酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~

スライム道

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「へえ。」
「そちらの方々、あまり駐車場にたむろしないで、早く受けること受けていきなさい。」

警備員さんに注意されてしまった。
あくまでもここは自衛隊の敷地内でみずきちゃんのお父さんの知り合いの関係者の情報を漏らされたくないための処置だろう。

自衛隊内部は一般公開されている部分とそうでない部分も多数ある。
密輸業者なんかが盗難に来たニュースは何年に一回かある。

自衛隊の人もアドベンチャラーなどの外部の人間を入れるこの病院では監視を強化するため見張りも楽な仕事じゃない。

「早々に検査を済ませた方がよさそうですね。」
「じゃあ、またな葵君、それにメアリーさんや。」

みずきちゃんのお父さんと別れ、病棟に向かった。

そこには何名か見知った顔が病院のロビーに何人かいた。

「お久しぶりです葵主任。」
「久しぶりですね。」
「ああ、名前とか思い出さなくていいですよ葵主任。
 葵主任は僕ら以上に仕事をしてくれいましたしなんなら自分たちのカバーもしてくれたんです。
 主任が居なかったら自分たちは今頃自殺をしていたか、事故死していたと思っています。」

彼らはダンジョンエネルギー抽出部の後輩や同僚たちだった。
やつれていた彼らは見る影もなくだいぶ顔色が良くなっていた。

「先輩は俺たちよりも元気なのが不思議なくらいですよ。」
「そうそう、そんな美人さんと一緒だなんて何があったんですか。
 主任が休んだ次の日でしたよね。
 うちの事業部に監査が入ったのは。」
「ああそれはだな。」

事のあらましを大まかに伝えた。

「主任がアドベンチャラーかぁ。」
「今までも天井の存在でしたがもっと遠くに行った気がします。」
「まだまだ、だとは思うし実感がわかないけどな。」

メアリーさんは敢えて口には出さず一先ずの受付を先に済ませてくれていた。
そして再会した生じた疑問を聞くことにした。

「それでどうして自衛隊の病院なんかで治療を受けているんだ。」
「いやいや、結構な人数居ましたし発電所は実質ストップしてるんですから、一つの子会社くらいの規模はあるんですよ。
 そんなのが病床を丸々圧迫するわけにはいかないんですよ。
 一応長期間ダンジョンエネルギーに晒されていたので大学病院かそれと同じくらいの最新設備が揃っている病院ってなると自衛隊の病院くらいしかないんですよ。」

単純に病床を圧迫すると言われれば、確かに圧迫する。
地方の大学病院なら請け負いたくはないレベルか。

「ネットが使えない代わりにその分手当が出るんで自分たちはここで治療を受けているですよ。」

「「番号札177177でお待ちの方。2番窓口までお越しください。」」
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