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第86話
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朝日と共に目覚め、すぐに基礎訓練を始めた。
そして部屋を出て食事に向かうと助手席の男が手を振った。
「どうも」
「達也さん、おはようございます。遠慮なさらず朝食を盛ってください」
「はい」
俺は朝食を盛って座ると助手席の男が向かいに座る。
「気にせず食事を続けてください」
「分かりました」
「達也さんのサポートをさせていただきます。必要なものがあれば言ってください」
「おにぎりが欲しいです。昼食に食べたいので」
「分かりました。味の好みはありますか?」
「いえ、特には」
「ではいろんな味のおにぎりを1000個ほど用意します」
「1000、ですか、多いですね」
「ええ、達也さんはいくらでもダンジョンの中にいられるようにサポートしなければいけません。達也さんの食事がもし切れた場合日本はおにぎり1000個を上回る損失を受けます」
「そう言えば、スマホをしまっているのですが、出来ればダンジョンに集中したいのでしまったままにしたいです」
「分かりました。達也さんが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートいたします。その、出来ればでいいのでスマホをしまう理由だけでも教えて頂けませんか? 少し、その、上の方から色々と指摘がありそうなので」
「ニュースやネットが荒れていてスマホを見続けてしまいうと集中出来ませんから。戦いに集中する為です」
「はい、ありがとうございます」
俺は食事を食べてコーヒーを飲み干した。
「朝早いですが、出発しても良いですか?」
「ええ、いつでもどうぞ、確認ですが朝早くなるとして、何時以降に出発しますか?」
「最速で朝7時です」
「分かりました。移動中は遠慮なく寝てもスマホを見ても食べても何をしても構いませんので気を使わないようお願いします」
「分かりました」
今話している時点で気を使ってるんだよなあ。
やる事があるなら自分で向かって自分でやった方が気が楽なんだよなあ。
俺は車に向かう。
運転手の男が気づいて車から降り、後席のドアを開けた。
俺が乗るとドアを閉めて車が発進する。
少し走ると昨日のダンジョンにたどり着いた。
昨日のマスコミが近くにはおらず、離れている。
警察官がダンジョン入り口から締め出しているようだ。
ドローンを起動して配信を開始した。
『待ってたで!』
『達也がスマホをしまう宣言をしたから心配してたけど元気そうだ』
『ニュースとネットが荒れている、雑念を消したいらしい、政府から発表があったで』
「最近ツインハンドばかりを使っていたので今日は剣で戦います」
『達也にとってモンスターが弱すぎなんだよなあ』
『指を向けて撃てば終わるからね』
『飽きないようにするために変化は大事よ』
『剣の勘を取り戻したいのもあるんだろうな』
『戦ってくれる達也には感謝しかない』
『達也、ありがとうやで』
ダンジョンに入ると小鬼が出てきた。
小鬼は子供ほどの背丈で金棒を持っている。
鬼のダンジョンにいるモンスターは基本金棒を持った鬼でこっちに迫ってくるのだ。
俺はそれに合わせて剣を振った。
小鬼が倒れて魔石と鉱石に変わる。
『走らないんだな』
『散歩のように倒しておる』
『達人みたいにあまり動かないよな』
『あ、走った』
『奥に行くんだろうな』
『あれ? すぐに止まった』
「今から黒魔魔法で大きな音を出すので音量を下げてください」
『来るぞ!』
『準備OK!』
『ちょ! ま!』
黒魔法で巨大な風船を作り空気を圧縮した。
そして破裂させた。
パアアアアン!
