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第37話 ギャンブルコロシアム
コロシアムでルーレットショーが行われた。
大勢が集まれる会場はここだけだった。
入場料を払って多くの観客が集まった。
この入場料は王政の財源になる。
俺はディーラーを務め、他の遊び人がマイクで進行する。
「今回はメインイベントの前にルーレットトーナメントを開催します!参加資格は銀貨10枚のみ!優勝者には金貨10枚か娼館のスペシャルチケット、もしくは高価なアクセサリーのどれかがプレゼントされます!」
「「わあああああああああああああああああ!」」
サーラのルーレットだけではイベントはすぐに終わってしまう。
みんなも楽しめるイベントを用意しているのだ。
「ルールはとても簡単です!ルーレットの赤か黒を選んで銀貨10枚を賭けます!負ければ銀貨は没収ですが、勝てば次のステージへ!緑が出た場合は引き分けでルーレットをもう一度回します!」
王はいい商売をしている。
参加者は負ければ銀貨10枚を没収、買っても優勝しない限り増えない。
それでも参加者が多い。
ギャンブルというよりもおみくじの運試しみたいな感覚なんだろう。
それに皆楽しそうだ。
「今回はスペシャルゲストの登場です!リンク王国の第三王子トンテキ様と、アイアン王国の王、カイザー様です!」
「「わあああああああああああああああああ!」」
トンテキ王子には当日に悪い事を出来ないように持ち上げて持ち上げてイベントに参加してもらった。
「さあ、ルーレットギャンブルトーナメント開催!赤を選んだ方は右!黒を選んだ方は左の枠に入ってください!」
○×クイズか。
トーナメントの前に多すぎる参加者をふるいにかけるんだろう。
「さあ、ディーラー、ルーレットをお願いします!」
俺は直径5メートルほどのルーレットを出した。
「でけえええ!」
「絶対ギャンブルのレベルが高いぜ!」
「いいねいいねえ!盛り上がって来たよ!」
「燃えるぜ!」
アレ?ピエールさんとエマさんがいる!
ここまで来たのか!?
わざわざイベントに参加するために!
いや、サーカス団は移動がある。
同じ場所にいても飽きられてしまうのだ。
そう、サーカス団が移動したついでに来たに違いない。
「さあ!ボールが回ります!」
俺は大きめのボールを転がした。
「黒です!」
トンテキ王子と王は1発目で負けて退場した。
これもいいパフォーマンスだろう。
エマさんとピエールさんが残っている!
「どんどん行きますよ!第二回戦!開始!」
最初はトーナメント無しで参加者を減らして7人になった時点でトーナメントが始まった。
エマさんが残っている!
しかもシードだと!
ここからはカジノと同じルールで勝敗を決めていく。
銀貨10枚を使いいかに増やせるか、ルーレットの回数は5回と決まっており、5回回した時点での銀貨の多さで勝ち負けが決まる。
最終的には男性が優勝した。
「娼館のスペシャルチケットだあああああ!」
「優勝おめでとうございます!次のイベントは大食いギャンブルです!」
王やトンテキ王子などの8人で大食い対決をし、会場のみんなで誰が勝つか賭けるのだ。
トンテキ王子にはたくさん食べて早く眠って欲しい。
持ち上げて参加してもらったのだ。
「まずはこのステーキ10枚を早く食べて貰います!早く食べ終わった3人が決勝進出です!さあ、始まる前に賭けのチケットを購入しましょう!」
順調にイベントは進んだ。
◇
「今日のメインイベント!サーラ様の王位継承権破棄を賭けたルーレット対決だああああ!」
「「わあああああああああ!!!」」
王とトンテキ王子が前に出た。
俺は巨大なルーレットを出現させた。
王が前に出る。
「決めていなかった事がある。黒と赤、誰が選ぶかだ!そしてルーレットの緑となった場合はどうする?ユウタ、どう思う?」
サーラを見ると沈黙を守っている。
