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金持ちは株か不動産だよな
王都への帰還
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「ドリアード族は王都を見学したいようだ。一緒に帰還する」
「流石ですなあ」
「ん?」
「ジュン様の一声で気の長いドリアード族が即決しました」
「その通りなのです!」
「武人である私では難しい事でした。ジュン殿が居て助かりました」
「一手で状況を覆したにゃあ」
また皆勘違いしている。
俺の幸運値の高さのおかげだな。
「すぐ出発の準備を始めてくれ。それとドリアード族は移動は苦手だと思う。森を出たら荷車を出してドリアード族を乗せたい」
その瞬間ウサットの筋肉が隆起する。
「お任せください。私が荷車を引きましょう」
「頼んだ。だがまだ人が足りない。後は俺と他の者にもお願いしたい」
「ジュンが運ぶのは駄目なのです!ジュンは私達の当主なのです!」
「その通り!他の者は私が選びましょう」
100人をウサットだけが運ぶのは無理だろ。
「20名の兵を使ってください」
「ではローテーションを組んで速度を落とさないように移動する事にしましょう」
フィルとグレスが会議を始めた。
俺は荷車係から外れる。
出発の時間となりマナに連絡しに行く。
「マナ、出発の時間だ」
マナは笑顔で両手を差し出してくる。
俺に運んで欲しいのか?
俺が距離を詰めるとマナは子供のように無防備に抱き着いてきた。
「ちょ!ちょっと待て!パンツとブラジャーをつけてないだろ!」
ワンピースがめくれ上がる。
そして胸の感触を感じる。
「ラビイ、来てくれ」
ラビイに素早くマナのズボンと下着を作ってもらった。
マナは俺におんぶされつつ出発する。
こういう生き物どこかで見た事がある。
……ナマケモノだ!
そして俺の出発は遅れ最後尾に居た。
走って前に進む。
森を抜け道に入ると俺はストレージから荷車を出す。
「私の出番が来たようですな」
「ウサットさんには負けない」
「今回ばかりは俺が勝つだよ」
マッチョ達のマウント合戦が始まる。
そして荷車を引くマッチョ達の競争が始まった。
「それでは、よーい、スタート!」
フィルの合図とともに荷車がものすごい勢いで走り出す。
馬より速いんじゃないか?
「後方部隊!急ぐのですよ!」
「兵も後れを取るな!走れ!」
ウサット達に遅れないようにみんなも走り出す。
こうして素早い旅路が早まった。
【王都の門兵視点】
「ロングスパン領の主力と兵士の主力が遠征に行ってから少し暇になった」
「そうだな、朝と夕方以外はただでさえ暇なのにさらに暇になったぜ」
2名の兵士があくびをしながら話をする。
「ドリアード族は助かったかな?」
「何とかなるだろ。内政の英雄が直接向かったんだ」
「更に兵士長グレスとリースも居るか」
「そう言う事だ」
「うさぎ族のウサットにも尋常じゃないオーラを感じる」
「内政の英雄の下についてからマッチョになったよな」
「マッチョだけどそれだけじゃない。内から湧き出る凄味みたいなものを感じる」
「……おい、気のせいか?遠くに砂埃が上がっている」
「気のせいじゃない!魔物か!報告してくる!」
「待て!魔物じゃない!ドリアード救援隊だ!」
先頭を見るとマッチョの集団が荷車を引いて凄い勢いで近づいてくる。
「何て迫力だ。通常の3倍のスピードで接近してくる」
「あれがウサット。ファーマーでありながらクワ1つで魔物の群れを惨殺したウサットか」
「何てプレッシャーだ」
「まだまだ若い衆には負けませんぞ!!」
ウサットがぶっちぎりの1位で防壁の門に到着する。
「く!ウサットには勝てなかったか!」
「レベル差なのか!」
遅れて他のマッチョも到着する。
兵士たちが土煙でむせる。
「おや、これは失礼しました」
ウサットが執事のように礼をする。
急に礼儀正しくなったウサットに門兵は畏怖の念を感じていた。
マッチョモードと紳士モードの緩急が強すぎるのだ。
さらに後ろから本体が到着する。
「私が先に門をくぐるわけにはまいりません。ジュン様の為に道を空けるのです」
すべてのマッチョが横に道を空ける。
更に荷車には【森の賢者】と呼ばれるドリアード族が居た。
横に道を空け礼をするマッチョ。
