31 / 32
第五章 知を司る者
柚迩ちゃん師匠
しおりを挟む
ミコンの前に立つ、背格好は十二歳前後の幼い少女。
長く黒い髪を持ち、先端はウェーブを描く巻き髪。
髪と同じく黒の瞳を持つ。
多用なフリルのついた薄紫のローブの上に、同じくフリルのついた濃い紫の服を重ね、首元には純白のリボン。
頭には、キク科である淡い桃色のガーベラの花がついたカチューシャ型のヘッドドレス。
まるでドレスを纏う人形のような少女は小さな拳を前に出す。
その彼女へ、ミコンが声をぶつけた。
「柚迩ちゃん師匠! 助けに来てくれたんですか!? 嬉しいです!!」
「え、違うよ」
「はい?」
「あんた、ネベロングさんの道具を勝手に持ち出したってね。だから、代わりにお仕置きに来ただけ」
「帰って下さい! お帰り下さい! 今すぐ帰れ!! さぁ、帰れ!」
「ほ~、そんな悪い口を叩くのはこの口かなぁ~?」
柚迩ちゃん師匠と呼ばれた少女はミコンの両ほっぺをぐにーっと引っ張り伸ばす。
「いふぁいいふぁいいふぁい、ごめんふぁさい。ごめんふぁさい 。ふぁからやめてふらふぁい」
「おまけにあんた、使っちゃいけない技を使ったでしょう」
「つかってふぁへんよ!」
「嘘つきめ! 他の人にはわかんなくても私にはわかるんだよ。このこのこの!」
「いふぁいいふぁい、ふもう、やふぇてぇぇえぇぇ!」
この二人の姿を目にして、地面に突っ伏していたエルマが少し顔を上げて言葉を漏らし、それにレンが返した。
「おいおい、敵の前で背中を見せるってヤバいだろ」
「いや、問題ないよ」
「え?」
「彼女には全くの隙がない。凄まじい、使い手だ……」
ミコンの頬をつねり、お馬鹿なやり取りを行っていても、柚迩の背中に隙などなかった。
だからこそ、ササメは動けず、二人のやり取りをただ見ている。
ササメは柚迩へ問い掛ける。
「君が、あの柚迩か。噂はかねがね」
柚迩はミコンの頬を放して、ササメに向き直ると腰に手を添えて体を傾ける。
「ども、初めまして。他の司書とは会ったことはあるけど、あんたは初めてだね」
「はい。図書館の司書、ササメと申します」
「ササメね。司書の中でも遊びが過ぎるって、瓶底眼鏡さんから聞いているよ」
「メラーレンか。もしかして、ここへ都合よく現れたのは、彼女が?」
「そ、司書の七色野郎が勝手な行動をとるかもしれないってね。七色野郎って何かと思ったけど、髪の色だったんだ」
「メラーレンめ、余計なことをっ」
爪を噛むササメ。
レンは柚迩へ疑問を投げかける。
「同じ図書館の司書が、あなたに情報を?」
「うん、そゆこと」
「そのメラーレンという方はどうして仲間を売るような真似を?」
「こいつらって仲間意識が希薄だからね。みんながみんな好き勝手やってる組織だし。館長と呼ばれる人の命令意外、基本自由。んで、その瓶底眼鏡のメラーレンさんは七色野郎さんの行動を嫌って私に情報をくれたの」
「そうなんですか。内情が見えにくい組織ですね」
「そうね。さてと……」
柚迩は身の内から粘り気を帯びた殺気を生む。
それは助けられているはずのレンやミコンの肌さえも粟立つ恐怖。
「妹分に手を出してくれちゃって。どう落とし前つけてやろうか?」
「ふふ、落とし前か。つけられるかな?」
ササメは視線を瞬刻の間動かし、柚迩以外の存在を瞳に映す。
それに対して、柚迩は小さく眉を跳ねた。
「せこい奴」
「はは、僕も死にたくないからね。だけど、噂の柚迩さんを前にして、ただ、終わりにするのはもったいない。噂通りのものか! 試させててもらう! 貫颯!」
不意に数十を超える風の矢が生まれ、それらは柚迩へ向かう。
柚迩は薄く笑い、同じく風の矢を生んだ。
「ウインドアロー!」
無数の風の矢と風の矢がぶつかり合い、空気を引き裂く音が鼓膜を痛みに覚えさせる。
柚迩の魔法を見たネティアが声を震わせる。
「な、なんですか、今の魔法は? 私たちとは全く別の術式。レスルの反応すらないなんて……」
彼女の疑問に、ミコンが痛めた頬を撫でながら答えを返す。
「柚迩ちゃん師匠はなんだかよくわかんない魔法を使うんですよ。しかも、魔力の発現にレスルを使用することなく、別次元から産んでるとかなんとか」
「は? なんですの、それ?」
「さぁ~?」
尻尾ではてなマークを作り、頭上にもはてなマークを飛ばすミコン。
彼女では話にならないとネティアは柚迩へ視線を振るが……。
「世界にはいろんな力があるってこと。あんまり深いこと考えちゃ駄目よ」
「ですがっ」
「気になるなら、一生懸命学ぶこと。学生の本分でしょ」
「学んでわかることなんですか?」
「さぁ、そこまでは? でも、学びを諦めたら届かないよ」
そう言葉を残し、ササメへ顔を向ける。
「とまぁ、魔法は不得手だけど、あんた程度の相手なら十分やり合えるよ。それに本職の拳もあるしね」
「不得手……はは、こう見えても魔法には自信があったんだけど……そうか、これは勝てそうにないな。退いてもいいかな?」
「ええ、お好きに」
これにレンが不満を唱えた。
「逃がすのですか? あなたの実力はササメを上回っているのでしょう!」
「一対一ならやりやっても良かったけどさ、人質がいる状況じゃちょっとね」
「人質?」
「あんたたちのこと。これ以上追い詰めたら七色野郎さんはあんたたちを盾に凌ぐつもり」
先程、ササメが瞳を動かしたのは、柚迩への脅し。
柚迩が命を奪いにくるならば、幾人かの命を巻き添えにすると……。
それを知ったレンは悔し気に声を落とす。
「わ、私たちが足手纏いになっていると……?」
柚迩は言葉を返さず、僅かに眉を折ることで答えを返す。
己の情けなさに拳を握るレンから柚迩はササメへ顔を戻した。
「人質は取られてるし、かといって本気で逃げる七色野郎さんを追いかけるのは大変そうだし。だから、ここでおしまい」
「ふふ、あなたから逃げることのできる実力を持っていた自分が誇らしいよ。それでは――」
「待ちなさい。一つ、質問に答えてもらう」
「なにかな?」
「ミコンを狙った理由は?」
「興味本位だよ。猫の一族の中でもニャントワンキル族は秘密が多い。だから、その秘密がどんなものか知りたかった。そして、結果、実に興味深かった。魔導生如きが僕の視界から消えるなんて。一体どんな技を使ったのか……」
ササメは自分の瞳から完全に姿を消して、突如目の前に現れたミコンを思い起こす。
そしてそれを行ったことを感じ取った柚迩はミコンへ問い掛ける。
「やっぱり、使ったんだ?」
「すみません。でも、ズラしてませんよ」
「そこまで聞いてない。しゃべりすぎ」
この奇妙な会話にササメは眉を顰めた。
「ズラす?」
「秘密。ほら、帰った帰った!」
「フフフ、どうやら彼女にはまだ秘密があるようだね。では、失礼するよ」
ササメが紳士の如く左手を前にして腹部へ当て、右手を後ろに回し会釈した。
すると、姿がぼやけて靄となり、消えた。
長く黒い髪を持ち、先端はウェーブを描く巻き髪。
髪と同じく黒の瞳を持つ。
多用なフリルのついた薄紫のローブの上に、同じくフリルのついた濃い紫の服を重ね、首元には純白のリボン。
頭には、キク科である淡い桃色のガーベラの花がついたカチューシャ型のヘッドドレス。
まるでドレスを纏う人形のような少女は小さな拳を前に出す。
その彼女へ、ミコンが声をぶつけた。
「柚迩ちゃん師匠! 助けに来てくれたんですか!? 嬉しいです!!」
「え、違うよ」
「はい?」
「あんた、ネベロングさんの道具を勝手に持ち出したってね。だから、代わりにお仕置きに来ただけ」
「帰って下さい! お帰り下さい! 今すぐ帰れ!! さぁ、帰れ!」
「ほ~、そんな悪い口を叩くのはこの口かなぁ~?」
柚迩ちゃん師匠と呼ばれた少女はミコンの両ほっぺをぐにーっと引っ張り伸ばす。
「いふぁいいふぁいいふぁい、ごめんふぁさい。ごめんふぁさい 。ふぁからやめてふらふぁい」
「おまけにあんた、使っちゃいけない技を使ったでしょう」
「つかってふぁへんよ!」
「嘘つきめ! 他の人にはわかんなくても私にはわかるんだよ。このこのこの!」
「いふぁいいふぁい、ふもう、やふぇてぇぇえぇぇ!」
この二人の姿を目にして、地面に突っ伏していたエルマが少し顔を上げて言葉を漏らし、それにレンが返した。
「おいおい、敵の前で背中を見せるってヤバいだろ」
「いや、問題ないよ」
「え?」
「彼女には全くの隙がない。凄まじい、使い手だ……」
ミコンの頬をつねり、お馬鹿なやり取りを行っていても、柚迩の背中に隙などなかった。
だからこそ、ササメは動けず、二人のやり取りをただ見ている。
ササメは柚迩へ問い掛ける。
「君が、あの柚迩か。噂はかねがね」
柚迩はミコンの頬を放して、ササメに向き直ると腰に手を添えて体を傾ける。
「ども、初めまして。他の司書とは会ったことはあるけど、あんたは初めてだね」
「はい。図書館の司書、ササメと申します」
「ササメね。司書の中でも遊びが過ぎるって、瓶底眼鏡さんから聞いているよ」
「メラーレンか。もしかして、ここへ都合よく現れたのは、彼女が?」
「そ、司書の七色野郎が勝手な行動をとるかもしれないってね。七色野郎って何かと思ったけど、髪の色だったんだ」
「メラーレンめ、余計なことをっ」
