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第二十五章 故郷無き災いたち
サノアの恩寵・レスターの奇跡
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真っ暗な部屋にジュベルの映像が現れ、彼はケントたちに語る。
――
故郷を失った僕たちがスカルペルに訪れて少しばかりの時が流れ、僕らはスカルペルの奇跡――レスターの力を知ることになる。
百合とバルドゥル所長は共に研究室にいた。そこは真っ白な世界。
――
言葉を閉じて彼が手を振るうと、真っ黒な部屋は真っ白な世界に変わり、百合とバルドゥルが姿を現した。
百合はモニターに映るナノマシンとレスターの粒子を目にしながら呟く。
「なんだこりゃ、すげぇな。サノアの力が溶け込むレスター。俺たちのナノマシンと相性がいいのか。ナノマシンに取り込むと馬鹿げた力を生みやがる。レスターを利用すれば俺たちはさらに強固な生命体になれるかもな」
「その通りだ!」
響いた声はバルドゥルのもの。
彼は興奮気味に声を生む。
「ククククッ、このレスターという粒子。滅びからこの宇宙を守ったヨミという太陽から発生してる何らかの放射線の類だ。これが我々のナノマシンと結合することにより驚異的な力を示す。腹立たしいが、理屈はわからぬな。まぁ、それらはいずれわかるだろう。だが、これを利用すれば、クククク」
「所長、どうしたんだよ? 笑ってばかりじゃねぇか」
「副所長。我々はどうして肉の檻に囚われている?」
「うん? そりゃあ、そういう選択肢を選んだからな。完全な機械生命体になることもできた。神のように高エネルギー体になることもできた。だけど、俺たちは今の姿にこだわった」
「そうだ。そしてそれだけではなく、年を取ることにもこだわった。いつまでも若々しい姿を維持することもできたが、多くは私のように年齢に応じた姿をしている」
「応じたって、二百歳超えてるくせに……」
「二百だろうが三百だろうが若い姿のままでいられる。だが、ある一定の時間を生きると年老いた姿を選択するようになる。それは、我々地球人がこの姿に固執しているからだ」
「それで、何が言いてぇんだ、所長は?」
「クク、悔しいがこの姿では進化に限界がある。おそらく、力だけでいえば火星最強が頂点であり、頭脳は連邦の元戦闘人形が頂点であろう。これよりさらなる進化を遂げようとすると、どうしても神の如き存在にならねばならぬ。だが……」
「なんだ?」
「このレスターを有効に活用すれば、限界を超えた進化が可能だ。皆に伝えておけ。大いにレスターを体に取り込めとな。分離組にもそう伝えておくがいい」
――
再び部屋は闇に閉ざされ、そこにジュベルが現れて、背後に流れる研究施設の映像に合わせ語り始める。
――
スカルペルに満ちるサノアが創り出したレスター。
この力は僕たちのナノマシンの力を飛躍的に高める力を持っていた。
しかしそれは……サノアの罠だった。
レスターをナノマシンに取り込み始めてしばらく時が経つと、一人の所員が急に苦しみ始めて倒れた。
何事かと思い、その所員に近づく。
すると、体毛が所員の身体を包みこみ、顔はトカゲのような姿になった。
そして、他の所員に襲い掛かり始めた。
すぐさま彼はアコスア率いる警備員によって取り押さえられ拘束室へ放り込まれた。
だけど、この騒動はさらに続くことになる。
突然、化け物のような姿になる所員が生まれ始めた。
これらついてバルドゥル所長と百合が調べ、その原因を特定した。
無駄なものを一切消し去った白の風景だけが広がるミーティングルームで僕、バルドゥル、百合、アコスアが話し合いを行う。
まずは、百合と所長が僕たちへ変異の理由の説明を始めた。
――
ジュベルの視線が背後の映像に向くと、映像はそのまま立体的な部屋を形取り、ケントたちの前に現れる。
――
白の部屋で、百合とバルドゥルが交互に声を出している。
「突然変異の理由はレスターだ。あれは今ある俺たちの力を高めてくれるが、同時に先祖返りを起こさせやがる。それも、進化の過程で分岐しなかった記憶を呼び起こして変異させる代物だ」
「そのため肉体が猿だけではなく、猫にも犬にもトカゲにも恐竜にも三葉虫にも変異を遂げおる。しかも、それらの記憶を混ぜ込んだ歪な肉体変異だ」
「おそらくこいつはサノアの仕込んだ罠だ。サノアは俺たちが訪れることは予測できていたようだな。だが、対抗手段がなかった。だから、目の前に餌をぶら下げて、喰いついたところで理性なき化け物へ変異させることにした……やってくれるっ」
「変異が始まると今より力も知能も劣った状態になる。それでも力はスカルペル人の平均を上回るが、知能がない分、時間を掛ければスカルペル人でも我々を滅することが可能というわけだ」
二人の説明を聞いて、ジュベルとアコスアは変異した仲間を元に戻す方法と変異を止める方法を尋ね、それにバルドゥルが答えた。
「一度変異すると元には戻せぬ。しかし、変異を止めつつ安全にレスターを活用できるようにナノマシンを調整することは可能だ。フンッ、サノアめ、我々を出し抜いたつもりだったようだが、進化の可能性を広げるだけになってしまったようだな」
バルドゥルはサノアのレスターの罠を回避し、ナノマシンの力を高める特性だけを取得する方法を見つけた。
所員の皆はその処置を受けて、分離組にももちろんそれを伝えた。
だが―――――
「アコスア、しっかりしやがれ!」
百合は野外活動中の森の中で、前触れもなく変異を始めたアコスアを抱えていた。
「ゆ、り……だめ、思考が思考が、消えていく」
「しっかり自分の名前を頭に響かせろ。てめぇは無に帰す兵器の影響を乗り越えたんだぜっ。この程度で弱音を吐くんじゃねぇよ!」
「きついこという……だけど、もうだめ……」
アコスアの爪先から触手が伸び、それは腰につけていた桃色の毛玉の生命体を取り込む。すると、毛玉は彼女の肉体を浸食し始め、毛穴から桃色の体毛が生え、美しく艶やかな黒の肌を蹂躙していく。
顔の骨格に変異が起きて、口が前に飛び出し、彼女は角が生え鋭い牙を持つ獣の姿へ変わろうとしていた。
アコスアは気力を振り絞り、百合にこう伝える。
「ゆり、ころして」
「馬鹿言うんじゃねぇ! 必ず元に戻る方法を見つけてやるっ。それまで時間凍結してやるから眠ってろ! こちら百合、すぐに俺たちを収容――」
百合は精神感応を利用した通信で施設に連絡しようとした。
しかしそれをアコスアがジャミングする。
「もういい、ておくれよ」
「アコスアっ!」
「ゆり、わたしは、じぶんの姿が、好き」
「なに?」
「にく体を、かい良すれば、あんたにだってとどいた。でも、できなかった。わたしは、私の生まれたままの姿が好きだったから」
「アコスア、一体何を……?」
「だから、百合。私を、私の姿のままで殺して!」
「んなことできるわけねぇだろ!」
「お願い……百合……」
アコスアの瞳から涙が零れ落ちる。
しかしその姿は、もう、アコスアではない……。
「クソッたれ!」
百合は愛用の超振動スピアを呼び出し、それをアコスアに突き立て、彼女を塵に帰そうとした。
しかし一足遅く、アコスアは自分を失い、百合の一撃を交わして大きく後方へ飛び、距離を置く。
百合は槍を構え直すが……。
「うがぁぁぁあああぁああぁあ!」
咆哮を上げて、涎をまき散らす変わり果てた友人の姿……今すぐにでも葬ってやるべき。
だが百合は、槍を握る手から力を抜いてしまった。
その隙に、桃色の体毛に覆われ、獣の顔に変わったアコスアは茂みに飛び込み逃げ去ってしまった。
百合は片手で顔を覆い、後悔を反吐にして表す。
「クソッたれっ! なんで躊躇したんだよ、俺はっ!!」
――
故郷を失った僕たちがスカルペルに訪れて少しばかりの時が流れ、僕らはスカルペルの奇跡――レスターの力を知ることになる。
百合とバルドゥル所長は共に研究室にいた。そこは真っ白な世界。
――
言葉を閉じて彼が手を振るうと、真っ黒な部屋は真っ白な世界に変わり、百合とバルドゥルが姿を現した。
百合はモニターに映るナノマシンとレスターの粒子を目にしながら呟く。
「なんだこりゃ、すげぇな。サノアの力が溶け込むレスター。俺たちのナノマシンと相性がいいのか。ナノマシンに取り込むと馬鹿げた力を生みやがる。レスターを利用すれば俺たちはさらに強固な生命体になれるかもな」
「その通りだ!」
響いた声はバルドゥルのもの。
彼は興奮気味に声を生む。
「ククククッ、このレスターという粒子。滅びからこの宇宙を守ったヨミという太陽から発生してる何らかの放射線の類だ。これが我々のナノマシンと結合することにより驚異的な力を示す。腹立たしいが、理屈はわからぬな。まぁ、それらはいずれわかるだろう。だが、これを利用すれば、クククク」
「所長、どうしたんだよ? 笑ってばかりじゃねぇか」
「副所長。我々はどうして肉の檻に囚われている?」
「うん? そりゃあ、そういう選択肢を選んだからな。完全な機械生命体になることもできた。神のように高エネルギー体になることもできた。だけど、俺たちは今の姿にこだわった」
「そうだ。そしてそれだけではなく、年を取ることにもこだわった。いつまでも若々しい姿を維持することもできたが、多くは私のように年齢に応じた姿をしている」
「応じたって、二百歳超えてるくせに……」
「二百だろうが三百だろうが若い姿のままでいられる。だが、ある一定の時間を生きると年老いた姿を選択するようになる。それは、我々地球人がこの姿に固執しているからだ」
「それで、何が言いてぇんだ、所長は?」
「クク、悔しいがこの姿では進化に限界がある。おそらく、力だけでいえば火星最強が頂点であり、頭脳は連邦の元戦闘人形が頂点であろう。これよりさらなる進化を遂げようとすると、どうしても神の如き存在にならねばならぬ。だが……」
「なんだ?」
「このレスターを有効に活用すれば、限界を超えた進化が可能だ。皆に伝えておけ。大いにレスターを体に取り込めとな。分離組にもそう伝えておくがいい」
――
再び部屋は闇に閉ざされ、そこにジュベルが現れて、背後に流れる研究施設の映像に合わせ語り始める。
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スカルペルに満ちるサノアが創り出したレスター。
この力は僕たちのナノマシンの力を飛躍的に高める力を持っていた。
しかしそれは……サノアの罠だった。
レスターをナノマシンに取り込み始めてしばらく時が経つと、一人の所員が急に苦しみ始めて倒れた。
何事かと思い、その所員に近づく。
すると、体毛が所員の身体を包みこみ、顔はトカゲのような姿になった。
そして、他の所員に襲い掛かり始めた。
すぐさま彼はアコスア率いる警備員によって取り押さえられ拘束室へ放り込まれた。
だけど、この騒動はさらに続くことになる。
突然、化け物のような姿になる所員が生まれ始めた。
これらついてバルドゥル所長と百合が調べ、その原因を特定した。
無駄なものを一切消し去った白の風景だけが広がるミーティングルームで僕、バルドゥル、百合、アコスアが話し合いを行う。
まずは、百合と所長が僕たちへ変異の理由の説明を始めた。
――
ジュベルの視線が背後の映像に向くと、映像はそのまま立体的な部屋を形取り、ケントたちの前に現れる。
――
白の部屋で、百合とバルドゥルが交互に声を出している。
「突然変異の理由はレスターだ。あれは今ある俺たちの力を高めてくれるが、同時に先祖返りを起こさせやがる。それも、進化の過程で分岐しなかった記憶を呼び起こして変異させる代物だ」
「そのため肉体が猿だけではなく、猫にも犬にもトカゲにも恐竜にも三葉虫にも変異を遂げおる。しかも、それらの記憶を混ぜ込んだ歪な肉体変異だ」
「おそらくこいつはサノアの仕込んだ罠だ。サノアは俺たちが訪れることは予測できていたようだな。だが、対抗手段がなかった。だから、目の前に餌をぶら下げて、喰いついたところで理性なき化け物へ変異させることにした……やってくれるっ」
「変異が始まると今より力も知能も劣った状態になる。それでも力はスカルペル人の平均を上回るが、知能がない分、時間を掛ければスカルペル人でも我々を滅することが可能というわけだ」
二人の説明を聞いて、ジュベルとアコスアは変異した仲間を元に戻す方法と変異を止める方法を尋ね、それにバルドゥルが答えた。
「一度変異すると元には戻せぬ。しかし、変異を止めつつ安全にレスターを活用できるようにナノマシンを調整することは可能だ。フンッ、サノアめ、我々を出し抜いたつもりだったようだが、進化の可能性を広げるだけになってしまったようだな」
バルドゥルはサノアのレスターの罠を回避し、ナノマシンの力を高める特性だけを取得する方法を見つけた。
所員の皆はその処置を受けて、分離組にももちろんそれを伝えた。
だが―――――
「アコスア、しっかりしやがれ!」
百合は野外活動中の森の中で、前触れもなく変異を始めたアコスアを抱えていた。
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「しっかり自分の名前を頭に響かせろ。てめぇは無に帰す兵器の影響を乗り越えたんだぜっ。この程度で弱音を吐くんじゃねぇよ!」
「きついこという……だけど、もうだめ……」
アコスアの爪先から触手が伸び、それは腰につけていた桃色の毛玉の生命体を取り込む。すると、毛玉は彼女の肉体を浸食し始め、毛穴から桃色の体毛が生え、美しく艶やかな黒の肌を蹂躙していく。
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しかしそれをアコスアがジャミングする。
「もういい、ておくれよ」
「アコスアっ!」
「ゆり、わたしは、じぶんの姿が、好き」
「なに?」
「にく体を、かい良すれば、あんたにだってとどいた。でも、できなかった。わたしは、私の生まれたままの姿が好きだったから」
「アコスア、一体何を……?」
「だから、百合。私を、私の姿のままで殺して!」
「んなことできるわけねぇだろ!」
「お願い……百合……」
アコスアの瞳から涙が零れ落ちる。
しかしその姿は、もう、アコスアではない……。
「クソッたれ!」
百合は愛用の超振動スピアを呼び出し、それをアコスアに突き立て、彼女を塵に帰そうとした。
しかし一足遅く、アコスアは自分を失い、百合の一撃を交わして大きく後方へ飛び、距離を置く。
百合は槍を構え直すが……。
「うがぁぁぁあああぁああぁあ!」
咆哮を上げて、涎をまき散らす変わり果てた友人の姿……今すぐにでも葬ってやるべき。
だが百合は、槍を握る手から力を抜いてしまった。
その隙に、桃色の体毛に覆われ、獣の顔に変わったアコスアは茂みに飛び込み逃げ去ってしまった。
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