廃墟の真相

abcd

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扉の奥に

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僕は、鍵を使い部屋のなかへ入った。電気の電源はすぐに見つかった。
そこで僕が目にしたのは、小さい頃の僕と一緒に知らないお年寄りが寄り添っている写真だった。そしてそこにはまた手紙があった。
「やあ、歩夢元気か?私はお前のおじいちゃんだ。実は治らない病気になってしまい、もう長くない。
きっとこの手紙を読んでる頃にはとっくに空の上だな。写真でお前と写ってるのは私だよ。まあ、歩夢は分からないかもしれないがな。
なぜこんなことをしたのか。それは、自己満足もあるが、歩夢に少しでも私の生きた証を残してやりたかったからだ。一番最初の手紙にこのなぞが解けたものに、とあるがこの家のある山の敷地は私の所有地だからこれを見つける可能性があるのは私の親族しかありえない。そして、私が生きている間にお前以外の親族にはこの廃墟のことは歩夢には内緒にしてほしいと頼んでおいたからこの手紙を読むのは歩夢が最初で最後の人だ。
最後に、この館を見つけてくれてありがとう。それが偶然なのか、導かれたものなのかは分からないがこれからも、この館とこの山をよろしく頼む。」
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