小さな狼

KS

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2人でスーパーに行ったあとの帰り道、夕凪君が立ち止まる

『………』

一軒のお店の看板を見つめて何か考えてる

『どうしたの?』

『龍妃さん、ちょっとだけ顔を出しましょうか』

そう行って店内に入って行く夕凪君

こんな所来た事あったけ?

『いらっしゃ……あら、昨日ぶりね』

話し声が聞こえ、後に続く

『そうですね、ちゃんと伝えたら付き合えました』

『お邪魔しま~す…』

『………龍妃?』

『………お姉ちゃん?』

『へぇ?』

いったいどうなっているのかさっぱりわからない

昨日夕凪君が訪れたお店に、私のお姉ちゃんがいる

さっぱり意味がわからない

『夕凪君?どぉゆうこと?』

『その、実は…』

夕凪君がさまよってた所にお姉ちゃんが保護して、ご飯を食べさせ、アドバイスしたらしい

そうだったのか…

ってゆうかなんでお姉ちゃんがここに!?

『地元の店を他の子に渡して新しくこっちで始めたの』

BARクラウンキャッツ

猫が王冠を被ったイラストが特徴のお店、どっかで見たことあると思った…

『ふ~ん、ヒロ君の好きな子って龍妃だったんだ』

ニヤニヤしながら冷やかしてくる

『まさかお姉さんがいたなんて…改めて夕凪です』

『知ってる』

ニコって笑い頭を撫でてる姉、何故だかモヤモヤした気持ちが込み上がってくる

『あ、あの…』

『あんたまた背、伸びたわね』

姉の言葉が耳に入って来ないぐらいの得たいのしれない気持ちに押しつぶされそうになる

私は思わず姉の手をどかせ、夕凪君を抱き寄せた

『私の夕凪君に触らないで!』

『ちょっと…龍妃さん…?』

嫉妬心剥き出しで姉に反抗する

姉も驚いてるみたいだ

『あらあら、そんなムキにならなくてもいいじゃん。お茶でも飲んでく?』

『今から帰ってご飯つくんなきゃいけないの』

『そっ、じゃまたゆっくりきない?たまには姉妹水入らずで話しましょ』

『………うん』

私は返事だけして店を出る

後ろから夕凪君がついて来る

足早に家に帰った

夕凪君はどうした良いのかわからないのかおどおどしていた

台所で料理を作っていると、夕凪君が喋りかけてきた

『あ、あの龍妃さん?』

『ん…なぁに?』

『お姉さんとは…仲悪いんですか………?』

あぁ、やっぱり思ってたんだ

まぁ仕方ないよね

『そんな事ないよ、久々だったからなんて話ししたら良いかわからなかっただけだよ』

『そうだったんですか』

ニコっと笑う夕凪君

可愛らしい…

カチッ

自分の中で何かスイッチが入る音がした

それ以降の記憶は無く、気付いたら朝になっていた…




 
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