Δ 爪痕を残して

黒野すごろく

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それぞれの想い

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なんて悪質な影響なんだろう。しかし命に直接関わるものよりは発散して収まる性欲の方が良かった、といえてしまうのか
良し悪しはとりあえず置いておくとしてもこの状態はキツいだろう。恩返しになるなんて思わないけど、何とか出来るならしてあげたい
「怪我は大丈夫?痛い所あったらちゃんと言ってくれよ?」
「は、はい…… ぅ、あッ…!?」
衣服の上からでも分かるくらいの硬さはあったが、いざ取り出せばかなり熱を帯びていた。
「ん…あッ、ダンナっ… オレ、すぐッ!……出ちゃうかも…」
物欲しそうなのに困惑している表情がたまらなかった。堪えるために肘掛けをグッと強く掴んでいる。
軽く擦るだけでビクンッと小さく跳ねるように反応する。それがなんだか少し嬉しくて、こうなったら気持ち良くなってもらおうと思った。
「あっ、あ…!もう……んぅっ…!」

俺が作ったレイルはのらりくらりとした、捉えどころのない性格にしたはずだった。
ところがこの場にいるレイルは、正直いってしまえば俺以外に対して態度が良いとはいえない
口が悪くなる時もあったとは思うけど、誰彼構わずそういう態度ではなかったと思う
俺がこちらの世界へ来てしまった事も関係しているかもしれないけど、それだけではない他の影響が及んでいるとも考えられる。
ただもしかしたらそれも彼の一部を知っているだけで、レイルも含めリヒトやエースの事も実際にはよく知らないのかもしれない
だから出来る限りは彼らの事を記憶に留めておきたい、例えそれが作られたゲームのキャラクターだとしても

「うあっ、あぁッ… イっ」
ぴゅるっと手に白濁が散り、レイルは肩で大きく呼吸をしていた。ティッシュを手に取り、それらを拭き取った。
「…出、ちゃ…た…… 情け、な…」
「何言ってんだよ、ほら…こっち向いて」
手を添えてこちらへ向かせてから唇を重ねた。一瞬やや嬉しそうに表情の緩んだ様子が窺えた。
彼の熱い舌が、無意識なのかもっと欲しいのだと意思表示するように絡まる。
「ん、ぅ…… オ、オレっ…ダンナと、あの……」
射精したのにも関わらず、既にそれは硬くなっていた。彼の脳内は何かがせめぎ合っているのだろう
「ちゃんと言って、応えるから…」
俺を窺いながらも視線が忙しなく動いている。エルフの特徴である尖った耳は、彼の目立つ赤い髪と同じくらい頬が染まっていた。
(……今更だけど、男同士でも受け入れられるのは…自分が作ったキャラクター、だからかな…)
俺自身も少し勃ってはいるが、今はレイルの為にしている訳で。息を軽く吐きながら彼の言葉を待つ
すると彼は両足を開き、控えめながらも尻を見せてきた。
「はぁ、う… ダンナが、欲しいです…!めちゃくちゃに、犯してくださいッ…!」
直球な言い方に軽く目眩がした。その間もつぷつぷと自らの人差し指と中指で抜き差ししている。
めちゃくちゃって、という怪訝な表情をしているとレイルはやや顔を赤くしながらも涙目になっていた。
「お願いです…!アイツを忘れたいんです!お願いしますっ…!」
って……)
まるで懇願するくらいの勢いだった。何があったのか、それをここで聞くのはなんだか躊躇われた。

「俺も慣れてる訳じゃないけど…頑張るよ」
「も、もうっ……挿れてください…!」
大して慣らしてもいないのに、そこからはくちゅりと音が幾度も響いており準備は万端のようだった。
その付近で軽く擦って自らの勃起を促すが、既にぬるぬるとしていた。
「ん…ダンナぁ……」
口は半開きになっているし、俺を欲しがるように彼の腰が動く。先走りも止め処なく溢れている。
先端を宛てがうと、意図せずにゅるりと挿入されてしまった。
「っおわ…!」
「ぅ、んぁあッ!」
ぎゅ、としがみつくように抱き着かれる。中は熱く、締め付けもすごくてイきかけた。
「待っ…!レイル……も、少し、緩めてっ…」
「あ…?は…… はぁッ、んん…」
まるで酔っているかのようだった。顔は火照っているし恍惚とした表情のままで、俺を見てはいるが聞こえているのだろうか
「ダン、ナのっ……嬉し…!も、頭が、あぁっ… 馬鹿にッ…気持ち、ひぃ……!」
射精はしていないが、軽く揺する度に潮が飛び散っている。連動するように締め付けられ、思わず呻いた。
「はぁ、んぁあ……あぁ、ううッ…」
歯を食いしばるような、しかし口角からは唾液が顎を伝っていた。酩酊状態といえば表現が近いのか、目線が若干合わない
この行為に及んでからそれほど経っていないのにも関わらず、随分と乱れていた。
「大丈夫か…?」
顔にかかる髪を退け、頬に手を添えて体温を確かめる。微熱ぐらいありそうな熱さだったが、この行為によるものなのかは不明だ
「う、はぁっ…お、願いっ…です……!気にせず、犯して、くださいッ…」
本人はこう言うものの、心配になるくらいだった。この様子で彼を気持ち良く、なんてさせてしまったら気絶させてしまいそうだ
「ダンナだけがっ、本当に…頼り…なんですっ…!うう、辛いぃ…… お願ッ、犯してっ…くださ…」
「お、落ち着けって……」
突然涙をポロポロ零すレイルに驚き困惑してしまった。とにかく落ち着いてから事情を聞くべきだと考えた。
(俺の知らないレイルだ… でも、これもまた彼の一部なのかも……)
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