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第2章 惑星カーニン編
6. 精霊様の教え
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「分かりました、ドリスさんとお呼びしますね。命を狙われたとのことですが今は大丈夫なのですか?」
「今は私に味方してくれる人々が多くいますので何とかなっております。」
「そうですか。それは良かったです。」
それからしばらくドリスさんから精霊様を信仰する信徒達の教団について教えてもらった。内容は以下の様な物だ。
1. ドリスさんの布教の内容はシンプルである。精霊様が居なくなった神に代わってこの世界を滅亡から救って下さるので、そのことを信じ戦争を止め自暴自棄にならず神が居られた頃の様な穏やかな世界に戻そうというものだ(精霊様が現れるまで、この世界は自然災害と異常気象に伴う災害と食糧不足で悲惨な状態にあった。食糧不足で餓死するものが続出し人々の心は荒んでいた。権力者は他人を犠牲にして自分達だけが助かることを当然と考え、貧しい者をこき使ったり奴隷として売り飛ばすなど日常茶飯事であった。また国どうしも作物が取れる土地を巡って互いに戦争を繰り返しさらに犠牲者を増やしていたらしい)。
2. 精霊様の教団といっても特に決まった組織は確立していない。ドリスさんが訪れた土地土地で精霊様を信仰する様になった人達が作った団体が点在しており、それらが緩く繋がっているという感じだそうだ。ただ中にはトリエンさんの居るグリアス王国の様に国として信仰を表明してくれているところもある(この村もグリアス王国の一部らしい)。
3. 一方で、旧来の神を信仰する教団は根強く残っており、人口でいうとこちらの信徒の方がはるかに多い。彼らは精霊様を信仰する人々を異端者と見なしており、精霊様の預言者とされているホサールさんを良く思っておらず、信者に対しても迫害を加えている。中には異端者狩りと称して精霊様を信仰する人達の村や教会を襲撃する過激派もいるらしいが、グリアス王国を除くほとんどの国は旧来の神への信仰を国教としているので、異端者である精霊様信仰者への迫害を取り締まってくれない所が多いらしい。
4. 精霊様が約10年前にどこからこの世界に来られたのかドリスさんも分からない。ただ精霊様が言われるには、「私はもとから居た、やって来たのはあなた達だ」とのことらしい。これに関してはドリスさんもどう解釈して良いか分からないそうだ。きっと私達には分からない深い意味があるのでしょう、というのがドリスさんの談である。
精霊様に会わせてもらえないかとお願いしたが、残念ながら今は居ないらしい。ドリスさんが言うには、精霊様はひどく臆病なところがあり、亜空間に閉じこもっていることが多くほとんど人には姿を見せないらしい。特に今日は強い魔力(私の探査魔法か?)を感じて朝から亜空間に入ったままとのこと。仕方が無いので、是非お会いしてこの惑星を守ってくれていることについてお礼を述べたい旨伝えてもらうことにした。
最後にパルさんに伝えたいことは無いかと尋ねたところ、昔お世話になったお礼と、今は惑星カーニンを救うためにパルさんの元に行くことが出来ない旨を伝えて欲しいとの事だった。 自宅に帰る途中パルさんの惑星に寄る。ホサール(ドリス)さんに会えたことを伝えると大いに喜んだ。なお、パルさんにも精霊様のことを聞いたがやはり知らないとのこと。いったい精霊とは何なんだろう、ますます興味が湧いてくるがそろそろ夕食の時間だ。私は愛しの家族が待つ惑星ルーテシアの我家に引き上げることにする。今日は昼食を食べ損ねてお腹がペコペコである(もっと早く帰れると思っていたのだ)。次に惑星カーニンに行くときはお弁当持参でと心に固く誓った。
それから何日かは彗星・小惑星除去作業に従事した。その中には私の故郷、地球に迫る彗星の処理も含まれている。私は文字通り地球の危機を救ったわけだ。その時はついでに地球に寄って高校時代からの親友マリコに会ってきた。いきなり訪ねたから驚いていたよ。会った途端両方のほっぺをつねられて「ズリ~」と言われた。私が年を取ってないだけでなく最後に会った時より若返っているかららしい。まあ少し健康上の問題がありそうだったので治療して、ついでにこっそり5歳くらい若返らせてあげといた。
