換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~

スライム道

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94 子どもの頃ってお化けを作り出しているって言われているけど実際どうなんでしょうね

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 ここ最近、若者の物騒な事件が増えている。
 日常生活で溶け込むようにして行われた犯罪の数々。
 どれも当たり前であった倫理観が欠如して行われたことと感じるのは、自身が正しい倫理観を持っていないからこその妄言のようなものだろうか。
 そう、エージェントに成る人たちはいつだって人生、時代、国ごとの倫理観に乗じて暗殺だったり、情報収集だったりを行う人たちなのだ。

 このカフェに流れるジャズのように、当たり前に存在し、認識の注意から外れる。
 我々はいつだってそうだ。
 日常風景の道に不特定多数の人が居ればそれだけ慣れる。
 慣れた頃には日常という言葉の中に溶け込んでしまう。
 溶け込んでしまえば人間は注意、注目しなくなる。
 その時を付くようにして犯罪は行われるのだ。

 この祖父も日本という風景において、娘に好かれたいお父さん的な存在は数多く居る。
 もし、それが見えていない人が居るのなら、よく観察してみて欲しい。
 娘に嫌われないように気を配った距離感や目線を促しているのがよくわかる。
 ただでさえ目立つ外国人だからこそ、やや大きめの反応をしているが、観光に来た外国人もしくは、久々に日本へ来たので友人と会いに来ている感を出している。
 つまり、日本人にとってやや親しみはあるが、他の面は一般的なごく普通の外国人。
 せいぜい筋肉が多いくらいなので、彼は日本に来ても情報活動ができるだろう。

「いえ、問題ないですよ。」

 現状、敵対する勢力の名前と特徴が分かる人物について教えてくれると助かります。
 情報が無い中全方位守るのは無理ですよ。

 同じく複数言語対応モールス信号で話させてもらう。
 並列思考らに任せつつ、信号理解なるスキルを全て買い、理解度を深めた。
 そもそも、無線アマチュア程度のことならじいちゃんから聞いているので無用の長物になるかもしれない。
 でもわからないこともあるので一応取った次第だが、信号を出すのが何かと難しかった。

 他にもこのじいちゃんの親友と呼ばれる人の凄さが分かる。

 今この瞬間にも、日常(演技)は続いている。
 孫にも秘密にしている日常が始まっている。
 流石に戦争屋に成っていることは隠しきれていないだろうにしても、日常を続けるのは骨折しても平然走り続けること並みに素晴らしい技術を用いているのだろう。

「それでも言わせてくれ、ありがとう。」

 敵に関しては各国様々、妖怪や魔物の類も居る。
 彼らの個々の強さはそこまでではない。
 ただ数が多くてね。
 手を焼くよ。

 殲滅するにも数が多すぎるのか。
 妖怪などの類も居ることから、数は未知数。
 組織的に動いているわけでもない。
 自然災害に対処するのと同じようにしろと。
 一般人一人を護るのは至難の業ではないと思う。

「ああ、そういえばメアリーさんの入るところだがリノベーションした人が居た部屋で色々弄ってあるらしいのでもし好みに合わなければ変更してもいいらしい。」

 リノベーション済み、魔物、妖怪が嫌うようになる術式を組み込んでいる。
 一般人にしか見えなくなる術式も含めて組んであるから時期に必要なくなる。

「ほう、今はどんな感じになっているんだ?」

 それは心強い。
 こちらは噂の火消しに専念させてもらう。

「和室じゃな。
 数奇屋作りに使われる和彫りなどを使って仕切りを作っているようじゃぞ。
 同じ部屋じゃと声は駄々洩れじゃが一人暮らしじゃし問題ないじゃろ。」

 儂が改造しておいた。
 飾り自体も魔除けを含んでいるのでできれば変えて欲しくないが。

「ぜひ、畳で暮らしてみたいのでそのままでお願いします。」

「だと、幹、お前さんには畳の扱い方を教えているからきちんと教えるんじゃぞ。」

「そのくらいなら教えるよ。
 基本的に日本のサイトでしかやってないだろうしね。」

 エミリーさんも何気ない会話の水面下でこのようなやり取りが行われているとは思うまい。
 呪いに関して門外漢のフリをして、孫娘を騙し込み、親友の手を借りて一般人に何事も無かったのように戻れるようにしてくれと頼みこむ爺様は保護者って言葉が似合う。
 この分だと、おそらくだけど血はあまり関係ないタイプの魔術師とかなんだろうね。
 アメリカだと原住民を除いて、土地による霊格が薄い。
 どちらかと言えば本や物語が原産国になり、モンスターと派生するパターンが多そうだ。
 例えばスライムと呼ばれるモンスターはアメリカの作家ジョセフ・ペイン・ブレナンによって生み出された沼の怪物、もしくは同じくアメリカの作家のハワード・フィリップス・ラヴクラフトが考案したクトゥルフ神話のジョゴスが上げられる。

 これらの正体は洞窟や夜間に偶々発見されたまだ固まっていないタールや温泉が泥と混ざったものではないかとの推測が行われており、人間が暗闇、そして生暖かく絡みつくモノという共通点を持っているところから不安を煽ることからキャラクターとして書かれたのではないかと言われている。
 では、アメリカでの陰陽師に対する人物は誰か。
 世界3大宗教のいずれかだ。
 ただ、どれも土地に定着しているわけではなく。
 辛うじてクリスチャンが多いくらいか。

 伝統が無い国ほど、術は弱くなり、魔物は生まれやすい。
 まあ兎にも角にもミウスさんと要相談だね。
 あと、カフェの利用方法についても後て言っておかないと。
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