だがトンテキ王子が騒ぎ出した。
「僕がやる!僕は女神ティアに愛されているんだ!」
俺は目を閉じた。
直感が働かない、赤か黒、どっちがいいか分からない。
目を開けた。
「緑が出たらサーラ王女が自由に選択できます!赤か黒はトンテキ王子が決めてください」
「赤にする!赤が出たら王位継承権の破棄は取りやめだ!」
「サーラ、言っておくが王位継承権を破棄する事になれば、王家は一切の援助をしない!その覚悟はあるか!」
利害関係が色々とごちゃごちゃしているが、要は王はサーラが王家じゃなくなっても王家の責任じゃないですよ、帝国とは友好を続けますよと言っている。
「構いませんわ!」
「では、赤になった場合今回サーラは王位継承権は破棄しない、黒になった場合サーラは王位継承権を破棄する、緑が出たらサーラが選ぶ。そのルールで良いな!」
「はい!」
「いいよ!早く始めるんだ!」
「ではユウタ!ルーレット開始だ!」
ルーレットが回り、玉が勢いよく転がった。
玉の回転が遅くなり、緑のマスに落ちた。
「「おおおおおおおおお!」」
「サーラ!選べ!」
「わたくしは、王位継承権を破棄しますわ!」
こうしてイベントは終わった。
賭けに負けたトンテキ王子は落ち着いていた。
ああ、やはりそうか。
トンテキ王子の考えが分かった。
「僕の負けか。残念、本当に残念だ」
そう言ってトンテキ王子が笑った。
サーラの顔を見て分かった、サーラもトンテキ王子の狙いを察したのだ。
思った通りになったか。
「サーラ、今すぐ出ていくがいい!トンテキ王子はイベントの最後を締めくくる為最期まで出席して欲しい」
「そうだね。いいよ」
俺とサーラは素早く会場を出た。
そして王がトンテキ王子を足止めしている隙に王都を抜け出す。
この段取りも決めてあった。
トンテキ王子の狙いは、平民となったサーラを誘拐して体を奪う事だ。
平民を王子が好きにしても手を出せない。
トンテキ王子が欲しいのは王女としてのサーラではなく、サーラそのものなのだ。
サーラの部下と一緒に森に潜んでキャンプをする。
「うまくいきましたわね」
「ここまでは順調だ」
俺はトンテキ王子の行動を先読みしていた。
ギャンブルショーでトンテキ王子を気持ち良くしつつ持ち上げ、足止めする。
そして王位継承権の破棄が成功すればトンテキ王子を足止めしたまま、俺達は王都から逃げる。
そして森に潜んでいる隙にサーラの父である王にはリンク帝国に内密でトンテキ王子の件を相談してもらうのだ。
『トンテキ王子がカイザー王の娘、サーラを犯そうとしている』
トンテキ王子はアクションを起こすだろう、そうしなければリンク王国に相談できない。
トンテキ王子は致命的な問題行動を起こしてもらいたいのだ。
リンク王国は他国との外交を大事にしている。
そして帝国はトンテキ王子に手を焼いているらしい。
サーラの話を聞く限り帝国に相談しても悪い結果にはならないはずだ。
出来るだけ俺がトンテキ王子を暗殺しなくていい方法を取りたい。
「ユウタ、また賭けをしませんか?」
「今ここで?」
「ですわ。賭けの内容は……」
サーラはルールを説明した。
「分かった。ダイスを振ろう」
俺はダイスを振った。
◇
賭けの結果が出るとサーラが言った。
「その結果になるのですわね」
「ああ……」
「どうしましたの?」
「新しい攻撃を覚えた」
「まあ、偶然ですわね」
「サーラ、皆で無事に帰ろうな」
「皆が無事に帰る、それが賭けの成立条件ですものね」
「ああ、そうだ。それに、最後はハッピーエンドが好きだ」
「ユウタの策もありますし、うまくいきそうな気がしますわ」
「今は、森に隠れよう」
俺達は森の中で隠れて過ごした。
ユウタ・男・15才
ジョブ:遊び人
体力: 76
魔力: 72→121
速力: 112
器用: 110
幸運: 249
スキル:ステッキレベル9→10、曲芸レベル8、おさわりレベル8、ギャンブルレベル3→6
固有スキル:???
ギャンブルのスキルを上げた事で、ステッキのレベルが上がり新しい攻撃方法を覚えた。
あとがき
ギャンブルの伏線回収は後でやります。
大勢が集まれる会場はここだけだった。
入場料を払って多くの観客が集まった。
この入場料は王政の財源になる。
俺はディーラーを務め、他の遊び人がマイクで進行する。
「今回はメインイベントの前にルーレットトーナメントを開催します!参加資格は銀貨10枚のみ!優勝者には金貨10枚か娼館のスペシャルチケット、もしくは高価なアクセサリーのどれかがプレゼントされます!」
「「わあああああああああああああああああ!」」
サーラのルーレットだけではイベントはすぐに終わってしまう。
みんなも楽しめるイベントを用意しているのだ。
「ルールはとても簡単です!ルーレットの赤か黒を選んで銀貨10枚を賭けます!負ければ銀貨は没収ですが、勝てば次のステージへ!緑が出た場合は引き分けでルーレットをもう一度回します!」
王はいい商売をしている。
参加者は負ければ銀貨10枚を没収、買っても優勝しない限り増えない。
それでも参加者が多い。
ギャンブルというよりもおみくじの運試しみたいな感覚なんだろう。
それに皆楽しそうだ。
「今回はスペシャルゲストの登場です!リンク王国の第三王子トンテキ様と、アイアン王国の王、カイザー様です!」
「「わあああああああああああああああああ!」」
トンテキ王子には当日に悪い事を出来ないように持ち上げて持ち上げてイベントに参加してもらった。
「さあ、ルーレットギャンブルトーナメント開催!赤を選んだ方は右!黒を選んだ方は左の枠に入ってください!」
○×クイズか。
トーナメントの前に多すぎる参加者をふるいにかけるんだろう。
「さあ、ディーラー、ルーレットをお願いします!」
俺は直径5メートルほどのルーレットを出した。
「でけえええ!」
「絶対ギャンブルのレベルが高いぜ!」
「いいねいいねえ!盛り上がって来たよ!」
「燃えるぜ!」
アレ?ピエールさんとエマさんがいる!
ここまで来たのか!?
わざわざイベントに参加するために!
いや、サーカス団は移動がある。
同じ場所にいても飽きられてしまうのだ。
そう、サーカス団が移動したついでに来たに違いない。
「さあ!ボールが回ります!」
俺は大きめのボールを転がした。
「黒です!」
トンテキ王子と王は1発目で負けて退場した。
これもいいパフォーマンスだろう。
エマさんとピエールさんが残っている!
「どんどん行きますよ!第二回戦!開始!」
最初はトーナメント無しで参加者を減らして7人になった時点でトーナメントが始まった。
エマさんが残っている!
しかもシードだと!
ここからはカジノと同じルールで勝敗を決めていく。
銀貨10枚を使いいかに増やせるか、ルーレットの回数は5回と決まっており、5回回した時点での銀貨の多さで勝ち負けが決まる。
最終的には男性が優勝した。
「娼館のスペシャルチケットだあああああ!」
「優勝おめでとうございます!次のイベントは大食いギャンブルです!」
王やトンテキ王子などの8人で大食い対決をし、会場のみんなで誰が勝つか賭けるのだ。
トンテキ王子にはたくさん食べて早く眠って欲しい。
持ち上げて参加してもらったのだ。
「まずはこのステーキ10枚を早く食べて貰います!早く食べ終わった3人が決勝進出です!さあ、始まる前に賭けのチケットを購入しましょう!」
順調にイベントは進んだ。
◇
「今日のメインイベント!サーラ様の王位継承権破棄を賭けたルーレット対決だああああ!」
「「わあああああああああ!!!」」
王とトンテキ王子が前に出た。
俺は巨大なルーレットを出現させた。
王が前に出る。
「決めていなかった事がある。黒と赤、誰が選ぶかだ!そしてルーレットの緑となった場合はどうする?ユウタ、どう思う?」
サーラを見ると沈黙を守っている。
だがトンテキ王子が騒ぎ出した。
「僕がやる!僕は女神ティアに愛されているんだ!」
俺は目を閉じた。
直感が働かない、赤か黒、どっちがいいか分からない。
