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第二十六章 過を改め正へ帰す
許されない。そして許そう
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私はモニターに浮かぶ、百はあろう光点を見つめながらフィナへ問いを発する。
「ナノマシンを宿した生命反応? この光、全てが?」
「うん、向こうも古代人の技術を使っていて、妨害波っぽいのを出しているみたいで正体は掴みにくいけど……おそらく、レイやアイリたちと同じ存在」
「レイたちと……?」
「ヴァンナスはドハ研究所を失っても勇者増産計画を諦めていなかったのよ。で、こっそりと計画を進めていた。そして、これだけの数の勇者を生んだ」
「馬鹿な! 父がいないというのに一体誰が? ドハ研究所の職員たちは解散となり……そうか、革新派! 王家寄りのアーガメイト一族かっ!」
私から財を取り上げた、王家寄りのアーガメイト一族。
彼らはヴァンナス国と距離を取っていた父とは違い、かなり深い親交がある。
「なんという無茶を。まだ、滅びのナノマシンの問題も残っているというのに……これは私のせいかっ。半端な知識で彼らを延命させる方法を思いついた。ヴァンナスは父のクローン技術と私の数式を用い、革新派の協力を得て、このようなことを! フィナ、彼らの状態はわかるか?」
「はっきり言って最悪。二つの意味で」
「二つの意味?」
「一つ目は寿命。レイやアイリよりも寿命が短い。現行勇者は力さえ使わなければ数十年は生きられる。だけど、この新たなクローンたちは十年。戦闘に出れば、数年ほど」
「なんてことだ……ヴァンナスは彼らを使い捨ての勇者として生み出したというのか?」
「基本的にはバルドゥルに対抗するために用意した。その側面が強いと思う。だから今は寿命が短くても構わない。この問題はゆっくり解決するつもりなんでしょ」
「そうだとしても、いま産まれた新たな勇者は数年しか生きられないんだぞ! ネオ陛下! ジクマ閣下! なぜこのような決断を!!」
いくらヴァンナスの繁栄と世界の安全のためとはいえ、命を弄ぶにもほどがある!
銀眼を通して、セアたちの嘆きが届く。
その想いを必死に御して、私は無言の内に身を震わす。
言葉を止めた私の代わりにエクアがフィナへ問いかける。
「最悪なのは二つと言いましたよね。一つは寿命。では、もう一つは?」
「彼らは……洗脳されてる……」
フィナの言葉に全員が驚きに心臓を一時止めた。
彼女はさらに言葉を続けていく。
「この施設の索敵能力のおかげで妨害波の幕があってもある程度覗き見ることができるんだけど、彼らの脳波が全て同じなのよ。カイン、ちょっと見てくれる」
「わかりました」
カインは緑髪の暖簾越しから茶色の瞳を動かして、モニターに映る波形を見つめた。
「……これは、まるで同一の存在のように同じ脳波が。それに脳波の一部に何らかのノイズが見られる。フィナ君、これが?」
「うん、おそらく魔導による洗脳。ノイズからは魔力が検知されてるから」
「その中身は?」
「今、解析してる……うん、なんとなくだけどわかった」
「なんだい?」
「ヴァンナスに忠誠を誓うこと。それを当然としている。ヴァンナスのためなら如何なる命令にも従い、命を投げ出すことも厭わないように。そう、命じているみたい……」
「そんなっ。なんて非道を! クローンであろうと僕たちと同じ命! これはっ!」
「許されるべきことではない!!」
私はありったけの感情を乗せて二人の会話を切り裂いた!
「アイリたちがヴァンナスを訝しんでいたが、まさかこのようなことをしていたとはっ。フィナ、その研究所はどういった状態なんだ?」
「具体的には?」
「百のクローンの内、何人が活動している。さらに増産は可能なのか?」
「活動しているのは十人。だけど、他の子たちも今すぐにでも活動可能。さらに増産能力は年に百体以上可能」
「ということは、時を重ねれば何千という勇者を産み出せるわけか」
「そういうことね」
「そうなれば、ヴァンナスは世界の長として安泰だな……」
私は小さく言葉を漏らし、おぼつかない足取りでふらふらと壁際に近づき、頭を打ち据える。
「陛下! 閣下! 何故!? たしかに地球人はスカルペルに魔族という災いをもたらした。だからといって、過去の地球人の末裔にここまでのことを強いる必要はないでしょう! 世界の安全、いやっ、ヴァンナスの繁栄のために、ヴァンナスの繁栄だけのために、ここまでの闇を飲み込むつもりですか!?」
私は壁に張り付いた額を剥がし、父の執務机に寄り掛かる。
そこにエクアとカインが近づき、私の額の怪我の様子を診た。
「ケント様……」
「お気持ちはわかりますが、自分を傷つけてはだめですよ」
「二人ともすまない。荒ぶる感情を抑えるためには痛み以外の方法しか浮かばなかった。私とつながりのあるセアたちのことを思うと、なかなかな」
「ケント様にとって大切な方々ですからね。額の傷はすぐに癒します」
「血は出ているものの、脳に障害はなさそうですね」
「フフ、一応、加減したからな。自分の頭をかち割るほど不覚ではないよ……ギリギリな」
私は自嘲気味の笑いを漏らして、全員を銀眼に納めるように大きく顔を振った。
「これは私のわがままだが、みんなに頼みがある。バルドゥルのいない今、このような計画は必要ない。魔族もまた、統率者がいなくなった今、我々でもなんとかできるはず。だから、勇者を産み出す施設を私は破壊したい。そのために、力を貸してほしい」
地球人によって魔族という厄災がスカルペルに生まれた。
その厄災を同じ地球人が前に立ち、私たちを守り続けてくれた。
彼らの人格や人生を生贄にして、私たちは安全な暮らしを手に入れた。
たしかに、その恩恵を享受できた者は一握りしかいない。
魔族となり果ててしまった地球人は今もスカルペル人にとって脅威だ。
だが、三百年――勇者と呼ばれた地球人が訪れて三百年間、彼らの血を犠牲にしてきた。
もう、スカルペルは彼らを許してもよいのではないか。
私はこれ以上、彼らの心と体を蹂躙する行いを終わりにしたい。
「ヴァンナスの、王都オバディアの懐にある施設の破壊。これには大変な危険がある。仲間であり、友であるみんなの命を危険に晒すことになる。それでもっ! 友達の君たちにしか頼めないんだ! お願いだ、私に力を貸してほしい!」
私は深く深く頭を下げようとした。
それをエクアと親父が止める。
親父は私の肩を持ち、エクアは私の胸に手のひらを置く。
「俺は旦那に大きな借りがある。その借りを返すには悪くない相手だ。それに、友達だからな」
「私もケント様に大きな借りがあります。たとえそれを、ケント様が自分の都合で利用したと仰ってもです。それに、私もあなたの友達だから」
マスティフとマフィンがはしゃぐような笑い声を漏らす。
「がはははは、相手がヴァンナスとは豪気な。戦士の血が疼くというもの。このような機会をくれた友のために頑張らんとな」
「にゃははは、友達がとんでもなく困っている時こそ力を貸してやらニャいとな。その方が後で大きな恩とにゃって返ってくるもんニャ。それに、このまま放っておいたらヴァンナス一強のつまらない世界ににゃるしニャ」
カインはモニターに浮かぶ光点と脳波を瞳に宿しつつ思いつめた表情を見せる。
「これは、他者の命を預かる医者として見過ごせない行為。そして、このようなことは、アステ=ゼ=アーガメイトが望んだことじゃない! あの方は自分の行為を悔いた。その結果が悲惨であったとしても、その意思は間違いじゃない。だから僕は、僕を救ってくれた恩人であり、あの方の息子である、友人のケントさんに力を貸したいです」
