モシテクター

みぃ

文字の大きさ
1 / 1

モシテクター

しおりを挟む
近未来警察は力を弱めてしまった。理由は特殊な能力を持った者達が現れたからである。そのもの達は【シスクッテト】という組織であり、世界支配を企んでいる。それを阻止するため現れたのが【モシテクター】である。



「うらぁ!てめぇら大人しくしてな!俺らはあのシスクッテトの組織だぜ!殺されたくなけりゃ俺らのいうことを聞くんだな!」
男の怒鳴り声で目が覚めた。目を開けたら拳銃を持った男達が5人いた。人質もいるしシスクッテトの仲間だと言っているから警察も手が出せないでいるのだろう。外で混乱してるのが見える。
買い物してたら...急に頭殴られて...ああ...
「はぁ、なんでこんな目に...」
私は愛沢 怜音(あいざわ れの)普通の女子高生。なのに...なんで...
そんな事考えている暇なんてない!どうにかして人質達を逃がさなきゃ!これでも喧嘩は強いんだから!
腕を結んでいる縄を解き私を見ていないのを確認して一番近くにいる奴から攻撃する。攻撃と言っても蹴りとか素でなんだけど...
「ぐわっ...てめえこのアマ!グハッ」
「5人...これで全員倒せた!」
「まだよお嬢さん!1人残ってるわ!」
「え?」
若々しい妊婦さんが言った瞬間振り向くとパイプのようなもので私を殴ろうとする男。とっさに間に合わない。そう思い目をつぶった時だった。
「うわぁぁ」
ドドドん
「へ...?」
「あんたさ、正義感があるのか知らないけど危ない事に首突っ込むなよ。人質なんだから。殺されても知らないよ?」
不機嫌そうな顔をした男の人が私に話しかけてきた。
「...人の話聞いてんの?」 
「え!?あ、聞いてます!何でしたっけ?」
「......聞いてないじゃん」
「へ!?ご、ごめんなさい...」
「いいよ。もう。怒る気失せたし。」
「はぁ...」
プルプル...
不意に男の人のケータイが鳴った。
「はい。無事捉えました。ですが組織というのは嘘かと...はい。手口が違いますし...はい。分かりました。......え?はい。いますけど...」
?男の人が急に私の方を見た。
何だろ?
「え!?まさか...いえ。素ででした。はい。分かりました。」
男の人はケータイをきると信じられない。という顔で私の方へ歩いて来た。
「あんた、名前は?」
「へ?愛沢 怜音です!」
「愛沢...ね。今から俺と一緒に来てもらおうか。」
「へ!?どうしてですか?」
「来たら分かる。」
「でも、この人達は...シスクッテトって言ってる以上警察も怖くて手出せないんじゃ...」
「それなら心配無用だ。奴らはシスクッテトではない。ただの強盗だ。」
「え!?でも...シスクッテトの組織だって...」
「いいから、早く来い」
「で、でも...」
「こいつら...シスクッテトではないので普通に捕まえて大丈夫ですよ。」
男の人は警察にそう言うと黒い車に乗り込んだ。
「お前も!乗れ」
「へ!?わ、わかりました!」
黒い車に乗り込むと淡いラベンダーの香りがした。
「お前はシスクッテトについてどこまで知っている?」
車を運転しながら聞いてきた。
「へ?ああ、特殊能力を持った地球支配計画を企んでる悪の組織...ってだけです。」
「つまり見分け方も分からない...と?」
「はい...」
「いいか、教えといてやる。奴等は体の一部に黒百合のタトゥーを入れている。それは大体見せびらかすように見せるはずだ。」
「なるほど...」 
「それに奴等はあんな強盗ごっこはしない。テロ起こしたりはするがな。」
「!テロ!?」
「もう何件も発生している。ニュースではシスクッテトの仕業とは言わないだけだ。」
「そう...なんですか...」
「ああ。」
「...あ!そういえば名前!私聞いてないです!」
「...俺は月詠 ...月詠夜兎だ。」
「つきよみ...やと...さんよろしくです!」
「ああ。...着いたぞ。ここだ。」
「!でか!大使館!?」
「んなわけないだろ...まぁついてくれば分かる。俺も少し混乱している。」
「???」
まぁ、付いていけばいいんだよね...?
「あれ~?夜兎くんが女の子連れ込んでる!」
「アホ!誰が連れ込むか!ボスに頼まれたんだよ!」
「な~んだ♪あ、はじめまして!そこのお嬢さん!私、雛森  柚(ひなもりゆず)!よろしくね!」
「へ?あ!はい!よろしくです!私は逢沢怜音です!」
「怜音ちゃん!よろしく!にしても...赤っぽい茶色?綺麗な髪だね~」
「!ホントですか?ありがとうございます!」
「いえいえ♪」
「もういいか?ボスに呼ばれてるんだが...」
「怜音ちゃんを連れてこいって?」
「ああ。」
「ふーん?私も呼ばれてるし一緒に行こ~っと♪」
「あの...ボスって...」
「ん?もしかしてこいつから何も聞いてないの?」
「へ?はい!付いてきたら分かるって...」
「あはは!説明めんどくさくなったんだね~」
「うるさい。どうせ分かるんだからいいだろ...」
「まぁ、いいと思うけど~♪」
「?」
ここ、ホントどこなんだろ...
「ここだ...何ぼーっとしてるんだ?」
「へ?あ!いえ!何でもないです!」
「混乱してるんでしょ。なにも聞かされずに連れてこられたんだから!」
コンコン...
「月詠夜都です。入ってもよろしいでしょうか?」
「て!無視!?」
「どうぞ...」
「ありがとうございます。ほら、入るぞ」
「!はい!」
中に入ると髪が長くて緑の瞳、赤い唇の女の人がいた。
「貴方が...逢沢怜音...ね?」
「!そうですけど...なんで私の名前を...?」
「そりゃ知ってるわ。貴方をここに読んだのは紛れもない私。だからね。私はリリー・ローズ。貴方はどこまで聞いた?月詠くんから。」
「へ?んと、シスクッテトの見分け方...とか?」
「ああ、私達のことは聞いてないのね。じゃあそこから話しましょうか。」
「ほら~やっぱ話といた方が良かったじゃん!」
「うるせえな...俺も混乱してたんだよ...」
「混乱?なんで?」
「ボスに聞けよ!」
「そこ!痴話喧嘩するな。うるさい」
「は~い...」
「痴話喧嘩じゃないっす...」
「仲...いいんですね♪」
「そんなんじゃねぇよ」
「説明するぞ?」
「あ!お願いします!」
「私達はモシテクターという組織だ。シスクッテトの支配計画を阻止するために結成された。ここまでは大丈夫か?」
「モシテクター?なるほど...聞いたことはあります...確か特殊能力を持ってるって...」
「ああ。持っているよ。月詠くんも雛森くんもね。そして...君も持っている。」
「...へ?待ってください!私に能力なんてありません!」
「いや。ある。これを見てくれ。」
ボスことリリーさんが見せたのはパソコンの中に写ってる...グラフ?
「これは人間の能力の有無、または強さなどを一目見てわかる機能だ。」
「なるほど...」
「逢沢くん。君の生年月日、名前を入力してくれ。」
「?はい!」
!どういう事...数値が上がってる...?
「数値があがっている。これが証拠となる。」
「でも!私今まで能力なんて...」
「おそらくいまでも君は能力を使えない。」
「どういう事...ですか?」
「発揮させられないのだよ。力を」
「どんな能力なのか...ここにいれば知る事も可能だよ。」
「...ここにいる...って」
「月詠くんも雛森くんもここに住んでる。もちろん、ほかの能力者達もね。そして戦ったりもする。シスクッテトと。学校も特別な能力者が通う学校に行く事になる。...どうする?」
どんな能力を私が持っているのか...気になる。だけど...そしたら...家族とは住めなくなる。友達にも会えなくなる...けどやっぱり私は...
「ここに住みます!住まわせてください!」
自分の新たな道を切り開いてみたい!


~翌日~

とは言ったものの...ホントに私に特殊能力なんてあるのかな...
「お?あれに見えるは!玲音ちゃん!」
「へ!?あ!ゆずさん!おはようございます!」
「やあやあ!昨日は眠れた?新しい部屋、新しい枕、新しい環境...落ち着かないだろう?」
ニコニコ笑いながら話しかけてくる。私にはそれがとても嬉しく思えた。
「はい!まだ...少し不安もあるけど...頑張ります!」
「その意気だよ♪あ!実はね?玲音ちゃんに紹介したい子がいるのだよ♪」
「紹介したい子?」
「うん!ついてきたまえ!」
言われるとおりゆずさんについて行くと...私の部屋の隣の部屋の前に来た。
「挨拶...まだなんだって?いい子だからさ、仲良くなるといいのだよ!」
そう言ってゆずさんがコンコンとドアを叩くと
「ん~まだ少し眠たいです...って..」
「楓琳ちゃん!紹介するのだよ!この子は昨日入ってきた逢沢玲音ちゃん!で、玲音ちゃん、この子は束巻楓琳(つかまき  かりん)ちゃん!」
「束巻楓琳です♪よろしくです♪」
「よろしくお願いします!逢沢玲音です!」
「ふふ♪何かあったらいつでも頼ってね!」
「はい!」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

処理中です...