小さな狼

KS

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きっかけ

5

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夕凪君の告白から数日、顔を合わす機会が少なくなった

呼んでも返事はなく、いつも空いてる鍵もしまっていた

『夕凪君………』

心配ばかりが頭をよぎる

返事がない扉の前から自分の部屋に戻った

まだ夏休み、学校が始まるまでまだ期間はある

このまま会えなくなってしまうのではないか………

大好きな夕凪君に会えなくなるのは辛い………

そんなの嫌だ………

今すぐこの思いを伝えたい

この腕の中で抱きしめたい

どこにも行かないように抱きしめたい

いまの私は…

夕凪君無しではいられない!

今すぐ………会いたい!

私は走った、夕凪君が居そうな場所を探して走り回った

ここでもない………ここでもない………

どこにいるんだろ………

無闇に走ってもダメだ

そお思いを少し考えた

私が夕凪君なら………

うん、ここしか考えられない

私は来た道を戻り

家えと急いだ

合鍵を渡してあるから絶対間違いない

夕凪君はここにいる!

私の部屋に!

全力で走った

恥も何もかも捨てて全力で走った

これで違っていたら

違うはずがない

間違いなくここにいる!

何を根拠に?

根拠何てない!

この自信はどこから?

自信もない!

ただ…居ると思うだけ………

見慣れたアパートの階段を駆け上がり、ドアを開けた
 
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