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第7章 時の思い出
勉強会が始まる
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僕は学校が終わると、小走りで帰路をたどった。今日は金曜日、勉強会は明日だ。今日の内に明日の勉強を捗らせるような、甘いお菓子を作っておこうと思ったのだ。
家に着いた僕は、手を洗ってうがいをして荷物を自室に置いた。それからキッチンに向かい、エプロンを身に着けた。
「よしっ。じゃあ何作ろうかな~」
ノープランということじゃない。帰り道でどんなお菓子にしようか考えていたら案が浮かびすぎて決められなかっただけである。
「うーん。材料は昨日買ったし…。だいたいのお菓子は作れるんだよな~。」
僕は冷蔵庫を見て、うーんと唸った。僕が考えていると、
「お兄ちゃんどうしました?眉間にシワがよってますよ?」
霊夏がぴょこんとでてきた。…デジャブを感じるな。
「どんなお菓子を作ろうか悩んでるんだ…。」
僕が素直にそう言うと霊夏は、
「じゃあ私からリクエストいいですか?」
「何だ?」
僕がそう聞くと霊夏はニッコリと笑って言った。
「ケーキがいいです!あ、後みんなでつまめるクッキーとかもいいと思います!」
「なるほど!霊夏ナイスアイディアだ!」
僕が霊夏の頭を撫でると、
「えへへー」
そう嬉しそうに言葉を漏らすのだった。
「よし!出来た!」
僕は出来たケーキを冷凍庫に入れた。なかなかの完成度だ。時計を見ると、夜10:00を過ぎていた。
「…ケーキ作りでだいぶ時間取っちゃったな…。」
テスト1週間前なのに…すごい舐めプだなと僕は思うのだった。
それから僕は自室に戻り、明日みんなに教えるところのだいたいを見て、ベットに潜るのだった。
次の日、僕は早めにセットしたタイマーの音で目が覚め、朝食の用意をした。みんなが来るのは10:00頃。今は5:30だ。後5時間弱ある。
「掃除とか部屋の片付けとかしておこうか。」
元々汚い訳では無い部屋だが、客が来るならピカピカに掃除をしておいてもいいだろう。そんなことを考えながら朝食を作り、霊夏を起こしてご飯を食べるのだった。
9:50。そろそろみんな来るかな…。そう僕が思っていると、ピンポーンとインターホンがなった。僕は外の映像を見た。そこには隼歌、愛澄花、夢叶、未咲紀がいた。途中で合流したのか、全員揃ってくるとは思ってなかった僕は、少々驚きながらみんなを出迎えた。
「こんにちは。」
「こんにちは!」
みんなが揃ってく挨拶した。みんなはしっかりと挨拶してくれるから良いよね。挨拶をしない人が僕はあまり好きじゃない。
「入って入ってー。テストに向けてみんなで勉強しよう。」
「お邪魔します。」
みんながそう言って家に入っていった。有意義な時間になることを祈りつつ、僕は扉を閉めるのだった。
家に着いた僕は、手を洗ってうがいをして荷物を自室に置いた。それからキッチンに向かい、エプロンを身に着けた。
「よしっ。じゃあ何作ろうかな~」
ノープランということじゃない。帰り道でどんなお菓子にしようか考えていたら案が浮かびすぎて決められなかっただけである。
「うーん。材料は昨日買ったし…。だいたいのお菓子は作れるんだよな~。」
僕は冷蔵庫を見て、うーんと唸った。僕が考えていると、
「お兄ちゃんどうしました?眉間にシワがよってますよ?」
霊夏がぴょこんとでてきた。…デジャブを感じるな。
「どんなお菓子を作ろうか悩んでるんだ…。」
僕が素直にそう言うと霊夏は、
「じゃあ私からリクエストいいですか?」
「何だ?」
僕がそう聞くと霊夏はニッコリと笑って言った。
「ケーキがいいです!あ、後みんなでつまめるクッキーとかもいいと思います!」
「なるほど!霊夏ナイスアイディアだ!」
僕が霊夏の頭を撫でると、
「えへへー」
そう嬉しそうに言葉を漏らすのだった。
「よし!出来た!」
僕は出来たケーキを冷凍庫に入れた。なかなかの完成度だ。時計を見ると、夜10:00を過ぎていた。
「…ケーキ作りでだいぶ時間取っちゃったな…。」
テスト1週間前なのに…すごい舐めプだなと僕は思うのだった。
それから僕は自室に戻り、明日みんなに教えるところのだいたいを見て、ベットに潜るのだった。
次の日、僕は早めにセットしたタイマーの音で目が覚め、朝食の用意をした。みんなが来るのは10:00頃。今は5:30だ。後5時間弱ある。
「掃除とか部屋の片付けとかしておこうか。」
元々汚い訳では無い部屋だが、客が来るならピカピカに掃除をしておいてもいいだろう。そんなことを考えながら朝食を作り、霊夏を起こしてご飯を食べるのだった。
9:50。そろそろみんな来るかな…。そう僕が思っていると、ピンポーンとインターホンがなった。僕は外の映像を見た。そこには隼歌、愛澄花、夢叶、未咲紀がいた。途中で合流したのか、全員揃ってくるとは思ってなかった僕は、少々驚きながらみんなを出迎えた。
「こんにちは。」
「こんにちは!」
みんなが揃ってく挨拶した。みんなはしっかりと挨拶してくれるから良いよね。挨拶をしない人が僕はあまり好きじゃない。
「入って入ってー。テストに向けてみんなで勉強しよう。」
「お邪魔します。」
みんながそう言って家に入っていった。有意義な時間になることを祈りつつ、僕は扉を閉めるのだった。
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