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R18
24.乗っ取られたのは俺の体でした
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午後の陽が差し込む居間。
悠真がリビングのソファでくつろぎながら、スマホでカフェスイーツのレシピを検索していると――
「ねーねー!蓮くん!身体ちょっとだけ貸してー!」
「は? ……やだ」
即答した蓮の声は低く冷ややかだったが、ノノは怯まない。
「だってさー、蓮くんの身体めっちゃ動けるんでしょ? 憑依してピョンって跳ねたり、回ったりしてみたいの~!」
「……お前それ、ただの遊びだろ」
「だーいじょーぶ!すぐ返すから♡ ねっ、ちょっとだけ!ちょびっと!」
「……ちょびっと?」
「ちょびっと♡」
悠真が視線を上げたときには、もう遅かった。
蓮の身体が、ぐにゃっと動きを止めたかと思えば――
「……きゃああ! この身体ほんとに動けるぅ~! わああ、すごーい、手がちゃんと動くっ!」
蓮の顔をした誰かが、部屋の真ん中で軽やかにスピンした。
「……」
悠真は一度、そっとスマホを伏せた。
「ノノ?」
「はーいっ♡ いま、蓮くんのなかにいまーす!」
満面の笑顔でウィンク。
その横では、幽体化した本体・蓮がふよふよと浮いている。
「悠真、マジで……俺じゃねぇからな。これは違うからな。変な目で見んなよ」
「うん、見たくなくても見える。すごい顔してるよ、お前……いや、ノノ?」
ノノin蓮は悠真の目の前でポーズをキメる。
「どう? 蓮くんのイケメンフェイスでこの可愛さ! 最強じゃない!?」
「やめろ。俺の顔でそんな動きすんな……マジで」
「じゃーん♪ 悠真くんに~、ちゅっ♡」
「やめろぉぉぉ!!!!」
蓮(幽体)が本気で慌てて突っ込むも、物理干渉はできず。
悠真は片手で顔を覆いながら、叫ぶように言った。
「誰か俺の彼氏を返してくれ……!!」
「ちょ、やばいこれ楽しい~~っ! ちょっとだけ外出てみていい?」
ノノ in 蓮、ドアノブに手をかける。
「やめろっ! 俺の体だぞ!? 勝手に外出んな、絶対ダメ!!」
幽体の蓮が、ものすごい形相で止めようとするが――当然すり抜ける。
「ノノ! 外はマジで危ないって! それに、身体の調子狂うかもしれないし!」
悠真が真顔で割って入った。
「それに、蓮が……蓮じゃなくなるの、見たくない」
その一言に、ノノの動きがピタッと止まった。
「……あ、ごめん」
瞬間、ふっと力が抜けるように蓮の体からノノが抜け落ち、ぺたんと床に座り込むような格好になった。
蓮はすぐさま身体に戻り、肩で息をしていた。
「……マジで、やめろ。全力で引いた」
「うう、ごめんなさいぃぃ……ちょっと楽しくなっちゃって……」
ノノがぽろぽろ涙をこぼしながら、蓮に手を合わせて謝る。
「幽霊でも、やっちゃいけないことってあるんだね……。なんか、ごめんね、蓮くん」
「……俺も。ちょっと言いすぎた」
蓮が小さく溜息を吐いて、頭をぽりぽり掻く。
「今度動きたい時は、ちゃんと悠真に相談してからな。なんか方法考えてくれるかもだし」
「えっ、ほんとに?」
「まあ……今日よりマシなら……」
「わーん蓮くんやさしい~!!」
ノノが蓮に抱きつこうとするが、すり抜けて床にズデンと転がった。
悠真はその様子を見ながら、ソファに深く腰を沈め、ひとこと。
「今日は……つかれた」
悠真がリビングのソファでくつろぎながら、スマホでカフェスイーツのレシピを検索していると――
「ねーねー!蓮くん!身体ちょっとだけ貸してー!」
「は? ……やだ」
即答した蓮の声は低く冷ややかだったが、ノノは怯まない。
「だってさー、蓮くんの身体めっちゃ動けるんでしょ? 憑依してピョンって跳ねたり、回ったりしてみたいの~!」
「……お前それ、ただの遊びだろ」
「だーいじょーぶ!すぐ返すから♡ ねっ、ちょっとだけ!ちょびっと!」
「……ちょびっと?」
「ちょびっと♡」
悠真が視線を上げたときには、もう遅かった。
蓮の身体が、ぐにゃっと動きを止めたかと思えば――
「……きゃああ! この身体ほんとに動けるぅ~! わああ、すごーい、手がちゃんと動くっ!」
蓮の顔をした誰かが、部屋の真ん中で軽やかにスピンした。
「……」
悠真は一度、そっとスマホを伏せた。
「ノノ?」
「はーいっ♡ いま、蓮くんのなかにいまーす!」
満面の笑顔でウィンク。
その横では、幽体化した本体・蓮がふよふよと浮いている。
「悠真、マジで……俺じゃねぇからな。これは違うからな。変な目で見んなよ」
「うん、見たくなくても見える。すごい顔してるよ、お前……いや、ノノ?」
ノノin蓮は悠真の目の前でポーズをキメる。
「どう? 蓮くんのイケメンフェイスでこの可愛さ! 最強じゃない!?」
「やめろ。俺の顔でそんな動きすんな……マジで」
「じゃーん♪ 悠真くんに~、ちゅっ♡」
「やめろぉぉぉ!!!!」
蓮(幽体)が本気で慌てて突っ込むも、物理干渉はできず。
悠真は片手で顔を覆いながら、叫ぶように言った。
「誰か俺の彼氏を返してくれ……!!」
「ちょ、やばいこれ楽しい~~っ! ちょっとだけ外出てみていい?」
ノノ in 蓮、ドアノブに手をかける。
「やめろっ! 俺の体だぞ!? 勝手に外出んな、絶対ダメ!!」
幽体の蓮が、ものすごい形相で止めようとするが――当然すり抜ける。
「ノノ! 外はマジで危ないって! それに、身体の調子狂うかもしれないし!」
悠真が真顔で割って入った。
「それに、蓮が……蓮じゃなくなるの、見たくない」
その一言に、ノノの動きがピタッと止まった。
「……あ、ごめん」
瞬間、ふっと力が抜けるように蓮の体からノノが抜け落ち、ぺたんと床に座り込むような格好になった。
蓮はすぐさま身体に戻り、肩で息をしていた。
「……マジで、やめろ。全力で引いた」
「うう、ごめんなさいぃぃ……ちょっと楽しくなっちゃって……」
ノノがぽろぽろ涙をこぼしながら、蓮に手を合わせて謝る。
「幽霊でも、やっちゃいけないことってあるんだね……。なんか、ごめんね、蓮くん」
「……俺も。ちょっと言いすぎた」
蓮が小さく溜息を吐いて、頭をぽりぽり掻く。
「今度動きたい時は、ちゃんと悠真に相談してからな。なんか方法考えてくれるかもだし」
「えっ、ほんとに?」
「まあ……今日よりマシなら……」
「わーん蓮くんやさしい~!!」
ノノが蓮に抱きつこうとするが、すり抜けて床にズデンと転がった。
悠真はその様子を見ながら、ソファに深く腰を沈め、ひとこと。
「今日は……つかれた」
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