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犠牲と真実
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「……リアン」
器用に空中で足を組み、演劇でも鑑賞しているかのようにノエルを見下ろしている。尊大な態度と微笑みがリアンらしく、ああ本物だなと思った。
「本当にお前は余計な物ばかり引き寄せる。あれはただの低級悪魔じゃなくて、もっと階級の高い魔獣だ。獣のように肉を引き裂いて、魂を喰らう」
歌うように軽やかな声でリアンが説明している間にも、魔獣はこちらに迫っている。
「魔獣って泳げるの?」
「さあな。どうする?」
魂を食べられれば生まれ変われない。だからリアンに助けを求めるべきなのだろう。
「対価は?」
「永遠に俺の側にいることだ」
命を救う対価は軽くない。だがリアンの言う永遠は恐らく生涯を終えた後、来世も含まれているのではないだろうか。それでは意味がないとノエルは首を横に振る。
側にいればずっと苦しむことになる、そんな人生は嫌だった。
「今までありがとう」
最後にちゃんと伝えられて良かった。
僅かな可能性に賭けて湖に飛び込もうとした時、リアンの身体が不自然に傾く。光の帯のようなものがリアンの身体を拘束し、地面に引きずり落としていた。
「やっぱりお前が関わっていたか。粘着質な奴だな」
地に伏したまま軽口を叩くリアンに、いつの間にか現れた天使が冷笑を浮かべる。
「こんな小娘に執着する貴方こそ酔狂が過ぎるのでは?こちらとしては手間が省けましたが」
天使の目的がリアンだったと察した瞬間、身体が勝手に動いた。
(駄目だな、私)
あんなに頑張ったのにと思ったが、仕方がない。鍵を掛けて厳重に閉じ込めた大切な宝物を、自分のせいで損なってしまうわけにはいかないのだから。
リアンと天使の間に割って入ると、天使は不愉快そうに眉を顰めている。
「貴女に用はありませんよ。魔獣の餌になりたくなければ早くお逃げなさい」
「ノエル、退け。邪魔だ」
自分が何の役にも立たなくても、リアンを置いて逃げるのは嫌だった。意地悪で傲慢な悪魔だけど、それでもノエルにとって大切な存在なのだ。
リアンにとって暇つぶしの獲物でしかなくても、報われない想いを心の奥底に押し込めても、生まれた感情は消えずにずっと残り続けていた。
ノエルが恋情を抱いたと知ったら、興味を失くしてしまうかもしれない。
だからこそ絶対に告げるわけにはいかなかったが、隠し通せる自信もなかった。
愚かな選択をする前にリアンの元を去りたかったのに、いざ一人になるともっと苦しくて寂しくて辛かった。
リアンが死んでしまうなら、この後の人生も来世もいらない。
「リアン、私の魂をあげる」
自分の魂がどれだけの糧になるかは分からないけれど、生き延びてくれたらいいなと思う。
目を瞠ったリアンの表情が、深い微笑みに変わる。
「俺の勝ちだな」
温かく優しい光が辺り一面を照らしていき、魔獣の姿も一瞬で掻き消えた。その光景を呆然と見ていると、背後から伸びてきた腕に拘束されてしまう。
「もう取り消しは聞かないからな。お前みたいな意地っ張りで天邪鬼な奴を愛せるのは俺ぐらいだからもう諦めろよ」
耳元で囁かれた言葉に、心臓が止まりそうになる。何やら好意的な言葉が聞こえた気がしたが、食事の前の挨拶的なものだろうか。
「……えっと、食べるなら早く食べて?」
「情熱的な誘いだが、観客がいるから後でな。リグレ、俺はノエルと一緒でなければ天界には戻らない。命を懸けた自己犠牲と聖女の資質で天使に昇格する条件は兼ね備えている。許可も取っているからお前は先に戻ってろ」
ノエルの頬に口づけを落としてから、リアンは天使に向かって一方的に告げる。
天使は大仰な溜息を吐いてリアンを睨んでいるが、諦めたように何も言わない。
「…………え?」
そんな光景を見ながらノエルは理解が追い付かず、間抜けな声が漏れた。ふっと小さな声が漏れて、身を捩るとリアンは意地の悪い笑みを浮かべている。
「悪魔より悪魔らしいと言われていたが、正確には堕天使だ。この10年間善行を積んで恩赦を得たから、今はまた天使になっているけどな」
「……そ、そんなの嘘!リアンのどこが天使なの?っていうか何で今まで教えてくれなかったの!?」
最初に勘違いをしたのはノエルかもしれないが、訂正する機会などいくらでもあったはずだ。
これまでの努力が水の泡となったと足元から崩れ落ちそうになったが、リアンがノエルを軽々と抱きかかえて満面の笑みで言った。
「必死な様子が可愛かったし、天使のイメージを壊すのも大人げないと思ってな。まあ、悪魔でも天使でも大して差はないさ。お前は魂を差し出すほどに俺のことが好きなんだろう?」
(そんな訳があるか!)
羞恥と悔しさで一杯になったノエルはリアンを睨みつけるが、嬉しそうに頬を撫でてくる。
「……人間は死に際に思っていないことを口にするものなんだよ。そもそも悪魔じゃないなら魂とかもらっても困るんじゃない?ということでさっきのは無かったことに――」
「その言い訳は無理があるだろう。なかったことになんかさせるかよ。ノエル、もうお前が嫌がることはしないから側にいろ。誰かに奪われたくないと思うのも、愛しいと思ったのもお前が初めてだ。俺をお前にやるからお前を俺にくれ」
真剣な眼差しに目を逸らしたくなるのを必死に堪える。まっすぐな言葉に息が止まりそうだ。
「……ずっと、一緒にいてくれる?」
「当然だ。もっと我儘を言え。お前が望むなら何でも叶えてやる」
意地悪で嘘吐きで傲慢な天使のくせに、躊躇なく断言するのはずるいと思う。
とても大事にされているようだと思った途端に、ノエルは堪えきれなくなってリアンの肩に顔を押し付けた。悪魔な天使はノエルの涙が止まるまでずっと優しい手つきで頭を撫でてくれたのだった。
器用に空中で足を組み、演劇でも鑑賞しているかのようにノエルを見下ろしている。尊大な態度と微笑みがリアンらしく、ああ本物だなと思った。
「本当にお前は余計な物ばかり引き寄せる。あれはただの低級悪魔じゃなくて、もっと階級の高い魔獣だ。獣のように肉を引き裂いて、魂を喰らう」
歌うように軽やかな声でリアンが説明している間にも、魔獣はこちらに迫っている。
「魔獣って泳げるの?」
「さあな。どうする?」
魂を食べられれば生まれ変われない。だからリアンに助けを求めるべきなのだろう。
「対価は?」
「永遠に俺の側にいることだ」
命を救う対価は軽くない。だがリアンの言う永遠は恐らく生涯を終えた後、来世も含まれているのではないだろうか。それでは意味がないとノエルは首を横に振る。
側にいればずっと苦しむことになる、そんな人生は嫌だった。
「今までありがとう」
最後にちゃんと伝えられて良かった。
僅かな可能性に賭けて湖に飛び込もうとした時、リアンの身体が不自然に傾く。光の帯のようなものがリアンの身体を拘束し、地面に引きずり落としていた。
「やっぱりお前が関わっていたか。粘着質な奴だな」
地に伏したまま軽口を叩くリアンに、いつの間にか現れた天使が冷笑を浮かべる。
「こんな小娘に執着する貴方こそ酔狂が過ぎるのでは?こちらとしては手間が省けましたが」
天使の目的がリアンだったと察した瞬間、身体が勝手に動いた。
(駄目だな、私)
あんなに頑張ったのにと思ったが、仕方がない。鍵を掛けて厳重に閉じ込めた大切な宝物を、自分のせいで損なってしまうわけにはいかないのだから。
リアンと天使の間に割って入ると、天使は不愉快そうに眉を顰めている。
「貴女に用はありませんよ。魔獣の餌になりたくなければ早くお逃げなさい」
「ノエル、退け。邪魔だ」
自分が何の役にも立たなくても、リアンを置いて逃げるのは嫌だった。意地悪で傲慢な悪魔だけど、それでもノエルにとって大切な存在なのだ。
リアンにとって暇つぶしの獲物でしかなくても、報われない想いを心の奥底に押し込めても、生まれた感情は消えずにずっと残り続けていた。
ノエルが恋情を抱いたと知ったら、興味を失くしてしまうかもしれない。
