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第二部
スタートライン 10
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チャイムの音ではっとした。学生たちはやっと終わったという開放感とともにそそくさと教室の外へ出て行く。俺は頭に白いモヤがかかったみたいに、うつろうつろしていた。ノートは真っ白。教授の話の記憶もない。どうやら一限まるまる眠りこけていたようだ。このなんともいえないだるさと眠気が昨日の西川との行為のせいであることに変わりはなく、そういえばこの前もこうやって講義中に寝入ってしまったことがあったなと軽い失笑が洩れた。けれどもうこんなだるさに苛まれることもなくなる。
鞄を持って教室を出た。まぶたが半分しかあがっていないような気がしてトイレで顔を洗った。鏡に映る自分は随分情けない顔だった。こんな顔で昨日、西川に最後を告げたのか。無我夢中で西川を求めた行為に対しても後悔の念しか湧いてこない。重荷になるような気持ちをぶつける気はなかったのに、あの時は止められなかった。そうだよ。あれが俺なんだ。
勝手にする準備はもうできている。今週末には全ての手続きを終えようと考えている。西川はどのタイミングでそのことに気づいたのだろう。入院していたのになぜ……。できれば最後まで悟られずに去りたかったが、今はもうそれもどうでもいい。
西川は止めなかった。
俺も何も言わなかった。
俺たちはずっと、お互いにお互いをさらけ出すのを拒んでいた。
一緒に住むことがこんなに苦しいなんて知らなかった。一緒にいられればそれでいいと思っていた俺には、耐えがたいものだった。
西川はどうだったんだ。どう感じていたのか。俺と暮らしてから、良い思い出なんてあったろうか。毎日バイトに明け暮れて、二人でゆっくり話す時間もほとんどなかった。あいつが不満を垂らしたことは、あの日以外一度もなかったけれど、きっとほかにも……。
もうやめよう、と頭を振った。考えてどうなることでもない。俺たちには無理だった。
幸せに、なんて。
俺が望んじゃいけなかった。
他人の人生を巻き込んでまで叶えるほどの価値を自分に感じない。
「……っう……っ」
西川を好きだと、好きなのにと。全身が悲鳴をあげている。
引き止めてほしかった。抱き締めてほしかった。泣きつけばよかった。好きだと言えばよかった。なんで何も言わないのかと殴ればよかった。喧嘩すればよかった。
俺はしばらくその場から離れられなかった。
泣いた痕跡なんて、西川には絶対知られたくなかった。
週末に差し掛かった日の昼過ぎ。その日は三限までだったので終わり次第家に帰った。最後の角をまがると建物入口の近くに一台の軽トラックが止まっていた。荷台に家具らしいものが乗っている。引っ越しかと、横目で見ながら通り過ぎる。階段をあがっていると、段ボールを持った男とすれちがった。
なにか変だと思った。
俺は急いで階段を上がった。三階にあがると、ひとつだけドアが開いている部屋がある。駆け足でたどり着き、そして俺は茫然と立ち尽くした。
「なんで……」
俺の予定では間違っても今日じゃない。
心臓が痛いくらいに高鳴った。靴を脱いであがり、すぐ右に曲がった。乱暴にドアを開けて中に入ったが、あったのは一台のベッドだけだった。西川が実家から持って来た家具や洋服や机の姿はなかった。あのトラックに乗っていたのはこの部屋のものだった。でもなぜ。
西川も同じことを考えていたのか。やっぱり、俺とはもう一緒にいられないって思い知ったから。
「おーい瑛司~、これどうする?」
はっとして後ろを振り返った。知らない男が靴を手にして立っている。
「西川は、」
「あれ、君同居人さん?」
「西川はどこにいるんだ!」
大きな声に驚いたらしい男は、持っていたものを落として手を前にかざした。
「知らないよ、てっきりこの部屋にいると思ってたから。どこか買い出しにでも行ったのかも」
「なんで人の家に勝手に入ってる、」
八つ当たりなのは承知の上だった。答えをくれる相手がほしい。これはなんだ。なんなんだよ。怪訝な顔で後ずさる男に苛立って、思わずその胸倉に手を伸ばした時だった。