フィナは仲間たちの声を心地良さげに耳奥へ染み込ませて、笑顔と一緒に声を生む。
「ふふ、み~んな、やる気じゃん。ここで私だけが降りるなんてあり得ないし。それに、いくら知識の探求のためだとしてもルールってもんがあるはずよ。ヴァンナスはそれを破った。だからお灸を据えないとね。そして、ま、あれよ。へっぽこな領主様のそばには強い私がいないと駄目でしょ」
私は仲間たちの心を受け取り、頭は下げず、彼らをまっすぐと見つめ、一言礼を述べた。
「ありがとう」
友たちが映る瞳をゆっくりと動かす。
その瞳は親愛なる友人の前で止まった。
「ギウ」
彼の名を呼ぶ。
すると彼は、愛用の銛をエラそばにおいて、私に向かい体を前後に振った。
そして、仲間たちにぎゅんっとした顔を向け、ゆっくりと身体を前後に振る。
それはとても小さな動作。
だけど、そこにはたくさんの思いが詰まっていた。
彼は厄災の源――そうであるのに、仲間たちは糾弾などしない。私たちは知っている。彼らは厄災であると同時に犠牲者であることを。
さらに、この事態を回避しようと尽力してくれたことを。
それでも、ギウの心には謝罪の思いが宿っていた。その謝罪の中には感謝の思いも宿っていた。
ヴァンナスという脅威を恐れず、過ちを正すことに力を貸してくれる仲間たちへの感謝の思い。
ここに居る、みんなの心が一つになる。
「ナノマシンを宿した生命反応? この光、全てが?」
「うん、向こうも古代人の技術を使っていて、妨害波っぽいのを出しているみたいで正体は掴みにくいけど……おそらく、レイやアイリたちと同じ存在」
「レイたちと……?」
「ヴァンナスはドハ研究所を失っても勇者増産計画を諦めていなかったのよ。で、こっそりと計画を進めていた。そして、これだけの数の勇者を生んだ」
「馬鹿な! 父がいないというのに一体誰が? ドハ研究所の職員たちは解散となり……そうか、革新派! 王家寄りのアーガメイト一族かっ!」
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彼らはヴァンナス国と距離を取っていた父とは違い、かなり深い親交がある。
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「はっきり言って最悪。二つの意味で」
「二つの意味?」
「一つ目は寿命。レイやアイリよりも寿命が短い。現行勇者は力さえ使わなければ数十年は生きられる。だけど、この新たなクローンたちは十年。戦闘に出れば、数年ほど」
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いくらヴァンナスの繁栄と世界の安全のためとはいえ、命を弄ぶにもほどがある!
銀眼を通して、セアたちの嘆きが届く。
その想いを必死に御して、私は無言の内に身を震わす。
言葉を止めた私の代わりにエクアがフィナへ問いかける。
「最悪なのは二つと言いましたよね。一つは寿命。では、もう一つは?」
「彼らは……洗脳されてる……」
フィナの言葉に全員が驚きに心臓を一時止めた。
彼女はさらに言葉を続けていく。
「この施設の索敵能力のおかげで妨害波の幕があってもある程度覗き見ることができるんだけど、彼らの脳波が全て同じなのよ。カイン、ちょっと見てくれる」
「わかりました」
カインは緑髪の暖簾越しから茶色の瞳を動かして、モニターに映る波形を見つめた。
「……これは、まるで同一の存在のように同じ脳波が。それに脳波の一部に何らかのノイズが見られる。フィナ君、これが?」
「うん、おそらく魔導による洗脳。ノイズからは魔力が検知されてるから」
「その中身は?」
「今、解析してる……うん、なんとなくだけどわかった」
「なんだい?」
「ヴァンナスに忠誠を誓うこと。それを当然としている。ヴァンナスのためなら如何なる命令にも従い、命を投げ出すことも厭わないように。そう、命じているみたい……」
「そんなっ。なんて非道を! クローンであろうと僕たちと同じ命! これはっ!」
「許されるべきことではない!!」
私はありったけの感情を乗せて二人の会話を切り裂いた!
「アイリたちがヴァンナスを訝しんでいたが、まさかこのようなことをしていたとはっ。フィナ、その研究所はどういった状態なんだ?」
「具体的には?」
「百のクローンの内、何人が活動している。さらに増産は可能なのか?」
「活動しているのは十人。だけど、他の子たちも今すぐにでも活動可能。さらに増産能力は年に百体以上可能」
「ということは、時を重ねれば何千という勇者を産み出せるわけか」
「そういうことね」
「そうなれば、ヴァンナスは世界の長として安泰だな……」
私は小さく言葉を漏らし、おぼつかない足取りでふらふらと壁際に近づき、頭を打ち据える。
「陛下! 閣下! 何故!? たしかに地球人はスカルペルに魔族という災いをもたらした。だからといって、過去の地球人の末裔にここまでのことを強いる必要はないでしょう! 世界の安全、いやっ、ヴァンナスの繁栄のために、ヴァンナスの繁栄だけのために、ここまでの闇を飲み込むつもりですか!?」
私は壁に張り付いた額を剥がし、父の執務机に寄り掛かる。
そこにエクアとカインが近づき、私の額の怪我の様子を診た。
「ケント様……」
「お気持ちはわかりますが、自分を傷つけてはだめですよ」
「二人ともすまない。荒ぶる感情を抑えるためには痛み以外の方法しか浮かばなかった。私とつながりのあるセアたちのことを思うと、なかなかな」
「ケント様にとって大切な方々ですからね。額の傷はすぐに癒します」
「血は出ているものの、脳に障害はなさそうですね」
「フフ、一応、加減したからな。自分の頭をかち割るほど不覚ではないよ……ギリギリな」
私は自嘲気味の笑いを漏らして、全員を銀眼に納めるように大きく顔を振った。
「これは私のわがままだが、みんなに頼みがある。バルドゥルのいない今、このような計画は必要ない。魔族もまた、統率者がいなくなった今、我々でもなんとかできるはず。だから、勇者を産み出す施設を私は破壊したい。そのために、力を貸してほしい」
地球人によって魔族という厄災がスカルペルに生まれた。
その厄災を同じ地球人が前に立ち、私たちを守り続けてくれた。
彼らの人格や人生を生贄にして、私たちは安全な暮らしを手に入れた。
たしかに、その恩恵を享受できた者は一握りしかいない。
魔族となり果ててしまった地球人は今もスカルペル人にとって脅威だ。
だが、三百年――勇者と呼ばれた地球人が訪れて三百年間、彼らの血を犠牲にしてきた。
もう、スカルペルは彼らを許してもよいのではないか。
私はこれ以上、彼らの心と体を蹂躙する行いを終わりにしたい。
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私は深く深く頭を下げようとした。
それをエクアと親父が止める。
親父は私の肩を持ち、エクアは私の胸に手のひらを置く。
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「私もケント様に大きな借りがあります。たとえそれを、ケント様が自分の都合で利用したと仰ってもです。それに、私もあなたの友達だから」
マスティフとマフィンがはしゃぐような笑い声を漏らす。
「がはははは、相手がヴァンナスとは豪気な。戦士の血が疼くというもの。このような機会をくれた友のために頑張らんとな」
「にゃははは、友達がとんでもなく困っている時こそ力を貸してやらニャいとな。その方が後で大きな恩とにゃって返ってくるもんニャ。それに、このまま放っておいたらヴァンナス一強のつまらない世界ににゃるしニャ」
カインはモニターに浮かぶ光点と脳波を瞳に宿しつつ思いつめた表情を見せる。
「これは、他者の命を預かる医者として見過ごせない行為。そして、このようなことは、アステ=ゼ=アーガメイトが望んだことじゃない! あの方は自分の行為を悔いた。その結果が悲惨であったとしても、その意思は間違いじゃない。だから僕は、僕を救ってくれた恩人であり、あの方の息子である、友人のケントさんに力を貸したいです」
フィナは仲間たちの声を心地良さげに耳奥へ染み込ませて、笑顔と一緒に声を生む。
「ふふ、み~んな、やる気じゃん。ここで私だけが降りるなんてあり得ないし。それに、いくら知識の探求のためだとしてもルールってもんがあるはずよ。ヴァンナスはそれを破った。だからお灸を据えないとね。そして、ま、あれよ。へっぽこな領主様のそばには強い私がいないと駄目でしょ」
私は仲間たちの心を受け取り、頭は下げず、彼らをまっすぐと見つめ、一言礼を述べた。
「ありがとう」
友たちが映る瞳をゆっくりと動かす。
その瞳は親愛なる友人の前で止まった。
「ギウ」
彼の名を呼ぶ。
すると彼は、愛用の銛をエラそばにおいて、私に向かい体を前後に振った。
そして、仲間たちにぎゅんっとした顔を向け、ゆっくりと身体を前後に振る。
それはとても小さな動作。
だけど、そこにはたくさんの思いが詰まっていた。
彼は厄災の源――そうであるのに、仲間たちは糾弾などしない。私たちは知っている。彼らは厄災であると同時に犠牲者であることを。
さらに、この事態を回避しようと尽力してくれたことを。
それでも、ギウの心には謝罪の思いが宿っていた。その謝罪の中には感謝の思いも宿っていた。
ヴァンナスという脅威を恐れず、過ちを正すことに力を貸してくれる仲間たちへの感謝の思い。
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