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第2章 惑星カーニン編
9. 精霊ロキ
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「私も精霊様とお話がしたいです。どちらに伺えば良いでしょう?」
「亜空間で待っているとおっしゃっています。あの、私も一緒に来るようにとのことです。よろしいでしょうか? あと私には何のことか分からないのですが、亜空間内には空気が無いので注意するようにと。」
ドリスさんがそう言った途端、部屋の一画の空間が歪み人が辛うじて通れる大きさの穴が開いた。穴の向こうは真っ暗である。これが亜空間への入り口なんだろう。空気の無いのは大丈夫だ、彗星・小惑星除去作業で慣れている。私は空気なしでも大丈夫だが、ドリスさんも一緒なら結界で囲って空気ごと入れば良いだろう。それにしても亜空間に潜んでいたのか! どおりで魔力を感じないはずだ。
亜空間に転移しようとして危うく気付いた。私、サラちゃんを抱っこしたままだった。どうしよう。せっかく泣き止んだのに下ろしたらまた不安がるかな?
「一緒に行く?」
とサラちゃんに囁くと、「うん」とうなずいた。
「分かりました。ドリスさん一緒にお願いします。カルロスさん、ラザロさん申し訳ありませんが後をお願いしますね。」
「「了解いたしました。」」
カルロスさんとラザロさんの返事を確認し、私はドリスさんと一緒に亜空間内に瞬間移動した。サラちゃんも抱いたままだ。もちろん空気も確保してある。亜空間内は真っ暗だったが、魔力感知を視覚化すると目の前にドリスさんそっくりの女性が浮かんでいるのが分かった。ドリスさんにも見えている様だ、真っ直ぐにその女性の方を見ている。意外にもサラちゃんにも見えている様だ。怖がらない様に強く抱いて「大丈夫、精霊様だよ。」と耳元で囁く。
<< お初にお目にかかるロキじゃ。女神のトモミ殿じゃな。>>
<< 初めましてトモミです。ロキさんにお会いできてうれしいです。この惑星を加護して下さってありがとうございます。>>
<< 気にしないでよい。わしが好きでやっているだけじゃからの。それよりここに来てもらったのはトモミ殿にお願いしたいことがあるからじゃ>>
<< どの様なことでしょうか? >>
<< それを言う前に、魔力遮断結界を解いてお主の本来の姿を見せてくれぬか? >>
これは困った。またサラちゃんを怖がらせてしまうかもしれない。やっぱり一旦外にでてサラちゃんを置いてこようかな。
<< 少し待ってください。>>
「あのねサラちゃん、お姉ちゃんがこの前みたいに光っても大丈夫かな? 怖かったらカイお姉ちゃんと外でまっとく?」
「だいじょうぶ。」
と言ってサラちゃんはしがみ付いてくる。まあ信じようか、怖がったらすぐに魔力遮断結界を張り直そう。
<< ....分かりました。>>
<<ドリスさん、驚かないで下さいね。>>
ドリスさんに注意を促してから魔力遮断結界を解除する。サラちゃんは2度目だからかまだ大丈夫そうだが、ドリスさんの顔が強張っている。
<< ぬうっ、まさかこれほどとはの。もうよいぞ、ドリスが気絶しそうじゃわい。>>
あっ、まずい。きっとドリスさんは人一倍魔力感受性が高いんだ。あわてて魔力遮断結界を張り直し、半分意識を失っているドリスさんの肩をもって揺さぶる。
<< ドリスさん、失礼しました、大丈夫ですか? >>
ドリスさんはすぐに正気に戻ったがまだ全身が震えている。だから嫌だったんだよ。
<< ドリスからお主は最下位の亜神だと聞いたが、神というのは皆それほどの魔力をもっておるのか? >>
<< あっ、いえ、私はちょっと特別なんです。ロキさんも十分神のレベルです。>>
<< 分かった。それで頼みというのはドリスの護衛じゃ。>>
<< 護衛ですか? でもドリスさんを守るだけならロキさんで十分では? >>
と言ってみた。実際ロキさんの魔力は大きい、少なくとも下級神並みにはありそうだ。亜空間ではなくドリスさんの傍に居れば、先ほどの襲撃から守ることも容易だったろう。
<< わしは亜空間から長く出てはおられないのじゃ。それにこの惑星を安定させる作業もあるしの。>>
なるほど惑星の安定化のことを忘れていた。普通は結構時間を取られるんだよね。惑星安定化の魔道具をプレゼントするのが良いかもしれない。まだ予備の魔道具がいくつかあったはずだ。それにしても、亜空間から長く出られないと言うことは、亜空間がロキさんの本来の居場所なのだろうか? ここは真っ暗で何もない、空気すらない。居心地が良いとは思えないが...。
<< どうして亜空間から長く出ていられないのですか? >>
<< 申し訳ないがそれについては答えられん。>>
<< ....分かりました護衛を引き受けましょう。だだ幾つか条件があります。>>
<< 女神様! よろしいのですか? >>
と、ここでドリスさんが口を挟んだ。まあ、自分のことなのに頭越しに話を決められても困るよね。
<< 大丈夫ですよ。まあ、今から言う条件でドリスさんがOKならですけどね。>>
「亜空間で待っているとおっしゃっています。あの、私も一緒に来るようにとのことです。よろしいでしょうか? あと私には何のことか分からないのですが、亜空間内には空気が無いので注意するようにと。」
ドリスさんがそう言った途端、部屋の一画の空間が歪み人が辛うじて通れる大きさの穴が開いた。穴の向こうは真っ暗である。これが亜空間への入り口なんだろう。空気の無いのは大丈夫だ、彗星・小惑星除去作業で慣れている。私は空気なしでも大丈夫だが、ドリスさんも一緒なら結界で囲って空気ごと入れば良いだろう。それにしても亜空間に潜んでいたのか! どおりで魔力を感じないはずだ。
亜空間に転移しようとして危うく気付いた。私、サラちゃんを抱っこしたままだった。どうしよう。せっかく泣き止んだのに下ろしたらまた不安がるかな?
「一緒に行く?」
とサラちゃんに囁くと、「うん」とうなずいた。
「分かりました。ドリスさん一緒にお願いします。カルロスさん、ラザロさん申し訳ありませんが後をお願いしますね。」
「「了解いたしました。」」
カルロスさんとラザロさんの返事を確認し、私はドリスさんと一緒に亜空間内に瞬間移動した。サラちゃんも抱いたままだ。もちろん空気も確保してある。亜空間内は真っ暗だったが、魔力感知を視覚化すると目の前にドリスさんそっくりの女性が浮かんでいるのが分かった。ドリスさんにも見えている様だ、真っ直ぐにその女性の方を見ている。意外にもサラちゃんにも見えている様だ。怖がらない様に強く抱いて「大丈夫、精霊様だよ。」と耳元で囁く。
<< お初にお目にかかるロキじゃ。女神のトモミ殿じゃな。>>
<< 初めましてトモミです。ロキさんにお会いできてうれしいです。この惑星を加護して下さってありがとうございます。>>
<< 気にしないでよい。わしが好きでやっているだけじゃからの。それよりここに来てもらったのはトモミ殿にお願いしたいことがあるからじゃ>>
<< どの様なことでしょうか? >>
<< それを言う前に、魔力遮断結界を解いてお主の本来の姿を見せてくれぬか? >>
これは困った。またサラちゃんを怖がらせてしまうかもしれない。やっぱり一旦外にでてサラちゃんを置いてこようかな。
<< 少し待ってください。>>
「あのねサラちゃん、お姉ちゃんがこの前みたいに光っても大丈夫かな? 怖かったらカイお姉ちゃんと外でまっとく?」
「だいじょうぶ。」
と言ってサラちゃんはしがみ付いてくる。まあ信じようか、怖がったらすぐに魔力遮断結界を張り直そう。
<< ....分かりました。>>
<<ドリスさん、驚かないで下さいね。>>
ドリスさんに注意を促してから魔力遮断結界を解除する。サラちゃんは2度目だからかまだ大丈夫そうだが、ドリスさんの顔が強張っている。
<< ぬうっ、まさかこれほどとはの。もうよいぞ、ドリスが気絶しそうじゃわい。>>
あっ、まずい。きっとドリスさんは人一倍魔力感受性が高いんだ。あわてて魔力遮断結界を張り直し、半分意識を失っているドリスさんの肩をもって揺さぶる。
<< ドリスさん、失礼しました、大丈夫ですか? >>
ドリスさんはすぐに正気に戻ったがまだ全身が震えている。だから嫌だったんだよ。
<< ドリスからお主は最下位の亜神だと聞いたが、神というのは皆それほどの魔力をもっておるのか? >>
<< あっ、いえ、私はちょっと特別なんです。ロキさんも十分神のレベルです。>>
<< 分かった。それで頼みというのはドリスの護衛じゃ。>>
<< 護衛ですか? でもドリスさんを守るだけならロキさんで十分では? >>
と言ってみた。実際ロキさんの魔力は大きい、少なくとも下級神並みにはありそうだ。亜空間ではなくドリスさんの傍に居れば、先ほどの襲撃から守ることも容易だったろう。
<< わしは亜空間から長く出てはおられないのじゃ。それにこの惑星を安定させる作業もあるしの。>>
なるほど惑星の安定化のことを忘れていた。普通は結構時間を取られるんだよね。惑星安定化の魔道具をプレゼントするのが良いかもしれない。まだ予備の魔道具がいくつかあったはずだ。それにしても、亜空間から長く出られないと言うことは、亜空間がロキさんの本来の居場所なのだろうか? ここは真っ暗で何もない、空気すらない。居心地が良いとは思えないが...。
<< どうして亜空間から長く出ていられないのですか? >>
<< 申し訳ないがそれについては答えられん。>>
<< ....分かりました護衛を引き受けましょう。だだ幾つか条件があります。>>
<< 女神様! よろしいのですか? >>
と、ここでドリスさんが口を挟んだ。まあ、自分のことなのに頭越しに話を決められても困るよね。
<< 大丈夫ですよ。まあ、今から言う条件でドリスさんがOKならですけどね。>>
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