう」
「この小娘ぇ!」
椅子の上に立ち上がり向き直ったネコ耳娘だったが、それ以上攻撃的になることはなかった。一方のレオミスも聖剣ソロンシードを指一本分だけ鞘から抜いたが、そのまま動かない。両者とも今回の会談を台無しにしようとは考えていないのだ。
片や殺気を飛ばし合うガドラメルとゼバーマンもこの点は同様、延々とにらみ合っていてもキリがない。ゼバーマンはレオミスの横、椅子を挟んだ二つ隣に座ると、保岡に声をかけた。
「あんたも座れ。立ってたら疲れるだろう」
この空間にいることが一番疲れるのだが、と言いたかったものの、そんな言葉を口にできる雰囲気ではない。保岡は諦めて一番出口近くの椅子に座った。
会議室に入ったリリア王とサーマインを、先に入室していたミネラ副大統領とハイエンベスタ皇帝、そしてフードの人物が立ち上がって迎えた。いかにも事前の打ち合わせをしていましたと言わんばかりの空気。サンリーハム側は完全にアウェーである。
しかしリリア王はそんな空気など感じないかのように、笑顔でハイエンベスタ皇帝の前に進み出た。
「初めまして、皇帝陛下。サンリーハム国王リリア・グラン・サンリーハムです」
これを受けて、若きハイエンベスタ皇帝も小さく笑みを浮かべた。
「ハイエンベスタ皇帝ランドリオ・ハイエンシーです。ご丁寧な挨拶をどうも、女王陛下」
とは言え双方共に右手を差し出す訳でもなく、二つの笑顔の間には火花さえ散って見える。場数を踏んでいるはずのミネラ副大統領も圧倒されてしばし言葉がなく、何かを言おうとしたときには二人とも自らの席に着いていた。
そして気を取り直したミネラ副大統領が会談を進行すべく改めて言葉を発しようとしたとき。
「まずこちらの要望をお伝えします」
リリア王の言葉に、ランドリオ皇帝は小さくうなずいた。王は続けてこう言う。
「私とサンリーハム使節団のハイエンベスタ皇宮訪問をお許し願えませんでしょうか」
ランドリオ皇帝は意外そうな顔すら見せず見つめている。動いたのは脇に立つフードの人物。
「僭越ながら女王陛下、それは要望というより戦勝国が敗戦国に指示をしているかの如き振る舞いにございます」
「そう受け止められることを承知で申し上げております」
リリア王は一歩も引かない。フードの人物が息を呑むと、ランドリオ皇帝はまた小さく物憂げな笑みを浮かべた。
「サクシエル、彼女の勇気を過小評価するものではないよ」
「差し出がましいことを致しました。申し訳ございません、皇帝陛下」
フードのサクシエルが頭を下げると、ランドリオ皇帝は少し前に身を乗り出した。
「その要望への返答をする前に、我々の要望をお聞き願えるでしょうか、女王陛下」
リリア王はほんの一瞬表情に緊張を浮かべただけでうなずいた。
「うかがいましょう、皇帝陛下」
「リリア王陛下は私の妃に、サンリーハムはハイエンベスタの属国となっていただく。それを呑んでいただければ、先ほどの要望は許諾致しましょう」
一瞬で凍り付く空気。それでもリリア王は折れなかった。
「もしその条件を呑めば、サンリーハムの住人の命を一つたりとも奪わないとお約束いただけますか」
決意のこもったこの言葉に、ランドリオ皇帝は小首をかしげる。
「そんな戯言のような約束は致しかねます。皇帝とはそれほど軽い立場ではないのでね」
「それは理解致しましょう。ただしサンリーハムはここに徹底抗戦を宣言します」
「おやおや、そんな無意味な選択をなさいますか」
鼻先で笑うランドリオ皇帝に、リリア王は決然とこう言い放った。
「我らサンリーハムの民は意味などというものに縛られる存在ではありません。たとえ意味などなくとも、私と私の国民は決してあなたを許さないでしょう。あなたは一人、意味に縛られて沈んで行けばいい」
部屋には沈黙の帳が降りた。もはや手に負えぬと傍観していたミネラ副大統領だったが、さすがにこの状況が最悪なことには気が付いた。このままならアメリカの利益を確保するどころの話ではなくなってしまうからだ。
「ちょっとお待ちくださいお二方、あまりに性急に過ぎます。ここはもう少し冷静に」
「面白い」
しかしランドリオ皇帝はもう副大統領など眼中にない。
「なかなかどうして立派な鼻っ柱の強さだ。ツガイにしてやるつもりだったが、やめた。生きたまま喰らうとしよう。サクシエル、小娘を捕らえよ」
「はい陛下」
サクシエルがリリア王に手をかざすと、王の周りに黒い炎が輪を描く。が、それは一瞬でかき消された。そして王は命じる。
「サーマイン、ランドリオ皇帝の首をはねなさい」
「御意」
一歩前に出るサーマインに対し、サクシエルはランドリオ皇帝をかばうように前に立った。
「陛下には指一本触れさせはしません」
「触れる必要などない」
サーマインが指をパチンと鳴らすと、その前方に投影されたおよそ直径三メートル、奥行き五メートルの円柱の範囲内にある物は、見えない刃にランダムに切り刻まれた。サクシエルの体も、そしてランドリオ皇帝も例外ではなく。
だが。
首を切断されて落ちようとしたランドリオ皇帝の頭を、寸前で抑えた手があった。誰でもない、ランドリオ本人の手。そして頭の位置を元に戻すと、口元に楽しげな笑みを浮かべる。
「たいした力だ。これは四方神一人では分が悪いな」
その目には憂いを漂わせて。
笑顔のまぶしいミネラ副大統領は公平な仲裁者であるかの如く振る舞っているが、彼女の考えていることはアメリカの利益が第一であり、それはすなわちハイエンベスタに有利な交渉を意味する。決して気を許して良い相手ではない。
そう考えて緊張していた保岡大阪府知事だったが、現状の厳しさを誰より理解しているはずのリリア王と摂政サーマインに、見ている限り固さは感じられない。これは生まれながらに背負った物の差なのか、それとも踏んだ場数が違うのだろうか。
昨夜ハイエンベスタの皇帝がワシントン入りしたというニュースは目にしなかったように思っていたのだが、どうやら少し遅れて来るらしい。それも直接この山荘へと。なるほど、リリア王には飛行機と車を使わせて『普通』を印象づけ、ハイエンベスタの皇帝には『特別』をイメージさせる訳だ。セコいと言えばセコいが、わかりやすい印象操作だと保岡は感心した。
それから三十分ほど待っただろうか、突然窓の外が暗くなったかと思うと、黒雲の中から四頂部にドラゴンの羽を模した飾りが付いた黒い大きな立方体が降りてきた。サンリーハムの魔法に慣れている者なら飛行駕籠を転移させたのだろうと察しが付くが、そうでない大衆は「これこそが魔法だ」と感じるに違いない。
黒い立方体の中からは、まず緑色の肌の巨漢ガドラメルとネコ耳娘が現れ周囲を見回す。そして安全が確認されたのだろう、立方体の内側に声をかけると、黒いフードつきのローブをまとった小柄な人物に手を引かれて姿を見せたのは、ストライプのスーツを着た十五歳くらいの物憂げな瞳の少年。その後ろに撫で付けられた髪の色は鮮烈な濃紺。これが皇帝なのか。
「ヒュードルの姿が見えない」
窓の外を見つめながらつぶやいたのはレオミス。事前に交わされた参加人員表ではヒュードルの名前があったのだ。
「何か仕掛けてくるつもりだろうな」
ゼバーマンは室内に注意を払っている。魔槍バザラスは見えないものの、いざとなればその手に飛んでくるだろう。
部屋の中央のソファでは眉間に僅かな不安を浮かべてリリア王が目を閉じ、その傍らにはサーマインが立つ。それを部屋の隅で見つめながら、保岡は自身の右肩を気にした。コウは昨日から姿を見せていない。まさかこの後に及んで姿を消したとも思えないが、何を企んでいるにせよ相談もなしというのは困ったものだ。
と、ドアがノックされた。保岡が開くとどこの所属なのか黒いスーツの男女が二人。
「お迎えに上がりました。会議室までご案内致します」
そう流暢な英語で述べた。なのにすべて理解できる。自分は英語の成績が悪かったはずなのにな、保岡は苦笑しながら振り返った。
会議室に入ったのはリリア王と摂政サーマインの二人だけ。他は隣の控え室で待機となった。控え室にはすでにガドラメルと蛇革鎧のネコ耳娘が座っている。そこにレオミスとゼバーマンが入ったのだ、尋常ではない殺気が放たれたのは想像に難くない。保岡など部屋の入り口で気圧の差を感じたほどである。
殺気に殺気で対抗するゼバーマンを横目に、レオミスは涼しい顔で椅子に座った。それを振り返りもせず、ネコ耳娘が笑う。
「勘違いするんじゃにゃ~いよ」
しかし無言のレオミスは視線すら向けようとしない。ネコ耳娘は肩越しに振り返り、目の端でにらみつけた。
「二対一や三対一ならともかく、二対二じゃおまえらなんぞ一瞬でぶっ殺せるんにゃからにゃ」
するとようやく目を向けたレオミスが静かにこう答える
「ご忠告痛み入る。ではいずれ三対二のときに殲滅してやろう」
「この小娘ぇ!」
椅子の上に立ち上がり向き直ったネコ耳娘だったが、それ以上攻撃的になることはなかった。一方のレオミスも聖剣ソロンシードを指一本分だけ鞘から抜いたが、そのまま動かない。両者とも今回の会談を台無しにしようとは考えていないのだ。
片や殺気を飛ばし合うガドラメルとゼバーマンもこの点は同様、延々とにらみ合っていてもキリがない。ゼバーマンはレオミスの横、椅子を挟んだ二つ隣に座ると、保岡に声をかけた。
「あんたも座れ。立ってたら疲れるだろう」
この空間にいることが一番疲れるのだが、と言いたかったものの、そんな言葉を口にできる雰囲気ではない。保岡は諦めて一番出口近くの椅子に座った。
会議室に入ったリリア王とサーマインを、先に入室していたミネラ副大統領とハイエンベスタ皇帝、そしてフードの人物が立ち上がって迎えた。いかにも事前の打ち合わせをしていましたと言わんばかりの空気。サンリーハム側は完全にアウェーである。
しかしリリア王はそんな空気など感じないかのように、笑顔でハイエンベスタ皇帝の前に進み出た。
「初めまして、皇帝陛下。サンリーハム国王リリア・グラン・サンリーハムです」
これを受けて、若きハイエンベスタ皇帝も小さく笑みを浮かべた。
「ハイエンベスタ皇帝ランドリオ・ハイエンシーです。ご丁寧な挨拶をどうも、女王陛下」
とは言え双方共に右手を差し出す訳でもなく、二つの笑顔の間には火花さえ散って見える。場数を踏んでいるはずのミネラ副大統領も圧倒されてしばし言葉がなく、何かを言おうとしたときには二人とも自らの席に着いていた。
そして気を取り直したミネラ副大統領が会談を進行すべく改めて言葉を発しようとしたとき。
「まずこちらの要望をお伝えします」
リリア王の言葉に、ランドリオ皇帝は小さくうなずいた。王は続けてこう言う。
「私とサンリーハム使節団のハイエンベスタ皇宮訪問をお許し願えませんでしょうか」
ランドリオ皇帝は意外そうな顔すら見せず見つめている。動いたのは脇に立つフードの人物。
「僭越ながら女王陛下、それは要望というより戦勝国が敗戦国に指示をしているかの如き振る舞いにございます」
「そう受け止められることを承知で申し上げております」
リリア王は一歩も引かない。フードの人物が息を呑むと、ランドリオ皇帝はまた小さく物憂げな笑みを浮かべた。
「サクシエル、彼女の勇気を過小評価するものではないよ」
「差し出がましいことを致しました。申し訳ございません、皇帝陛下」
フードのサクシエルが頭を下げると、ランドリオ皇帝は少し前に身を乗り出した。
「その要望への返答をする前に、我々の要望をお聞き願えるでしょうか、女王陛下」
リリア王はほんの一瞬表情に緊張を浮かべただけでうなずいた。
「うかがいましょう、皇帝陛下」
「リリア王陛下は私の妃に、サンリーハムはハイエンベスタの属国となっていただく。それを呑んでいただければ、先ほどの要望は許諾致しましょう」
一瞬で凍り付く空気。それでもリリア王は折れなかった。
「もしその条件を呑めば、サンリーハムの住人の命を一つたりとも奪わないとお約束いただけますか」
決意のこもったこの言葉に、ランドリオ皇帝は小首をかしげる。
「そんな戯言のような約束は致しかねます。皇帝とはそれほど軽い立場ではないのでね」
「それは理解致しましょう。ただしサンリーハムはここに徹底抗戦を宣言します」
「おやおや、そんな無意味な選択をなさいますか」
鼻先で笑うランドリオ皇帝に、リリア王は決然とこう言い放った。
「我らサンリーハムの民は意味などというものに縛られる存在ではありません。たとえ意味などなくとも、私と私の国民は決してあなたを許さないでしょう。あなたは一人、意味に縛られて沈んで行けばいい」
部屋には沈黙の帳が降りた。もはや手に負えぬと傍観していたミネラ副大統領だったが、さすがにこの状況が最悪なことには気が付いた。このままならアメリカの利益を確保するどころの話ではなくなってしまうからだ。
「ちょっとお待ちくださいお二方、あまりに性急に過ぎます。ここはもう少し冷静に」
「面白い」
しかしランドリオ皇帝はもう副大統領など眼中にない。
「なかなかどうして立派な鼻っ柱の強さだ。ツガイにしてやるつもりだったが、やめた。生きたまま喰らうとしよう。サクシエル、小娘を捕らえよ」
「はい陛下」
サクシエルがリリア王に手をかざすと、王の周りに黒い炎が輪を描く。が、それは一瞬でかき消された。そして王は命じる。
「サーマイン、ランドリオ皇帝の首をはねなさい」
「御意」
一歩前に出るサーマインに対し、サクシエルはランドリオ皇帝をかばうように前に立った。
「陛下には指一本触れさせはしません」
「触れる必要などない」
サーマインが指をパチンと鳴らすと、その前方に投影されたおよそ直径三メートル、奥行き五メートルの円柱の範囲内にある物は、見えない刃にランダムに切り刻まれた。サクシエルの体も、そしてランドリオ皇帝も例外ではなく。
だが。
首を切断されて落ちようとしたランドリオ皇帝の頭を、寸前で抑えた手があった。誰でもない、ランドリオ本人の手。そして頭の位置を元に戻すと、口元に楽しげな笑みを浮かべる。
「たいした力だ。これは四方神一人では分が悪いな」
その目には憂いを漂わせて。
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
イジメられっ子世に憚る。
satomi
ファンタジー
主人公須藤正巳はぼんやりと教室で授業を受けていた。その時、突然教室中に物凄い量の光が…。 正巳が属する2-C全員が異世界転移することとなってしまった。 その世界では今まで正巳が陰キャとして読み漁ったラノベともゲームとも異なり、レベルがカウントダウン制。つまりレベル999よりレベル1の方が強い。という世界だった。 そんな中、クラスのリーダー的陽キャである神谷により全員で教室の外に出ることに。 いきなりドラゴンに出会い、クラスの全員がとった行動が『正巳を囮にして逃げること』だった。 なんとか生き延びた正巳は、まず逃げた連中へ復讐を誓う。
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる