換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる～

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「なら対価は。」
「当然の要求ですね。
　なら対価はこちらでよろしいでしょうか。」

手のひらに宝石のようなモノを差し出した。

「これは魔晶石。
　陰陽師や魔術師が生涯をかけて作る研究成果です。
　これは私の姉だったモノが作成した魔晶石です。
　姉の研究成果はヒトならざるモノがかける呪いについてです。
　これを持ってすればあなたの呪いも解けるやもしれません。」

「きちんと相手の事を思うのなら相手の思考を読もうとしないとね。
　いつまでも自分の物差しが正しいと思っているようじゃあ五覚を会得しても意味が無いよ。」

この程度の考えしか持たないようなら俺がわざわざ教えても無意味なことにしかならない。
それだけ集団心理に呑まれている人間なら五覚を会得できないのも納得できる点だ。

「あなたはそのままで居た方が良い。
　それに知覚するまでも無く知覚しないされないようにしているのがあなたでしょう。」
「私の術式についてご存知なのですか。」
「それ自体五覚と似たようなものだしね。
　違うところを上げるなら。」
「上げるなら。」

「こっちは発狂しないってことかな。
　五覚事態日本で見ればクレイジーな人しか受け付けないんだよ。
　それこそ元仏教系から来ているテロリスト宗教団体並みに狂ったほどまでに信じることを辞めない思考をしない限りはね。
　まあ俺やじいちゃんであれば自分大好き人間なんかだからね。
　自分の保身や正しさを証明するためならなんだってする。
　たとえそれが自分に不利益な事でも正しさを証明するなら喜んでするさ。」

五覚が理解できないことは陰陽師としてはいつまで経っても2流と呼ばれる。
だから五覚を会得したいと思いつつも事故を目の当たりにしたことがある自分にとっては怖くておいそれと手を出せない。
母親に聞いても五覚をどうして手に入れることが出来たのか解らなかった。

「その研究成果を作った人も五覚を会得し損ねたんだろ。
　死んだか生きていても廃人みたいな状態になってるとかそんなんだろ。
　ヒトならざるモノの呪いなんてものに手を出す人なんだから大方自分に利用できないかとか他人のために救おうとしたとかそんなくだらないことのためにやったことだ。」
「くだらなくなんてありません！
　私の姉はお嬢様たちが呪いによって死なない為に必死に研究したんです。」
「それが物差しが集団的すぎるっていうんだよ。
　なにか人のために成ることをしたいとか自分のよりよく見せたいとかそんなくだらないこと考えてるようじゃあ五覚は逆立ちしたって会得できない。
　良く見せる、偽ってまでそれをする必要のないくらい自分が好きじゃないと五覚には耐え切れないんだよ。」