酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~

スライム道

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メアリーさんと別れみずきちゃんのお父さんと共に車で移動した。
やはりハチロクは良い。
みずきちゃんのお父さんの運転が上手いのもあるがクラッチの間の僅かな感覚がとても心地良く感じる。

クラッチが組み合わさる感覚はマニュアル車ならではの感覚だ。
オートマチック車では到底味わえない、この感覚が助手席で味わえるのは感動ものだ。
スポーツカーのような速度は出ないが気持ちよかった。
夢のような時間を終えて一軒家に辿り着いた。

ごく普通の一軒家よりもやや豪華で監視カメラなどのセキュリティが見受けられた。

「今帰ったぞ。」
「おかえりアンタ。」
「お邪魔します。」
「ああ、葵ちゃん。
 みずきならまだ寝てるから起こしに行ってくれるかい。」
「はい?」
「婚約者を起こしに行くんだから罰は当たらんよ。」
「…婚約者では無いんですけど…。」
「ほら、行った行った。」

弁明虚しく、関係ないと言わんばかりに俺はみずきちゃんの部屋に連行された。

みずきちゃんのお父さんも弁明しようとしていたのだが拳一つで物理的に黙らされていた。

「ほら、とっとと起こして来な。」

みずきちゃんの部屋の前まで案内され、起こすように促す。
ここまでくれば自分が起こした方が早いのに、起こさせようとするのはみずきちゃんが慌てふためく姿が見たいからなのだろうか。
もうここまで来れば覚悟を決めて行くしかあるまい。

ガチャリ

女の子の部屋というよりも男子高校生のオタク部屋がぴったりとハマる部屋な気もした。
部屋の中心部にあるベットにふくらみが見受けられる。
そのベットの上にはモニターアームで寝ながらゲームをできるように改造を施されていた。
ベッドの至るとことにゲームパッドやキーボード、マウスも散乱している。
ベッド脇には大きなデスクトップパソコンが2台ある。

「おーい起きてるか。」
「ふみゅにゅ?」

可愛らしい寝声が聴こえるが今は起こさなければならない。

「ほら起きて。」
「いいにお~い。」

ずるずると俺を布団に引きずり込もうとしていた。
あまりの力に拮抗することを忘れてそのまま布団に入ってしまった。

「ふにゅみゅ、あおいおにいちゃ~んだ~いすき~。」

身体が発達して出るところは出始めているみずきちゃんに対してドキドキすることは無く、世話のかかる妹を寝かしつけているような感覚だった。

可愛いモノをかわいがることはまるでブラックホールに吸い込まれるような引力を秘めていた。
しかしそこは破壊神の如き鬼の心で布団を引っぺがした。
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