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第2章 惑星カーニン編
5. ドリスさん
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「それで、どこに行けば精霊様にお会いできますか?」
「分かりません。精霊様はドリス様と一緒に人々を助けるために旅をされています。今どこにおられるのか私達にも掴めないのです。」
「分かりました。色々と教えていただきありがとうございました。遅くなりましたが、私の名前はトモミです。ご縁があれば又お会いすることもあるでしょう。今日はこれで失礼します。」
「こちらこそ、多くの者の命を助けていただきましたありがとうございます。あなたに精霊様のご加護がありますように。」
「ありがとう。」
私は素直にお礼を言って、瞬間移動でその場を去った。
さてさて、ホサールさん探しは続けるとして、精霊様に会ったらどうするかも考えておかないとな。でもいったい精霊様って何だろう。ルーテシア様が私の頭の中に残してくれた辞書にも記載はない。他の神様からも聞いたことが無い。約10年前に突然現れたってことは、この惑星にも以前はいなかったということだよな。それ以前はどこにいたんだろうか? まあ、本人に尋ねるのが一番かもしれない。この惑星を安定させてくれているのだから悪い人ではないだろう。
そんなことを考えながら次の場所で探索を行うと、ついにホサールさんがヒットした。そこは森林の中にある小さな村だった。私は地上に降りて村に近づく。村は塀に囲まれており門には門番が居る様だ。いきなり会いに行っても会えないかもしれない、私はこの惑星の身分証を持っていないのだ。でもとりあえずダメ元で門に向かう。門番さんは中年のおじさん、結構強そうだ。
「身分証を見せてくれ。」
ほらね、やっぱり言われた、当然だけど。
「身分証は無いんです。」
「身分証が無いと入村は認められないな、申し訳ないが出直してくれ。」
「そうですか。申し訳ありませんが、ホサールさんにパルさんからの使いが来たと伝えてもらえないでしょうか。 この手紙を渡して頂きたいのです。」
と言って手紙を差し出す。
「ホサール? 聞いたことが無いなこの村にはおらんよ。」
いや、そんなはずはない、今現在も探査魔法に反応があるのだ。門番さんが嘘をついている? それともホサールさんが偽名を使っているのかも。
「わかりました。教えて頂いてありがとうございます。」
私は門番さんにそう返して、一旦その場を離れた。門番さんから見えない位置まで離れるとホサールさんに念話で呼びかける。
<< ホサールさん、突然すみません。パルさんの使いで来ました。>>
<< 誰!? >>
<< 私はトモミと言います。先ほど言ったようにパルさんの使いです。>>
<< 馬鹿なこと言わないで、師匠は10年以上前に亡くなりました。>>
<< 信じられないのも無理はないですが、とりあえずパルさんからの手紙を読んでもらえませんか? 身体の前で両手の平を上に向けて下さい、そこに手紙を送ります。>>
私はパルさんから預かって来た手紙を瞬間移動でホサールさんに送った後、しばらく待つことにする。しばらく待って再度念話で話しかけるつもりだったがホサールさんの方から念が帰ってきた。さすが大魔導士の弟子、念話が使える様だ。
<< トモミ様、ここに書かれていることは本当なのですか??? >>
<< もちろん本当ですよ。>>
<< ではトモミ様は女神様なのですね。失礼いたしました。>>
<< 気にしないで下さい。お会いして直接お話した方が良いかと思うのですが、そちらに伺ってもよろしいですか? それともホサールさんがこちらに来られませんか、村の門を出てすぐの所にいるのですが。>>
<< そちらに伺います。この部屋には私以外にも人がいますので。>>
少しするとホサールさんらしき女性が門から出てきた。
「ドリス様、おひとりで大丈夫ですか?」
と門番さんがホサールさんに話しかけている。ドリス? やっぱり偽名を使っているのかな。
「大丈夫です。私には精霊様のご加護がありますから。」
とホサールさんが答えている。
ホサールさんが門から少し離れると、私はホサールさんだけに分かる様に姿を見せ手招きする。ホサールさんは少し緊張した様子でこちらに来た。20歳前後のスリムな体型の女性だ。美人といって良いだろう。
「改めまして、トモミです。パルさんとは亜神仲間なんです。亜神と言うのは神の中で最下位なので畏まる必要はないですからね。」
「いえ、それでも神様ですし...。」
「まあ、それは置いといて、パルさんには何と返事されますか?」
「申し訳ないのですが、今この世界を離れるわけにはいかないのです。」
「やはり精霊様の元を離れるわけにはいかないからですか?」
「どうしてそれを!?」
「いや、先ほど門番さんがサホールさんにドリス様と呼びかけているのが聞こえたもので、ひょっとしたらと思っただけです。」
「そうでしたか...。」
「どうして偽名を使っているのですか?」
「実は精霊様のことを皆に知ってもらって安心してもらおうと思い布教を始めたところ、異端者として命を狙われたことがありまして、追手から逃げるために偽名を使ったのですが、いつの間にか偽名の方が知れ渡ってしまって本名に戻せなくなってしまって...。 できれば今後はドリスと及び下さい。」
「分かりません。精霊様はドリス様と一緒に人々を助けるために旅をされています。今どこにおられるのか私達にも掴めないのです。」
「分かりました。色々と教えていただきありがとうございました。遅くなりましたが、私の名前はトモミです。ご縁があれば又お会いすることもあるでしょう。今日はこれで失礼します。」
「こちらこそ、多くの者の命を助けていただきましたありがとうございます。あなたに精霊様のご加護がありますように。」
「ありがとう。」
私は素直にお礼を言って、瞬間移動でその場を去った。
さてさて、ホサールさん探しは続けるとして、精霊様に会ったらどうするかも考えておかないとな。でもいったい精霊様って何だろう。ルーテシア様が私の頭の中に残してくれた辞書にも記載はない。他の神様からも聞いたことが無い。約10年前に突然現れたってことは、この惑星にも以前はいなかったということだよな。それ以前はどこにいたんだろうか? まあ、本人に尋ねるのが一番かもしれない。この惑星を安定させてくれているのだから悪い人ではないだろう。
そんなことを考えながら次の場所で探索を行うと、ついにホサールさんがヒットした。そこは森林の中にある小さな村だった。私は地上に降りて村に近づく。村は塀に囲まれており門には門番が居る様だ。いきなり会いに行っても会えないかもしれない、私はこの惑星の身分証を持っていないのだ。でもとりあえずダメ元で門に向かう。門番さんは中年のおじさん、結構強そうだ。
「身分証を見せてくれ。」
ほらね、やっぱり言われた、当然だけど。
「身分証は無いんです。」
「身分証が無いと入村は認められないな、申し訳ないが出直してくれ。」
「そうですか。申し訳ありませんが、ホサールさんにパルさんからの使いが来たと伝えてもらえないでしょうか。 この手紙を渡して頂きたいのです。」
と言って手紙を差し出す。
「ホサール? 聞いたことが無いなこの村にはおらんよ。」
いや、そんなはずはない、今現在も探査魔法に反応があるのだ。門番さんが嘘をついている? それともホサールさんが偽名を使っているのかも。
「わかりました。教えて頂いてありがとうございます。」
私は門番さんにそう返して、一旦その場を離れた。門番さんから見えない位置まで離れるとホサールさんに念話で呼びかける。
<< ホサールさん、突然すみません。パルさんの使いで来ました。>>
<< 誰!? >>
<< 私はトモミと言います。先ほど言ったようにパルさんの使いです。>>
<< 馬鹿なこと言わないで、師匠は10年以上前に亡くなりました。>>
<< 信じられないのも無理はないですが、とりあえずパルさんからの手紙を読んでもらえませんか? 身体の前で両手の平を上に向けて下さい、そこに手紙を送ります。>>
私はパルさんから預かって来た手紙を瞬間移動でホサールさんに送った後、しばらく待つことにする。しばらく待って再度念話で話しかけるつもりだったがホサールさんの方から念が帰ってきた。さすが大魔導士の弟子、念話が使える様だ。
<< トモミ様、ここに書かれていることは本当なのですか??? >>
<< もちろん本当ですよ。>>
<< ではトモミ様は女神様なのですね。失礼いたしました。>>
<< 気にしないで下さい。お会いして直接お話した方が良いかと思うのですが、そちらに伺ってもよろしいですか? それともホサールさんがこちらに来られませんか、村の門を出てすぐの所にいるのですが。>>
<< そちらに伺います。この部屋には私以外にも人がいますので。>>
少しするとホサールさんらしき女性が門から出てきた。
「ドリス様、おひとりで大丈夫ですか?」
と門番さんがホサールさんに話しかけている。ドリス? やっぱり偽名を使っているのかな。
「大丈夫です。私には精霊様のご加護がありますから。」
とホサールさんが答えている。
ホサールさんが門から少し離れると、私はホサールさんだけに分かる様に姿を見せ手招きする。ホサールさんは少し緊張した様子でこちらに来た。20歳前後のスリムな体型の女性だ。美人といって良いだろう。
「改めまして、トモミです。パルさんとは亜神仲間なんです。亜神と言うのは神の中で最下位なので畏まる必要はないですからね。」
「いえ、それでも神様ですし...。」
「まあ、それは置いといて、パルさんには何と返事されますか?」
「申し訳ないのですが、今この世界を離れるわけにはいかないのです。」
「やはり精霊様の元を離れるわけにはいかないからですか?」
「どうしてそれを!?」
「いや、先ほど門番さんがサホールさんにドリス様と呼びかけているのが聞こえたもので、ひょっとしたらと思っただけです。」
「そうでしたか...。」
「どうして偽名を使っているのですか?」
「実は精霊様のことを皆に知ってもらって安心してもらおうと思い布教を始めたところ、異端者として命を狙われたことがありまして、追手から逃げるために偽名を使ったのですが、いつの間にか偽名の方が知れ渡ってしまって本名に戻せなくなってしまって...。 できれば今後はドリスと及び下さい。」
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