「今は私に味方してくれる人々が多くいますので何とかなっております。」
「そうですか。それは良かったです。」
それからしばらくドリスさんから精霊様を信仰する信徒達の教団について教えてもらった。内容は以下の様な物だ。
1. ドリスさんの布教の内容はシンプルである。精霊様が居なくなった神に代わってこの世界を滅亡から救って下さるので、そのことを信じ戦争を止め自暴自棄にならず神が居られた頃の様な穏やかな世界に戻そうというものだ(精霊様が現れるまで、この世界は自然災害と異常気象に伴う災害と食糧不足で悲惨な状態にあった。食糧不足で餓死するものが続出し人々の心は荒んでいた。権力者は他人を犠牲にして自分達だけが助かることを当然と考え、貧しい者をこき使ったり奴隷として売り飛ばすなど日常茶飯事であった。また国どうしも作物が取れる土地を巡って互いに戦争を繰り返しさらに犠牲者を増やしていたらしい)。
2. 精霊様の教団といっても特に決まった組織は確立していない。ドリスさんが訪れた土地土地で精霊様を信仰する様になった人達が作った団体が点在しており、それらが緩く繋がっているという感じだそうだ。ただ中にはトリエンさんの居るグリアス王国の様に国として信仰を表明してくれているところもある(この村もグリアス王国の一部らしい)。
3. 一方で、旧来の神を信仰する教団は根強く残っており、人口でいうとこちらの信徒の方がはるかに多い。彼らは精霊様を信仰する人々を異端者と見なしており、精霊様の預言者とされているホサールさんを良く思っておらず、信者に対しても迫害を加えている。中には異端者狩りと称して精霊様を信仰する人達の村や教会を襲撃する過激派もいるらしいが、グリアス王国を除くほとんどの国は旧来の神への信仰を国教としているので、異端者である精霊様信仰者への迫害を取り締まってくれない所が多いらしい。
4. 精霊様が約10年前にどこからこの世界に来られたのかドリスさんも分からない。ただ精霊様が言われるには、「私はもとから居た、やって来たのはあなた達だ」とのことらしい。これに関してはドリスさんもどう解釈して良いか分からないそうだ。きっと私達には分からない深い意味があるのでしょう、というのがドリスさんの談である。
精霊様に会わせてもらえないかとお願いしたが、残念ながら今は居ないらしい。ドリスさんが言うには、精霊様はひどく臆病なところがあり、亜空間に閉じこもっていることが多くほとんど人には姿を見せないらしい。特に今日は強い魔力(私の探査魔法か?)を感じて朝から亜空間に入ったままとのこと。仕方が無いので、是非お会いしてこの惑星を守ってくれていることについてお礼を述べたい旨伝えてもらうことにした。
最後にパルさんに伝えたいことは無いかと尋ねたところ、昔お世話になったお礼と、今は惑星カーニンを救うためにパルさんの元に行くことが出来ない旨を伝えて欲しいとの事だった。 自宅に帰る途中パルさんの惑星に寄る。ホサール(ドリス)さんに会えたことを伝えると大いに喜んだ。なお、パルさんにも精霊様のことを聞いたがやはり知らないとのこと。いったい精霊とは何なんだろう、ますます興味が湧いてくるがそろそろ夕食の時間だ。私は愛しの家族が待つ惑星ルーテシアの我家に引き上げることにする。今日は昼食を食べ損ねてお腹がペコペコである(もっと早く帰れると思っていたのだ)。次に惑星カーニンに行くときはお弁当持参でと心に固く誓った。
それから何日かは彗星・小惑星除去作業に従事した。その中には私の故郷、地球に迫る彗星の処理も含まれている。私は文字通り地球の危機を救ったわけだ。その時はついでに地球に寄って高校時代からの親友マリコに会ってきた。いきなり訪ねたから驚いていたよ。会った途端両方のほっぺをつねられて「ズリ~」と言われた。私が年を取ってないだけでなく最後に会った時より若返っているかららしい。まあ少し健康上の問題がありそうだったので治療して、ついでにこっそり5歳くらい若返らせてあげといた。
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