小鬼が集まってくる。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
「「グギャアアアアアアアアアアアア!」」
通路から小鬼の群れがやってくる。
俺は腰を低く構えた。
小鬼は背が低い。
こうした方が剣を当てやすいのだ。
向かってくる小鬼の群れに横一線。
4体の小鬼を斬るとドロップ品に変わった。
俺は1振りで複数の小鬼を倒していく。
小鬼はまるで俺に吸い込まれてドロップ品に変わるようにやられていく。
小鬼の絶叫、そして剣で斬る音、ドロップ品が地面に落ちる音が鳴り続けた。
達也が剣で斬っている間配信コメントが盛り上がる。
達也が無双する事はもう当たり前になっている為ニュースネタに話は移る。
『ゲーマーズが引退したよな』
『引退記者会見はテレビ局のマスコミを入れずにゲーマーズ主催で行われている、あのやり方はうまいと思うわ』
『ゲーマーズ主催でマスコミを選別しているからマスコミからの嫌がらせみたいな質問は来ない、しかも引退記者会見はやった体になっているからマスコミも文句を言う事が出来ない』
『わざわざテレビ局や新聞社なんかには伝えずに冒険者資格を返納した後アメリカに渡って物理的な距離を取った上でゲーマーズ主催の記者会見を開く、徹底して困らせる質問をしてくる記者を排除してるよな。ゲーマーズは頭がいい』
『みんな若いからな、SNSの特性をうまく使っている、それにアメリカに行ったのはしばらくしてからアメリカで冒険者に復帰する宣言をする為だろうね、先のことまで考えてる』
『ゲーマーズは取材陣が取り囲んだり、政府の横槍が入ったり、ゲーマーズが効率よくモンスターを倒そうとしている所に邪魔をするように邪魔をする形になったり、逆に関東から出ないように縛りを入れたりしていた。おかげでみんなは急に移動を余儀なくされてホテル暮らしを余儀なくされた』
『達也と兄貴の活躍で上位陣の招集は減ったけど、人が死にそうになれば構わず招集をかけるだろうな』
『おまけに達也が要望を出した自衛隊の防から攻も、レンジャーを実験的に攻に変える事を与党が決めただけで正式な案は野党の嫌がらせ議論とマスコミの不安あおりで何度も足を引っ張られている』
『日本はなあ、中途半端に安全なんだよなあ、自衛隊が思うように攻撃を出来ないせいでモンスターが溢れ出して自衛隊が防衛をして盾になって死んでいく、予算が無くて自衛隊の給料を高く出来ないのは分かるけどせめて自衛隊が盾になって死ぬのだけはやめて欲しい、自衛隊に入れば盾にされて死ぬかもしれないと思わせるとますます自衛隊に入る人が減るで』
『予算はまず天下りをやめて欲しい、そこをやって国債を発行してからどうしようも出来なくなて始めて税金を取るなりして欲しいよな』
『ゲーマーズはそういう1つ1つの変えられない日本が嫌になったんだろうな、日本から抜けたい気持ちも分かるで』
『ゲーマーズは効率を意識している、でも日本は効率無視で自衛隊を運用してどうしようも出来なくなった部分を冒険者の招集で何とか持たせている。政府には今が緊急事態だと認めて欲しい』
『日本で上に行くメリットってあんまないよな。お金が手に入っても叩かれて寿命を削るイメージしかない』
『達也が奥に進む』
俺は奥に進んだ。
鬼が出てきた。
鬼の身長は大人サイズで金棒を持っている。
小鬼の上位モンスターだ。
4体の鬼が俺に向かってきた。
「「ぐぎゃあああああああああああ!」」
カウンターのように鬼4体をドロップ品に変える。
小鬼の時と同じ要領で黒魔法の風船を破裂させ鬼をおびき寄せる。
ドスンドスンドスンドスン!
大きな足音が聞こえた。
迫りくる鬼を追い越して大鬼が走ってくる。
大鬼は体長2メートルほどのボスクラスだ。
大きな金棒を持っている。
鬼のダンジョンはこの大鬼がいる事で不人気になり溢れ出しが起きやすくなっている。
大鬼は身体能力が高く、攻撃を受ければ1撃で冒険者や自衛官が死ぬ可能性がある。
冒険者レベル4の中級冒険者でも金棒の攻撃を受けて壁に叩きつけられ、運悪く金棒の連撃を受ければ普通に死ぬ事がある。
しかも大鬼はダンジョンを徘徊しており急に出てくる上に足が速い。
冒険者にとって鬼のダンジョンは怖いのだ。
そして部屋を出て食事に向かうと助手席の男が手を振った。
「どうも」
「達也さん、おはようございます。遠慮なさらず朝食を盛ってください」
「はい」
俺は朝食を盛って座ると助手席の男が向かいに座る。
「気にせず食事を続けてください」
「分かりました」
「達也さんのサポートをさせていただきます。必要なものがあれば言ってください」
「おにぎりが欲しいです。昼食に食べたいので」
「分かりました。味の好みはありますか?」
「いえ、特には」
「ではいろんな味のおにぎりを1000個ほど用意します」
「1000、ですか、多いですね」
「ええ、達也さんはいくらでもダンジョンの中にいられるようにサポートしなければいけません。達也さんの食事がもし切れた場合日本はおにぎり1000個を上回る損失を受けます」
「そう言えば、スマホをしまっているのですが、出来ればダンジョンに集中したいのでしまったままにしたいです」
「分かりました。達也さんが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートいたします。その、出来ればでいいのでスマホをしまう理由だけでも教えて頂けませんか? 少し、その、上の方から色々と指摘がありそうなので」
「ニュースやネットが荒れていてスマホを見続けてしまいうと集中出来ませんから。戦いに集中する為です」
「はい、ありがとうございます」
俺は食事を食べてコーヒーを飲み干した。
「朝早いですが、出発しても良いですか?」
「ええ、いつでもどうぞ、確認ですが朝早くなるとして、何時以降に出発しますか?」
「最速で朝7時です」
「分かりました。移動中は遠慮なく寝てもスマホを見ても食べても何をしても構いませんので気を使わないようお願いします」
「分かりました」
今話している時点で気を使ってるんだよなあ。
やる事があるなら自分で向かって自分でやった方が気が楽なんだよなあ。
俺は車に向かう。
運転手の男が気づいて車から降り、後席のドアを開けた。
俺が乗るとドアを閉めて車が発進する。
少し走ると昨日のダンジョンにたどり着いた。
昨日のマスコミが近くにはおらず、離れている。
警察官がダンジョン入り口から締め出しているようだ。
ドローンを起動して配信を開始した。
『待ってたで!』
『達也がスマホをしまう宣言をしたから心配してたけど元気そうだ』
『ニュースとネットが荒れている、雑念を消したいらしい、政府から発表があったで』
「最近ツインハンドばかりを使っていたので今日は剣で戦います」
『達也にとってモンスターが弱すぎなんだよなあ』
『指を向けて撃てば終わるからね』
『飽きないようにするために変化は大事よ』
『剣の勘を取り戻したいのもあるんだろうな』
『戦ってくれる達也には感謝しかない』
『達也、ありがとうやで』
ダンジョンに入ると小鬼が出てきた。
小鬼は子供ほどの背丈で金棒を持っている。
鬼のダンジョンにいるモンスターは基本金棒を持った鬼でこっちに迫ってくるのだ。
俺はそれに合わせて剣を振った。
小鬼が倒れて魔石と鉱石に変わる。
『走らないんだな』
『散歩のように倒しておる』
『達人みたいにあまり動かないよな』
『あ、走った』
『奥に行くんだろうな』
『あれ? すぐに止まった』
「今から黒魔魔法で大きな音を出すので音量を下げてください」
『来るぞ!』
『準備OK!』
『ちょ! ま!』
黒魔法で巨大な風船を作り空気を圧縮した。
そして破裂させた。
パアアアアン!
