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【オガ視点】戦う臆病者③
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『ハイリジェネのスキルを習得しました』
ハイリジェネ……すべての回復力を10分間アップする!
「ハイリジェネ!」
傷が治っていく。
息が楽になっていく。
視界が戻ってきた!
大楯を両手に持って構える。
「シールドラッシュ!」
前にいるスケルトンを砕きながら突撃する。
戦闘を走るスケルトンを剣で斬り倒す。
右腕を振って大楯で砕く。
一気にスケルトンと倒し、魔王様に向いていたターゲットを自分に移した。
「どんどん集まってくるだ!どんどん俺に向かってくるだよ!」
まとまってかかってくればまとめて倒す。
前より倒しやすい!
地面にスケルトンの残骸が多くなってくる。
「おらが守るだよおおおおぉ!!!」
【メツ視点】
我は陰から暗黒重騎士の様子を伺う。
奴は何なのだ?
レベルはたった100程度。
だが奴のおかげで何体のスケルトンが倒された?
何千のスケルトンが倒された?
奴は危険だ!
死を覚悟して向かって来る。
魔王より奴の方が手に負えん。
最初は順調だった。
この国には今魔王と青竜の女、それしか強敵はいないと分かっていた。
つまり2人、そうでなくても片方倒すだけで我の恐怖を植え付けることが出来た。
魔王に我を1体当て、底を探ってから3体全員で潰すつもりだった。
魔王が力を出し尽くし、3体で攻めたが青竜の女が奇襲を仕掛けて我がまた1体やられた。
だがそれも計算の内だった。
我が2体だけになり、念のためにスケルトン部隊で確実に魔王を殺す事にした。
2体の我がやられれば我はお終いだ。
念には念を入れた。
時間が経てば我は4体に回復する。
焦る必要は無い。
だが奴がいた!
最初は雑魚かと思っていた。
だが念には念の為にスケルトンに追わせた。
直接手を下して我が2体やられれば終わり。
すぐ2人とも殺せる。
そう思っていたが殺せない。
それどころか奴はスケルトン部隊を殲滅しようとしている。
わが軍は大打撃を受けた。
魔王より奴が危険。
奴が成長すれば我を倒す力を手に入れる。
我が直接前に出る!
後ろから近づいて奇襲をかける。
2体の我で骨の弾丸を打ち込む。
「ぬおおおおおおおおお!」
指から骨の弾丸を発射する。
「おごおおおおおお!」
我ら2体の骨の弾丸を大楯で受けながら突撃してきた!
化け物か!
我の内1体を盾で突き飛ばして転倒した我に何度も剣を突き立ててくる。
横から我が骨の弾丸を飛ばしている。
傷を受けながら我の弾丸に目もくれず倒れた方の我を狙うか。
我が倒された!
残るは我1体のみ。
我が4体に回復するまで時間がかかりすぎる!
「次はお前だけだああああ!魔王様は絶対に殺させないだよおおお!」
こいつは危険だ!
すべてのスケルトン部隊を生贄にして我を回復させる!
我は暗黒重騎士から距離を取った。
「おごおおおおおおお!」
奴が投げた剣が胸に刺さる!
自身の武器を投げてくるのか!
こいつは危険だ!
スキルを発動させる!
大量のスケルトンが集まり、我を1体生みだした。
「我が2体に回復した!絶望せよ!」
「おごおおおおおお!!」
なぜ恐怖しない!
奴は大楯で突撃してきた。
骨の弾丸を撃ってもひるむ事が無い。
我を回復させてもひるむ事が無い!
「おごおおおおお!」
骨の弾丸を浴びせる。
奴が突撃の途中で倒れた。
「……死んだか?」
「……」
「おごおおおおおおおお!!!」
急に起き上がってきた!
奴に指を向けた瞬間。
我ら2体を炎が包んだ。
ハイリジェネ……すべての回復力を10分間アップする!
「ハイリジェネ!」
傷が治っていく。
息が楽になっていく。
視界が戻ってきた!
大楯を両手に持って構える。
「シールドラッシュ!」
前にいるスケルトンを砕きながら突撃する。
戦闘を走るスケルトンを剣で斬り倒す。
右腕を振って大楯で砕く。
一気にスケルトンと倒し、魔王様に向いていたターゲットを自分に移した。
「どんどん集まってくるだ!どんどん俺に向かってくるだよ!」
まとまってかかってくればまとめて倒す。
前より倒しやすい!
地面にスケルトンの残骸が多くなってくる。
「おらが守るだよおおおおぉ!!!」
【メツ視点】
我は陰から暗黒重騎士の様子を伺う。
奴は何なのだ?
レベルはたった100程度。
だが奴のおかげで何体のスケルトンが倒された?
何千のスケルトンが倒された?
奴は危険だ!
死を覚悟して向かって来る。
魔王より奴の方が手に負えん。
最初は順調だった。
この国には今魔王と青竜の女、それしか強敵はいないと分かっていた。
つまり2人、そうでなくても片方倒すだけで我の恐怖を植え付けることが出来た。
魔王に我を1体当て、底を探ってから3体全員で潰すつもりだった。
魔王が力を出し尽くし、3体で攻めたが青竜の女が奇襲を仕掛けて我がまた1体やられた。
だがそれも計算の内だった。
我が2体だけになり、念のためにスケルトン部隊で確実に魔王を殺す事にした。
2体の我がやられれば我はお終いだ。
念には念を入れた。
時間が経てば我は4体に回復する。
焦る必要は無い。
だが奴がいた!
最初は雑魚かと思っていた。
だが念には念の為にスケルトンに追わせた。
直接手を下して我が2体やられれば終わり。
すぐ2人とも殺せる。
そう思っていたが殺せない。
それどころか奴はスケルトン部隊を殲滅しようとしている。
わが軍は大打撃を受けた。
魔王より奴が危険。
奴が成長すれば我を倒す力を手に入れる。
我が直接前に出る!
後ろから近づいて奇襲をかける。
2体の我で骨の弾丸を打ち込む。
「ぬおおおおおおおおお!」
指から骨の弾丸を発射する。
「おごおおおおおお!」
我ら2体の骨の弾丸を大楯で受けながら突撃してきた!
化け物か!
我の内1体を盾で突き飛ばして転倒した我に何度も剣を突き立ててくる。
横から我が骨の弾丸を飛ばしている。
傷を受けながら我の弾丸に目もくれず倒れた方の我を狙うか。
我が倒された!
残るは我1体のみ。
我が4体に回復するまで時間がかかりすぎる!
「次はお前だけだああああ!魔王様は絶対に殺させないだよおおお!」
こいつは危険だ!
すべてのスケルトン部隊を生贄にして我を回復させる!
我は暗黒重騎士から距離を取った。
「おごおおおおおおお!」
奴が投げた剣が胸に刺さる!
自身の武器を投げてくるのか!
こいつは危険だ!
スキルを発動させる!
大量のスケルトンが集まり、我を1体生みだした。
「我が2体に回復した!絶望せよ!」
「おごおおおおおお!!」
なぜ恐怖しない!
奴は大楯で突撃してきた。
骨の弾丸を撃ってもひるむ事が無い。
我を回復させてもひるむ事が無い!
「おごおおおおお!」
骨の弾丸を浴びせる。
奴が突撃の途中で倒れた。
「……死んだか?」
「……」
「おごおおおおおおおお!!!」
急に起き上がってきた!
奴に指を向けた瞬間。
我ら2体を炎が包んだ。
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