だからこそ絶対に告げるわけにはいかなかったが、隠し通せる自信もなかった。
愚かな選択をする前にリアンの元を去りたかったのに、いざ一人になるともっと苦しくて寂しくて辛かった。
リアンが死んでしまうなら、この後の人生も来世もいらない。
「リアン、私の魂をあげる」
自分の魂がどれだけの糧になるかは分からないけれど、生き延びてくれたらいいなと思う。
目を瞠ったリアンの表情が、深い微笑みに変わる。
「俺の勝ちだな」
温かく優しい光が辺り一面を照らしていき、魔獣の姿も一瞬で掻き消えた。その光景を呆然と見ていると、背後から伸びてきた腕に拘束されてしまう。
「もう取り消しは聞かないからな。お前みたいな意地っ張りで天邪鬼な奴を愛せるのは俺ぐらいだからもう諦めろよ」
耳元で囁かれた言葉に、心臓が止まりそうになる。何やら好意的な言葉が聞こえた気がしたが、食事の前の挨拶的なものだろうか。
「……えっと、食べるなら早く食べて?」
「情熱的な誘いだが、観客がいるから後でな。リグレ、俺はノエルと一緒でなければ天界には戻らない。命を懸けた自己犠牲と聖女の資質で天使に昇格する条件は兼ね備えている。許可も取っているからお前は先に戻ってろ」
ノエルの頬に口づけを落としてから、リアンは天使に向かって一方的に告げる。
天使は大仰な溜息を吐いてリアンを睨んでいるが、諦めたように何も言わない。
「…………え?」
そんな光景を見ながらノエルは理解が追い付かず、間抜けな声が漏れた。ふっと小さな声が漏れて、身を捩るとリアンは意地の悪い笑みを浮かべている。
「悪魔より悪魔らしいと言われていたが、正確には堕天使だ。この10年間善行を積んで恩赦を得たから、今はまた天使になっているけどな」
「……そ、そんなの嘘!リアンのどこが天使なの?っていうか何で今まで教えてくれなかったの!?」
最初に勘違いをしたのはノエルかもしれないが、訂正する機会などいくらでもあったはずだ。
これまでの努力が水の泡となったと足元から崩れ落ちそうになったが、リアンがノエルを軽々と抱きかかえて満面の笑みで言った。
「必死な様子が可愛かったし、天使のイメージを壊すのも大人げないと思ってな。まあ、悪魔でも天使でも大して差はないさ。お前は魂を差し出すほどに俺のことが好きなんだろう?」
(そんな訳があるか!)
羞恥と悔しさで一杯になったノエルはリアンを睨みつけるが、嬉しそうに頬を撫でてくる。
「……人間は死に際に思っていないことを口にするものなんだよ。そもそも悪魔じゃないなら魂とかもらっても困るんじゃない?ということでさっきのは無かったことに――」
「その言い訳は無理があるだろう。なかったことになんかさせるかよ。ノエル、もうお前が嫌がることはしないから側にいろ。誰かに奪われたくないと思うのも、愛しいと思ったのもお前が初めてだ。俺をお前にやるからお前を俺にくれ」
真剣な眼差しに目を逸らしたくなるのを必死に堪える。まっすぐな言葉に息が止まりそうだ。
「……ずっと、一緒にいてくれる?」
「当然だ。もっと我儘を言え。お前が望むなら何でも叶えてやる」
意地悪で嘘吐きで傲慢な天使のくせに、躊躇なく断言するのはずるいと思う。
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