1 / 4
1章 「生徒と教師は肉体関係を持っちゃ駄目なんですか!?」
プロローグ「文化祭ってどうしてこんなに人が多いんだろうな」
しおりを挟む去年の秋のことだ。
俺、唐島拓兎が教師を務める城之内学院学園祭。通称青眼祭当日。
徹夜で生徒達の手伝いをしていた俺は心身共に疲れ果て、もちろん青眼祭を素直に楽しめるわけもなく、普段とは全く別世界の学校内をゾンビの様に徘徊中だった。
どこのクラスもお祭り騒ぎ。
薬の匂いが染み付いた、どっかの翼を授けるエナジードリンクの影響か、狂戦士にも似た気迫で各々クラスの出し物を行っている。
きっと、昨夜のうちに若気の至りを体験したカップル生徒だっていることだろう。
あぁ、妬ましい。
俺はこういうお祭り騒ぎな学校行事が一番嫌いだ。
騒がしいし、生徒達もいつも以上に教師に馴れ馴れしく接してくる。
もちろん、それが悪いことだとは言わんさ。こいつらにとっちゃ一生に一度の高校生活なんだもんな。
俺にだってそういう時期がなかったわけじゃない。
ただ、俺ら教師とこいつら生徒達が住む世界は別物だって話だ。
こいつらにとっての3年間はかけがえのないものなのかもしれないが、俺達教師にとっての3年間は実はそうでもない。
ここにいる大半数がやがて卒業し、俺達の生徒じゃなくなったら、それはもう俺ら教師にとってはどうでもいいことになっちまうんだ。
熱血教師なんて、今更流行らないし、俺ら教師が付いていなくたって、こいつらは案外なんでもやれる凄い奴らなんだよ。
それに俺、この学校じゃ空気扱いだしな。
そんな自分で自分を空気と呼んでしまう可哀想な俺に声を掛ける女生徒が約1名。
俺の背後から肘を押し当て現れた。
「モブ島じゃん。いねーと思ったらこんなとこうろついてんの?」
「いってぇな! なにすんだてめぇ!」
「きもっ。なに怒鳴ってんの?」
このクソガキ。初対面の教師に向かってなんという横暴な態度。
あ、いや……初対面じゃないか……?
「えっと……お前は、確か……」
「このやりとり何回目だよ、モブ島。あたしはアンタのクラスの飯島夏樹《いいじまなつき》だっての!」
「あー……思い出した。あれか、カリスマ軍のリーダーか……」
いわゆるクラスの中心人物。
オタクや陰キャ、非リア充を寄せ付けない強者のオーラを放ちながら教室全てを陣取る厄介な集団。
俺も昔はすっげぇ苦手な連中だったよ。
「はぁ、モブ島さー。そろそろ自分の受け持つ生徒の名前くらい覚えたら? アンタそれでも教師なわけ?」
「いやいや、お前らだって俺の名前覚えねーじゃんかよ……。教師に変なあだ名をつけるんじゃないよ、まったく」
なんなんだよ、モブ島って。
「別にいいっしょ。それでアンタの名前が変わるわけじゃないんだから」
「まったく良くないし、もはや唐島って名前で呼んでくれる人ほとんどいないからな?」
それってもう、名前変わっちゃってるようなものじゃないか。
お前ら高校生って、人名をそんな簡単に変えちゃうような強い権力でも持ってるの?
