兄×妹♥

黒猫

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新しく

38,嫉妬

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   「じゃあ俺からな。俺は斎藤凌さいとうりょう。よろしく。」
     
    凌は俺はやりきったという感じだ。

   「いやそれだけ?」
    
   全くもってその通りだ。  
   たしか小一の頃もこんな感じの挨拶だったなー。
   基本的に話すのが苦手なのだろう。
   俺たちとはめっちゃ話すのに。

    「そうだけど……」

    「はぁぁぁぁ……お前なぁ…そこは好きな食べ物とか言うべきだろ…」

    俊がお前バカだろという感じで言った。
   
    「じゃあ俺がやってやるよ!俺は伊藤俊いとうしゅん。高校は来条高校らいじょうこうこう!好きな食べ物はサラダだ!ちなみにこいつの好きな物はケーキだよ!」

     俊はこういうことに関しては人一倍できる。
     さすが俊だ。
     いつもはうるさいけどそういう所は見習いたいと思う。
 
    「ちょっ…おまっ…勝手に言うなよ…!!」
   
    と凌がいいながらほっぺを膨らましている。
    ケーキが好きと言われたことに不満を持っているようだ。
     凌はクールな見た目だけど甘いものには目がない。
     ちらりとかおりちゃんを見るとすくすく笑っている。
   あんまり笑ったところ見た事がなかったから新鮮だ。
    
    「あっ、笑ったw」
 
    「妹さんも自己紹介してくれよ~」
    
    と俊が言った。
    俊はかおりちゃんに興味津々だ。

    「私はかおり。好きな食べ物はオムライス。」
    
    「中学校は~?」

   「一之宮中学校です」

   「おぉ!!すげ~っ!!」

    凌がここまで反応するとは思ってなかった。
   
    「御二方の方がすごいと思います!」  

     すかさずそう言うかおりちゃん。
     御二方ということは俺は入ってないのか…。
     心の中で悲しむ。

    「えへへ、そうかなあ~」

     俊が照れてる!
     凌もうまく隠していると思っているのだろうけほっぺがあかいのがまるみえだ。。
 
     そしてかおりちゃんはいちごオレを飲み終わったのでキッキンに行った。
    
    「かわいいじゃぁーん!」

   「だな。」

   「だろ?うちの妹可愛いからw」

   「妹自慢か~w」
   
   「自慢だな」

   「自慢だよ?w」

     ちらりとかおりちゃんを見る。
     目が合ったけど直ぐにかおりちゃんが逸らした。
     …。かなしい

     「ゲームしたい!」

     「さんせー」

     「何する?」

     「爆弾がいい。」

     凌が提案した。

     「おれもー!!」

    俊もそれでいいとのこと。
    準備を始めた。
    ゲームはテレビに繋げてやるやつだ。
    俺は準備をしていた。
    すると「一緒にゲームしよー」と俊が言った。

    「えっあっはい。皆さんがよろしければっ…」
    かおりちゃんはちょっぴり嬉しそうだ。

    「っしゃぁ!!」

     ガッツポーズをする俊。
     俺とやる時はこんなに喜ばないのにw
     俺はセットをし終えてテレビをつけた。
     ゲーム会社の名前が映る。
     かおりちゃんはよく知らないようだ。
     ずっと固まってる。
     わかんないのかな?
     するとゲームが始まった。
     かおりちゃんは自分のいる所に爆弾を置いてそのまま動かず自爆してしまった。
     俺は自分のを進めていく。
     すると凌が俊を倒した。
  
    「あー…」

    と俊がつぶやく。
    
    「これってどんなゲームなんですか?」
    
    と、隣にいる俊に聞いた。
    俺が教えたかった…。

    「あっ知らなかったのか。これはねバクダンで人を倒していくゲームだよ。でもブロックがあるから簡単には行けないんだ。で、ブロックを壊すとアイテムが出てくるんだよ。それを取って強くなるんだ」

      俊が簡単な紹介をする。
      その間に凌を倒した。
      やった!!

    「次は勝つからなっ!」

    俊がそう言う。

     そしてまたゲームが始まる。
     かおりちゃんわかんないよな。
     教えてあげよう。
     その時、既に俊が教えていた。
     凄く仲が良さそうだ。
     なんか……やだ。
    「なんでも聞いてね!」

    と俊が笑って言った。
    これじゃあ入れそうにもないな。
    ゲームをしている間2人をちらりと見ていた。
    すると顔を見合わせて笑ったり何故か距離が近かったりしていた。
     ……………。
     なんか、ムカつく。

     「俺たちそろそろ帰らないとな」

     ちらりと時計を見た凌がそういった。
     するともう19:00になっていた。 
     かおりちゃんもいるしな。
     あとご飯食べたい。

     「だな。帰るか」

     そう言って支度をする2人。

     「じゃあな~」

     俺は送ろうと思い外に出た。
  
     「いいよ。」

     「おう。じゃあな!」

     「じゃあな~!!」
 
     かおりちゃんに会いたい……。
    俺はいつの間にかリビングにいるかおりちゃんのところに行った。
     かおりちゃんは気まずさで目を合わせてくれないどころか話してもくれない。
   俊とはあんなに話してたのに。
   悔しい……!!
   俺はハグをした。  
   かおりちゃんの顔を盗み見た。
   耳まで真っ赤になっていた。

   
     
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