小鬼が集まってくる。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
「「グギャアアアアアアアアアアアア!」」
通路から小鬼の群れがやってくる。
俺は腰を低く構えた。
小鬼は背が低い。
こうした方が剣を当てやすいのだ。
向かってくる小鬼の群れに横一線。
4体の小鬼を斬るとドロップ品に変わった。
俺は1振りで複数の小鬼を倒していく。
小鬼はまるで俺に吸い込まれてドロップ品に変わるようにやられていく。
小鬼の絶叫、そして剣で斬る音、ドロップ品が地面に落ちる音が鳴り続けた。
達也が剣で斬っている間配信コメントが盛り上がる。
達也が無双する事はもう当たり前になっている為ニュースネタに話は移る。
『ゲーマーズが引退したよな』
『引退記者会見はテレビ局のマスコミを入れずにゲーマーズ主催で行われている、あのやり方はうまいと思うわ』
『ゲーマーズ主催でマスコミを選別しているからマスコミからの嫌がらせみたいな質問は来ない、しかも引退記者会見はやった体になっているからマスコミも文句を言う事が出来ない』
『わざわざテレビ局や新聞社なんかには伝えずに冒険者資格を返納した後アメリカに渡って物理的な距離を取った上でゲーマーズ主催の記者会見を開く、徹底して困らせる質問をしてくる記者を排除してるよな。ゲーマーズは頭がいい』
『みんな若いからな、SNSの特性をうまく使っている、それにアメリカに行ったのはしばらくしてからアメリカで冒険者に復帰する宣言をする為だろうね、先のことまで考えてる』
『ゲーマーズは取材陣が取り囲んだり、政府の横槍が入ったり、ゲーマーズが効率よくモンスターを倒そうとしている所に邪魔をするように邪魔をする形になったり、逆に関東から出ないように縛りを入れたりしていた。おかげでみんなは急に移動を余儀なくされてホテル暮らしを余儀なくされた』
『達也と兄貴の活躍で上位陣の招集は減ったけど、人が死にそうになれば構わず招集をかけるだろうな』
『おまけに達也が要望を出した自衛隊の防から攻も、レンジャーを実験的に攻に変える事を与党が決めただけで正式な案は野党の嫌がらせ議論とマスコミの不安あおりで何度も足を引っ張られている』
『日本はなあ、中途半端に安全なんだよなあ、自衛隊が思うように攻撃を出来ないせいでモンスターが溢れ出して自衛隊が防衛をして盾になって死んでいく、予算が無くて自衛隊の給料を高く出来ないのは分かるけどせめて自衛隊が盾になって死ぬのだけはやめて欲しい、自衛隊に入れば盾にされて死ぬかもしれないと思わせるとますます自衛隊に入る人が減るで』
『予算はまず天下りをやめて欲しい、そこをやって国債を発行してからどうしようも出来なくなて始めて税金を取るなりして欲しいよな』
『ゲーマーズはそういう1つ1つの変えられない日本が嫌になったんだろうな、日本から抜けたい気持ちも分かるで』
『ゲーマーズは効率を意識している、でも日本は効率無視で自衛隊を運用してどうしようも出来なくなった部分を冒険者の招集で何とか持たせている。政府には今が緊急事態だと認めて欲しい』
『日本で上に行くメリットってあんまないよな。お金が手に入っても叩かれて寿命を削るイメージしかない』
『達也が奥に進む』
俺は奥に進んだ。
鬼が出てきた。
鬼の身長は大人サイズで金棒を持っている。
小鬼の上位モンスターだ。
4体の鬼が俺に向かってきた。
「「ぐぎゃあああああああああああ!」」
カウンターのように鬼4体をドロップ品に変える。
小鬼の時と同じ要領で黒魔法の風船を破裂させ鬼をおびき寄せる。
ドスンドスンドスンドスン!
大きな足音が聞こえた。
迫りくる鬼を追い越して大鬼が走ってくる。
大鬼は体長2メートルほどのボスクラスだ。
大きな金棒を持っている。
鬼のダンジョンはこの大鬼がいる事で不人気になり溢れ出しが起きやすくなっている。
大鬼は身体能力が高く、攻撃を受ければ1撃で冒険者や自衛官が死ぬ可能性がある。
冒険者レベル4の中級冒険者でも金棒の攻撃を受けて壁に叩きつけられ、運悪く金棒の連撃を受ければ普通に死ぬ事がある。
しかも大鬼はダンジョンを徘徊しており急に出てくる上に足が速い。
冒険者にとって鬼のダンジョンは怖いのだ。
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