9 / 47
ギルド"猟犬の牙"
受け流しの境地
しおりを挟む
「素晴らしい試合だったよ。試験であること忘れてしまうくらいに」
「あぁ。2人とも凄かったぜ」
試験を終えた2人に、ダンとキースは健闘を讃える。クラインはアリスに手を差し出した。
「今回は僕が勝ちましたが、本当にギリギリでした。きっと本気になったアリスには敵わないでしょう。いい戦いでした」
「ありがとうございます、クラインさん。私もまだまだのようです。それに気づけたのもあなたのおかげです。私にとってもいい戦いでした」
2人は握手を交わす。
「あの、一つ聞いてもいいですか?」
アリスは先程からずっと気になっていたことをクラインん問いかける。
「最後の攻防で、私の木刀は確かに当たっていた。当たっていたのまるで感覚がなかった。あれはどういうことなんでしょうか」
「そうか、正面から対峙していたアリスはわからなかったんだね」
「私たちは横から見ていたからネタはわかってしまっているけど…」
「まぁわかっているからって出来る芸当じゃねぇよな」
何やら観戦していた3人はわかっているようだ。クラインは少し照れた顔だ。
「やっていたことはそんなに大したネタではないんです。木刀が触れた瞬間に僕はアリスの木刀の力の向きに合わせてしゃがんだ、それだけです」
「しゃが…んだ…?」
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
そうか!
クラインはアリスと対峙するなかで、彼女の秘密にたどり着いていた。
あれは ”視る力“によるものだ。反射神経では一歩遅れる。目で見て予想し動いているに違いない。だとすると相当な動体視力の持ち主だな。流石は猟犬の牙、只者ではない。
彼女が視覚を頼りに動いていると言うなら、それを利用して突くしかない。目を騙すんだ!
クラインはジリジリと距離を詰める。まだアリスは仕掛けては来ない。
やはり、アリスはこちらが仕掛けてくるものだと思っている。普通はそうするだろうしね。きっとアリスの狙いはカウンターからのとどめの一撃。僕もそこで勝負に出よう、きっと一瞬で決まる。大丈夫だ、覚悟は決めた!
クラインは木刀を振り上げながら最後の攻防に出る。アリスめがけて木刀を振り下ろす。
カァンと音が響く。その瞬間、アリスは前方へ宙返りをした。流石に予想外の動きに焦るクライン。
おぉ!嘘だろ!?”アレ“で対処できるか!?
迷っている暇などない。アリスの木刀はすでにクラインの真上だ。
なんとか防御の構えを取る。
さぁここからだ!
意識を集中させる。
アリスの木刀が自身の木刀に乗る感覚、少し重みを感じる。
この重さの分だけ僕は力を抜く。
彼女の木刀と一体になるんだ。
力の赴くまま、その方向に沈ませていく…。
一瞬にして永遠のような、感覚の研ぎ澄まされた静寂の世界。確かに触れているのに、まるで空を切るように100%受け流された力は行き場を失い、やがてそれは本人へと伝播する。
アリスはバランスを崩して地に投げ出された。
ここだ!
すかさずクラインはとどめの一撃をかます。
ブワッと汗が吹き出るのを感じる。本当にギリギリだった…!
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
「なるほど、あの影でも切るような感触はそう言う理由でしたか」
「理屈はわかるけど実戦でやろうとしてもできない芸当だね。まさに受け流しの境地だよ」
アリスもキースも、感嘆の声をあげる。
「文句なしの合格ね。もともと最初から加入は許可するつもりだったから、実は負けてもうちに来てもらうつもりだったけど、想像以上だったわ。嬉しい誤算ね!」
なんだ、試験とは名ばかりでマスターが実力をその目で見て確かめたかったって言うだけだったのか。
がっくしと肩を落とすクラインに気づき、慌ててフォローするシリエ。
「あぁ!ごめんねクライン君!騙すとかそう言うつもりじゃなくって!ただ、ほら!ギルドマスターとしては冒険者の能力を把握しておく義務があるって言うか…「そういやクライン、まだこの街を案内していなかったな!」
フォローに苦しむシリエを見かねてか、ダンが話に割って入る。
「あとのことはマスターに任せてよ、俺らはこの辺を回ろうぜ!好きなだけ案内してやるからよ!」
「ほんとですか!ありがとうございます!」
一瞬で顔を明るくさせるクライン。
シリエはほっと胸をなでおろす。
「それでしたら私も同行します。この辺りはお店も多くて、見て回るだけでも楽しいですよ!」
アリスはすっかり打ち解けたようだ。剣で語り合うというのはこういうことなのだろうか。一度の対峙ですっかり心を許したようだ。
「それなら3人で行っておいで。僕はシリエとクライン君の加入の手続きをしておくよ」
「お、悪りぃな。任せたぜキース」
3人はギルドを後にする。
ここにはシリエとキースの2人だけになった。
「継承する魂の宿主、まさかうちのギルドに来てくれるなんてね」
「うん、驚いたよ。”技“の継承する魂が持ち主を離れてからだいぶ経っていたはずだ。まさか田舎町で新たな継承者が生まれていたなんてね」
「そしてその子が今日、このギルドの戸を叩いた。この世に数人といない継承する魂の宿主、が。偶然というより奇跡みたいね」
「奇跡でも偶然でもないんじゃないかな。きっと必然だったんだ。こうなる運命だった、僕にはそう思えて仕方がないよ」
「この出会いを機に何かが動き出したような、始まりの予感がするんだ」
「あら、キースの予感は良くも悪くも当たった試しがないじゃない。ほら、そろそろ手続きの準備を始めましょう」
「…うん、そうだね」
キースが感じた予感が的中していたことを知るのは、だいぶ先のことである。この時は誰も、キース本人ですら、全ての始まりだったことを知る由はなかった。
「あぁ。2人とも凄かったぜ」
試験を終えた2人に、ダンとキースは健闘を讃える。クラインはアリスに手を差し出した。
「今回は僕が勝ちましたが、本当にギリギリでした。きっと本気になったアリスには敵わないでしょう。いい戦いでした」
「ありがとうございます、クラインさん。私もまだまだのようです。それに気づけたのもあなたのおかげです。私にとってもいい戦いでした」
2人は握手を交わす。
「あの、一つ聞いてもいいですか?」
アリスは先程からずっと気になっていたことをクラインん問いかける。
「最後の攻防で、私の木刀は確かに当たっていた。当たっていたのまるで感覚がなかった。あれはどういうことなんでしょうか」
「そうか、正面から対峙していたアリスはわからなかったんだね」
「私たちは横から見ていたからネタはわかってしまっているけど…」
「まぁわかっているからって出来る芸当じゃねぇよな」
何やら観戦していた3人はわかっているようだ。クラインは少し照れた顔だ。
「やっていたことはそんなに大したネタではないんです。木刀が触れた瞬間に僕はアリスの木刀の力の向きに合わせてしゃがんだ、それだけです」
「しゃが…んだ…?」
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
そうか!
クラインはアリスと対峙するなかで、彼女の秘密にたどり着いていた。
あれは ”視る力“によるものだ。反射神経では一歩遅れる。目で見て予想し動いているに違いない。だとすると相当な動体視力の持ち主だな。流石は猟犬の牙、只者ではない。
彼女が視覚を頼りに動いていると言うなら、それを利用して突くしかない。目を騙すんだ!
クラインはジリジリと距離を詰める。まだアリスは仕掛けては来ない。
やはり、アリスはこちらが仕掛けてくるものだと思っている。普通はそうするだろうしね。きっとアリスの狙いはカウンターからのとどめの一撃。僕もそこで勝負に出よう、きっと一瞬で決まる。大丈夫だ、覚悟は決めた!
クラインは木刀を振り上げながら最後の攻防に出る。アリスめがけて木刀を振り下ろす。
カァンと音が響く。その瞬間、アリスは前方へ宙返りをした。流石に予想外の動きに焦るクライン。
おぉ!嘘だろ!?”アレ“で対処できるか!?
迷っている暇などない。アリスの木刀はすでにクラインの真上だ。
なんとか防御の構えを取る。
さぁここからだ!
意識を集中させる。
アリスの木刀が自身の木刀に乗る感覚、少し重みを感じる。
この重さの分だけ僕は力を抜く。
彼女の木刀と一体になるんだ。
力の赴くまま、その方向に沈ませていく…。
一瞬にして永遠のような、感覚の研ぎ澄まされた静寂の世界。確かに触れているのに、まるで空を切るように100%受け流された力は行き場を失い、やがてそれは本人へと伝播する。
アリスはバランスを崩して地に投げ出された。
ここだ!
すかさずクラインはとどめの一撃をかます。
ブワッと汗が吹き出るのを感じる。本当にギリギリだった…!
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・
「なるほど、あの影でも切るような感触はそう言う理由でしたか」
「理屈はわかるけど実戦でやろうとしてもできない芸当だね。まさに受け流しの境地だよ」
アリスもキースも、感嘆の声をあげる。
「文句なしの合格ね。もともと最初から加入は許可するつもりだったから、実は負けてもうちに来てもらうつもりだったけど、想像以上だったわ。嬉しい誤算ね!」
なんだ、試験とは名ばかりでマスターが実力をその目で見て確かめたかったって言うだけだったのか。
がっくしと肩を落とすクラインに気づき、慌ててフォローするシリエ。
「あぁ!ごめんねクライン君!騙すとかそう言うつもりじゃなくって!ただ、ほら!ギルドマスターとしては冒険者の能力を把握しておく義務があるって言うか…「そういやクライン、まだこの街を案内していなかったな!」
フォローに苦しむシリエを見かねてか、ダンが話に割って入る。
「あとのことはマスターに任せてよ、俺らはこの辺を回ろうぜ!好きなだけ案内してやるからよ!」
「ほんとですか!ありがとうございます!」
一瞬で顔を明るくさせるクライン。
シリエはほっと胸をなでおろす。
「それでしたら私も同行します。この辺りはお店も多くて、見て回るだけでも楽しいですよ!」
アリスはすっかり打ち解けたようだ。剣で語り合うというのはこういうことなのだろうか。一度の対峙ですっかり心を許したようだ。
「それなら3人で行っておいで。僕はシリエとクライン君の加入の手続きをしておくよ」
「お、悪りぃな。任せたぜキース」
3人はギルドを後にする。
ここにはシリエとキースの2人だけになった。
「継承する魂の宿主、まさかうちのギルドに来てくれるなんてね」
「うん、驚いたよ。”技“の継承する魂が持ち主を離れてからだいぶ経っていたはずだ。まさか田舎町で新たな継承者が生まれていたなんてね」
「そしてその子が今日、このギルドの戸を叩いた。この世に数人といない継承する魂の宿主、が。偶然というより奇跡みたいね」
「奇跡でも偶然でもないんじゃないかな。きっと必然だったんだ。こうなる運命だった、僕にはそう思えて仕方がないよ」
「この出会いを機に何かが動き出したような、始まりの予感がするんだ」
「あら、キースの予感は良くも悪くも当たった試しがないじゃない。ほら、そろそろ手続きの準備を始めましょう」
「…うん、そうだね」
キースが感じた予感が的中していたことを知るのは、だいぶ先のことである。この時は誰も、キース本人ですら、全ての始まりだったことを知る由はなかった。
0
あなたにおすすめの小説
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる