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序章 最前線
4話 秘密兵器
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その日は朝からなにか雰囲気が違った。
クロウくんたち将校が地に足がついていない感じになるほど、野営地が高揚している気がする。
「ミツバ、なにか知ってる?」
もらってきた朝食をまだ裸で横たわっている後輩に渡しながら聞いてみる。
後輩は、今日の朝にはもう起き上がるのも嫌がるようになってしまっていた。
一応、後輩の直属の上官にあたる将校には体調不良と伝えて休みをもらってきたけど、経験上この『体調不良』が治ることはもう無い。
朝食を受け取った後輩が少し悲しそうな顔をしていたので、軽くチュッとキスをする。
それだけで後輩は満面の笑顔を顔に浮かべるようになった。
もともと僕がキスするとそれだけで嬉しそうにしていた後輩だけど、いくらなんでも感情の起伏が激しすぎる。
もう限界を超えてしまって制御が効かなくなっているんだろう。
「うんとね、中佐たちが『新しい部隊が配属される』とか言ってた気がする」
中佐と言うと、今いる高級将校たちのトップのことだったはずだ。
確か、どこかの政治家の4男だか5男だったかだと聞いた覚えがある。
なんにしても、僕では触れることの出来ない情報を知っているはずだ。
その新しい部隊というのがこの雰囲気の原因なんだろうけど……一体どんな部隊なんだろう?
今までも『秘密兵器部隊』や『最終兵器部隊』なんかの噂は何度も聞いたことがあったけど、それどれもが眉唾ものだった。
その噂が広がるたびに前線は沸き立って、すぐにデマと分かって沈み込む。
今回の雰囲気もその時の雰囲気によく似ている。
僕にジッと見つめられて場違いなほどに恥ずかしそうにしている後輩を見て思う。
もし、本当に状況を一変させるような部隊なのだとしたら、早くその成果を見せて欲しい。
もう、あんまり時間は残ってない。
僕の願いが通じたわけじゃないんだろうけど、戦況はその日のうちに変わった。
押し込まれる一方だった前線が、初めて前進したのだ。
半年くらい前に奪われた陣地を取り戻したことで、工兵が急ピッチで復旧作業を行っている。
もう数年来無かった……少なくとも僕が徴兵されてからは一度も聞いたことのなかった勝報に野営地中が沸き立っている。
「今回の部隊は本当に秘密兵器だぞ」
新部隊の援護として戦場を見ていたクロウくんが事後の寝物語として、興奮を隠しきれない様子で語ってくれた。
「そんな『秘密兵器』のこと、僕に話しちゃっていいの?」
「……んっ♡別に……♡うちの兵たちも、んちゅっ♡見てるんだし、ちゅっ♡かまわないだろ、んっ♡」
まあ、たしかにとは思うけど。
それとは別にチンチン舐めながら話すのはやめて欲しい。
気持ちよくなってくる。
「ははっ♡イロハのチンコまたでっかくなってるぞ♡
この淫乱がよっ♡」
その淫乱が好きなくせにと思うけど、変に突っ込むと機嫌が悪くなるので足の間に頭を突っ込んで楽しそうにチンチンをしゃぶってるクロウくんの頭を黙って撫でるだけにする。
これで僕のことが好きなのを隠せている気なんだから、本当に可愛い。
「それでな、今度の新部隊なんだけど……」
そこまで言って、もったいつけるように溜めを作るクロウくん。
そんなおふざけが出るほどに興奮しちゃってるみたいだ。
「どんな部隊なの?そんなにすごいんだ?」
もったいぶったままチラチラと僕の顔を見てくるので、期待されてるとおり話に水を向けてみる。
実際僕も興味がないわけでは無い。
むしろ興味津々だ。
最前線にいて、自軍が有利になるかもしれない情報に興味がない人間なんていない。
「なんとな……魔法使いなんだっ!!」
喜色満面と言った感じで言うクロウくんの言葉がしばらく理解できなかった。
ホケーっとしたままの顔をしている僕をクロウくんが『いたずら成功』と言ったような顔で見ている。
この顔を見て、理解した。
なるほど嘘か。
「…………もう。
冗談はいいから、本当はなんなの?」
あまりに荒唐無稽な冗談を言われて憮然としている僕を、クロウくんは『ニシシ』とイタズラっ子の笑顔のまま見ている。
「そう思うだろー?
それが本当に魔法使いなんだよ」
は?