「ここにいるよ」
手首を掴む、冷たい手。男の隣に西川が立っていた。
「ごめんねタケ。それもトラックのっけといて。あとこれ差し入れ。もう終わりだからあとは俺がやる。少し下で待っててくれ」
「……ああ」
タケと呼ばれた男は西川からビニール袋を受け取ってその場を去った。その間、俺の手首は解放されなかった。タケが玄関を出て行ったのを確認して、西川は強引にそれを引っ張って俺を部屋から連れ出した。
「痛いな、離せよ西川」
「ちょっと、こっち来て」
キッチンまで連れてこられて、椅子に座れと指示されたが無視した。西川はなにも言わずに腰を降ろして、テーブルの上にあったグラスに口をつける。なにを悠長にしてるんだとカッとなって、そのグラスを横から奪うと流しに叩きつけた。痛い音がしてガラスが粉々になる。西川の表情は冷ややかなままだった。
「トキって物にあたるんだね」
「うるせぇ!説明しろ、これはなんだよ、」
棚の中にあったはずの西川の食器もすでになくなっていた。あるのは俺のだけだ。リビングのデッキ上のオーディオも、ベランダの鉢植えも、ソファのクッションももう運び出されていた。
西川は本当に今日、出て行くつもりなのだ。
「なんとか言えよ。これは……これはなんなんだよ」
西川は動じない。そうしてゆっくり顔をあげて、俺を見た。いつもの西川だ。嘲りやふざけた様子はない。そしてひどく落ち着いていた。
「俺の勝手にしただけだよ」
昨日の言葉が脳裏をめぐる。なにかを決意したような声だった。だがそれは同時に俺たちの別れを意味していた言葉だ。
「勝手って……出て行くのは俺だって言ったはずだ」
「この家トキのものなのに、なんでトキが出て行く必要があるんだよ。普通に考えたら出て行くのは俺でしょ。ちょっと早いけどある程度金も溜まったし、いい機会ができたなと思ってさ」
「金……?バイト掛け持ちしてたのは、ここを出るため……?」
「そうだよ」
やっぱり、西川にとって俺は重荷だったってことだ。過労で倒れるまで働いたのも、早くここから出て行くためだった。西川は最初から俺と一緒になんか暮らしたくなかったってことだ。そうだろうと思った。俺の考えは正しかったのだ。
「そう……かよ。だったら、早く出て行けよ。もうこれで本当にさよならだ」
「あー言うと思った、」
震える俺の声にかぶさるように、言いながら立ち上がった西川。はっきりとした眼で俺を見ながら近づいてくると、シャツの襟首を掴んで壁に押さえつけた。俺はなにもできずに西川を見つめる。視線を外すことができなかった。
「トキさぁ。こんだけ人を振りまわしておいて、まだ自覚ないの、」
「……自覚?」
自覚ならあるさ。俺がお前のそばにいちゃいけない自覚なら十分すぎるほどある。
「全然ないよ、今のトキには。何を勘違いしてるかしらないけど、俺はトキと別れるなんて一言も言ってないし、別れる気もない。彼氏の気持ちわかってなさすぎ、」
「なにを、言って……」
「俺はさ、トキ。染谷みたいに敏感じゃないし気遣いもうまくない。トキが悩んでることの半分も気づいてやれないよ。馬鹿だから言ってくれないとわからない。でも言ってくれたら、俺にできることなら叶えてやりたいと思うよ。どんなわがままでも、トキの願いなら、」
そんなこと言うな。
そんな顔で言うな。
苦しくさせるだけなのに。俺といたって、なにも生まれない。弟や親に会わせる顔だってないだろ。なんで自分から囚われにくる?俺から逃げていけよ。俺が追い付かないようにお前から逃げていってくれないと、俺はすがってお前を手放せないのに。
「だからさ、トキ。俺がトキに望むのはひとつだけ」
唇が、触れるかと思った。
「いいかげん、腹くくれよ」
ぎゅっと襟を掴んだ手に力が入る。低く、身体に響く声が告げられてしばらくして、西川は手を離した。
俺は放心したままその場に突っ立ち、荒い呼吸を落ちつかせた。なにもされていないのに動悸が激しい。胸が痛い。胸に手をあててうずくまった。
染谷の言葉が思い出される。俺でいいと、彼は言った。俺は俺でいていいと、言っていた。
西川は終わりにする気などさらさらないと言う。
いつもなにも言わないくせに。こんな時だけ。なにも言わないくせに。自分のことはなにも。
「まだやることあるから、俺行くわ」
西川は静かにそう告げてリビングを出て行った。
引き止める必要はなかった。
テーブルの上には、見覚えのない鍵が置かれていたからだ。
鞄を持って教室を出た。まぶたが半分しかあがっていないような気がしてトイレで顔を洗った。鏡に映る自分は随分情けない顔だった。こんな顔で昨日、西川に最後を告げたのか。無我夢中で西川を求めた行為に対しても後悔の念しか湧いてこない。重荷になるような気持ちをぶつける気はなかったのに、あの時は止められなかった。そうだよ。あれが俺なんだ。
勝手にする準備はもうできている。今週末には全ての手続きを終えようと考えている。西川はどのタイミングでそのことに気づいたのだろう。入院していたのになぜ……。できれば最後まで悟られずに去りたかったが、今はもうそれもどうでもいい。
西川は止めなかった。
俺も何も言わなかった。
俺たちはずっと、お互いにお互いをさらけ出すのを拒んでいた。
一緒に住むことがこんなに苦しいなんて知らなかった。一緒にいられればそれでいいと思っていた俺には、耐えがたいものだった。
西川はどうだったんだ。どう感じていたのか。俺と暮らしてから、良い思い出なんてあったろうか。毎日バイトに明け暮れて、二人でゆっくり話す時間もほとんどなかった。あいつが不満を垂らしたことは、あの日以外一度もなかったけれど、きっとほかにも……。
もうやめよう、と頭を振った。考えてどうなることでもない。俺たちには無理だった。
幸せに、なんて。
俺が望んじゃいけなかった。
他人の人生を巻き込んでまで叶えるほどの価値を自分に感じない。
「……っう……っ」
西川を好きだと、好きなのにと。全身が悲鳴をあげている。
引き止めてほしかった。抱き締めてほしかった。泣きつけばよかった。好きだと言えばよかった。なんで何も言わないのかと殴ればよかった。喧嘩すればよかった。
俺はしばらくその場から離れられなかった。
泣いた痕跡なんて、西川には絶対知られたくなかった。
週末に差し掛かった日の昼過ぎ。その日は三限までだったので終わり次第家に帰った。最後の角をまがると建物入口の近くに一台の軽トラックが止まっていた。荷台に家具らしいものが乗っている。引っ越しかと、横目で見ながら通り過ぎる。階段をあがっていると、段ボールを持った男とすれちがった。
なにか変だと思った。
俺は急いで階段を上がった。三階にあがると、ひとつだけドアが開いている部屋がある。駆け足でたどり着き、そして俺は茫然と立ち尽くした。
「なんで……」
俺の予定では間違っても今日じゃない。
心臓が痛いくらいに高鳴った。靴を脱いであがり、すぐ右に曲がった。乱暴にドアを開けて中に入ったが、あったのは一台のベッドだけだった。西川が実家から持って来た家具や洋服や机の姿はなかった。あのトラックに乗っていたのはこの部屋のものだった。でもなぜ。
西川も同じことを考えていたのか。やっぱり、俺とはもう一緒にいられないって思い知ったから。
「おーい瑛司~、これどうする?」
はっとして後ろを振り返った。知らない男が靴を手にして立っている。
「西川は、」
「あれ、君同居人さん?」
「西川はどこにいるんだ!」
大きな声に驚いたらしい男は、持っていたものを落として手を前にかざした。
「知らないよ、てっきりこの部屋にいると思ってたから。どこか買い出しにでも行ったのかも」
「なんで人の家に勝手に入ってる、」
八つ当たりなのは承知の上だった。答えをくれる相手がほしい。これはなんだ。なんなんだよ。怪訝な顔で後ずさる男に苛立って、思わずその胸倉に手を伸ばした時だった。
「ここにいるよ」
手首を掴む、冷たい手。男の隣に西川が立っていた。
「ごめんねタケ。それもトラックのっけといて。あとこれ差し入れ。もう終わりだからあとは俺がやる。少し下で待っててくれ」
「……ああ」
タケと呼ばれた男は西川からビニール袋を受け取ってその場を去った。その間、俺の手首は解放されなかった。タケが玄関を出て行ったのを確認して、西川は強引にそれを引っ張って俺を部屋から連れ出した。
