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第2章

まさか…あの人が…。(ルルside)

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 私の名前はルル。伯爵令嬢だが、伯爵とは名ばかりだ。私は12歳の時に桜蘭学園中等部に入学し、16歳頃にシー学園高等部に入学した。
 シー学園は桜蘭学園も楽しかったがシー学園はたくさんの国の人たちが留学するため色々な事を学ぶことが出来た。そんなある日。
 私は、文化祭の準備の為に図書室に折り紙の本を借りに行くとそこには本棚に背もたれて苦しそうな人がいた。少し、近づいてみると
「あ、あなたは…グレイさま!?」
 グレイさまは皇族の流れを汲む皇族公爵だ。
 かなり、有名であり令嬢からモテていたため知っていた。まぁ、同級生でもあるしね。
「っ。あ、あなたは…っ?」
「ど、どうかしました?」
「はぁ、はぁ…ど、どうやら婚約者候補らにび、媚薬を…盛られた…っつきみは離れてくれ…。」
「いいえ。私が助けてます。」
「いや……だっ…。す、すまんっ…。」と、気がつけば、私はグレイ様に何回も抱かれた。
 そのあと私は私がいた証拠をすべて無くした。
 そして、私はすぐに出ていった。
 しかし、学校を卒業したあと妊娠した。
「ほ、本当ですか…。」
「はい。しかも、双子です。おめでとうございます。」
「あ、ありがとうございます…。」
 正直にいえば、その時は将来もこともあったがしかし私の兄や弟や姉、妹は「産んだほうがいい!」と、いわれた。そして、春。雪が解け、暖かくなった頃に女の子の双子が誕生した。
「うわぁ。かわいい…。」
 姉は、アイラと名付け妹はライラと名付けた。
「ふふ。私たちが頑張って働くから!」と、長姉のミリアお姉様と長兄のルシアンがいった。
 そして、私たちが伯爵家なのに貧しいのは義母が贅沢をしているからである。しかし、父は義母を愛していた。そのため、私たち兄弟には何も与えられなかった。そして、ミリアお姉様が成人すると私たちは家出をした。私たち兄弟は学費もなにもかも協力した。
 ミリアお姉様は、研究者に。
 ルシアンお兄様は第一副騎士団長になり、段々と豊かになった。また、私自身も、皇后の侍女となった。妹のアイと、双子の弟カイは大学教授になり普通に豊かになった。
 そして、アイラとライラを祖父母に預けながら過ごしていた。そして、まさかアイラとライラの父であるグレイ様と職場がいっしょになるなんて…。
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