目を開けた。
「緑が出たらサーラ王女が自由に選択できます!赤か黒はトンテキ王子が決めてください」
「赤にする!赤が出たら王位継承権の破棄は取りやめだ!」
「サーラ、言っておくが王位継承権を破棄する事になれば、王家は一切の援助をしない!その覚悟はあるか!」
利害関係が色々とごちゃごちゃしているが、要は王はサーラが王家じゃなくなっても王家の責任じゃないですよ、帝国とは友好を続けますよと言っている。
「構いませんわ!」
「では、赤になった場合今回サーラは王位継承権は破棄しない、黒になった場合サーラは王位継承権を破棄する、緑が出たらサーラが選ぶ。そのルールで良いな!」
「はい!」
「いいよ!早く始めるんだ!」
「ではユウタ!ルーレット開始だ!」
ルーレットが回り、玉が勢いよく転がった。
玉の回転が遅くなり、緑のマスに落ちた。
「「おおおおおおおおお!」」
「サーラ!選べ!」
「わたくしは、王位継承権を破棄しますわ!」
こうしてイベントは終わった。
賭けに負けたトンテキ王子は落ち着いていた。
ああ、やはりそうか。
トンテキ王子の考えが分かった。
「僕の負けか。残念、本当に残念だ」
そう言ってトンテキ王子が笑った。
サーラの顔を見て分かった、サーラもトンテキ王子の狙いを察したのだ。
思った通りになったか。
「サーラ、今すぐ出ていくがいい!トンテキ王子はイベントの最後を締めくくる為最期まで出席して欲しい」
「そうだね。いいよ」
俺とサーラは素早く会場を出た。
そして王がトンテキ王子を足止めしている隙に王都を抜け出す。
この段取りも決めてあった。
トンテキ王子の狙いは、平民となったサーラを誘拐して体を奪う事だ。
平民を王子が好きにしても手を出せない。
トンテキ王子が欲しいのは王女としてのサーラではなく、サーラそのものなのだ。
サーラの部下と一緒に森に潜んでキャンプをする。
「うまくいきましたわね」
「ここまでは順調だ」
俺はトンテキ王子の行動を先読みしていた。
ギャンブルショーでトンテキ王子を気持ち良くしつつ持ち上げ、足止めする。
そして王位継承権の破棄が成功すればトンテキ王子を足止めしたまま、俺達は王都から逃げる。
そして森に潜んでいる隙にサーラの父である王にはリンク帝国に内密でトンテキ王子の件を相談してもらうのだ。
『トンテキ王子がカイザー王の娘、サーラを犯そうとしている』
トンテキ王子はアクションを起こすだろう、そうしなければリンク王国に相談できない。
トンテキ王子は致命的な問題行動を起こしてもらいたいのだ。
リンク王国は他国との外交を大事にしている。
そして帝国はトンテキ王子に手を焼いているらしい。
サーラの話を聞く限り帝国に相談しても悪い結果にはならないはずだ。
出来るだけ俺がトンテキ王子を暗殺しなくていい方法を取りたい。
「ユウタ、また賭けをしませんか?」
「今ここで?」
「ですわ。賭けの内容は……」
サーラはルールを説明した。
「分かった。ダイスを振ろう」
俺はダイスを振った。
◇
賭けの結果が出るとサーラが言った。
「その結果になるのですわね」
「ああ……」
「どうしましたの?」
「新しい攻撃を覚えた」
「まあ、偶然ですわね」
「サーラ、皆で無事に帰ろうな」
「皆が無事に帰る、それが賭けの成立条件ですものね」
「ああ、そうだ。それに、最後はハッピーエンドが好きだ」
「ユウタの策もありますし、うまくいきそうな気がしますわ」
「今は、森に隠れよう」
俺達は森の中で隠れて過ごした。
ユウタ・男・15才
ジョブ:遊び人
体力: 76
魔力: 72→121
速力: 112
器用: 110
幸運: 249
スキル:ステッキレベル9→10、曲芸レベル8、おさわりレベル8、ギャンブルレベル3→6
固有スキル:???
ギャンブルのスキルを上げた事で、ステッキのレベルが上がり新しい攻撃方法を覚えた。
あとがき
ギャンブルの伏線回収は後でやります。
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