「痛いな、離せよ西川」
「ちょっと、こっち来て」
キッチンまで連れてこられて、椅子に座れと指示されたが無視した。西川はなにも言わずに腰を降ろして、テーブルの上にあったグラスに口をつける。なにを悠長にしてるんだとカッとなって、そのグラスを横から奪うと流しに叩きつけた。痛い音がしてガラスが粉々になる。西川の表情は冷ややかなままだった。
「トキって物にあたるんだね」
「うるせぇ!説明しろ、これはなんだよ、」
棚の中にあったはずの西川の食器もすでになくなっていた。あるのは俺のだけだ。リビングのデッキ上のオーディオも、ベランダの鉢植えも、ソファのクッションももう運び出されていた。
西川は本当に今日、出て行くつもりなのだ。
「なんとか言えよ。これは……これはなんなんだよ」
西川は動じない。そうしてゆっくり顔をあげて、俺を見た。いつもの西川だ。嘲りやふざけた様子はない。そしてひどく落ち着いていた。
「俺の勝手にしただけだよ」
昨日の言葉が脳裏をめぐる。なにかを決意したような声だった。だがそれは同時に俺たちの別れを意味していた言葉だ。
「勝手って……出て行くのは俺だって言ったはずだ」
「この家トキのものなのに、なんでトキが出て行く必要があるんだよ。普通に考えたら出て行くのは俺でしょ。ちょっと早いけどある程度金も溜まったし、いい機会ができたなと思ってさ」
「金……?バイト掛け持ちしてたのは、ここを出るため……?」
「そうだよ」
やっぱり、西川にとって俺は重荷だったってことだ。過労で倒れるまで働いたのも、早くここから出て行くためだった。西川は最初から俺と一緒になんか暮らしたくなかったってことだ。そうだろうと思った。俺の考えは正しかったのだ。
「そう……かよ。だったら、早く出て行けよ。もうこれで本当にさよならだ」
「あー言うと思った、」
震える俺の声にかぶさるように、言いながら立ち上がった西川。はっきりとした眼で俺を見ながら近づいてくると、シャツの襟首を掴んで壁に押さえつけた。俺はなにもできずに西川を見つめる。視線を外すことができなかった。
「トキさぁ。こんだけ人を振りまわしておいて、まだ自覚ないの、」
「……自覚?」
自覚ならあるさ。俺がお前のそばにいちゃいけない自覚なら十分すぎるほどある。
「全然ないよ、今のトキには。何を勘違いしてるかしらないけど、俺はトキと別れるなんて一言も言ってないし、別れる気もない。彼氏の気持ちわかってなさすぎ、」
「なにを、言って……」
「俺はさ、トキ。染谷みたいに敏感じゃないし気遣いもうまくない。トキが悩んでることの半分も気づいてやれないよ。馬鹿だから言ってくれないとわからない。でも言ってくれたら、俺にできることなら叶えてやりたいと思うよ。どんなわがままでも、トキの願いなら、」
そんなこと言うな。
そんな顔で言うな。
苦しくさせるだけなのに。俺といたって、なにも生まれない。弟や親に会わせる顔だってないだろ。なんで自分から囚われにくる?俺から逃げていけよ。俺が追い付かないようにお前から逃げていってくれないと、俺はすがってお前を手放せないのに。
「だからさ、トキ。俺がトキに望むのはひとつだけ」
唇が、触れるかと思った。
「いいかげん、腹くくれよ」
ぎゅっと襟を掴んだ手に力が入る。低く、身体に響く声が告げられてしばらくして、西川は手を離した。
俺は放心したままその場に突っ立ち、荒い呼吸を落ちつかせた。なにもされていないのに動悸が激しい。胸が痛い。胸に手をあててうずくまった。
染谷の言葉が思い出される。俺でいいと、彼は言った。俺は俺でいていいと、言っていた。
西川は終わりにする気などさらさらないと言う。
いつもなにも言わないくせに。こんな時だけ。なにも言わないくせに。自分のことはなにも。
「まだやることあるから、俺行くわ」
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テーブルの上には、見覚えのない鍵が置かれていたからだ。
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