『魔法使い』。
それは、前世紀に突然どこからともなく現れた僕ら『この世界の人間』の宿敵たちだ。
当時、異世界転移という娯楽ジャンルが一斉を風靡していた時代があったらしいけど、事実は小説よりも奇なりと言うか単なるフィクションとしてではなく、実際の出来事としてそれが起こった。
ただし、それは、こちらが異世界に行って無双する側ではなく、この世界が『無双される側』としてだった。
オーストラリアに現れた『異世界人』は瞬く間にオーストラリア大陸を占拠して足がかりを作ると、そこを根拠地として世界征服に乗り出してきた。
まるで遊ぶかのようにこちらの世界を蹂躙していった彼らの主兵器は『魔法』というフィクションならありふれたものだった。
フィクションで語られ尽くした魔法が現実のものとなった時、魔法の使えないこちらの世界の人間に抵抗するすべは何一つとしてなかった。
ただの人の身で銃弾を難なく防ぐ障壁を貼り、ただ一度の魔法で数十人を殺し、ビルをおもちゃのように崩す事ができる『魔法』。
その魔法を大なり小なり使うことが出来る異世界人が、開戦当初だけで数千人。
異常すぎる事態に慌てることしか出来ずに、開戦半年で世界から半数の国が消えたと言われている。
海底ケーブルによる情報網が生きていた頃ですら、オーストラリア大陸はもちろんアフリカ大陸、南アメリカ大陸と言った南半球は完全に異世界人に掌握されていた。
各国からの情報が途絶えた今、日本以外にいくつの国が残っているのかは誰にも分からない。
そんな異世界人の強さを支えているのが『魔法』だ。
戦闘の際に得ることが出来た異世界人の死体から、純粋に肉体的な意味では異世界人とこちらの世界の人間に大きな差がないことは分かっている。
先日の『ゴブリン』のように明らかに人間と違う体躯をした種族もいるけど、それでも銃弾を防げるほどの皮膚を持った生物はほとんど確認されていない。
彼らの強さの根本的な理由、『魔法』。
それの解明は開戦当初から続けられていたとは聞いていたけど、今まで成功したっていう話は聞いたことがない。
「うっそだぁ」
だから、思わずそう言ってしまった。
こちらの世界の人間が魔法を使えるなんて信じられない。
「ふっふっふっ、これが本当なんだなぁ」
だけどクロウくんは子供の頃に見たような明るい自信に満ちたドヤ顔でそういう。
この様子、少なくともクロウくんは嘘をついていない。
となると、もしかして本当にとうとう『魔法』を解明することが出来たんだろうか?
……いや、現実的なことを考えれば異世界側からの寝返りがあったと考えるほうがいいかもしれない。
もしそうだとしたらこちら側の魔法研究もさらに進むだろうし、どちらにせよこちら側が魔法を手に入れることができたのかもしれない。
呆然とそんなことを考える僕をクロウくんは指さして楽しそうに笑っていた。
「先輩っ!ボク魔法使いになれるかもしれないっ!」
クロウくんのテントから自分のテントに戻ってきて、後輩と顔を合わせると開口一番そんなことを言われた。
満面の笑顔で言う後輩の言葉の意味が理解できない。
「え?なにそれ?」
こちら側の魔法使いについてはクロウくんから話を聞いてきたばかりだ。
これだけでも天地がひっくり返るほど驚いていたというのにそれに後輩がなれるって?
「中佐から話を聞いたんだけど、なんとっ!とうとうこっちの人間も魔法が使えるようになったんだってっ!」
「あ、うん、それ自体は話聞いたよ。
なんでももうだいぶ戦果を出しているんだとか」
ここ数日の勝利は全てその魔法使い部隊の功績だって聞いている。
「うんっ!
それで、ボクもその魔法使いになれるんだってっ!」
そこが分からない。
「魔法使いってそんなに簡単になれるものなの?」
「えっと、明日中佐たちが説明するって言ってたけど、なんか誰でも注射一本でなれるんだって」
……いかにも胡散臭い話だ。
「今は軍全体で魔法使いを増やそうとしているから、明日、希望者を募るんだって言ってた」
確かにそんなに簡単に魔法使いを増やせるのならどんどん増やしたほうがいいだろう。
でも、いくらなんでも話がうますぎる。
ここまでうまい話にはそれ相応のリスクがあるのがよくある話だ。
そうでないとしても、そもそも後輩が中佐の話をきちんと理解していないということも有りうる。
なにより中佐が本当の話を一介の衛生兵にしているのかも怪しいところだ。
なんにしても後輩は一度落ち着いたほうがいい。
…………そうは思うんだけど、ここまで喜んでしまっていると水を差すことも出来ない。
ここ最近なかったほど明るい様子の後輩を前に「そっか、良かったね」と曖昧に笑うことしか出来なかった。
その日、後輩はエッチしている間もその後も、寝る寸前まで『魔法使いになった自分』の話をし続けていた。
クロウくんたち将校が地に足がついていない感じになるほど、野営地が高揚している気がする。
「ミツバ、なにか知ってる?」
もらってきた朝食をまだ裸で横たわっている後輩に渡しながら聞いてみる。
後輩は、今日の朝にはもう起き上がるのも嫌がるようになってしまっていた。
一応、後輩の直属の上官にあたる将校には体調不良と伝えて休みをもらってきたけど、経験上この『体調不良』が治ることはもう無い。
朝食を受け取った後輩が少し悲しそうな顔をしていたので、軽くチュッとキスをする。
それだけで後輩は満面の笑顔を顔に浮かべるようになった。
もともと僕がキスするとそれだけで嬉しそうにしていた後輩だけど、いくらなんでも感情の起伏が激しすぎる。
もう限界を超えてしまって制御が効かなくなっているんだろう。
「うんとね、中佐たちが『新しい部隊が配属される』とか言ってた気がする」
中佐と言うと、今いる高級将校たちのトップのことだったはずだ。
確か、どこかの政治家の4男だか5男だったかだと聞いた覚えがある。
なんにしても、僕では触れることの出来ない情報を知っているはずだ。
その新しい部隊というのがこの雰囲気の原因なんだろうけど……一体どんな部隊なんだろう?
今までも『秘密兵器部隊』や『最終兵器部隊』なんかの噂は何度も聞いたことがあったけど、それどれもが眉唾ものだった。
その噂が広がるたびに前線は沸き立って、すぐにデマと分かって沈み込む。
今回の雰囲気もその時の雰囲気によく似ている。
僕にジッと見つめられて場違いなほどに恥ずかしそうにしている後輩を見て思う。
もし、本当に状況を一変させるような部隊なのだとしたら、早くその成果を見せて欲しい。
もう、あんまり時間は残ってない。
僕の願いが通じたわけじゃないんだろうけど、戦況はその日のうちに変わった。
押し込まれる一方だった前線が、初めて前進したのだ。
半年くらい前に奪われた陣地を取り戻したことで、工兵が急ピッチで復旧作業を行っている。
もう数年来無かった……少なくとも僕が徴兵されてからは一度も聞いたことのなかった勝報に野営地中が沸き立っている。
「今回の部隊は本当に秘密兵器だぞ」
新部隊の援護として戦場を見ていたクロウくんが事後の寝物語として、興奮を隠しきれない様子で語ってくれた。
「そんな『秘密兵器』のこと、僕に話しちゃっていいの?」
「……んっ♡別に……♡うちの兵たちも、んちゅっ♡見てるんだし、ちゅっ♡かまわないだろ、んっ♡」
まあ、たしかにとは思うけど。
それとは別にチンチン舐めながら話すのはやめて欲しい。
気持ちよくなってくる。
「ははっ♡イロハのチンコまたでっかくなってるぞ♡
この淫乱がよっ♡」
その淫乱が好きなくせにと思うけど、変に突っ込むと機嫌が悪くなるので足の間に頭を突っ込んで楽しそうにチンチンをしゃぶってるクロウくんの頭を黙って撫でるだけにする。
これで僕のことが好きなのを隠せている気なんだから、本当に可愛い。
「それでな、今度の新部隊なんだけど……」
そこまで言って、もったいつけるように溜めを作るクロウくん。
そんなおふざけが出るほどに興奮しちゃってるみたいだ。
「どんな部隊なの?そんなにすごいんだ?」
もったいぶったままチラチラと僕の顔を見てくるので、期待されてるとおり話に水を向けてみる。
実際僕も興味がないわけでは無い。
むしろ興味津々だ。
最前線にいて、自軍が有利になるかもしれない情報に興味がない人間なんていない。
「なんとな……魔法使いなんだっ!!」
喜色満面と言った感じで言うクロウくんの言葉がしばらく理解できなかった。
ホケーっとしたままの顔をしている僕をクロウくんが『いたずら成功』と言ったような顔で見ている。
この顔を見て、理解した。
なるほど嘘か。
「…………もう。
冗談はいいから、本当はなんなの?」
あまりに荒唐無稽な冗談を言われて憮然としている僕を、クロウくんは『ニシシ』とイタズラっ子の笑顔のまま見ている。
「そう思うだろー?
それが本当に魔法使いなんだよ」
は?
『魔法使い』。
それは、前世紀に突然どこからともなく現れた僕ら『この世界の人間』の宿敵たちだ。
当時、異世界転移という娯楽ジャンルが一斉を風靡していた時代があったらしいけど、事実は小説よりも奇なりと言うか単なるフィクションとしてではなく、実際の出来事としてそれが起こった。
ただし、それは、こちらが異世界に行って無双する側ではなく、この世界が『無双される側』としてだった。
オーストラリアに現れた『異世界人』は瞬く間にオーストラリア大陸を占拠して足がかりを作ると、そこを根拠地として世界征服に乗り出してきた。
まるで遊ぶかのようにこちらの世界を蹂躙していった彼らの主兵器は『魔法』というフィクションならありふれたものだった。
フィクションで語られ尽くした魔法が現実のものとなった時、魔法の使えないこちらの世界の人間に抵抗するすべは何一つとしてなかった。
ただの人の身で銃弾を難なく防ぐ障壁を貼り、ただ一度の魔法で数十人を殺し、ビルをおもちゃのように崩す事ができる『魔法』。
その魔法を大なり小なり使うことが出来る異世界人が、開戦当初だけで数千人。
異常すぎる事態に慌てることしか出来ずに、開戦半年で世界から半数の国が消えたと言われている。
海底ケーブルによる情報網が生きていた頃ですら、オーストラリア大陸はもちろんアフリカ大陸、南アメリカ大陸と言った南半球は完全に異世界人に掌握されていた。
各国からの情報が途絶えた今、日本以外にいくつの国が残っているのかは誰にも分からない。
そんな異世界人の強さを支えているのが『魔法』だ。
戦闘の際に得ることが出来た異世界人の死体から、純粋に肉体的な意味では異世界人とこちらの世界の人間に大きな差がないことは分かっている。
先日の『ゴブリン』のように明らかに人間と違う体躯をした種族もいるけど、それでも銃弾を防げるほどの皮膚を持った生物はほとんど確認されていない。
彼らの強さの根本的な理由、『魔法』。
それの解明は開戦当初から続けられていたとは聞いていたけど、今まで成功したっていう話は聞いたことがない。
「うっそだぁ」
だから、思わずそう言ってしまった。
こちらの世界の人間が魔法を使えるなんて信じられない。
「ふっふっふっ、これが本当なんだなぁ」
だけどクロウくんは子供の頃に見たような明るい自信に満ちたドヤ顔でそういう。
この様子、少なくともクロウくんは嘘をついていない。
となると、もしかして本当にとうとう『魔法』を解明することが出来たんだろうか?
……いや、現実的なことを考えれば異世界側からの寝返りがあったと考えるほうがいいかもしれない。
もしそうだとしたらこちら側の魔法研究もさらに進むだろうし、どちらにせよこちら側が魔法を手に入れることができたのかもしれない。
呆然とそんなことを考える僕をクロウくんは指さして楽しそうに笑っていた。
「先輩っ!ボク魔法使いになれるかもしれないっ!」
クロウくんのテントから自分のテントに戻ってきて、後輩と顔を合わせると開口一番そんなことを言われた。
満面の笑顔で言う後輩の言葉の意味が理解できない。
「え?なにそれ?」
こちら側の魔法使いについてはクロウくんから話を聞いてきたばかりだ。
これだけでも天地がひっくり返るほど驚いていたというのにそれに後輩がなれるって?
「中佐から話を聞いたんだけど、なんとっ!とうとうこっちの人間も魔法が使えるようになったんだってっ!」
「あ、うん、それ自体は話聞いたよ。
なんでももうだいぶ戦果を出しているんだとか」
ここ数日の勝利は全てその魔法使い部隊の功績だって聞いている。
「うんっ!
それで、ボクもその魔法使いになれるんだってっ!」
そこが分からない。
「魔法使いってそんなに簡単になれるものなの?」
「えっと、明日中佐たちが説明するって言ってたけど、なんか誰でも注射一本でなれるんだって」
……いかにも胡散臭い話だ。
「今は軍全体で魔法使いを増やそうとしているから、明日、希望者を募るんだって言ってた」
確かにそんなに簡単に魔法使いを増やせるのならどんどん増やしたほうがいいだろう。
でも、いくらなんでも話がうますぎる。
ここまでうまい話にはそれ相応のリスクがあるのがよくある話だ。
そうでないとしても、そもそも後輩が中佐の話をきちんと理解していないということも有りうる。
なにより中佐が本当の話を一介の衛生兵にしているのかも怪しいところだ。
なんにしても後輩は一度落ち着いたほうがいい。
…………そうは思うんだけど、ここまで喜んでしまっていると水を差すことも出来ない。
ここ最近なかったほど明るい様子の後輩を前に「そっか、良かったね」と曖昧に笑うことしか出来なかった。
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