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第3章 惑星マーカス編
22. 上級神になりました
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最初の予定ではリリ様がアバターに魂を移すのを待って、ふたりで協力してこの銀河を私達の銀河があるのと同じ次元に瞬間移動させるつもりだったが、悠長に構えていられる状況ではなさそうだ。私は上級神になっての初仕事としてこの銀河の瞬間移動を計画した。私達の銀河は上級神であるリリ様と90人の中級神の皆様の魔力で瞬間移動したが、この銀河に中級神は居ないが、その代り100万人の下級神が居る。しかもそのうちの10万人は銀河内で好きな場所に移動可能だ。この条件でライルさんが下位次元への移動計画を立案してくれた。魔力的には何とかなりそうである。もちろんガストンさんやバレリさんの一派にも協力してもらう。
しばしの準備期間を経て行った初仕事は見事に成功し、私は銀河とともに再びリリ様の銀河と同じ次元へと戻ることが出来た。到着するとリリ様が歓迎の挨拶に来て下さった。下級神のひとりに先触れを頼んでいたので無事に到着するのを待っていてくれた様だ。リリ様は無事アバターに魂を移すことには成功したが、大きな魔力を使うのにはまだ訓練が必要らしい。
ちなみに上位次元から来た幼女は、銀河の転移前に元の上位次元に帰る様に命じて解放した。精神支配は継続時間が短いから上位次元に戻ってしばらくすれば解けるだろう。もっとも正気に戻った時にはすでに遅く、私達の銀河はどこかの下位次元に退避した後という寸法だ。申し訳ないが戦争に利用されるのは御免こうむる。
それから、この銀河の管理体制を考えるのはラルフさんに丸投げした。私が考えても碌な案が浮かばない自信がある。こういう時は出来る人に頼むのが一番と私の経験が告げているのだ。ラルフさんは以前から考えていたのか、「私案ですが」と断って案を出してくれた。まずは私の上級神の称号をリリ様に会わせて最高神に変え、その下にA級神100名、B級神10,000名、C級神約1,000,000名を置く。すなわち私がA級神100名を管理監督し、A級神はそれぞれがB級神100名を管理監督する。B級神の仕事はC級神の管理監督だ。C級神はそのまま現在の下級神である。なお現在の下級神であるC級神はもちろん自分の惑星を管理するが、A級神、B級神も各々の惑星の管理を兼任する。これは私が提供する予定の惑星安定用の魔道具があれば可能だろうとの事だ。これがラルフさんの私案である。私はラルフさんの案に概ね賛成したが、ひとつだけ注文を付けた。私の下に執政神を1名設け、最高神の補佐役な立場でA級神を管理監督することにしてはどうかと言う案だ。もちろん執政神とはラルフさんである。これはトップの最高神が忙しすぎてはリーダーとして適切な判断が出来なくなる可能性があり、特に上位次元からの侵略の可能性がある今、最高戦力である最高神はいつでも動ける様にしておくべきだろうというのが立て前。その心はハルちゃんとデートする時間が欲しいである。なにせハルちゃんがもうすぐ復活するのだ、その時に私が忙しすぎてすれ違いばかりなんて絶対に御免こうむる。ラルフさんにばれたら一喝されそうな本音をうまく隠して提案したら、意外にも「なるほど一理ありますな。」と納得された。いや、ラルフさん、もう少し人を疑った方が良いかもしれないよ。
こうして固まった銀河の管理組織案は第一回の神界総会に置いて賛成多数で可決された。こうしてこの銀河(銀河は上級神の名前を冠して呼ばれるのが慣例なので「リリ様の銀河」、「トモミ様の銀河」と言う様に呼ぶべきなのだが恥ずかしくて自分では呼べない)のA級神、B級神の人選も決まり。執政神を始めとしてA級神、B級神の神々は忙しくなった。頑張れラルフさん! ちなみに惑星安定化の魔道具は私も作っているがリリ様の銀河の中級神達が協力してくれて助かっている。こちらの銀河の下級神ではコピー魔法で複製を作るのに魔力が足りないのだ。
そしていよいよハルちゃんの魂をアバターに移す時がやって来た。ハルちゃんのアバターを作ったのは私だ。ハルちゃんの元の姿そっくりに作ったが年齢は私の現在の姿に合わせて13歳くらいに若返らせた。ハルちゃんの子供の頃そっくりのはずなのだが、なぜか本人からは「美化しすぎ」との感想を頂いた(解せぬ...)。魂の転生自体は上手く行った。抱き着いて大泣きする私の頭をハルちゃんはやさしく撫でてくれた。幸せである。
亜神と成ったハルちゃんには、C級神として皇帝ガープによって下級神が居なくなった惑星のひとつを任せることになっている。もちろん私も一緒に住むつもりだ。ラルフさんが何と言おうとこれだけは譲るつもりは無い。別に最高神の住む所がC級神の管理する惑星の一角でも問題ないじゃないか。昔の日本で東京都知事と総理大臣がどちらも東京に住んでいたのと同じだよとライルさんに分かるわけの無い言い訳をして煙に巻いた。
しばらくして皇帝ガープが亡くなった人々の魂の力を奪っていたため子供の出生率が極端に下がり絶滅の危機に瀕していた人族の社会でも子供が生まれる様になった。魂の搾取がなくなったため、今後は寿命を迎えて亡くなった人の数だけ新たに赤ちゃんが生まれてくるはずだ。人口は減ったままなので何もかも元通りと言う訳にはいかないが、少なくともこじんまりではあるが持続可能な社会になった。一安心である。
こんな感じで私の上級神(最高神)としての生活が始まった。 もちろん色々と問題がある中のスタートであり気を抜けないがハルちゃんと一緒なら怖いものなしの私だ。それに皇帝ガープに力を取られた魂も種に戻っただけで消えてしまったわけではない。もう一度微生物の魂からのやり直しになるが、数億年もすれば再び人族の魂にまで進化するものも出てくるだろう。そうすれば人口も増加に転じるはずだ。私の銀河にも明るい未来が待っていると信じよう。
しばしの準備期間を経て行った初仕事は見事に成功し、私は銀河とともに再びリリ様の銀河と同じ次元へと戻ることが出来た。到着するとリリ様が歓迎の挨拶に来て下さった。下級神のひとりに先触れを頼んでいたので無事に到着するのを待っていてくれた様だ。リリ様は無事アバターに魂を移すことには成功したが、大きな魔力を使うのにはまだ訓練が必要らしい。
ちなみに上位次元から来た幼女は、銀河の転移前に元の上位次元に帰る様に命じて解放した。精神支配は継続時間が短いから上位次元に戻ってしばらくすれば解けるだろう。もっとも正気に戻った時にはすでに遅く、私達の銀河はどこかの下位次元に退避した後という寸法だ。申し訳ないが戦争に利用されるのは御免こうむる。
それから、この銀河の管理体制を考えるのはラルフさんに丸投げした。私が考えても碌な案が浮かばない自信がある。こういう時は出来る人に頼むのが一番と私の経験が告げているのだ。ラルフさんは以前から考えていたのか、「私案ですが」と断って案を出してくれた。まずは私の上級神の称号をリリ様に会わせて最高神に変え、その下にA級神100名、B級神10,000名、C級神約1,000,000名を置く。すなわち私がA級神100名を管理監督し、A級神はそれぞれがB級神100名を管理監督する。B級神の仕事はC級神の管理監督だ。C級神はそのまま現在の下級神である。なお現在の下級神であるC級神はもちろん自分の惑星を管理するが、A級神、B級神も各々の惑星の管理を兼任する。これは私が提供する予定の惑星安定用の魔道具があれば可能だろうとの事だ。これがラルフさんの私案である。私はラルフさんの案に概ね賛成したが、ひとつだけ注文を付けた。私の下に執政神を1名設け、最高神の補佐役な立場でA級神を管理監督することにしてはどうかと言う案だ。もちろん執政神とはラルフさんである。これはトップの最高神が忙しすぎてはリーダーとして適切な判断が出来なくなる可能性があり、特に上位次元からの侵略の可能性がある今、最高戦力である最高神はいつでも動ける様にしておくべきだろうというのが立て前。その心はハルちゃんとデートする時間が欲しいである。なにせハルちゃんがもうすぐ復活するのだ、その時に私が忙しすぎてすれ違いばかりなんて絶対に御免こうむる。ラルフさんにばれたら一喝されそうな本音をうまく隠して提案したら、意外にも「なるほど一理ありますな。」と納得された。いや、ラルフさん、もう少し人を疑った方が良いかもしれないよ。
こうして固まった銀河の管理組織案は第一回の神界総会に置いて賛成多数で可決された。こうしてこの銀河(銀河は上級神の名前を冠して呼ばれるのが慣例なので「リリ様の銀河」、「トモミ様の銀河」と言う様に呼ぶべきなのだが恥ずかしくて自分では呼べない)のA級神、B級神の人選も決まり。執政神を始めとしてA級神、B級神の神々は忙しくなった。頑張れラルフさん! ちなみに惑星安定化の魔道具は私も作っているがリリ様の銀河の中級神達が協力してくれて助かっている。こちらの銀河の下級神ではコピー魔法で複製を作るのに魔力が足りないのだ。
そしていよいよハルちゃんの魂をアバターに移す時がやって来た。ハルちゃんのアバターを作ったのは私だ。ハルちゃんの元の姿そっくりに作ったが年齢は私の現在の姿に合わせて13歳くらいに若返らせた。ハルちゃんの子供の頃そっくりのはずなのだが、なぜか本人からは「美化しすぎ」との感想を頂いた(解せぬ...)。魂の転生自体は上手く行った。抱き着いて大泣きする私の頭をハルちゃんはやさしく撫でてくれた。幸せである。
亜神と成ったハルちゃんには、C級神として皇帝ガープによって下級神が居なくなった惑星のひとつを任せることになっている。もちろん私も一緒に住むつもりだ。ラルフさんが何と言おうとこれだけは譲るつもりは無い。別に最高神の住む所がC級神の管理する惑星の一角でも問題ないじゃないか。昔の日本で東京都知事と総理大臣がどちらも東京に住んでいたのと同じだよとライルさんに分かるわけの無い言い訳をして煙に巻いた。
しばらくして皇帝ガープが亡くなった人々の魂の力を奪っていたため子供の出生率が極端に下がり絶滅の危機に瀕していた人族の社会でも子供が生まれる様になった。魂の搾取がなくなったため、今後は寿命を迎えて亡くなった人の数だけ新たに赤ちゃんが生まれてくるはずだ。人口は減ったままなので何もかも元通りと言う訳にはいかないが、少なくともこじんまりではあるが持続可能な社会になった。一安心である。
こんな感じで私の上級神(最高神)としての生活が始まった。 もちろん色々と問題がある中のスタートであり気を抜けないがハルちゃんと一緒なら怖いものなしの私だ。それに皇帝ガープに力を取られた魂も種に戻っただけで消えてしまったわけではない。もう一度微生物の魂からのやり直しになるが、数億年もすれば再び人族の魂にまで進化するものも出てくるだろう。そうすれば人口も増加に転じるはずだ。私の銀河にも明るい未来が待っていると信じよう。
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