帝国に奪われた聖女様は帝国の皇太子に溺愛されてます

大学生

転校生

「そういえば、今日転校生がくるそうですね。」
「ああ。そうだったな。」
(あいつらじゃないよな。)
「あの、アレク？」
「ああ。なんでもない。」
先生と、転校生である男の方が入ってきた。恐らく、皇族だろう。
「それでは、転校生を紹介する。トランエイ帝国立大学から留学するトラン・ガ・ラークルさんだ。」
「よろしく。」
ラークル様は、トランエイ帝国からきた皇太子だそうだ。
「よろしくね。」
「よろしく。」
「よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします！」
「では、ラークルさんはエルサさんの隣の席に座りなさい。」
「はい。」
(ラークルか。幼い時は、かなり遊んだことがある。が、こいつエル目的か？だとしたら…。)
「では、授業を始めます！」
「「よろしくお願いします！！」」
ラークルか…。騎士団に頼み念の為監視そしてエルの護衛をしてもらおう。万が一があったら困る。