爪を噛むササメ。
レンは柚迩へ疑問を投げかける。
「同じ図書館の司書が、あなたに情報を?」
「うん、そゆこと」
「そのメラーレンという方はどうして仲間を売るような真似を?」
「こいつらって仲間意識が希薄だからね。みんながみんな好き勝手やってる組織だし。館長と呼ばれる人の命令意外、基本自由。んで、その瓶底眼鏡のメラーレンさんは七色野郎さんの行動を嫌って私に情報をくれたの」
「そうなんですか。内情が見えにくい組織ですね」
「そうね。さてと……」
柚迩は身の内から粘り気を帯びた殺気を生む。
それは助けられているはずのレンやミコンの肌さえも粟立つ恐怖。
「妹分に手を出してくれちゃって。どう落とし前つけてやろうか?」
「ふふ、落とし前か。つけられるかな?」
ササメは視線を瞬刻の間動かし、柚迩以外の存在を瞳に映す。
それに対して、柚迩は小さく眉を跳ねた。
「せこい奴」
「はは、僕も死にたくないからね。だけど、噂の柚迩さんを前にして、ただ、終わりにするのはもったいない。噂通りのものか! 試させててもらう! 貫颯!」
不意に数十を超える風の矢が生まれ、それらは柚迩へ向かう。
柚迩は薄く笑い、同じく風の矢を生んだ。
「ウインドアロー!」
無数の風の矢と風の矢がぶつかり合い、空気を引き裂く音が鼓膜を痛みに覚えさせる。
柚迩の魔法を見たネティアが声を震わせる。
「な、なんですか、今の魔法は? 私たちとは全く別の術式。レスルの反応すらないなんて……」
彼女の疑問に、ミコンが痛めた頬を撫でながら答えを返す。
「柚迩ちゃん師匠はなんだかよくわかんない魔法を使うんですよ。しかも、魔力の発現にレスルを使用することなく、別次元から産んでるとかなんとか」
「は? なんですの、それ?」
「さぁ~?」
尻尾ではてなマークを作り、頭上にもはてなマークを飛ばすミコン。
彼女では話にならないとネティアは柚迩へ視線を振るが……。
「世界にはいろんな力があるってこと。あんまり深いこと考えちゃ駄目よ」
「ですがっ」
「気になるなら、一生懸命学ぶこと。学生の本分でしょ」
「学んでわかることなんですか?」
「さぁ、そこまでは? でも、学びを諦めたら届かないよ」
そう言葉を残し、ササメへ顔を向ける。
「とまぁ、魔法は不得手だけど、あんた程度の相手なら十分やり合えるよ。それに本職の拳もあるしね」
「不得手……はは、こう見えても魔法には自信があったんだけど……そうか、これは勝てそうにないな。退いてもいいかな?」
「ええ、お好きに」
これにレンが不満を唱えた。
「逃がすのですか? あなたの実力はササメを上回っているのでしょう!」
「一対一ならやりやっても良かったけどさ、人質がいる状況じゃちょっとね」
「人質?」
「あんたたちのこと。これ以上追い詰めたら七色野郎さんはあんたたちを盾に凌ぐつもり」
先程、ササメが瞳を動かしたのは、柚迩への脅し。
柚迩が命を奪いにくるならば、幾人かの命を巻き添えにすると……。
それを知ったレンは悔し気に声を落とす。
「わ、私たちが足手纏いになっていると……?」
柚迩は言葉を返さず、僅かに眉を折ることで答えを返す。
己の情けなさに拳を握るレンから柚迩はササメへ顔を戻した。
「人質は取られてるし、かといって本気で逃げる七色野郎さんを追いかけるのは大変そうだし。だから、ここでおしまい」
「ふふ、あなたから逃げることのできる実力を持っていた自分が誇らしいよ。それでは――」
「待ちなさい。一つ、質問に答えてもらう」
「なにかな?」
「ミコンを狙った理由は?」
「興味本位だよ。猫の一族の中でもニャントワンキル族は秘密が多い。だから、その秘密がどんなものか知りたかった。そして、結果、実に興味深かった。魔導生如きが僕の視界から消えるなんて。一体どんな技を使ったのか……」
ササメは自分の瞳から完全に姿を消して、突如目の前に現れたミコンを思い起こす。
そしてそれを行ったことを感じ取った柚迩はミコンへ問い掛ける。
「やっぱり、使ったんだ?」
「すみません。でも、ズラしてませんよ」
「そこまで聞いてない。しゃべりすぎ」
この奇妙な会話にササメは眉を顰めた。
「ズラす?」
「秘密。ほら、帰った帰った!」
「フフフ、どうやら彼女にはまだ秘密があるようだね。では、失礼するよ」
ササメが紳士の如く左手を前にして腹部へ当て、右手を後ろに回し会釈した。
すると、姿がぼやけて靄となり、消えた。
0
あなたにおすすめの小説
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる