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第41話 ロックショットの勘違い
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旅は順調だ。
「やあ!」
チャージボアを新兵が攻撃して倒した。
皆戦闘に慣れてきている。
地下の訓練は効果が大きかったようだ。
「テントを組み立てますね」
「私は料理」
「木を集めてきます」
旅にも慣れてきている。
「マッサージをお願いします」
「分かった」
マッサージで疲れを癒し、1日で半分の道のりを進んだ。
だが、次の日、奴が現れた。
「ユウタ、狡猾なロックショットですわ!」
「エースか!何でここに!」
「こちらの位置はバレていますわ!」
「分かった。戦おう」
逃げても奇襲をかけられたら厄介だし食料にも限りがある。
1回目に会った時はロックショットが魔力切れの状態で打ち合った。
2回目に会ったのはロックショットが2人のエースに追いかけられていてろくに戦ってもいない。
幸運に救われてきた。
でも、今回はそうじゃない。
「わたくしもいますわ」
「そうだな。サーラがいれば心強い」
見晴らしのいい草原にロックショットが1体で立っていた。
俺とサーラはロックガトリングを警戒して固まらない位置取りにした。
「来たか、生意気な遊び人」
「ロックショット、いつもよく分からないタイミングで会うな」
「それはこっちのセリフだ」
「で?今何をしているんだ?」
「別に何も、偶然気に入らない遊び人を見つけた。だから殺そうと思った。それだけだ」
「2対1だけど、それでも戦うのか」
「俺はエースだ。たった2人で何が出来る!お前が生き残って来たのは今まで運が良かっただけだ!」
「そうか。戦うんだろ?早く始めようか」
「ロックガトリング!」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!
こいつ、いつもと違う!
いきなり切り札を使って来た!
目がいつもより野性的で前会った時と雰囲気が違う。
ロックガトリングがサーラを狙った。
「く、まずい、ですわ!」
「がはははははは!目障りな矢を撃たれる前に潰してやる!」
サーラが攻撃を回避するがどんどん追い詰められていく。
避けきれず攻撃受けて吹き飛ぶ。
まずい!離れて位置取りをしたのがあだになったか!
パラソルで守れない!
俺が攻撃を仕掛けて注意を引く!
腰からナイフを取り出し投げつつ走る。
「無駄だ!」
ロックガトリングでナイフが弾かれた。
「アタックダイス!」
俺は新スキルを使った。
ギャンブルのスキルを上げる事でステッキのレベルが10になり覚えた。
右手に1辺50センチほどのダイスが現れ投げると空中でバウンドする。
このスキルは攻撃まで時間がかかるのが難点だ。
その瞬間にロックショットが驚き、即俺にターゲットを変えた。
「パラソル!」
俺はパラソルでロックガトリングをガードする。
距離が近く、パラソルを使わなければ防ぎきれなかったのだ。
バウンドが止まったアタックダイスは6の目を出した。
「6の目だ!」
するとアタックダイスが光を放ちロックショットに飛んでいく。
「や、やめろおおおおお!」
ロックガトリングをアタックダイスに向けて撃った事で俺への攻撃は止んだ。
ロックガトリングを受けたアタックダイスが小型の爆発を発生させた。
チュドーン!
「アタックダイスを知っているのか!アタックダイス!」
そう言いながら俺は次のアタックダイスを振った。
「貴様あああ!アタックダイスだと!ジョーカーと同じか!スキルのレベルを上げたな!」
「なぜ離れた!あまり遠くからだとロックガトリングが当てにくいだろ!近づいてやる!」
そう言いながら俺はステッキを振りかぶってロックショットに向かった。
だがロックショットは後ろに下がる。
「知っているぞ!アタックダイスはダイスの目が大きいほど威力が高まる小型の爆発攻撃だ!お前の半径10メートル以内に入った瞬間にオートで敵にぶつかり爆発する!発動間隔はステッキとは別枠で10秒に一回!まさか、固有スキルを覚えているのか!?」
ロックショットが焦ったので俺は質問に答えるのをやめた。
そして笑顔を作った。
「なぜ答えない!」
「そんな事よりこっちに来い。アタックダイスがもったいないだろ」
「似ている!ジョーカーに似ている!なぜ質問に答えない!」
やたらとジョーカーに反応しているようだ。
ジョーカーって誰だ?
「ロックガトリングを当てたいだろ?こっちに来い、下がるな」
「近づいたら何をしてくる気だ!」
「……」
「なぜ答えない!」
黙っていた方が良いだろう。
俺は笑顔を張り付けたまま無言になった。
そしてロックショットに向かって行く。
「来るな!きょ、今日は勘弁してやる!」
ロックショットが逃げて行った。
危なかった。
ロックガトリングは脅威だ。
もしも、ロックガトリングを俺だけに集中して撃たれていたらどうなっていたか分からない。
ロックショットか、強いけどバカでよかった。
「やあ!」
チャージボアを新兵が攻撃して倒した。
皆戦闘に慣れてきている。
地下の訓練は効果が大きかったようだ。
「テントを組み立てますね」
「私は料理」
「木を集めてきます」
旅にも慣れてきている。
「マッサージをお願いします」
「分かった」
マッサージで疲れを癒し、1日で半分の道のりを進んだ。
だが、次の日、奴が現れた。
「ユウタ、狡猾なロックショットですわ!」
「エースか!何でここに!」
「こちらの位置はバレていますわ!」
「分かった。戦おう」
逃げても奇襲をかけられたら厄介だし食料にも限りがある。
1回目に会った時はロックショットが魔力切れの状態で打ち合った。
2回目に会ったのはロックショットが2人のエースに追いかけられていてろくに戦ってもいない。
幸運に救われてきた。
でも、今回はそうじゃない。
「わたくしもいますわ」
「そうだな。サーラがいれば心強い」
見晴らしのいい草原にロックショットが1体で立っていた。
俺とサーラはロックガトリングを警戒して固まらない位置取りにした。
「来たか、生意気な遊び人」
「ロックショット、いつもよく分からないタイミングで会うな」
「それはこっちのセリフだ」
「で?今何をしているんだ?」
「別に何も、偶然気に入らない遊び人を見つけた。だから殺そうと思った。それだけだ」
「2対1だけど、それでも戦うのか」
「俺はエースだ。たった2人で何が出来る!お前が生き残って来たのは今まで運が良かっただけだ!」
「そうか。戦うんだろ?早く始めようか」
「ロックガトリング!」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!
こいつ、いつもと違う!
いきなり切り札を使って来た!
目がいつもより野性的で前会った時と雰囲気が違う。
ロックガトリングがサーラを狙った。
「く、まずい、ですわ!」
「がはははははは!目障りな矢を撃たれる前に潰してやる!」
サーラが攻撃を回避するがどんどん追い詰められていく。
避けきれず攻撃受けて吹き飛ぶ。
まずい!離れて位置取りをしたのがあだになったか!
パラソルで守れない!
俺が攻撃を仕掛けて注意を引く!
腰からナイフを取り出し投げつつ走る。
「無駄だ!」
ロックガトリングでナイフが弾かれた。
「アタックダイス!」
俺は新スキルを使った。
ギャンブルのスキルを上げる事でステッキのレベルが10になり覚えた。
右手に1辺50センチほどのダイスが現れ投げると空中でバウンドする。
このスキルは攻撃まで時間がかかるのが難点だ。
その瞬間にロックショットが驚き、即俺にターゲットを変えた。
「パラソル!」
俺はパラソルでロックガトリングをガードする。
距離が近く、パラソルを使わなければ防ぎきれなかったのだ。
バウンドが止まったアタックダイスは6の目を出した。
「6の目だ!」
するとアタックダイスが光を放ちロックショットに飛んでいく。
「や、やめろおおおおお!」
ロックガトリングをアタックダイスに向けて撃った事で俺への攻撃は止んだ。
ロックガトリングを受けたアタックダイスが小型の爆発を発生させた。
チュドーン!
「アタックダイスを知っているのか!アタックダイス!」
そう言いながら俺は次のアタックダイスを振った。
「貴様あああ!アタックダイスだと!ジョーカーと同じか!スキルのレベルを上げたな!」
「なぜ離れた!あまり遠くからだとロックガトリングが当てにくいだろ!近づいてやる!」
そう言いながら俺はステッキを振りかぶってロックショットに向かった。
だがロックショットは後ろに下がる。
「知っているぞ!アタックダイスはダイスの目が大きいほど威力が高まる小型の爆発攻撃だ!お前の半径10メートル以内に入った瞬間にオートで敵にぶつかり爆発する!発動間隔はステッキとは別枠で10秒に一回!まさか、固有スキルを覚えているのか!?」
ロックショットが焦ったので俺は質問に答えるのをやめた。
そして笑顔を作った。
「なぜ答えない!」
「そんな事よりこっちに来い。アタックダイスがもったいないだろ」
「似ている!ジョーカーに似ている!なぜ質問に答えない!」
やたらとジョーカーに反応しているようだ。
ジョーカーって誰だ?
「ロックガトリングを当てたいだろ?こっちに来い、下がるな」
「近づいたら何をしてくる気だ!」
「……」
「なぜ答えない!」
黙っていた方が良いだろう。
俺は笑顔を張り付けたまま無言になった。
そしてロックショットに向かって行く。
「来るな!きょ、今日は勘弁してやる!」
ロックショットが逃げて行った。
危なかった。
ロックガトリングは脅威だ。
もしも、ロックガトリングを俺だけに集中して撃たれていたらどうなっていたか分からない。
ロックショットか、強いけどバカでよかった。
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