「いちいちうっさいなぁ……。あたし、他にも回りたいところたくさんあるからもう行くよ」
「あーあー、とっとと行きやがれ」
しっしと手を払いながら、俺は再び歩き出し、彼女もまたどこかへと去っていく。
結局なんの用だったんだろうか。
たまたま目に入ったから声を掛けたとかだったら好感持てるけど、きっと違うんだろうなぁ。
俺に付けられたモブ島っていうニックネーム。
当然のことながら俺は全く気にいっていない。
校内では空気のような存在で、主人公にはなり得ない消極的な思考と、生徒に対する雑な扱いから俺を中傷するように、どこかの誰かが名付けたあだ名だ。
別にそう呼ばれることに対して嫌悪感は感じないけど、一人くらい俺を唐島先生って呼んでくれる生徒がいてくれてもいいのにな。
まあ、こんなあだ名がついたのも俺の性格とルックスのせいなんだろうが……。
地味顔の三白眼でスーツに緑のパーカーを羽織ったクソださファッション。
眼鏡を掛けてなきゃマジで犯罪者のような面で言動もどこか胡散臭い。
生徒なんてじゃがいもくらいにしか見えてないんだろうっていう偏見もあちこちで広がり、今じゃ完全に学校内で孤立。
って、自分で言っておいてアレだけど、もうモブじゃないよな。
キャラ盛り過ぎ森杉君だよな。
しかし、高校生が噂好きってのはわかるけど、あまりにも俺に対するキャラ付けがひどすぎる気がする。
地味顔で、三白眼。ファッションセンスが壊滅的だってのは認めるよ。
でも、眼鏡外して犯罪者面をお披露目したことは一度もないし、言動が胡散臭いって言われる程校内で誰かと会話する機会もないっての。
あ、でも生徒の顔が皆じゃがいもに見えるっていうくだりは否定しない。
実際、生徒の顔と名前を覚えられない時点で同じようなものだからな。
脳内で必死に自虐ネタを披露しながら校内を回ること30分。
結局面白そうなものも、一人になれそうな場所も見つけられなかった俺は2-3の教室へと舞い戻る。
「あー……帰りてーな」
女装メイド喫茶なる異界の地へと変貌した我が教室を前にぽつりと零れた本音。
そんな俺の言葉に目をやる生徒は一人もおらず、俺はトボトボと湿気漂う足取りでバックヤードを歩いていく。
ただでさえ狭い教室内をおぞましい格好でせわしなく走り回る男子生徒とすれ違うたびに残念な気持ちを抱いてしまう。
何が悲しくて男子生徒のメイド姿なんて見なきゃいけないんだろうか。
疲労と睡魔によってすっかり落胆しきった俺の体は安眠を求め教員用の机へと向かって徘徊。
そして俺の体は重力魔法にもかけられてるのかってくらい誠実に地球の重力に従って回転椅子へと崩れ落ち、倦怠感に犯されながら顔面は机へと沈み込んでいく。
あー……もうこのまま寝よう。
徹夜明けの体にはしんどすぎる激務だ。
ここにいればサボってるなんて思わないし、寝てても誰も俺のことなんて気にしない──
「モブ島、なにサボってんの?」
「……いや、サボってないよ。ちょっと考え事してただけだよ」
頭上から聞こえた女子生徒の声に俺は即座に顔を上げ、にっこりと微笑む。
そんな俺の天使のような笑顔をゴキブリでも見るかのような酷い表情で見下ろしていたのは先程俺に声を掛けてきた女子生徒。
確か、名前は飯島夏樹だったか……。
「気持ち悪い顔見せてんじゃないよ。校長に言いつけるぞ」
「き、気持ち悪いとか言うなよ……」
この歳になるとな、ちょっとした悪口や暴言でも傷付きやすくなってくるんだぞ……。
「ほら、涎拭きなよ。こんなとこで寝てると皆に迷惑かかるでしょ」
呆れた表情で俺の顔を見つめつつ、ハンカチを差し出す飯島。
実は俺のことが好きなんじゃないかって思わせるような言動に思わず胸がキュンとしてしまいそうだ(棒)
しかし、それを受け取って素直に涎を拭くなんてことはできないため、
「サンキューな。でも、お前の気持ちだけで十分だ」
と、ちょっとキザな台詞を返し、パーカーの袖で口元を強引に拭き上げた。
どうよ、この紳士的な対応。
生徒のハンカチを汚さないようにと気を使った教師の鏡的な行動。
我ながら、凄いハンサムだと思うんだけど。
「なんで、ドン引きしてるの……?」
「いや、素直に気持ち悪いなって……」
「また気持ち悪いって言いやがったな、お前!? ほんと、俺もう教師止めるぞ!?」
「止めたきゃ止めなよ。誰も止めないから」
なんて無慈悲なやろうだ。
これでも俺、結構まともに教師やってきたと思うんだけどなぁ。
「それよりさー、暇なら体育館でも行ってくれば?」
「体育館……? なんで?」
「今体育館で1年生の出し物やってるみたいだよ。確か不思議の国のアリスって演劇。主役の子がめちゃくちゃ演技うまいって先輩達話してたし、私も後で行ってみよーかなって思って」
「なるほど。で、俺と一緒に行きたいとかそういう感じ?」
「はぁ?」
うっわ、こっわ。
ドン引きとか通り越してもう殺意の波動が込められた強烈な視線を浴びせられたんだが……。
さっきの優しい行動はなんだったの?
「ま、まあ……気が向いたら行ってみるわ」
◆
もう既に劇は始まっていた。
体育館も前の席はほとんど人で埋め尽くされていて、とてもじゃないが前へ進む気にはなれなかった。
この劇で主演を演じている1年生が少し気になったから来たものの、こっからじゃ遠くて良く見えんな。
てか、丁度俺の前に立ってる男子生徒の身長が高すぎて舞台のほとんどが隠れちゃってるんだが。
もう少し、右へ避けてもらえないだろうか……?
そんな俺のテレパシーが目の前の生徒に伝わればこの世にスマートフォンなんていう電子機器は存在していないだろう。
結局俺は人が少ない場所を求め、人の群れの中を彷徨い、体育館の端へと辿り着く。
ここなら多少遠いけど、まだ舞台の上がはっきり見えるな。
俺が視線を向ける壇上ではすでに劇も終盤に入っており、主演であろうアリスとへんてこな帽子を被った男子生徒が物悲し気なBGMと共に語り合っていた。
『さあ、アリス。楽しい楽しい御茶会ももうすぐ終わりだ』
『このワンダーランドに辿り着いてしまった以上、君はもう元の世界に帰ることはできない』
『そんな不安そうな顔はしなくていい。ここは楽しいものしかない。紅茶もあるし、アップルパイにチーズケーキ、アイスクリームの生るおっきな木だってあるんだ』
へんてこな帽子をかぶった男子生徒の明らかに台詞じみた棒読みの演技。
表情もぎこちなく、一つ一つの仕草も硬く、完全に緊張してしまっているのが伺える。
素人目に見てもとてもうまい演技とは言えない。
まさに高校の文化祭といった感じだ。
しかし、彼女は違った──
『そんなの要らないわ。アップルパイもチーズケーキもアイスクリームの生る木だって、私には珍しくないもの!』
真っ白なドレスを翻し、絹の様に艶めく白銀の長髪をなびかせながら、壇上の上で彼女は表情を輝かせていた。
なるほど。
さっき、飯島が言っていた1年とは彼女のことか。
確かに周りの生徒とはまるで違う。
役を演じる。というよりは役そのものになり切っている。
演技のことは俺にはよくわからないが、彼女は今確かにワンダーランドに迷い込んだ不思議の国のアリスだった。
そんなアリスの視線は人と人の合間を縫い、群がる観客の中に紛れる俺の視線と重なり合い、煌びやかな光彩を放つ。
一瞬だったが、俺に何かを伝えるかのように、口が動いた気がする。
まあ、ただの勘違いだよな……?
俺の頭に疑問を抱かせたアリスの視線は俺から離れ、体育館を埋め尽くす観客たちへと向けられる。
そして、これから自分を待ち受ける出来事に期待を馳せるかのように、アリスは口を大きく開いて言い放つ。
『私にはもっと欲しいものがあるわ。それは──』
0
あなたにおすすめの小説
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
冷淡だった義兄に溺愛されて結婚するまでのお話
水瀬 立乃
恋愛
陽和(ひより)が16歳の時、シングルマザーの母親が玉の輿結婚をした。
相手の男性には陽和よりも6歳年上の兄・慶一(けいいち)と、3歳年下の妹・礼奈(れいな)がいた。
義理の兄妹との関係は良好だったが、事故で母親が他界すると2人に冷たく当たられるようになってしまう。
陽和は秘かに恋心を抱いていた慶一と関係を持つことになるが、彼は陽和に愛情がない様子で、彼女は叶わない初恋だと諦めていた。
しかしある日を境に素っ気なかった慶一の態度に変化が現れ始める。
俺様系和服社長の家庭教師になりました。
蝶野ともえ
恋愛
一葉 翠(いつは すい)は、とある高級ブランドの店員。
ある日、常連である和服のイケメン社長に接客を指名されてしまう。
冷泉 色 (れいぜん しき) 高級和食店や呉服屋を国内に展開する大手企業の社長。普段は人当たりが良いが、オフや自分の会社に戻ると一気に俺様になる。
「君に一目惚れした。バックではなく、おまえ自身と取引をさせろ。」
それから気づくと色の家庭教師になることに!?
期間限定の生徒と先生の関係から、お互いに気持ちが変わっていって、、、
俺様社長に翻弄される日々がスタートした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる