174 / 227
ルミアーナの逆襲?
174.ダルタス母もウキウキ
しおりを挟む
ルミアーナからの手紙を受け取ったダルタスの母ネルデアは天にも昇る気持ちで心躍らせていた。
生き別れに等しかった愛しい息子が、それはもう可愛らしいお嫁さんのルミィ(ルミアーナ)と、お泊りで遊びに来ると言うのである。
年甲斐もなくるんるんとしてしまう!るんるんっ!うふふっ!
「なんて、楽しみなのかしらっ」等と心の声もついついダダ漏れである!
ダルタスが騎士学科の頃の同窓会だという事だが、そういう集まりにダルタスが行こうとしているというのもまた嬉しくてしょうがない。
ネルデア自身も騎士学科の卒業生である。
あの顔の傷のせいで学園での生活が大変だったことも容易に想像できた。
そんなダルタスが同窓会に顔を出そうだなどとルミィのお陰に違いない。
ものすごく気持ちが分かる気がする。
自分だって『うちの嫁ですの~っ』と自分の友人宅を連れまわしたい位である。(特に騎士仲間に!)
馬に乗って遠出も楽しいだろう。
買い物もいいなと思う。
夢は無限に広がる!
ルミアーナはダルタスだけではなく自分にとっても女神だとネルデアは思う。
ルミアーナと知り合ってから、色んなことが一気に良い方向に向かっていったと思える。
ダルタスが、駆け落ちのためとは言え自分の屋敷に突然訪れた事も、ダルタスがルーク王子と神殿の魔物を退けて神殿を救った事も、あまつさえダルタスの傷を作った元凶ともいえるドリーゼが改心した事も!全てはルミアーナが関与している。
息子ともこれからは気軽に会えるようになるのだと思うと思わず涙がでるほどに嬉しい。
と、言うか泣いてしまった。(号泣である)
何より、まわりに自慢したくなるほどに息子は今、幸せなのだと思う。
これほど喜ばしい事はない。
人は自分が満ち足りている時には人にも優しくなれるものだし、無性に人との出会いも楽しみになるものだ。
ネルデア自身も今、息子の幸せを思い心がほこほこと温まる思いだ。
ルミアーナの手紙には、ダルタスに恥をかかせたくないので頑張っておしゃれをしたいので自分にも手伝ってほしいなどという可愛いおねだりもしたためられていて、もう、その可愛らしさに胸がきゅんきゅんにしめつけられる思いである。
ルミィなら例え、騎士見習いの格好ですらそこんじょそこらの令嬢など足元にも及ばない程可愛らしいが、それでも頼ってくれる言葉が嬉しい!
思いつく限りの準備で待ち構えようというものである。
ネルデアはその日の為にスタイリストとヘアメイクのプロを予約して、召し使いにもお風呂の準備から帰って来てからの晩餐の準備まで命じて気合を入れて待ちわびるのだった。
こんなにも喜ばしい日を迎えられるなんて…と心躍らせ思わず屋敷の中をスキップしながら移動する母ネルデアだった。
生き別れに等しかった愛しい息子が、それはもう可愛らしいお嫁さんのルミィ(ルミアーナ)と、お泊りで遊びに来ると言うのである。
年甲斐もなくるんるんとしてしまう!るんるんっ!うふふっ!
「なんて、楽しみなのかしらっ」等と心の声もついついダダ漏れである!
ダルタスが騎士学科の頃の同窓会だという事だが、そういう集まりにダルタスが行こうとしているというのもまた嬉しくてしょうがない。
ネルデア自身も騎士学科の卒業生である。
あの顔の傷のせいで学園での生活が大変だったことも容易に想像できた。
そんなダルタスが同窓会に顔を出そうだなどとルミィのお陰に違いない。
ものすごく気持ちが分かる気がする。
自分だって『うちの嫁ですの~っ』と自分の友人宅を連れまわしたい位である。(特に騎士仲間に!)
馬に乗って遠出も楽しいだろう。
買い物もいいなと思う。
夢は無限に広がる!
ルミアーナはダルタスだけではなく自分にとっても女神だとネルデアは思う。
ルミアーナと知り合ってから、色んなことが一気に良い方向に向かっていったと思える。
ダルタスが、駆け落ちのためとは言え自分の屋敷に突然訪れた事も、ダルタスがルーク王子と神殿の魔物を退けて神殿を救った事も、あまつさえダルタスの傷を作った元凶ともいえるドリーゼが改心した事も!全てはルミアーナが関与している。
息子ともこれからは気軽に会えるようになるのだと思うと思わず涙がでるほどに嬉しい。
と、言うか泣いてしまった。(号泣である)
何より、まわりに自慢したくなるほどに息子は今、幸せなのだと思う。
これほど喜ばしい事はない。
人は自分が満ち足りている時には人にも優しくなれるものだし、無性に人との出会いも楽しみになるものだ。
ネルデア自身も今、息子の幸せを思い心がほこほこと温まる思いだ。
ルミアーナの手紙には、ダルタスに恥をかかせたくないので頑張っておしゃれをしたいので自分にも手伝ってほしいなどという可愛いおねだりもしたためられていて、もう、その可愛らしさに胸がきゅんきゅんにしめつけられる思いである。
ルミィなら例え、騎士見習いの格好ですらそこんじょそこらの令嬢など足元にも及ばない程可愛らしいが、それでも頼ってくれる言葉が嬉しい!
思いつく限りの準備で待ち構えようというものである。
ネルデアはその日の為にスタイリストとヘアメイクのプロを予約して、召し使いにもお風呂の準備から帰って来てからの晩餐の準備まで命じて気合を入れて待ちわびるのだった。
こんなにも喜ばしい日を迎えられるなんて…と心躍らせ思わず屋敷の中をスキップしながら移動する母ネルデアだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,698
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる