永遠の鍵

佐野川ゆず

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それはいつものようにここにあった

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学校帰りのいつもの帰り道の途中、見慣れない路地裏を偶然見つけた。今まで何度もこの道を通って通学していたけれど、こんな道を見たのは初めてだった。私は怖いという気持ちと同時に好奇心に打ち勝つ事が出来なかった。周りを見渡すと私以外の通行人は居ない。普通ならこの時間は学校帰りの生徒が数人居る筈だ。という私も今日は友達と街に出て買い物をして帰る予定だったのだが、急な委員会が入ってしまい、中止になってしまったのだ。だから少し街ブラでもしようかなぁ…と思いながら帰路へと付いた所だったのだ。
その帰り道にこの不思議な路地裏を見つけた…という訳。私は頭だけをその路地へと覗かせる。するとその路地は不思議な事に昼間だというのに薄暗い。何か近くに陽を遮るものがあるかといえばそういった訳でもない。まるでその場所だけ異質な世界のように見えた。実際に覗いてみた路地裏は少しだけTVなどで見るトルコの小さな路地を彷彿とさせる。


「本当になんだろう…この道…」


私はその路地に一歩足を踏み込んだ。少しだけひんやりとした空気が地面から私の足へと伝って来た。少し足を進めて周りを見ると入り口のわりにその場所は広い事に気づく。不思議な色のガラスを使っている凝ったディティールのドアが数個あるのが見えた。その中でも一際目立つ場所にそのお店はあった。そのお店は少し路地が広くなった広場のような場所の真ん中に建っていて、窓ガラスにはステンドグラスというのだろうか??よく教会で見るような何色もの色がついたガラスがはまっていた。日の光がステンドグラスに差し込んで地面に綺麗な模様を作っている。


「うわぁ…。可愛いお店だなぁ…」


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