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「mou。」
「あのミウスさんストレッチしづらいんだけど。」
「…安……心………す…る…匂……い………。」
何故か午後の体育の授業になりペアを組むことになった。
ミウスさんが入ったせいで奇数となった女子が生まれ、元々奇数だった男子にも余りが起きた。
この高校では体育は男女別にすることが多いのだが今回はバスケットボールをツーマンセルの練習を合同で行うこととなっていた。
今現在ストレッチをしていたのだが牛が頭をグイグイしてきて集中できなかった。
何というか人より体温が高いのか暑苦しくも感じるがただ近づいているだけなのに心臓の鼓動が聴こえるような安心感をもらっている気がする。
鼻腔をくすぐるような甘い香り、牛だからか良質なミルクのような香りが自分とミウスさんとの間で広がっているような。
正しく例えるなら母性と言った方が良いのかそれともバブみ?
とにかく赤ん坊に戻れと言われているようで気分が悪くなってきた気もする。
「憎い、憎いぞ。」
「お前の気持ちはよくわかる。だけど今は我慢の時だ。」
「ああ、わかってる。アイツを社会的な死を持って排除すればいいんだ。」
周りからまた心にもない言葉を投げかけられていく。
この状況を羨ましがっているからこそ起きる妬みの感情。
彼らからすれば自分の感情を満たすためなら正しいことと信じて疑わない。
集団心理的現象が若者に対する無知さ故の無謀を煽り悪循環を生んでいく。
「むむむ、この感覚は何でしょうか。とてもムズムズします。」
「それは恋だね。明日香さん。私はクラスのみんなと違って明日香さんと刀赤さんとの関係性には賛成しているから後押しするつもりだよ。」
「えっと……私は毛布 糸、気軽にモブとでも呼んでね。」
「ハブられてませんか?」
「うんうん。私はねネタに尽きないこの状況が面白くてたまらないんだ。
刀赤君の傷のことはある程度調べればすぐわかることなのに調べることもしない生徒たちやその保護者達。
まるで昼ドラや海外映画みたいなドロドロしていて最後は感動物語になる可能性を秘めたノンフィクション、大いに結構じゃないか。
第三者の視点からそれを書き上げられれば立派な超大作が生まれると思ってね。
それにさ、在ってはならない奇跡は呪いと一緒だしね。
呪いを乗り越えていく王道主人公、
逆境を覆すのは物語のパーソンとして必要だし、
最近はざまぁ系小説も流行っている。
刀赤君の場合はざまぁ系って言うよりも実力隠してます主人公的立ち位置でも面白いし、
それとも超大手出版社集蘭社が手掛ける週刊誌バウンドのネタキャラみたいに見た目や肩書だけ優れているキャラクターにしても十分に成り立つキャラクター性を彼は持っている。
クールぶっているけれども逃げたい気持ちでいっぱいの二面性キャラとかも良いよね。
でもバウンドでてくるのなら自分の中に違うモノが存在するキャラもあってる気がするんだよね。
悪く言うわけではないけどああいったはっきりと虎殺しを意味する鬼を描かれた傷を見ると鬼とか居ても良さげだし。
それとも敗れた虎の成れの果て的な転生も面白い。
でもまだライバルキャラといないからつまらないのかな。
漫画にするなら絶対にライバルキャラは必要だけど小説だけの文字だけの文学でライバルキャラはあんまり映えないし、
強大な敵みたいな存在出しちゃうとか?
刀赤君だったら物語の王道主人公にもブリタニア列王史のモードレッドみたいな敵に加わる人としても良さげだよね。
あ、明智光秀みたいな人の方が分かりやすかったかな。
でも明智光秀だと豊臣秀吉の忠道が映えてて引き立て役になってるし、仇を取る構図があるのは良いんだけど主君が躊躇いがちに手を下すような人情あふれる物語の方が深みがあって面白いと思うんだ。」
一通り喋り終わると準備運動が終わったことに気が付いたのかこちらに顔を向けて謝ってきた。
「は!ごめんね。
語りだしちゃって。」
この子、一度喋ると止まらない子だなと感情を抱きつつ。
自分の気持ちを確認したいと思い毛布さんに語りかけた。
「あの毛布さんから見て私はどのように映りましたか?」
「うーん、そうだね。
病院から来ていたところを見ると刀赤君と同じ大学病院から来たと推察して大方生き方か何かを諭されたとかそんな感じで、
突き動かされた心のイメージが解らなくて彷徨ってわからなくなったからこの学校に来たんだけど、
それでもまだわからなくてどう解釈すればいいのか解らない想像力の足りていないヒロイン。
鈍感系なヒロインだけども本能で動こうとするからヒロインとしての役割はきちんと果たしている。
ただ難点があるとすれば、本能で動いているからあまり理性的な恋に対する期待値が触れないってところ。
この点で言えばミウスさんもその一人にあたるんだけどミウスさんはミウスさんで刀赤君から何かトラウマのようなものを思い出させているように見えるよ。
だからもしかしたら、ミウスさんが着火剤となって彼の中にある本心をさらけ出すことができるかもしれない。
あの手の主人公のポジションはね、本心が見れればそこから先は一気に進むんだよ。
でも結ばれるかどうかは解らないし、彼自身も相当な覚悟を積んでいるから開けるかどうかはヒロイン次第。
私は明日香さんだったら今のママなら100回やっても全部失敗すると思うよ。
まずは自分が何者かを知ってから、彼にとっての何者かを知り、そしてアプローチをするのが私的にはベストかな。
おっと物語にこれ以上関わると不味いからもうアドバイスはしないからね。
恋愛に絶対は無いからハングリー精神で頑張ってね。」
私は静かに自分の気持ちを掲げた。
今はまだ好きかどうかすらわからない。
憧れのような感情を本物にするために。
「あのミウスさんストレッチしづらいんだけど。」
「…安……心………す…る…匂……い………。」
何故か午後の体育の授業になりペアを組むことになった。
ミウスさんが入ったせいで奇数となった女子が生まれ、元々奇数だった男子にも余りが起きた。
この高校では体育は男女別にすることが多いのだが今回はバスケットボールをツーマンセルの練習を合同で行うこととなっていた。
今現在ストレッチをしていたのだが牛が頭をグイグイしてきて集中できなかった。
何というか人より体温が高いのか暑苦しくも感じるがただ近づいているだけなのに心臓の鼓動が聴こえるような安心感をもらっている気がする。
鼻腔をくすぐるような甘い香り、牛だからか良質なミルクのような香りが自分とミウスさんとの間で広がっているような。
正しく例えるなら母性と言った方が良いのかそれともバブみ?
