きんきらりん

ユヅキ

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プロローグ

生まれた日

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昭和55年
お星様から夫婦に贈り物が届いた。
妻の出産の為、息子の遥を連れて
雅春は病院に来ていた。
『あの、僕の妻は順調ですか?』
『大丈夫ですよ。奥さん、頑張っていますよ!』
『ありがとうございます。』
少しホッとした雅春は、病院の廊下に出て息子と一緒に星を眺めていた。
『ねえ、パパこのお星様ってどうして輝いてるの?』
『う~ん、そうだな~••』
雅春が理由を教えようとしたその時、
分娩室から小さな産声らしき声が上がった。
すると分娩室から出て来た助産婦が
『おめでとうございます。可愛らしいお嬢ちゃんですよ。』
『ありがとうございます。ところで、舞子は?』
『奥さんはあちらで休んでおります。
ご案内しますので••』
病室に入ると、少し疲れている舞子の姿があった。
『お疲れ、舞子。』
『ありがとう、雅春さん。陣痛も全然怒らなくって産声がなかなか上がらなくでどうしようかと思っちゃた。』
『大変だったね••でも、無事に生まれて本当に良かったね。』
『赤ちゃんの名前、何が良いかしら?』
『そういえば赤ちゃんの名前まだ決めてなかったな~どんな名前にしようか?』
雅春はひらめいた。
『あっそうだ!星が凄く綺麗に輝いていたんだよ!
星がこんなに綺麗な日に生まれたんだし、星の文字を入れて『星奈』ってどう?』
『星奈か~。良い名前ね!それに女の子っぽい名前だし、それに決めましょう。』
その名の通り、星奈は星のように笑顔が素敵でとても可愛らしい女の子。
雅春と舞子は可愛い服を着せたり、
髪飾りを付けて写真を撮り続け、アルバムには写真がびっしりと貼られていた。
『せっちゃん、せっちゃん。』
遥も星奈をとても可愛がり家族で毎日楽しい日々を送っていた。
星奈は話す言葉も早かった。
一歳十カ月半で『ママ』『パパ』を覚え『にいに』と言う言葉を覚え、親戚が集まると、いつも皆に褒められた。
『おっ、せっちゃん!今年も可愛いね~!モデルとか出来るんじゃない?だってすんごい美人だもん!』
『モデル出来るんじゃないかって。
なんか照れる~!ね、せっちゃん。』
舞子は嬉しそうに星奈に言った。
『良かったわね~舞子さん!』
家族は星奈の将来に大きな期待を寄せていた。
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