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第一章
#02
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ルーマニアには幾つかの古城があります。それらは大抵一般公開されており、国内外を問わず観光客で賑わっているそうです。有名どころで言えばドラキュラ城とも呼ばれるブラン城でしょうか。
まあ古城なんて観光客を呼び込むには絶好のスポットですから、どこも存分に利用して充分にお金を搾取しているのでしょう。
しかし小夜子が向かったのはメジャーなブラン城ではありません。とある田舎街から少しばかり離れた場所にある、小さな古城でした。
ガイドブックにはオススメ観光スポットが沢山あったのですが、小夜子にとって重要なのは観光できるか云々ではありません。
事前に調べた情報によるとこの古城、数世紀前までバンパイアが住み付いていたとの記述があったのです。
勿論そんな話を100%信じている訳ではありません。でもそのような噂が立ったという事は、それなりに裏付けする理由がある筈です。そんな奇妙ないわくつきの古城、ゾクゾクするではありませんか。
そもそも公式が大っぴらに観光名所として客寄せしている古城など、ロマンがありません。いかにも観光地と言う場所ではなく、こんなところ誰が好き好んで行くんだと言うくらいアングラな場所の方が、見に行く甲斐があるものです。
本やネットを駆使して、観光名所になっていない、なるべく辺鄙でマイナーな、それでいてバンパイアにゆかりのある地を探すのはなかなか骨の折れる作業でした。
苦労の甲斐あって漸くこの小さな古城を見つけたのです。
という訳で、小夜子はこの古城を目指す事にしました。麓の街までは空港から電車に乗り、タクシーに乗りと相当な長旅です。更に古城へ向かうには森を抜け、丘を登らなければなりません。
タクシーを降りる際運転手に
「お嬢さん、そんなひらひらの格好で大丈夫かい?」
と、からかい半分心配されましたが、
「大丈夫よ。御心配ありがとう」
と、クールに答えます。
これくらいで泣き言を言っては、大和撫子の名が廃ります。かくして小夜子は、森を歩くにはあまりに不釣り合いなひらひら、ふりふりのゴスロリ衣装を身に着け、足元はこれまた歩きづらそうな本革のストラップ・シューズという出で立ちで、森の中をひたすら突き進んで行ったのでした。
爪先の痛みとお靴の汚れが気になりだす程度に歩いた頃、丘の上にポツンと建つ古城を見付けました。
流石に間近で見ると、その物々しさに圧倒されます。メジャーな観光地ではないとは言え一応一般公開されていますが、やはりマイナー過ぎて他に観光客は居ないようです。
美しい様式の外観を暫し堪能した後、お靴に付着した土をそっと掃い城内へ向かいます。
昼間なのに薄暗く、ヒヤリとした空気が漂っています。ここだけ時間が止まったような、重苦しい雰囲気さえ感じるほどです。
城内には華美な宝飾品やタペストリーなどがあると思いきや、殆ど何の展示もない極めて質素なものでした。ハナッから観光客呼ぶ気なんてねぇよ!と言わんばかりの素っ気ない光景です。
唯一あるとすれば観光客を誘導するような幾つかの案内板です。広い城内で迷わないように、矢印や文章で『お出口はこちら』などと書かれているアレです。
中には『立ち入り禁止』や『触るな!』といったものもありました。
このように言われると反対の事をしたくなるのが人の性です。立ち入り禁止と言われるところには、人が介入してはいけない何かの秘密が隠されていると、古くから決まっています。
丁度入口から入り一階、二階をぐるりと巡り、再び入口へ戻るであろう一階の通路へ来ると、暗く、細い階段がありました。
階段には鎖が張られ、『絶対に立ち入り禁止!関係者も、関係者以外も、絶対に!』と書かれているようです。
そこまで言われると、これはもう絶対に入ってやろうと思います。小夜子は非常にひねくれた性格の持ち主なのです。
「この先には何があるのかしら?」
興味津々の小夜子はヒョイと鎖を跨ぎ、ゆっくりと湿った階段を下りてゆきます。思ったより長いその階段は、地下へ地下へ……地の果てまで続いていくかのように伸びていました。
「このまま地獄の底まで行ってしまうのではないでしょうね?」
そんな事を思っているうちに、階段を下り切ったようです。地下室の入り口らしき小さなドアを見付けました。
余程重大な秘密が隠されているのでしょうか。小さいながらも厚く、重く、立派な作りのドアには、大きな錠前がかけられています。
これ以上無関係者が踏み込んではいけない状況は明らかですが、ここまで来たら更に奥へと足を踏み込まないと気が済みません。
まあいいや、万が一お城の管理人に見つかって怒られても、ルーマニア語が分からないアジア人のフリをすれば大丈夫だろう。適当に謝って誤魔化せばいいや。
そんな能天気な事まで考えていました。こういう時、小夜子はやたらポジティブに思考する癖があります。
よく見ると、錠前は相当古いものらしく、かなりの錆が目立ちます。ボロボロと朽ちかけていて、ちょっと触れただけで形が崩れてしまいそうです。
いや、崩れました。小夜子がふっと指先で触れた瞬間、錆だらけの錠前はボロリとドアから外れ、音を立てて冷たい床へと落ちてしまったのです。
「どうしよう……」
流石の小夜子も、これには少し弱気です。歴史ある古城の一部を、故意ではないとはいえぶっ壊してしまったのですから。
どうしよう?見つからないうちに逃げちゃう?しかしそれよりも、小夜子は錠前の外れたドアの先の方が気になってしまうのです。折角開いたのだもの。どうせ怒られるのなら、中へ入ってどんなものか見学してから怒られた方が、少しは得というものです。
いいや、入っちゃえ。中に人が居るかもしれないけど、その時はその時だ。
またしても窮地のポジティブシンキングで、小夜子はドアを開け中へ入る事にしました。全くこの状況での前向きさ、見習いたいものです。
中に入ると、まるで貴族の部屋のように華美で優雅な家具の置かれた部屋が広がっていました。鑑定士の資格がない者でも、ここにあるものはちょっとやそっとのお値打ちじゃないくらいは判ります。
しかしかなりの間手つかずだったのか、どこも埃が積もり、蜘蛛の巣が張っています。どうやら長年、人の出入りはなかったようです。
薄暗い部屋の奥に、何か大きな、箱のようなものが置かれている事に気が付きました。
そっと近付いてみると、何とそれは棺桶!棺桶だったのです。
日本人がお葬式で入る棺桶ではありません。ちゃんと西洋風の、六角形の奴です。ご丁寧に黒塗りで、十字架まで描かれています。
とすると、この中に眠るのはバンパイア……?
「妄想が過ぎたわね」
いくらルーマニアの古城だからって、そこまで用意周到では現実離れに程があります。きっと昔この城の主が使っていたものか、観光客を呼び込むように用意したけど使い道がなく仕舞われた小道具か何かでしょう。
「あら?」
暗がりで見えづらかったのですが、よく見るとこの棺桶にはまるで何かを封印するかのように太い縄やら大蒜やら香草やらが巻き付けられています。
何もそこまでしなくていいだろというくらい、バンパイアの苦手なものでがんじがらめです。
こうなると、ますますこの中にはバンパイアが眠っているとしか思えません。だからといって、小夜子にこの棺桶を開ける術はありません。大体これだけ厳重に閉ざされているものを勝手に開けては、罰金なんて生ぬるい処罰では済まないかもしれませんもの。
この存在感抜群な棺桶の正体は気になりますが、一先ずここは、関係者に見つかる前に立ち去ろうと思いました。その時です。
地上からのわずかな太陽光しか入り込まない程仄暗い地下室ですから、小夜子は思わず足元のバランスを崩し、ドンガラガッシャンとアホみたいな音を立てすっ転んでしまいました。まるでコントの如く見事な転びっぷりは、誰にも見せられなかったのが惜しい程です。
こんな暗がりで大胆に転んでしまったのが、第一の悲劇です。そして第二の悲劇は、バランスを崩した小夜子の体が、ちょうど棺桶に被さる形で倒れ込んでしまったと言う事です。
今の衝撃で、棺桶に巻き付けられていた縄が棺桶から外れてしまいました。カピカピに乾燥した大蒜と香草も同様に、です。どうやらドアの錠前と同じく、こちらも相当朽ちていたようですね。
ここまでやらかしてしまうと、もう怒られるぐらいでは済まない気もしてきましたが、やってしまったものは仕方ありません。
流石の小夜子も、これには(やばい)と思いましたが、目撃者が居る訳でもないし、黙って出てしまえば平気だろうと、早くも開き直り気味です。
朽ちた大蒜と香草の欠片、そしてバラバラにほどけて床に散らばった縄の残骸を横目に、地下室を出ようとしました。すると……。
「君」
誰かが小夜子に声をかけました。さっきまでは誰も居なかった筈なのに。
その声は小夜子の後ろ、つまりは棺桶のある方から聞こえます。まさか、幽霊?いや、そんな筈は……。
高速に脈打つ心臓を抑え、小夜子はゆっくりと後ろを振り返りました。
まあ古城なんて観光客を呼び込むには絶好のスポットですから、どこも存分に利用して充分にお金を搾取しているのでしょう。
しかし小夜子が向かったのはメジャーなブラン城ではありません。とある田舎街から少しばかり離れた場所にある、小さな古城でした。
ガイドブックにはオススメ観光スポットが沢山あったのですが、小夜子にとって重要なのは観光できるか云々ではありません。
事前に調べた情報によるとこの古城、数世紀前までバンパイアが住み付いていたとの記述があったのです。
勿論そんな話を100%信じている訳ではありません。でもそのような噂が立ったという事は、それなりに裏付けする理由がある筈です。そんな奇妙ないわくつきの古城、ゾクゾクするではありませんか。
そもそも公式が大っぴらに観光名所として客寄せしている古城など、ロマンがありません。いかにも観光地と言う場所ではなく、こんなところ誰が好き好んで行くんだと言うくらいアングラな場所の方が、見に行く甲斐があるものです。
本やネットを駆使して、観光名所になっていない、なるべく辺鄙でマイナーな、それでいてバンパイアにゆかりのある地を探すのはなかなか骨の折れる作業でした。
苦労の甲斐あって漸くこの小さな古城を見つけたのです。
という訳で、小夜子はこの古城を目指す事にしました。麓の街までは空港から電車に乗り、タクシーに乗りと相当な長旅です。更に古城へ向かうには森を抜け、丘を登らなければなりません。
タクシーを降りる際運転手に
「お嬢さん、そんなひらひらの格好で大丈夫かい?」
と、からかい半分心配されましたが、
「大丈夫よ。御心配ありがとう」
と、クールに答えます。
これくらいで泣き言を言っては、大和撫子の名が廃ります。かくして小夜子は、森を歩くにはあまりに不釣り合いなひらひら、ふりふりのゴスロリ衣装を身に着け、足元はこれまた歩きづらそうな本革のストラップ・シューズという出で立ちで、森の中をひたすら突き進んで行ったのでした。
爪先の痛みとお靴の汚れが気になりだす程度に歩いた頃、丘の上にポツンと建つ古城を見付けました。
流石に間近で見ると、その物々しさに圧倒されます。メジャーな観光地ではないとは言え一応一般公開されていますが、やはりマイナー過ぎて他に観光客は居ないようです。
美しい様式の外観を暫し堪能した後、お靴に付着した土をそっと掃い城内へ向かいます。
昼間なのに薄暗く、ヒヤリとした空気が漂っています。ここだけ時間が止まったような、重苦しい雰囲気さえ感じるほどです。
城内には華美な宝飾品やタペストリーなどがあると思いきや、殆ど何の展示もない極めて質素なものでした。ハナッから観光客呼ぶ気なんてねぇよ!と言わんばかりの素っ気ない光景です。
唯一あるとすれば観光客を誘導するような幾つかの案内板です。広い城内で迷わないように、矢印や文章で『お出口はこちら』などと書かれているアレです。
中には『立ち入り禁止』や『触るな!』といったものもありました。
このように言われると反対の事をしたくなるのが人の性です。立ち入り禁止と言われるところには、人が介入してはいけない何かの秘密が隠されていると、古くから決まっています。
丁度入口から入り一階、二階をぐるりと巡り、再び入口へ戻るであろう一階の通路へ来ると、暗く、細い階段がありました。
階段には鎖が張られ、『絶対に立ち入り禁止!関係者も、関係者以外も、絶対に!』と書かれているようです。
そこまで言われると、これはもう絶対に入ってやろうと思います。小夜子は非常にひねくれた性格の持ち主なのです。
「この先には何があるのかしら?」
興味津々の小夜子はヒョイと鎖を跨ぎ、ゆっくりと湿った階段を下りてゆきます。思ったより長いその階段は、地下へ地下へ……地の果てまで続いていくかのように伸びていました。
「このまま地獄の底まで行ってしまうのではないでしょうね?」
そんな事を思っているうちに、階段を下り切ったようです。地下室の入り口らしき小さなドアを見付けました。
余程重大な秘密が隠されているのでしょうか。小さいながらも厚く、重く、立派な作りのドアには、大きな錠前がかけられています。
これ以上無関係者が踏み込んではいけない状況は明らかですが、ここまで来たら更に奥へと足を踏み込まないと気が済みません。
まあいいや、万が一お城の管理人に見つかって怒られても、ルーマニア語が分からないアジア人のフリをすれば大丈夫だろう。適当に謝って誤魔化せばいいや。
そんな能天気な事まで考えていました。こういう時、小夜子はやたらポジティブに思考する癖があります。
よく見ると、錠前は相当古いものらしく、かなりの錆が目立ちます。ボロボロと朽ちかけていて、ちょっと触れただけで形が崩れてしまいそうです。
いや、崩れました。小夜子がふっと指先で触れた瞬間、錆だらけの錠前はボロリとドアから外れ、音を立てて冷たい床へと落ちてしまったのです。
「どうしよう……」
流石の小夜子も、これには少し弱気です。歴史ある古城の一部を、故意ではないとはいえぶっ壊してしまったのですから。
どうしよう?見つからないうちに逃げちゃう?しかしそれよりも、小夜子は錠前の外れたドアの先の方が気になってしまうのです。折角開いたのだもの。どうせ怒られるのなら、中へ入ってどんなものか見学してから怒られた方が、少しは得というものです。
いいや、入っちゃえ。中に人が居るかもしれないけど、その時はその時だ。
またしても窮地のポジティブシンキングで、小夜子はドアを開け中へ入る事にしました。全くこの状況での前向きさ、見習いたいものです。
中に入ると、まるで貴族の部屋のように華美で優雅な家具の置かれた部屋が広がっていました。鑑定士の資格がない者でも、ここにあるものはちょっとやそっとのお値打ちじゃないくらいは判ります。
しかしかなりの間手つかずだったのか、どこも埃が積もり、蜘蛛の巣が張っています。どうやら長年、人の出入りはなかったようです。
薄暗い部屋の奥に、何か大きな、箱のようなものが置かれている事に気が付きました。
そっと近付いてみると、何とそれは棺桶!棺桶だったのです。
日本人がお葬式で入る棺桶ではありません。ちゃんと西洋風の、六角形の奴です。ご丁寧に黒塗りで、十字架まで描かれています。
とすると、この中に眠るのはバンパイア……?
「妄想が過ぎたわね」
いくらルーマニアの古城だからって、そこまで用意周到では現実離れに程があります。きっと昔この城の主が使っていたものか、観光客を呼び込むように用意したけど使い道がなく仕舞われた小道具か何かでしょう。
「あら?」
暗がりで見えづらかったのですが、よく見るとこの棺桶にはまるで何かを封印するかのように太い縄やら大蒜やら香草やらが巻き付けられています。
何もそこまでしなくていいだろというくらい、バンパイアの苦手なものでがんじがらめです。
こうなると、ますますこの中にはバンパイアが眠っているとしか思えません。だからといって、小夜子にこの棺桶を開ける術はありません。大体これだけ厳重に閉ざされているものを勝手に開けては、罰金なんて生ぬるい処罰では済まないかもしれませんもの。
この存在感抜群な棺桶の正体は気になりますが、一先ずここは、関係者に見つかる前に立ち去ろうと思いました。その時です。
地上からのわずかな太陽光しか入り込まない程仄暗い地下室ですから、小夜子は思わず足元のバランスを崩し、ドンガラガッシャンとアホみたいな音を立てすっ転んでしまいました。まるでコントの如く見事な転びっぷりは、誰にも見せられなかったのが惜しい程です。
こんな暗がりで大胆に転んでしまったのが、第一の悲劇です。そして第二の悲劇は、バランスを崩した小夜子の体が、ちょうど棺桶に被さる形で倒れ込んでしまったと言う事です。
今の衝撃で、棺桶に巻き付けられていた縄が棺桶から外れてしまいました。カピカピに乾燥した大蒜と香草も同様に、です。どうやらドアの錠前と同じく、こちらも相当朽ちていたようですね。
ここまでやらかしてしまうと、もう怒られるぐらいでは済まない気もしてきましたが、やってしまったものは仕方ありません。
流石の小夜子も、これには(やばい)と思いましたが、目撃者が居る訳でもないし、黙って出てしまえば平気だろうと、早くも開き直り気味です。
朽ちた大蒜と香草の欠片、そしてバラバラにほどけて床に散らばった縄の残骸を横目に、地下室を出ようとしました。すると……。
「君」
誰かが小夜子に声をかけました。さっきまでは誰も居なかった筈なのに。
その声は小夜子の後ろ、つまりは棺桶のある方から聞こえます。まさか、幽霊?いや、そんな筈は……。
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