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第49話
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自動車販売のことを報告し1ヶ月後。
最初に自動車を買いに来たのはバンネアのヨハネス王だった。
「やぁジュン、自動車買いに来たよ」
「お待ちしておりました」
ヨハネス王はカタログを読み、どれにしようか悩んでいる。
「うーん、ちなみにジュンのこれがオススメってやつはあるか?」
「俺ですか?そうですね、やっぱり俺は流線型のかっこいい自動車が好きですね」
「ジュンはかっこよさが重要か」
「えぇ、荷物を乗せたりするのだったらバンとか軽トラとかですかね」
「この前のハイ〇ースと言ったか?あれもなかなかによかった」
ヨハネス王は悩んだ結果、レンタル店のときに乗ったハイ〇ースにした。
「それとジュンよ、今後レンタル店の教習所を借りるやつが増えると思うが、気にしないでくれ」
「?それはいいですけど、なにかあるんですか?」
「いや、実はな、この自動車が普及するとなると物流が大きく変わる、馬を使わなくなる、つまり今まで御者をしていたものの仕事を奪うということになるのだ。だからその御者のものに運転を覚えさせて新しく自動車の運転をしてもらおうと思ってな」
「なるほど、確かにそうですね、分かりました」
その後も各国の王様、使いが車を買いに来た。
駐車スペースはどうするんだろうと思っていたのだが、さすがは王様、そこまで考えてスペースを用意していたようだ。
というか今まで馬のために使っていたところを車のために使うらしい。
「とすると今まで飼っていた馬はどうするんですか?」
ゼノさんに聞いてみる。
「可哀想だが利用方法が無くなってしまったのでな、魔物の餌になってもらうしかない」
そんな!さすがにそんなのは可哀想だ。
「それなら競馬をさせてみるっていうのはどうですか?」
「競馬?競馬とはなんだ?」
ゼノさんに競馬について教える。
「なるほど、馬を競わせ、その順位を当てる賭けをするのか、それもジュンの世界の遊戯のひとつだったのか?」
「ま、まぁそうですね、あまりいい遊戯とは言えませんが」
「しかし面白そうだ、すぐに実行に移そう」
そこからは早かった。
駐車スペースと言ってもそこまでの広さは必要ないので放牧地はそのまま。
新しくレースをするスペースを作ることになったのだが、森を少し切り拓く必要があった。
そこで出てくるのが重機!...ではなく魔法の力。
風の刃で切っていく。
しかしその後、その木を動かすのがほとんど人間の力。
身体能力を底上げする魔法で運ぶようだ。
なので、ここで重機の出番!
プロセッサと呼ばれる切り倒された木をある程度の長さに切る重機とグラップルと呼ばれるその木を掴み移動させる重機、あとは木を運ぶトラックに詰め込めばおしまい、木はどうするのかと聞いたら、鍛冶ギルドに持っていけば色々と使い道があるらしい。
全部の重機、使い方説明書みたいなの読みながらだけど、ちゃんと使えてよかった。
3ヶ月かけて競馬場を作った。
魔法の力って便利だなと改めて思った。
向こうも重機って便利だなって思ってくれているといいけど。
この3ヶ月の間に御者だった人で希望する人は運転の講習を受けたらしい。
中には「こんなの乗れるか、馬の方がいい」と言って反対する人もいた。
まぁそれは人それぞれだし仕方がない。
ほとんどの人はもう普通に運転が出来るくらいになったようだ。
あともう3ヶ月したら本格的に車での物流が始まる。
楽しみなような怖いような。
とりあえず、事故だけは気をつけるように言っておいた。
そして競馬場だが...。
「いけーー!2番ーー!」
「そこだーー!抜けーー!」
「なにやってんだ5番!ちゃんとやれーー!」
めっちゃ盛況だ。
やはり国が新しく遊戯を作ったというところが良かったのか、みんな集まってきた。
さすがにジェイシティの3ヶ国サッカーのときほどではないが、たくさんいる。
