【R18】完結・女なのにBL世界?!「いらない子」が溺愛に堕ちる!

たたら

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愛とエロはゆっくりはぐくみましょう

68:ヒヨコたちと…

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私はまず、エルヴィンの顔を覗き込んだ。

迷っている暇はない。

バーナードの時も上手くいった。

私の感情と、エルヴィンの命、
どちらが重要かなど、
聞くまでもない。

私はエルヴィンにキスをする。


えい!
と咬みつくようなキスだったけど、
うっすらと唇が開いたので、
そこから私の唾液を送り込んだ。

飲んで!
と願い、舌で唾液をエルヴィンの喉に押し込む。


女神ちゃんの話を総合すると
私にも聖女と同じ<癒しの力>を
手に入れているハズだ。


だから【試練】という名の
災害級の魔獣が出没したのだ。


私の体液が媚薬であり…癒しであるなら
きっとエルヴィンはこれで
少しの間なら、持ちこたえてくれるはず。


ゴク、とエルヴィンの喉が動いた。


じゅーっと音がして、
エルヴィンの顔や肩の傷から煙が出た。

え?
なに?

癒し…てるの?

そっと顔の包帯を外してみると、
エルヴィンの目の上にあった大きな傷が
じんわりと塞がっていくのが見えた。

私は、手ごたえを感じた。

私はエルヴィンの体に巻かれた包帯を
ゆっくりと外しながら、
その周囲に唾液を垂らす。

傷が酷くて、どうしても無理な箇所は
目をつぶって唾液を落とし、
舐めることができそうな傷は
頑張って舐めた。

エルヴィンの傷は…
たぶん、血は止まった、と思う。

傷の手当は最低限してあったので、
舐めても土やほこりが口に入ることは
無かったし、バーナードの時より
舐めることに抵抗はない。

エルヴィンの体の包帯をすべて解き、
目立った箇所に唾液を落としていくと、
エルヴィンの顔が良くなってきたのを感じた。


これなら、いきなり悪化して死ぬ、
なんてことはない…と思う。

次は、ケインだ。

私はエルヴィンをそのままにして、
今度はケインも同じように、口づける。

ケインはエルヴィンのように
自分から口を開けるとは思えなかった。

心臓の音も弱ってきているようだったし、
これは無理やりにでも私の…
【女神の祝福】を受け取ってもらわなければならない。


私は強引だと思ったが、
ケインの口を指でこじあけた。

そして、咬みつく。

ケインの口に舌を入れ、
唾液を送りつつ、ケインの舌を
吸い上げてみる。

だが、反応はない。


ケインに送った唾液は
ただ、口から零れるばかりだ。

この方法だと、ダメだ。

バーナードに使った祝福。

【どんなに瀕死の状態でも、私の中に
欲望を押し込めば傷はたちまち治り、
行為を続けることができる祝福】

これ…できるだろうか。

バーナードはあの時、
ちゃんと生きていて、体が動いた。

だからこそ、できた。

おそらく…エルヴィンも、
反応してくれたので、
できると思う。

でも、ケインは…。

何の反応もしないケインは…。

「違う、やるんだ」

私は、服を全部脱いだ。

恥ずかしいとか、
そんなのは、感じない。

できるか、できないか、でもない。

やるしかない。

私はケインの体に
駆けられていた布を取った。

エルヴィンとは違い、
ケインは一応…服は着ていた。

ただ…死んだように動かない。

呼吸をしているハズの胸も、
吐息さえ、聞こえない。

私は…ケインの服を脱がす。

私より少し背が高いケインは、
服を脱すことができない…わけではないけれど、
時間がもったいなくて、
護身用にとバーナードに持たされていた
小さなナイフでシャツを切り裂いた。

ズボンは下着ごと
ひっぱって脱がし、ベットの下に落とす。

私はケインに覆いかぶさるように
身体を密着させた。

冷たい肌に凍えたが、
私の体温を与えるように…
ベッタリと胸も、腹もひっつけて
ケインの足に自分の足を絡ませた。

そして体を合わせたまま
私は目の前にある
ケインの肩に舌を押し付けた。

できるだけ唾液がでるように。

皮膚から私の【癒し】が
沁みわたるように。

目に見える範囲…
顎から喉、肩、鎖骨と
舌を這わせた。

唾液を落とし、
指で広げながら、ケインの
体に塗り込んでいく。

少し体をずらし、
胸も、お腹も、
私は舌でケインを舐めた。

舐めた場所から、少しづつ
体温が戻ってきているような気がして
私は夢中でケインを舐め、
唾液を擦り込んでいく。

四つん這いのまま、
ずりずりと下へと移動しながら
ケインの太ももも、内股も、
ふくらはぎも、足先まで。

私の唾液がケインの体を
余すところなく塗りたくられたとき、
ケインの体が…わずかに光った。

ドクン、と心臓が…
ケインの心臓が動いた気がした。

私はケインの…萎えた欲望に触れる。

羞恥は捨てた。
女は度胸だ!

ぱくっと、咥えた。

それから、吸ったり、
舐めたりしたけれど、
ケインは全く反応しない。

何故!?

私は焦った。

早くケインを治し、
エルヴィンの傷も癒したいのに。

私は必死だった。

勃って!
お願い!

と必死で祈り、宿でバーナードに
されたことを思い出す。


先端を舌先で突き、
吸い上げる。

ダメだったら、幹の根元にある
玉にしゃぶりつく。

早く!
早く!

焦って、思わず歯を立ててしまった。

ピクっとケインの体が反応した。

……反応した!

私は嬉しくなって、
ケインの欲棒を必死で舐める。

二つの玉を交互に口に入れ、
しゃぶり、吸い、転がす。

じれったくて歯を当て、
咬みつきはしないけれど、
強引にじゅるじゅると吸い上げた。


すると、ケインの樹幹は
だんだんと固くなり、
勃ち上がり始めた。


安堵して、泣きたくなった時、
私の奥から、蜜が…こぼれた。


よかった。
これで…ケインを私の中に入れることができる。


私はケインに跨がった。


恐怖は、ある。

自分から…男性のモノを入れるのだ。

でも体内から溢れる蜜と、
甘い香りが、私を後押しする。

大丈夫。
私は…できる。

できる…!

ぐっと体重を掛けて、
私はケインを体内に飲み込んだ。

ケインの幹はまだ少し柔らかくて、
うまく入らない。

私はケインの樹幹を掴み、
なんとか…位置を変え、体内に押し込んだ。

ケインの幹は圧迫感的に言えば、
バーナードよりはマシだった。


マシと言ったら悪いかもしれないが、
内臓が押し出されるような
苦しさが無いので、動きやすい。

私は体を揺らして、ケインを
高めようと思ったが、
上手くいかなかった。

そこで思い切って、
身体を少し上げ、体内の樹幹を
引き出し、また深く入れる、
という高度な…

私にとってはかなり難易度が高い
技を取り入れることにした。

身体に力を入れて、
ケインの欲棒を締め付け、
また緩めてみる。

身体をゆすったり、
ケインの胸にもたれるように
前かがみになってみたり。

でも、なかなか体内の中にいる
ケインの欲望が弾ける気配がない。

早く!
早く!

焦って、焦って。

私がしんどくて…
力任せにお腹に力を入れた時、
ようやく…ケインの幹が
私の体内で固く、
大きくなったのを感じた。


もう、視界が見えない程
目に水が溜まっている。

「ケイン。
必ず…助けるから…
お願い。

早く…達して!」

祈る。
腰の動きを早くして、
ケインを締め付ける。

体の力を緩めて…
締め付けて…身体を揺さぶる。

「う…っ」

小さな…声がして、
ケインの瞼が震えた。

瞬間、ケインは私の中に吐精した。

ケインの体が光る。

成功…した?

くたくたになった体から
ケインの幹を引き出すと、
ケインの体の光は消え、
穏やかな呼吸音が聞こえてきた。

「良かった…」

体の中の魔力…というのだろうか。
女神ちゃんの言葉で言うところの
【愛】がごっそり無くなった気がする。

そういえば、女神ちゃんが

『永遠の愛などないから
【愛】は使ったら補充しなければならない』

と言っていたことを思い出した。

「ほんとに、身も蓋もない」

苦笑が漏れた。

女神がそんなことを言っていいんだろうか。

しかも私の中の【愛】は、
溜まったらこうして使い、
また【愛】を溜めなければならないのだ。

永遠に【愛のループ】から逃れられない、
さすが『激エロの金字塔』と煽り文句が
入っていただけのことはある。

女神ちゃんが大喜びの設定なんだろう。

確かに私はヴァレリアンたち3人に
【愛】をたっぷり与えられた。

その後、その与えられた【愛】を使って
バーナードの傷を癒した。

でも、そこで失った【愛】は
あの宿で、ヴァレリアンに
抱きつぶされ、満たされた。

もちろん、バーナードに
満たしてもらった【愛】もある。

たぶん、私の【愛】は今、
満タンになっているんだろう。

でも、ケインとエルヴィンの傷を
治すことで、きっとまた
空っぽになる。

いいけど。

不毛なループな気がする。

『愛は永遠に』が、一番いい…と思う。

私はエルヴィンのベットに
這って移動した。

体力が随分と減ってきている。

エルヴィンの身体は
私の唾液のおかげか、
生々しい傷は…なかった。

良かった。

スプラッタは苦手だ。
気を失いそうになる。

私は先ほど、傷が酷くて
舐めることができなかった傷に
舌を当てた。

傷口がある程度塞がっていて、
目をつぶったら、舐めるぐらいは
できそうだった。

ケインにしたように、
舌を体中に這わせて、
唾液を肌に擦り込む。


傷を負った個所を重点的に舐め、
最後に下半身にたどり着いた。

すでに私の奥から
蜜は溢れ出ていたし、
ケインの後だったので
なけなしの羞恥心も
抵抗もすっかりなくなった。

これを舐めて、勃たせて、
私の中に入れればいいんだ。

それだけを考えて、
私はエルヴィンの樹幹を口に入れる。

じゅるじゅると音を立てて、
先端を舐め、吸い上げる。


指先で、根元の玉に触れると、
さきほどのケインと同じように
樹幹が反応しはじめた。


なるほど。
男の人はここがいいのね。


なんて考えて、
私はその玉を口に入れた。

触るより、効率が良いと思ったのだ。

さっきのケインも、
私が歯を当てたことで反応したし。

すると、エルヴィンの樹幹は
あっというまに勃ちあがった。

良かった。

涙が…こぼれた。

「エルヴィン…あと少しだから、
頑張って」

こぽこぽと私は奥から蜜を垂らしている。

そこへエルヴィンの樹幹を導いた。

手を添え、息を吐きながら
私はエルヴィンを体内に入れる。

ゆっくり入れるつもりが、
体力が無くて、エルヴィンの上に
体重を掛けて座ってしまった。

悲鳴を…口を押えて飲み込んだ。

ケインの時は必死すぎて感じなかったけど、
物凄い衝撃だった。

身体を貫かれる…感覚。

だが、それに酔っている暇はない。

エルヴィンは大丈夫だったかと
不安になったが、傷が開いた様子も
苦しそうな様子もない。

私はほっとして、
エルヴィンを追い立てることにした。

「ユ…ウ…?」

声がした。

エルヴィンではなく、
私の隣から。

驚いて、ギューッと力いっぱい、
エルヴィンを締め付けた。

エルヴィンが小さく呻き、
私の中で精液を吐き出した。

途端、エルヴィンの身体も
光に包まれる。

ぐらぐらする体を押さえ、
私が体内からエルヴィンを引き抜くと、
光は収まり、エルヴィンの傷を
綺麗に治していく。

私は…体内から蜜と…
ケインと、エルヴィンの吐き出したものを
こぽ、っと垂れ流しながら、
ベットから転げ落ちた。

痛い…けど、痛くない。

体の中が…空っぽだ。

……疲れ…た。

「ユウ」と呼ばれた。
エルヴィンの声にも聞こえたが、
私は返事をすることができず…

気を失ってしまった。










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