赤いりんごは虫食いりんご 〜りんごが堕ちるのは木のすぐ下〜

くびのほきょう

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15歳

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パレルモ領でシウコアトルに請われ15曲も歌ったあと、倒れてしまったオリーブ。

目が覚めたオリーブの目に入ってきたのは見知らぬ天井。貴族学園の寮でも、ホワイト子爵家のタウンハウスでも、ホワイト領の屋敷でも、もちろん、パレルモ伯爵家のタウンハウスでもない。

窓の外、すぐ近くに主塔が見えることからここは城内にある離宮だと分かる。

「おはようございます、オリーブ様」

オリーブがカーテンを開けた音に気づいたのだろう。城の侍女が入ってきて朝の支度を手伝ってくれた。用意してくれたドレスへ着替えながら確認したところ、やはりここは王城の客間で、すぐ隣の部屋に母も泊まっているそうだ。

すでに母も起きていると聞き、朝食は母の部屋で一緒に取らせてもらうことにした。

「お母様っ」

「あらあら、まぁまぁ。珍しい。……おはよう、オリーブ。よく眠れた?」

部屋へ入るなり挨拶もなく母へ抱きついたオリーブを、母は抱きしめ返して頭を撫でてくれた。前世の記憶のせいか、これまでは遠慮してしまい自分から母に抱きつけなかっったのだ。

学園へ入学して以来、久しぶりに母と共に食事を取る。

昨晩、皆はそれぞれのタウンハウスへと帰ったらしい。母もオリーブを連れてホワイト子爵家のタウンハウスへと帰ろうとしたところ、陛下から王城へ泊まるようにと声がかかったそうだ。

朝食の後、昼食は陛下と謁見室で会食することになったので城へ留まるようにと、城の女官から知らされた。

オリーブと母はまだ帰してはもらえないようだ。今日明日と貴族学園は休みのため問題はないが、母とオリーブはこのまま幽閉されてしまうのではないかと不安になってしまう。
そんなオリーブの不安を感じ取ったのだろう、母は侍女に退室して欲しいと声をかけ、2人きりにしてもらった。念のためにと、防音の魔道具を起動している。

「オリーブ、昨日は本当によく頑張ったわね。……赤ちゃんの頃は少しの物音でも怯えて泣いて、子供の頃は暗い廊下は恐ろしいと抱っこでないと歩けなくて、転送ゲートの前では固まって動けなくなって、馬は高くて無理だと諦めて……。あんなに怖がりだったオリーブが、自から夜道を馬に乗ってラルフ君を助けに行って、パレルモ領民のために燃える山へ飛び込んで、聖獣と対峙した。お母様、素晴らしい歌と相待って、オリーブの成長を思って泣いてしまったの……ゾグラフ夫人が心配するくらい涙が止まらなかった」

そう話す母の目元は少し腫れている。嬉しい気持ちもあるが、改めて聞いてしまった自分の情けない過去がとても恥ずかしい。

「それなのに、私は至らないばかりで不甲斐ないわね。あなたを守らないといけない大人なのに、本当にごめんなさい。ペンダントをジョナにすり替えられていたことも、炎の聖獣がパレルモ山へ拉致されてたことにも、少しも気づいていなかった。オリーブがいなければあのままジョナに毒殺されてた5年前に、情けないと反省してたはずなのに……」

オリーブは強く首を振って否定する。ジョナとマールム母娘の強かさでは仕方がない。

「ペンダントのこと、私は母からパレルモ伯爵家へ嫁ぐ前日に託されたから、オリーブに託すのも嫁入りの時にしようと思っていたの。……私たちの先祖は滅んだ国の王族で、ペンダントは王族の証らしいわ。その王家の力は青い瞳の娘にしか引き継がれない。ペンダントは娘の嫁入り道具として代々引き継いでいくそうよ。深い青い瞳の娘のね」

そう言って母はテーブルの上にそっくりなふたつのペンダントを置いた。

涙型の宝石の色は、ひとつは母がいつも付けていた青色で、もうひとつは透明だ。透明な方はマールムが付けていたペンダントのはず。
昨日の昼にラルフはアクアマリンかもと言っていたが、これは透き通って色はない。水色のアクアマリンには全く見えない。

「こっちの青い方はサファイアで作られた偽物。こっちの透明が本物なの。でも、私が母から貰った時はこのサファイアと同じくらいの青色だった。私が触っても透明のままだけど…………オリーブ、付けてみて?」

母に言われるまま、オリーブは本物だと言われた透明のペンダントを付けた。

「やっぱり。……オリーブは先祖返りなのね」

涙型の大きなペンダントトップは、オリーブの胸元であっという間に透明から深い青色へ変わってしまった。サファイアで作られた偽物よりもずっと濃い、深い青。

「お母様の瞳の色と同じ。とても、綺麗……」

「オリーブの瞳も同じ色よ?」

青く変わった宝石を持ち上げ、母の瞳と見比べているオリーブに対し、母は笑いかける。

「王家の娘がそのペンダントを付けて願えば、海の底にある城の場所を示し、閉ざされた城門が開かれる。ペンダントを付けていれば海の中でも苦しくなく、歌うことまでできる。そして、歌いながら願えば聖獣ですらテイムできる……。ここまでが、太古の昔から伝えられてきたこと。だけど、後から追加された続きがあるの」

母はオリーブがかざしていたペンダントの横へ、サファイアで作られた偽物を並べた。こうして並べてみると色の違いが顕著に現れる。

「オリーブの瞳と同じ色になったこの宝石、ジョナがすり替えたこのサファイアよりもずっと深い青色でしょ?何代か前のご先祖様の時に産まれた青い瞳の娘は、犬や馬みたいな動物しかテイムできなかった。その娘は母親からペンダントを譲り受け、ペンダントを付けたら強い魔獣や妖精もテイムできるようになった。けれど、使うたびに少しずつ宝石の青色が薄くなっていることに気づいたの。怖くなって付けないで仕舞っておいたら、それでもだんだんと色が薄くなって、慌てて毎日付けるように戻したら色の変化が止まったそうよ。きっと血が薄まって、だんだん人間に近づいてるのね。私も一応テイムの力を使える歌姫だけど、子供の頃、カワセミとアヒルしかテイムしたことがないの。……ハシビロコウに動くようにって歌ったこともあるけど動いてはもらえなかったわ」

ゲーム上のペンダントは、好感度が上がる度に透明になっていく好感度メーターだったとフレイアは言っていた。おそらく、ゲーム上のマールムは、テイムの力を使って好感度を上げていたということなのだろう。

ラルフがアクアマリンと思った林間学習の一日目のお昼から、マールムはオリーブが知っているだけでも、エゾリス・飛熊・10人ほどの騎士たち・アラスター・黒妖犬、そしてラルフとヒポトリアをテイムしていた。
ゲーム上では貴族学園1年生の1年間かけて透明になっていった分の力を、林間学習の2日間で使い切ってしまったために、ペンダントはこんなに早く透明になってしまったのだろう。

そして、オリーブを攻撃するようにとラルフが命令された時に運良くその力が尽きたのだ。

ペンダントはテイムの魔道具で、壊れてしまったのかと思っていたが、オリーブがつけた途端に深い青色へ戻ってしまった。もしかしなくても、まだ使えるのかもしれない……。

「ペンダントが透明になったら何が起こるか分からない。だから、テイムは使ってはいけないけど、必ず常に身につけとくようにって母から言われたのよ。私は透明になった時に爆発でもするのかしらって気が重くなりながら付けていたというのに、変色しても疑問に思わず遠慮なしで使っていたジョナとマールムが信じられないわ……」

「ジョナはお母様の再従姉妹だけど直系ではないし、瞳も赤色だった。つまり、このペンダントを付ければ誰でも強力なテイムができるってことよね……」

力は有限とはいえ、シウコアトルやヒポトリアなどへの強力なテイムを何度も使用していたジョナとマールムの使い方でも、ペンダントが透明になるまでに13年以上かかったのだ。これらを母とオリーブの2人で管理することも、これから産まれる娘に託すことも荷が重い。

「それとね、オリーブに伝えていないことがまだあるの。昨日、思い切って国王陛下へ話して終わりにして、オリーブには秘密にしておこうと思っていたことよ。でもさっき、オリーブへ明かすようにと陛下からの伝言を頂いてしまったの。だから、今オリーブが不安になっていることは起きないと、私は思ってる。…………私たちの祖先はねマーメイドの王国の王族で、ガルブレイス王国の王族はマーマンの王族なのよ。マーメイドとマーマンは同じ人魚だけど、人種?魚種?が違うんですって。陛下も知っていたけど、代々の国王しか知らない秘密なのですって」

