50 / 56
違和感
しおりを挟む
「遠征……?」
朝食後、フィルと菜々花がセルリシアの泉という場所に向かったことをジョナスが淡々と報告してくれた。
「泉の浄化のため三日ほど滞在する予定ですので戻ってくるのは五日後です。それとフィル様からお手紙をお預かりしております」
胸がざわつくが仕事なのだから仕方がない。ジョナスから手紙を受け取って封を切ると、何枚も折り重なった紙に思わず笑みがこぼれた。
顔を出せないことへの謝罪から始まり、透花を気遣う言葉が端々に込められていて心が温かくなる。何処に行くにも必ずジョナスを連れて行くこと、夜は温かくして眠ることなど細やかな注意まで書き連ねているのがフィルらしいと思う。
『またトーカと一緒に出掛けたい。連れて行きたい場所があるから楽しみにしていて』
そんな誘いの言葉が嬉しくて透花は何度も読み返してしまった。
顔を上げるとジョナスがいつもより穏やかな瞳でこちらを見ていた。
「トーカ様は随分と成長なさいましたね」
思いがけない言葉に透花は目を瞬かせた。ただ手紙を読んでいただけなのにと戸惑う透花にジョナスは僅かに口元を綻ばせる。
「以前はよく不安そうにされておりましたから。ミレーを庇い姉君に対しても冷静な対応をなさいましたし、何よりも笑顔でいらっしゃることが増えました。お強くなられましたね」
「――ありがとうございます!」
普段お世辞など言わないジョナスだからこそ、そんな言葉を掛けられるのは珍しい。胸に迫る思いに声を詰まらせそうになりながら、透花はお礼を言うのが精一杯だ。
「俺が言うのもなんですが、トーカ様がいらっしゃったことでフィル様も随分と感情が豊かになりました」
透花の行動に一喜一憂するフィルの様子を思い浮かべて、それは果たして良いことなのだろうかと透花は首を傾げる。
「穏やかで優秀な王子はあの方がそうあろうと努力した結果です。時折間違った方向に暴走しますが、トーカ様といる時のフィル様は活き活きとしてとても幸せそうですから」
第三者からの指摘に透花は思わず頬を押さえた。
フィルの愛情に満ちた眼差しや声を思い出すだけで顔が熱くなる。
「ですがフィル様がご不在の間は少々身の回りにお気をつけください。不安にさせるつもりはありませんが、一部の貴族にはトーカ様を快く思わない者もおります。トーカ様に何かあればフィル様が狂乱しかねませんから」
珍しく冗談を付け加えたジョナスに透花は笑いかけたが、その表情は真剣そのものだ。菜々花と一緒にいた侍女や騎士の敵愾心を孕んだ視線を思い出す。菜々花がいないからと油断してはいけない。
「あ……れ?こんな色だっけ?」
それに気づいたのはフィルが遠征に出掛けて三日後のことだった。目に入ったゴミを洗い流した透花はしげしげと鏡に映る自分の瞳を覗き込んだ。やはり瞳の色が濃くなった気がする。
フィルに宝石のようだと讃えられても、透花は過分なリップサービスだとあまり本気に捉えていなかったのだ。だが艶やかでとろりとした蜂蜜のような琥珀色と、涼やかなブルートパーズのように透明感のある青を見れば、少しだけ納得するような気持ちになった。
「……それが本来のお色ですよ。体調が悪い時もそうですが、色褪せて見えるのは魔力が足りない時の指標の一つですから」
今更気づいたのかとジョナスから呆れたようにため息を吐かれてしまった。
長年の癖で自分の顔をじっくり見ることなどなかったのだが、堂々と言えることではないので言わない方がいいだろう。
魔力が戻らなかったらどうしようと密かに心配していたが、これで一安心だ。
早速魔力操作の訓練を再開し、充足した気分でベッドに入った透花だが、鋭いノックの音で起こされることになった。
「トーカ様!」
「リラ?」
顔見知りではあるが、公式行事などで身支度を整える時しか部屋に来ることがないリラの登場に驚きながらも、切迫した雰囲気に透花は疑問を呑み込む。今は状況を確認するほうが優先だ。
「建物の一部に火が放たれたそうです。幸いすぐに消し止められましたが、トーカ様のご無事を確認に参りました」
リラが入ってきた時に、微かだが物が燃えた後の乾いた匂いが鼻を掠めた。嫌がらせにしては物騒だし、何だか嫌な予感がする。加えて透花は先ほどから違和感を覚えているが、それが何かは分からずもどかしい。
「陽動の恐れがありますので、念のため安全な場所に避難いたしましょう」
そう言うとリラは透花の返事を待たずに、クローゼットの方へと歩いていく。
「リラ?」
追いかけていくと、リラがドレスをかき分け壁に手を這わせている。しばらくするとカタリと音がして壁が奥へと動いた。
「いざという時の避難通路です。狭いですが、少しの間だけですから」
扉の奥は一人ずつしか進めないほど狭く、風が通り抜ける音が聞こえてくる。敵から逃げるために用意されているのだから外に繋がっていなければ意味がない。
(でも……どうしてリラがそんなことを知っているの?)
ふと頭をよぎる疑問に、違和感がますます強くなる。
「トーカ様?」
優しい声音には、どこか有無を言わせない圧力のような物を感じられて、昔の記憶を思い出す。聞き分けのない子供に言い聞かせるような、そして自分の都合の良いように動かそうとする時の声。
(そうだ……。リラはいつも私のことを御子様と呼んでいた)
ようやく思い至った違和感にぞっとした。リラの振りをした別人なのか、それとも透花を御子と認めないことの意思表示なのか。
「……リラも一緒?」
声が僅かに震えたが、心細さのせいだと捉えられたのだろう。
透花を安心させるように微笑んだリラが何かを言う前に透花は不意を突いて脇をすり抜けようととしたのだが、一歩前に出た途端に強い力で引き戻された。
「……っ!」
息が詰まり無意識に喉元を押さえたことで、誰かが襟元を掴んでいることに気づいた。いつの間に背後にいたのだろうと驚きつつも、まずは助けを呼ばなければならない。
喉と服の間に手を入れて気道を確保し声を上げようとしたが、そんな透花の行動を読んだかのように顔に布を押し付けられる。
つんとした匂いに必死で抵抗したものの、透花の意識はそこで途切れた。
朝食後、フィルと菜々花がセルリシアの泉という場所に向かったことをジョナスが淡々と報告してくれた。
「泉の浄化のため三日ほど滞在する予定ですので戻ってくるのは五日後です。それとフィル様からお手紙をお預かりしております」
胸がざわつくが仕事なのだから仕方がない。ジョナスから手紙を受け取って封を切ると、何枚も折り重なった紙に思わず笑みがこぼれた。
顔を出せないことへの謝罪から始まり、透花を気遣う言葉が端々に込められていて心が温かくなる。何処に行くにも必ずジョナスを連れて行くこと、夜は温かくして眠ることなど細やかな注意まで書き連ねているのがフィルらしいと思う。
『またトーカと一緒に出掛けたい。連れて行きたい場所があるから楽しみにしていて』
そんな誘いの言葉が嬉しくて透花は何度も読み返してしまった。
顔を上げるとジョナスがいつもより穏やかな瞳でこちらを見ていた。
「トーカ様は随分と成長なさいましたね」
思いがけない言葉に透花は目を瞬かせた。ただ手紙を読んでいただけなのにと戸惑う透花にジョナスは僅かに口元を綻ばせる。
「以前はよく不安そうにされておりましたから。ミレーを庇い姉君に対しても冷静な対応をなさいましたし、何よりも笑顔でいらっしゃることが増えました。お強くなられましたね」
「――ありがとうございます!」
普段お世辞など言わないジョナスだからこそ、そんな言葉を掛けられるのは珍しい。胸に迫る思いに声を詰まらせそうになりながら、透花はお礼を言うのが精一杯だ。
「俺が言うのもなんですが、トーカ様がいらっしゃったことでフィル様も随分と感情が豊かになりました」
透花の行動に一喜一憂するフィルの様子を思い浮かべて、それは果たして良いことなのだろうかと透花は首を傾げる。
「穏やかで優秀な王子はあの方がそうあろうと努力した結果です。時折間違った方向に暴走しますが、トーカ様といる時のフィル様は活き活きとしてとても幸せそうですから」
第三者からの指摘に透花は思わず頬を押さえた。
フィルの愛情に満ちた眼差しや声を思い出すだけで顔が熱くなる。
「ですがフィル様がご不在の間は少々身の回りにお気をつけください。不安にさせるつもりはありませんが、一部の貴族にはトーカ様を快く思わない者もおります。トーカ様に何かあればフィル様が狂乱しかねませんから」
珍しく冗談を付け加えたジョナスに透花は笑いかけたが、その表情は真剣そのものだ。菜々花と一緒にいた侍女や騎士の敵愾心を孕んだ視線を思い出す。菜々花がいないからと油断してはいけない。
「あ……れ?こんな色だっけ?」
それに気づいたのはフィルが遠征に出掛けて三日後のことだった。目に入ったゴミを洗い流した透花はしげしげと鏡に映る自分の瞳を覗き込んだ。やはり瞳の色が濃くなった気がする。
フィルに宝石のようだと讃えられても、透花は過分なリップサービスだとあまり本気に捉えていなかったのだ。だが艶やかでとろりとした蜂蜜のような琥珀色と、涼やかなブルートパーズのように透明感のある青を見れば、少しだけ納得するような気持ちになった。
「……それが本来のお色ですよ。体調が悪い時もそうですが、色褪せて見えるのは魔力が足りない時の指標の一つですから」
今更気づいたのかとジョナスから呆れたようにため息を吐かれてしまった。
長年の癖で自分の顔をじっくり見ることなどなかったのだが、堂々と言えることではないので言わない方がいいだろう。
魔力が戻らなかったらどうしようと密かに心配していたが、これで一安心だ。
早速魔力操作の訓練を再開し、充足した気分でベッドに入った透花だが、鋭いノックの音で起こされることになった。
「トーカ様!」
「リラ?」
顔見知りではあるが、公式行事などで身支度を整える時しか部屋に来ることがないリラの登場に驚きながらも、切迫した雰囲気に透花は疑問を呑み込む。今は状況を確認するほうが優先だ。
「建物の一部に火が放たれたそうです。幸いすぐに消し止められましたが、トーカ様のご無事を確認に参りました」
リラが入ってきた時に、微かだが物が燃えた後の乾いた匂いが鼻を掠めた。嫌がらせにしては物騒だし、何だか嫌な予感がする。加えて透花は先ほどから違和感を覚えているが、それが何かは分からずもどかしい。
「陽動の恐れがありますので、念のため安全な場所に避難いたしましょう」
そう言うとリラは透花の返事を待たずに、クローゼットの方へと歩いていく。
「リラ?」
追いかけていくと、リラがドレスをかき分け壁に手を這わせている。しばらくするとカタリと音がして壁が奥へと動いた。
「いざという時の避難通路です。狭いですが、少しの間だけですから」
扉の奥は一人ずつしか進めないほど狭く、風が通り抜ける音が聞こえてくる。敵から逃げるために用意されているのだから外に繋がっていなければ意味がない。
(でも……どうしてリラがそんなことを知っているの?)
ふと頭をよぎる疑問に、違和感がますます強くなる。
「トーカ様?」
優しい声音には、どこか有無を言わせない圧力のような物を感じられて、昔の記憶を思い出す。聞き分けのない子供に言い聞かせるような、そして自分の都合の良いように動かそうとする時の声。
(そうだ……。リラはいつも私のことを御子様と呼んでいた)
ようやく思い至った違和感にぞっとした。リラの振りをした別人なのか、それとも透花を御子と認めないことの意思表示なのか。
「……リラも一緒?」
声が僅かに震えたが、心細さのせいだと捉えられたのだろう。
透花を安心させるように微笑んだリラが何かを言う前に透花は不意を突いて脇をすり抜けようととしたのだが、一歩前に出た途端に強い力で引き戻された。
「……っ!」
息が詰まり無意識に喉元を押さえたことで、誰かが襟元を掴んでいることに気づいた。いつの間に背後にいたのだろうと驚きつつも、まずは助けを呼ばなければならない。
喉と服の間に手を入れて気道を確保し声を上げようとしたが、そんな透花の行動を読んだかのように顔に布を押し付けられる。
つんとした匂いに必死で抵抗したものの、透花の意識はそこで途切れた。
38
あなたにおすすめの小説
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
惚れた男は根暗で陰気な同僚でした【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
イベント企画会社に勤める水木 茉穂は今日も彼氏欲しさに合コンに勤しむ、結婚願望が強い女だった。
ある日の週末、合コンのメンツが茉穂に合わず、抜け出そうと考えていたのを、茉穂狙いの男から言い寄られ、困っていた所に助けに入ったのは、まさかの男。
同僚で根暗の印象の男、【暗雨】こと村雨 彬良。その彬良が会社での印象とは全く真逆の風貌で茉穂の前に現れ、茉穂を助けたのである………。
※♡話はHシーンです
※【Mにされた女はドS上司に翻弄される】のキャラを出してます。
※ これはシリーズ化してますが、他を読んでなくても分かる様には書いてあると思います。
※終了したら【プラトニックの恋が突然実ったら】を公開します。
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
学園では婚約者に冷遇されていますが、有能なので全く気になりません。〜学園でお山の大将されてても、王宮では私の方が有能ですから〜
織り子
恋愛
王都カラディナにある国立魔術学園では、満十六歳の生徒たちの社交界デビューを兼ねた盛大なパーティーが開かれていた。
侯爵令嬢タレイア・オルトランは、婚約者である第二王子アスラン・オグセリアの迎えを待つも、結局ひとりで会場へ向かうことになる。
学園では身分の差がないとはいえ、アスランが公然とタレイアを侮辱し続けてきたことで、彼女は生徒たちから冷笑と蔑視の的となっていた。しかしタレイアは、王城で政務を担ってきた聡明さと矜持を失わず、毅然と振る舞う。
番いに嫌われて薬草を煎じるだけの私が、竜王様を救う唯一の希望でした
八尋
恋愛
星詠の祭りの夜。
薬師の少女ユーファは、竜王ヴァルクスと“番い”の証――光るアザを分かち合った。
けれど、竜王は彼女を拒んだ。
理由は語られず、ユーファは「薬師」として宮殿に迎えられる。
それでも、彼を想う心だけは捨てられなかった。
嫌われても、言葉すら交わせなくとも。
ユーファは薬を煎じ続けた──ただ、この国を、彼の命を守るために。
やがて明かされる、竜王を蝕む“魂の病”。
それを癒せるのは、禁忌の地に咲く幻の花。
運命に背を向けた竜王と、命を賭して愛を貫くユーファ。
魂をかけた恋の物語の結末は──。
完結済みなので定期投稿になります。
作者の考える架空世界の話しなのでご都合主義となります。
他サイトにも掲載予定。
隣国が戦を仕掛けてきたので返り討ちにし、人質として三国の王女を貰い受けました
しろねこ。
恋愛
三国から攻め入られ、四面楚歌の絶体絶命の危機だったけど、何とか戦を終わらせられました。
つきましては和平の為の政略結婚に移ります。
冷酷と呼ばれる第一王子。
脳筋マッチョの第二王子。
要領良しな腹黒第三王子。
選ぶのは三人の難ありな王子様方。
宝石と貴金属が有名なパルス国。
騎士と聖女がいるシェスタ国。
緑が多く農業盛んなセラフィム国。
それぞれの国から王女を貰い受けたいと思います。
戦を仕掛けた事を後悔してもらいましょう。
ご都合主義、ハピエン、両片想い大好きな作者による作品です。
現在10万字以上となっています、私の作品で一番長いです。
基本甘々です。
同名キャラにて、様々な作品を書いています。
作品によりキャラの性格、立場が違いますので、それぞれの差分をお楽しみ下さい。
全員ではないですが、イメージイラストあります。
皆様の心に残るような、そして自分の好みを詰め込んだ甘々な作品を書いていきますので、よろしくお願い致します(*´ω`*)
カクヨムさんでも投稿中で、そちらでコンテスト参加している作品となりますm(_ _)m
小説家になろうさん、ネオページさんでも掲載中。
3回目の人生は、悪役令嬢を辞めて引きこもります~一歩も出ずに国を救ったら、なぜか「聖女」として崇められ最強の男たちが部屋を包囲してくる件~
放浪人
恋愛
公爵令嬢エリザベートは、1度目は悪役令嬢として断罪され処刑、2度目は改心して聖女となり国に尽くしたが過労死……という悲惨な最期を遂げた。 記憶を持ったまま3度目の人生が始まった瞬間、彼女は固く決意する。 「もう絶対に働きません! 今世は部屋から一歩も出ず、睡眠と趣味に命をかけます!」
最強の拒絶結界『絶対領域』で部屋に籠城し、婚約破棄イベントも夜会も全て無視して惰眠を貪ろうとするエリザベート。 しかし、彼女の「働きたくない」一心からの行動――適当な農業アドバイスや、安眠妨害への容赦ない迎撃――が、周囲には「国を憂う深慮遠謀」「慈愛に満ちた奇跡」として超好意的に解釈されてしまう!?
ヤンデレ化した元婚約者の王太子、物理で愛を語る脳筋騎士団長、効率厨の隣国王子、さらには古代の引きこもり少年までをも巻き込み、事態は国家規模の大騒動へ。 部屋ごと空を飛んで戦場を浄化し、パジャマ姿で古代兵器を操り、地下牢をスイートルームに変えながら、エリザベートは究極の安眠を手に入れることができるのか? 塩対応すればするほど愛され、逃げれば逃げるほど伝説になる、最強引きこもり令嬢の勘違いドタバタ溺愛ファンタジー、ここに完結!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる