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再構築版!
ラーメン屋のオカマ
しおりを挟むペットショップの帰り、新しくできたラーメン屋「カマ釜ラーメン元祖!!」に立ち寄ることにした。
しかし店に入った瞬間、異様な空気が漂っていることに気づいた。
「カッコイイお兄さん三人、ご案内しま~すぅ♪」
…おいおい、マジか。
魎斗は魁斗をチラッと見るが、至って冷静にメニューを眺めている。一方で魎斗と死神はオロオロするばかりだった。
やがておネェ店員が注文を取りにやってきた。
「ご注文は?お兄さん♪」
魎斗は戸惑いながら「カマ釜醤油ラーメン」を頼み、死神も同じものを注文した。
すると、魁斗が急にダンディな声を出しながら勢いよく言った。
「濃厚カマ釜セクシー味噌ラーメン!」
「お前、何頼んでんだよ…」
魎斗は呆れながら魁斗に小声で問いかける。
魁斗は凛々しい顔を保ったまま、小声で返した。
「兄貴、奴らに舐められたら駄目だ。ここは攻めなきゃ」
「お前は馬鹿か?何が『濃厚カマ釜セクシー味噌ラーメン』だよ。何が入ってるかわかんねぇだろ?」
魁斗はどこか誇らしげに答える。
「恥は一時だよ」
そんなやり取りをしていると、突然、厨房からドスの効いた声が響いてきた。
「ハーイ!どっこいしょっと!愛情注入中!!オラァ!( ^ω^ )」
麺の湯切りに気合を入れるその声に、魎斗も死神も冷や汗を流す。
死神が小声で漏らした。
「ヤバイですよ、このラーメン屋…」
魎斗も小刻みに頷く。
「ま、まあ!ラーメンが美味しけりゃいいんだけどさ」
死神はお冷をガブガブ飲み始め、魁斗は相変わらず凛々しい顔でラーメンを待っている。狛犬だけが店の空気に耐えられないのか、おネェ店員に向かって吠え続けていた。
なんだ?この死刑宣告を待つような雰囲気は…。
「お待たせしましたぁ~!カマ釜醤油ラーメンですぅ♪」
死神はビクッと驚き、魎斗の前にもラーメンが置かれる。そして魁斗が頼んだ「濃厚カマ釜セクシー味噌ラーメン」も着丼した。
「頂きます」
魁斗は凛々しい顔のまま静かに呟いた。
ズルズルズル……。
死神は一口食べた瞬間、目を輝かせながら叫ぶ。
「う、美味すぎる!!」
魁斗は無言で黙々とラーメンをすすっている。魎斗も箸を取り、一口食べようとしたその時――。
ジィーーーー。
…なんだ、この視線は?
ハッと振り返ると、おネェ店員全員がこちらをじっと見つめているではないか。
「ウフフフフ…」
拳を鳴らしながら不敵に微笑む店員たち。その表情から放たれるのは間違いなく殺気。
「早く食わなきゃ殺される…!出汁にされるかもしれん!」
魎斗は急いでラーメンに手をつけた。
10分後。
「ふう~ごちそうさま。美味しかったです」
おネェ店員は満面の笑みで器を片付けながら声をかけてきた。
「美味しかった?私たちの愛情ラーメン♪ウフフ(≧∇≦)」
「はい」「うん」「美味しかったですよ」
狛犬だけがまだ吠え続けている。
「この怪物が!」
おネェ店員の一人がギリッと狛犬を睨みつけた。
「ま、まさかワシが見えとるのか!」
店員は鼻で笑いながら言う。
「鎌子!なに床を睨んでるの?シワが増えるわよ~」
「殺気を感じちゃったのよ~」
狛犬の腰が完全に砕け、震えていた。
魎斗たちは会計を済ませ、ラーメン屋を後にする。
外を少し歩きながら、魁斗がぽつりと呟いた。
「また食べに行こうね、兄貴」
「そうだな。美味しかったしな」
死神も静かに頷く。
「ですね。ただし、次回はもっと覚悟して行きましょう」
めでたし、めでたし。続く!?
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