馬たちも魔物の餌にならなくてよかった。
最初に自動車を買いに来たのはバンネアのヨハネス王だった。
「やぁジュン、自動車買いに来たよ」
「お待ちしておりました」
ヨハネス王はカタログを読み、どれにしようか悩んでいる。
「うーん、ちなみにジュンのこれがオススメってやつはあるか?」
「俺ですか?そうですね、やっぱり俺は流線型のかっこいい自動車が好きですね」
「ジュンはかっこよさが重要か」
「えぇ、荷物を乗せたりするのだったらバンとか軽トラとかですかね」
「この前のハイ〇ースと言ったか?あれもなかなかによかった」
ヨハネス王は悩んだ結果、レンタル店のときに乗ったハイ〇ースにした。
「それとジュンよ、今後レンタル店の教習所を借りるやつが増えると思うが、気にしないでくれ」
「?それはいいですけど、なにかあるんですか?」
「いや、実はな、この自動車が普及するとなると物流が大きく変わる、馬を使わなくなる、つまり今まで御者をしていたものの仕事を奪うということになるのだ。だからその御者のものに運転を覚えさせて新しく自動車の運転をしてもらおうと思ってな」
「なるほど、確かにそうですね、分かりました」
その後も各国の王様、使いが車を買いに来た。
駐車スペースはどうするんだろうと思っていたのだが、さすがは王様、そこまで考えてスペースを用意していたようだ。
というか今まで馬のために使っていたところを車のために使うらしい。
「とすると今まで飼っていた馬はどうするんですか?」
ゼノさんに聞いてみる。
「可哀想だが利用方法が無くなってしまったのでな、魔物の餌になってもらうしかない」
そんな!さすがにそんなのは可哀想だ。
「それなら競馬をさせてみるっていうのはどうですか?」
「競馬?競馬とはなんだ?」
ゼノさんに競馬について教える。
「なるほど、馬を競わせ、その順位を当てる賭けをするのか、それもジュンの世界の遊戯のひとつだったのか?」
「ま、まぁそうですね、あまりいい遊戯とは言えませんが」
「しかし面白そうだ、すぐに実行に移そう」
そこからは早かった。
駐車スペースと言ってもそこまでの広さは必要ないので放牧地はそのまま。
新しくレースをするスペースを作ることになったのだが、森を少し切り拓く必要があった。
そこで出てくるのが重機!...ではなく魔法の力。
風の刃で切っていく。
しかしその後、その木を動かすのがほとんど人間の力。
身体能力を底上げする魔法で運ぶようだ。
なので、ここで重機の出番!
プロセッサと呼ばれる切り倒された木をある程度の長さに切る重機とグラップルと呼ばれるその木を掴み移動させる重機、あとは木を運ぶトラックに詰め込めばおしまい、木はどうするのかと聞いたら、鍛冶ギルドに持っていけば色々と使い道があるらしい。
全部の重機、使い方説明書みたいなの読みながらだけど、ちゃんと使えてよかった。
3ヶ月かけて競馬場を作った。
魔法の力って便利だなと改めて思った。
向こうも重機って便利だなって思ってくれているといいけど。
この3ヶ月の間に御者だった人で希望する人は運転の講習を受けたらしい。
中には「こんなの乗れるか、馬の方がいい」と言って反対する人もいた。
まぁそれは人それぞれだし仕方がない。
ほとんどの人はもう普通に運転が出来るくらいになったようだ。
あともう3ヶ月したら本格的に車での物流が始まる。
楽しみなような怖いような。
とりあえず、事故だけは気をつけるように言っておいた。
そして競馬場だが...。
「いけーー!2番ーー!」
「そこだーー!抜けーー!」
「なにやってんだ5番!ちゃんとやれーー!」
めっちゃ盛況だ。
やはり国が新しく遊戯を作ったというところが良かったのか、みんな集まってきた。
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馬たちも魔物の餌にならなくてよかった。
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