昨晩、シウコアトルとの会話で予想していたことを、母は知っていたらしい。しかも国王しか知らない秘密だったことに、ラルフたちに言わなくて良かったと安堵する……。

「ペンダントを引き継いだ時、口伝えで教えられた歌があるの。その歌をペンダントを付けて歌えば、人魚の王族でもテイムできる。……人魚の王族ってことは、つまり、マーメイドもマーマンも両方よ」

それでは、ガルブレイスの直系王族にはテイムが効かないという、強力なテイムの力を持つオリーブが危険視されないための前提条件が崩れてしまう。
オリーブはカイルの依存魔法が効いていた。てっきりマーメイドよりもマーマンの方が力が強いのだと思っていたが、力は均衡しているようだ。

そんな危険な歌を、母よりも力の強いオリーブに教えるようにと陛下が命じたということは、陛下にはテイムしたい王族がいるということで、わざわざオリーブと母だけ王城へ留められたのはそのためだろう。

「本当はこの歌をオリーブに伝えずにペンダントを陛下に呈上しようと思ってたのよ。でも、陛下にはオリーブのテイムが必要のようね。……そのテイムが終わったら、ペンダントをガルブレイス王国へ献納しましょう」

オリーブは首を縦に振って頷く。王族をテイムできる歌があるならば、ペンダントを差し出さなければ母もオリーブも魔封じをして幽閉されてしまうに違いないからだ。

こうしてオリーブは母から歌の手ほどきを受けた。その歌は童謡のような音調で、ガルブレイス王国の古語とは違う、不思議な響きの歌詞だった。

「オリーブは小さい頃から歌が大好きで、教えてない歌を歌うし、ペンダントなしでも私のことをテイムしかねないくらいテイムの力が強かった。私はずっとオリーブは先祖返りなんだって思ってたの。先祖返りには違いないけど、教えてない歌を歌ってたのは前世の記憶があったからだったのね。国王陛下から聞いたわ」

母をテイムしかねなかったと聞き、母はオリーブが怖くなかったのだろうかと血の気が引く。前世の記憶についても、気持ち悪いと思われてしまったかもしれない。

「そんな青い顔しないで……。大丈夫よ、私は楽しんで歌を聞いてたわ。オリーブの歌はね、いつも、『歌を聞いてほしい、大好きなお母様に愛されたい』って必死な声が歌声に重なって聞こえてくるの。オリーブの歌は大好きだからいつでも聞きたいし、オリーブのことは生まれた時、いいえ、お腹にいる時からずっと愛しているのよ。もしもオリーブにテイムされちゃったとしても、意味がなかったと思うわ。それに、前世の記憶があったと知っても変わらず大好きよ。安心して」

「私も、……お母様が大好き」

「ふふふ、知ってるわ」

オリーブは前世の両親と今世の父からは愛されなかったけれど、母からは4人分以上の愛を貰えた。

もしも、この後の陛下との話し合いが不穏なものだったなら、テイムの力を駆使してでも母だけは助けるのだと、オリーブは決意した。

ーーーーー



ーーーカイル殿下はどうして人魚に拘るのですか?ーーー


「拘る……私はただ海の生き物が好きなだけなんだけど、人魚に拘ってる、のかな。
幼い頃、大叔父の隠し部屋にあった古い本で”海底に王国がある”って記述を見つけて、海底の王国って、王様はダイオウイカかシーサーペントかとか、公租は珊瑚か真珠かとか、考えるだけで面白くない?
それで色々調べてみたら、王家の禁書とか没落した家の蔵書とか色んなところで海底の王国についてポロポロと記述が見つかったんだよね。
三つの岩が並ぶ湖の底には人魚しか通れないトンネルがあって、そのトンネルの先には人魚王国の城がある。そう書いてあった書物を見つけて、それで人魚に狙いを定めて調べてたって感じかなぁ。
……あれ?私、テイムされてる?」


ーーー私をカイル殿下に依存させる魔法を使ったのはなぜですか?ーーー


「三つの岩が並ぶ湖って、ミミ湖の可能性が高いんだ。それで、人魚姫の末裔かもしれないオリーブさんに試しにミミ湖へ潜って貰おうと思ってただけだよ。
おとぎ話で貴族に攫われる人魚の話があるけど、それはおとぎ話じゃなくて事実で、しかも攫われた人魚は沢山いた。その攫われた人魚の中に人魚のお姫様がいて、海底にある城の鍵になるペンダントを代々引き継いでいる。
5年前、そう書いてあった本を見つけて、思い出したんだ。まだ僕が子供でオリーブさんのお祖母様がアルバ伯爵夫人だった頃、オリーブさんのお祖母様が登城した時に付けていたペンダントと、その本の挿絵に描いてあった人魚姫のペンダントがよく似てるってね。
丁度その時、離婚したばかりのオリーブさんのお母様が手続きで登城していた。すぐに見に行ったら、挿絵にそっくりなペンダントを付けてた。
オリーブさんのお母様は私の10歳上だし、愛人にしたらいいかなって声をかけてみたけど、華麗に躱されてしまってね、依存魔法を使う隙が少しもなくて諦めたよ。それならって、オリーブさんが学園へ入学してくるのを待ってたんだ。
……直系王族の私をテイムさせてるなんて、どういうことなんだろう。マールムさんのテイムは効かなかった。オリーブさんはマールムさんより強いテイムを使えるってことかな?
きっともう教えてもらえないんだよね。とても残念だ……」


ーーーマールムの悪事は気づいていたんですよね?ーーー


「気づいてたといえば気づいていたかな……。でもまぁ、マールムさんが罰せられても、まだオリーブさんがいるからね。別にどうでも良いいかなぁ。
飛熊をオリーブさんに放った時の自作自演のことは、けが人も出なかったしあれくらい別にいいんじゃないって思う。5年前のモラレスの実の窃盗事件がマールムさんの犯行なら、マールムさんは当時10歳だし、今更の矯正は無理じゃないかな。
あとはペンダントのすり替え?マールムさんのペンダントは透明に近い水色で、オリーブさんのお母様がしていたのは濃い青だったから、ペンダントは二つあったのか、それとも、すり替えかなって考えてたところだけど……。
……私には自白剤も効かないんだけど、オリーブさんの歌には抗えないな。2人は曽祖母が姉妹だし、直系はオリーブさんだよね。直系と傍系でテイムの力の強さが違う?
それとこの歌詞、ガルブレイスの古語とも違う不思議な響きだ。解読したら絶対楽しいのに、もうさせてもらえないんだろうなぁ……」


ーーー海の生き物以外に興味があるものはありますか?ーーー


「”飛行機”……かなぁ。
フェリクスの乳兄弟は、一度に100人も乗せて空を飛ぶ飛行機って乗り物に乗ってたら墜落して死んじゃったのが前世の死因らしいよ。前世の記憶なんて、子供の頃の空想か真実かは知らないけど、その飛行機には乗ってみたいって思うよね。
でも、その乳兄弟にフェリクスの依存先を取られちゃったのが気に入らなくて、飛行機への興味のことは無理やり忘れてた。フェリクスは賢いから助手にしようと思ってたのに、乳兄弟と遊ぶって言って私のところに来なくなっちゃったんだ。
そういえば、フェリクスにかけてた依存魔法はサイラスあたりが解除したのかな。かけっぱなしで忘れてた。
……あぁやだな。人魚の城についてはまだまだ分からないことだらけだし、オリーブさんとマールムさんを使えばもっと研究は進んだのに。せめて、どっちかにミミ湖に潜ってもらいたかったなぁ。私はこれから飛行機の研究者にされちゃうのか……」


ーーーカイル殿下は私が歌うのを止めたらすぐに寝てしまいます。ーーー

ーーー1時間ほど寝て、起きたら人魚・テイム・ミミ湖・海底の王国など、これまで調べてた海の生き物への興味はすっかりなくなり、どうでもよくなって、資料や本など集めたものは全て国王陛下へ渡します。ーーー

ーーーその代わりに飛行機への興味が大きくなる。ーーー

ーーー飛行機の研究をしたくなる。ーーー

ーーーこれからは研究して分かったことや研究成果は、全て隠さず国王陛下に報告したくなります。ーーー

ーーーそして、私がテイムしてカイル殿下から色々聞き出したことも、カイル殿下の認識を変えたことも忘れます。ーーー


「ふふふ、兄上は構ってくれるみたいだし、それはそれで楽しそうかな。オリーブさん、おやすみなさい……」


オリーブが歌うのを止めると、カイルは椅子に座ったまま穏やかな顔で眠りだした。
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