そして森の賢者の神秘的な姿。
その開けた道を通るジュンに門兵は畏怖の念を感じていた。
「このまま出迎えしないのはまずい!」
「俺、皆に知らせてくる」
「俺もだ!」
こうしていつものようにパレードが始まった。
【ジュン視点】
「またパレードが始まってる」
「仕方のない事なのです。ジュンの凄味は皆に隠せない域まで達しているのです」
「いや、ウサット達のマッチョ軍団が目立つんだろ?それと、ドリアード族は王都の民にとっても珍しいのか」
「私もドリアード族は最近初めて見たです」
「特にエルフが神を崇めるように祈ってるんだけど?」
「エルフにとってドリアード族は神秘的な存在。精霊と同じようにみられているですよ。そしてそのドリアード族をおんぶして運ぶジュンは更に上位の存在に見られているのです」
「周りのおかげか」
あれだよな。
普通の人間でも王様のような恰好をして、周りの者がそれっぽく振舞ったら偉い人間に見えてくる。
つまり俺の力は一切働いていない。
「そんなことは無いのです。ジュンは英雄なのです。その時点で崇められる存在なのです。更に皆を救い、森の賢者たるドリアード族を連れ帰ったです」
「それだけではありません」
グレスが会話に入ってきた。
グレス!お前もか、お前だけは話に乗ってこないと思っていた。
「ジュン殿は多くの兵士が畏怖の思いを持って接しています。ジュン殿の力を知らない者でも、何かを察しているようなのです」
「兵士が俺を王のように扱うからだろ」
「それは仕方のない事です。ジュン殿のおかげで多くの者が少し前の私と同程度まで戦闘力を上昇させています。結果今月の死者数は一人もいません」
グレス、兵士長のお前が俺にそういう丁寧な態度を取っているのも原因の1つだと思うぞ。
そういえば最近グレスの活躍をよく聞く。
グレス率いる兵士が大量の魔物を狩り、王都周辺は安全になり、王都に人が集まって来るようになった。
グレス率いる兵士隊が居れば王都は安全と思われている。
人口が増えたせいかパレードの規模が大きくなっている。
歩いていると周りが更にざわざわし始める。
「おい!あそこを見ろ!王が道の途中で出迎えている!」
「本当だ!王ですら内政の英雄の前では礼を尽くすと言う事か!」
普通なら城で待つべき王がパレードの途中で兵を従え立って待っていたのだ。
大歓声に包まれた。
「流石ですなあ」
「ん?」
「ジュン様の一声で気の長いドリアード族が即決しました」
「その通りなのです!」
「武人である私では難しい事でした。ジュン殿が居て助かりました」
「一手で状況を覆したにゃあ」
また皆勘違いしている。
俺の幸運値の高さのおかげだな。
「すぐ出発の準備を始めてくれ。それとドリアード族は移動は苦手だと思う。森を出たら荷車を出してドリアード族を乗せたい」
その瞬間ウサットの筋肉が隆起する。
「お任せください。私が荷車を引きましょう」
「頼んだ。だがまだ人が足りない。後は俺と他の者にもお願いしたい」
「ジュンが運ぶのは駄目なのです!ジュンは私達の当主なのです!」
「その通り!他の者は私が選びましょう」
100人をウサットだけが運ぶのは無理だろ。
「20名の兵を使ってください」
「ではローテーションを組んで速度を落とさないように移動する事にしましょう」
フィルとグレスが会議を始めた。
俺は荷車係から外れる。
出発の時間となりマナに連絡しに行く。
「マナ、出発の時間だ」
マナは笑顔で両手を差し出してくる。
俺に運んで欲しいのか?
俺が距離を詰めるとマナは子供のように無防備に抱き着いてきた。
「ちょ!ちょっと待て!パンツとブラジャーをつけてないだろ!」
ワンピースがめくれ上がる。
そして胸の感触を感じる。
「ラビイ、来てくれ」
ラビイに素早くマナのズボンと下着を作ってもらった。
マナは俺におんぶされつつ出発する。
こういう生き物どこかで見た事がある。
……ナマケモノだ!
そして俺の出発は遅れ最後尾に居た。
走って前に進む。
森を抜け道に入ると俺はストレージから荷車を出す。
「私の出番が来たようですな」
「ウサットさんには負けない」
「今回ばかりは俺が勝つだよ」
マッチョ達のマウント合戦が始まる。
そして荷車を引くマッチョ達の競争が始まった。
「それでは、よーい、スタート!」
フィルの合図とともに荷車がものすごい勢いで走り出す。
馬より速いんじゃないか?
「後方部隊!急ぐのですよ!」
「兵も後れを取るな!走れ!」
ウサット達に遅れないようにみんなも走り出す。
こうして素早い旅路が早まった。
【王都の門兵視点】
「ロングスパン領の主力と兵士の主力が遠征に行ってから少し暇になった」
「そうだな、朝と夕方以外はただでさえ暇なのにさらに暇になったぜ」
2名の兵士があくびをしながら話をする。
「ドリアード族は助かったかな?」
「何とかなるだろ。内政の英雄が直接向かったんだ」
「更に兵士長グレスとリースも居るか」
「そう言う事だ」
「うさぎ族のウサットにも尋常じゃないオーラを感じる」
「内政の英雄の下についてからマッチョになったよな」
「マッチョだけどそれだけじゃない。内から湧き出る凄味みたいなものを感じる」
「……おい、気のせいか?遠くに砂埃が上がっている」
「気のせいじゃない!魔物か!報告してくる!」
「待て!魔物じゃない!ドリアード救援隊だ!」
先頭を見るとマッチョの集団が荷車を引いて凄い勢いで近づいてくる。
「何て迫力だ。通常の3倍のスピードで接近してくる」
「あれがウサット。ファーマーでありながらクワ1つで魔物の群れを惨殺したウサットか」
「何てプレッシャーだ」
「まだまだ若い衆には負けませんぞ!!」
ウサットがぶっちぎりの1位で防壁の門に到着する。
「く!ウサットには勝てなかったか!」
「レベル差なのか!」
遅れて他のマッチョも到着する。
兵士たちが土煙でむせる。
「おや、これは失礼しました」
ウサットが執事のように礼をする。
急に礼儀正しくなったウサットに門兵は畏怖の念を感じていた。
マッチョモードと紳士モードの緩急が強すぎるのだ。
さらに後ろから本体が到着する。
「私が先に門をくぐるわけにはまいりません。ジュン様の為に道を空けるのです」
すべてのマッチョが横に道を空ける。
更に荷車には【森の賢者】と呼ばれるドリアード族が居た。
横に道を空け礼をするマッチョ。
そして森の賢者の神秘的な姿。
その開けた道を通るジュンに門兵は畏怖の念を感じていた。
「このまま出迎えしないのはまずい!」
「俺、皆に知らせてくる」
「俺もだ!」
こうしていつものようにパレードが始まった。
【ジュン視点】
「またパレードが始まってる」
「仕方のない事なのです。ジュンの凄味は皆に隠せない域まで達しているのです」
「いや、ウサット達のマッチョ軍団が目立つんだろ?それと、ドリアード族は王都の民にとっても珍しいのか」
「私もドリアード族は最近初めて見たです」
「特にエルフが神を崇めるように祈ってるんだけど?」
「エルフにとってドリアード族は神秘的な存在。精霊と同じようにみられているですよ。そしてそのドリアード族をおんぶして運ぶジュンは更に上位の存在に見られているのです」
「周りのおかげか」
あれだよな。
普通の人間でも王様のような恰好をして、周りの者がそれっぽく振舞ったら偉い人間に見えてくる。
つまり俺の力は一切働いていない。
「そんなことは無いのです。ジュンは英雄なのです。その時点で崇められる存在なのです。更に皆を救い、森の賢者たるドリアード族を連れ帰ったです」
「それだけではありません」
グレスが会話に入ってきた。
グレス!お前もか、お前だけは話に乗ってこないと思っていた。
「ジュン殿は多くの兵士が畏怖の思いを持って接しています。ジュン殿の力を知らない者でも、何かを察しているようなのです」
「兵士が俺を王のように扱うからだろ」
「それは仕方のない事です。ジュン殿のおかげで多くの者が少し前の私と同程度まで戦闘力を上昇させています。結果今月の死者数は一人もいません」
グレス、兵士長のお前が俺にそういう丁寧な態度を取っているのも原因の1つだと思うぞ。
そういえば最近グレスの活躍をよく聞く。
グレス率いる兵士が大量の魔物を狩り、王都周辺は安全になり、王都に人が集まって来るようになった。
グレス率いる兵士隊が居れば王都は安全と思われている。
人口が増えたせいかパレードの規模が大きくなっている。
歩いていると周りが更にざわざわし始める。
「おい!あそこを見ろ!王が道の途中で出迎えている!」
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