とにかく赤ん坊に戻れと言われているようで気分が悪くなってきた気もする。
「憎い、憎いぞ。」
「お前の気持ちはよくわかる。だけど今は我慢の時だ。」
「ああ、わかってる。アイツを社会的な死を持って排除すればいいんだ。」
周りからまた心にもない言葉を投げかけられていく。
この状況を羨ましがっているからこそ起きる妬みの感情。
彼らからすれば自分の感情を満たすためなら正しいことと信じて疑わない。
集団心理的現象が若者に対する無知さ故の無謀を煽り悪循環を生んでいく。
「むむむ、この感覚は何でしょうか。とてもムズムズします。」
「それは恋だね。明日香さん。私はクラスのみんなと違って明日香さんと刀赤さんとの関係性には賛成しているから後押しするつもりだよ。」
「えっと……私は毛布 糸、気軽にモブとでも呼んでね。」
「ハブられてませんか?」
「うんうん。私はねネタに尽きないこの状況が面白くてたまらないんだ。
刀赤君の傷のことはある程度調べればすぐわかることなのに調べることもしない生徒たちやその保護者達。
まるで昼ドラや海外映画みたいなドロドロしていて最後は感動物語になる可能性を秘めたノンフィクション、大いに結構じゃないか。
第三者の視点からそれを書き上げられれば立派な超大作が生まれると思ってね。
それにさ、在ってはならない奇跡は呪いと一緒だしね。
呪いを乗り越えていく王道主人公、
逆境を覆すのは物語のパーソンとして必要だし、
最近はざまぁ系小説も流行っている。
刀赤君の場合はざまぁ系って言うよりも実力隠してます主人公的立ち位置でも面白いし、
それとも超大手出版社集蘭社が手掛ける週刊誌バウンドのネタキャラみたいに見た目や肩書だけ優れているキャラクターにしても十分に成り立つキャラクター性を彼は持っている。
クールぶっているけれども逃げたい気持ちでいっぱいの二面性キャラとかも良いよね。
でもバウンドでてくるのなら自分の中に違うモノが存在するキャラもあってる気がするんだよね。
悪く言うわけではないけどああいったはっきりと虎殺しを意味する鬼を描かれた傷を見ると鬼とか居ても良さげだし。
それとも敗れた虎の成れの果て的な転生も面白い。
でもまだライバルキャラといないからつまらないのかな。
漫画にするなら絶対にライバルキャラは必要だけど小説だけの文字だけの文学でライバルキャラはあんまり映えないし、
強大な敵みたいな存在出しちゃうとか?
刀赤君だったら物語の王道主人公にもブリタニア列王史のモードレッドみたいな敵に加わる人としても良さげだよね。
あ、明智光秀みたいな人の方が分かりやすかったかな。
でも明智光秀だと豊臣秀吉の忠道が映えてて引き立て役になってるし、仇を取る構図があるのは良いんだけど主君が躊躇いがちに手を下すような人情あふれる物語の方が深みがあって面白いと思うんだ。」
一通り喋り終わると準備運動が終わったことに気が付いたのかこちらに顔を向けて謝ってきた。
「は!ごめんね。
語りだしちゃって。」
この子、一度喋ると止まらない子だなと感情を抱きつつ。
自分の気持ちを確認したいと思い毛布さんに語りかけた。
「あの毛布さんから見て私はどのように映りましたか?」
「うーん、そうだね。
病院から来ていたところを見ると刀赤君と同じ大学病院から来たと推察して大方生き方か何かを諭されたとかそんな感じで、
突き動かされた心のイメージが解らなくて彷徨ってわからなくなったからこの学校に来たんだけど、
それでもまだわからなくてどう解釈すればいいのか解らない想像力の足りていないヒロイン。
鈍感系なヒロインだけども本能で動こうとするからヒロインとしての役割はきちんと果たしている。
ただ難点があるとすれば、本能で動いているからあまり理性的な恋に対する期待値が触れないってところ。
この点で言えばミウスさんもその一人にあたるんだけどミウスさんはミウスさんで刀赤君から何かトラウマのようなものを思い出させているように見えるよ。
だからもしかしたら、ミウスさんが着火剤となって彼の中にある本心をさらけ出すことができるかもしれない。
あの手の主人公のポジションはね、本心が見れればそこから先は一気に進むんだよ。
でも結ばれるかどうかは解らないし、彼自身も相当な覚悟を積んでいるから開けるかどうかはヒロイン次第。
私は明日香さんだったら今のママなら100回やっても全部失敗すると思うよ。
まずは自分が何者かを知ってから、彼にとっての何者かを知り、そしてアプローチをするのが私的にはベストかな。
おっと物語にこれ以上関わると不味いからもうアドバイスはしないからね。
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今はまだ好きかどうかすらわからない。
憧れのような感情を本物にするために。
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