暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~

暇人太一

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第三章 学園国家グラドレイ

第七十五話 再びのアトラクション

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 俺達は、天狗君を連れ、お仕置き部屋に来た。そこには、まだ何もなかったため、すぐに作った。

「さぁ、君のために作ったんだ。存分に味わってくれ。大丈夫だ。魔力纏さえ、しっかりしていれば、致命傷を負うことはない。君がしたことと、同じだろ?」

「こ……これは、何だ!?」

 目の前には、剣山で出来たベッド。ベビーベッドを、思い浮かべて欲しい。だが、布団の部分は、全て剣山である。その上に寝かせ、上にはベッドメリーという物を、ぶら下げてある。これは、音が鳴るわけではない。重力魔術が施されていて、上から抑えつけるためのものだ。

「魔力纏の修業にもなるぞ。もちろん、魔力纏が消えたら、怪我をしてしまうが、修業に怪我はつきものだろ? あとで、様子を見に来る。それまで、頑張ってくれたまえ!」

「おい! 嘘だろ! ふざけるな! この悪魔ー!」

 俺達は扉を閉め、鍵をかけた。鍵を掛けると、防音と障壁が、自動で張られるため、何も聞こえない。そして、カトレア達とVIP席へと、戻ってきた。だが、戻ってくると、俺の周りには子熊の群れが……。

「何ですか?」

 あまりの圧力に、つい敬語になってしまった。

「ラース君。さっきの転送は、何かしら?」

 モフリスト筆頭のローズさんが、ヤバい目つきで、質問してきた。こうなると思ったから、隠していたのだが、知られてしまった今、そんなことを言っても、何も解決しない。

「あれは、一回だけ使える、奥の手ですよ。フランに使うなら、また設定して魔力を補充しなければ、使用できません。あの機能の目的は、子熊達が不当に扱われたら、回収するための装置です。自爆も考えたんですが、ボムに似ている熊を、爆破させるのが忍びなくて、俺の下に転送される、仕組みにしたんですよ。今回は、たまたまです。カルラも涙目でしたし」

 そこで初めて、助けてもらったことに気づいた王女が、お礼を言ってきた。もちろん、フランとイエロも一緒に。

「ラース。ありがとうなのじゃ。負けて悔しかったが、あのままでは、イエロやフランも、ボロボロになってしまっていたのじゃ」

 と、二人を撫でながら言う王女。

「どういたしまして。フランには、転送魔術をかけ直しておいたから、これからも大事にしてくれよ」

「当然なのじゃ。カルラからもらった、誕生日プレゼントなのじゃ。一生大切にするのじゃ。妾の弟で、イエロのお兄ちゃんなのじゃ」

 と、笑っていた。そして、説明を聞いたモフリスト共は、何やら相談していた。だが、周りに子熊の群れがいたため、何を話していたか、全く分からなかった。すると、部屋の扉をノックする音が聞こえた。確認してから開けると、グリードと学園長が、立っていた。

「謝罪をしに来ました。話をさせて下さい」

 ここには、管理神が二人いるため、慎重になるのは、当然の行動だった。そして、プルーム様が許可を出したため、中に入れた。その後は、先ほど謝罪と調査の約束、今後の対策を説明して、なんとかプルーム様に許してもらえた二人。

「それから、その熊のぬいぐるみについて、各所から、問い合わせが殺到しています。この場所に、七体もいますが、どこから手に入れたのか聞いても?」

「ラースが作ったのじゃ」

 と、あっさり答える、プルーム様。そして、驚くグリードと学園長。そして、この場に、子熊の群れが出来ていることに、納得した。

「じゃあ、手に入れられそうもないですね」

 理解力があって良かった。と、安心する俺とボム。ボムは、子熊がこれ以上増えるのが、嫌なのだろう。

「それでは、そろそろ大人の部が始まりますので、賭けと戦闘の準備を、お願いします」

 と言って、出て行った。そして、俺達は賭けの準備を始めた。選手は八百長防止のため、賭けることが出来ない。だが、そんなものは知り合いに頼めば、いいだけだった。今回は、プルーム様にお願いした。

「では、行ってきます。あまり、面白くないと思いますが」

「負けなければよい」

 と、微妙なプレッシャーを感じ、俺とボムとソモルンの三人は、舞台へと向かった。その時、目の前には色黒でガチムチの、獅子の獣人がいた。

「おい! 俺の弟子が戻ってこない! さっきの爆撃で、死んだんじゃねぇだろうな? それを隠しているんだとしたら、承知しねえぞ!」

 と、係員に食ってかかっていた。俺はその時、心の中で呟いていた。「剣山のベッドで寝てまーす」と。だが、言えるはずもなく、無視して舞台へ。

「それでは、第一回戦、ラース対『深淵』のロード、始め!」

 俺の初戦は、二つ名持ちだった。だが、予選の時に絡んできた、ガリガリ魔法士だったため、本当に二つ名持ちかと、一人疑っていた。魔法の深淵に辿り着いたなら、魔術使えるだろ! とも、思っていたが、弱いガキの演技をしなければならないため、心の中だけで、我慢していた。

「あ……あなたは、あのときの……!」

「ふん! 思い出とか言ってたガキか! 本戦まで来るとは、運が良かったな! だが、ここで終わりだ。魔法の深淵を見せてやる!」

 俺は我慢した。魔術を使うのか? という疑問を。だが、我慢出来ない子も、世の中にはいることを、すっかり忘れていた。

「では、魔術を使うのか? 魔法の深淵とは、魔術のことであろう? では、最初から魔術と言えば良かろう」

 と、ボムが言ってしまった。審判のグリードも、笑いを堪えていた。俺は、笑わないようにするだけで、いっぱいいっぱいだったが、ソモルンは大爆笑していた。

「貴様ー! 珍獣のくせして、我を侮辱するとは、許さーん!」

 確かに珍獣だが、普通は聖獣だと思うだろうに。言われた本人は、特に気にしていないようだ。むしろ、ソモルンと同じで、唯一無二の存在かもしれないと、改めて認識出来たことを喜んでいた。

「行け! シルバ!」

 目を閉じて、ただ佇む大型の猫。決して、ボムと目を合わせようとしない。この猫は、すでに調教師によって、躾けられていたからだ。偉大な調教師に反抗する気など、微塵も湧くことはなかった。

「おい!」

 主の指示を無視するシルバ。現在は、ソモルンの遊び相手である。審判のグリードは、絶句である。ボムの威厳のある態度と、ソモルンの自由奔放な態度が、自らの師である、リオリクス様に似ていたからだろう。俺も、同じように思っているから、共感出来る。

「おのれー!」

 命令を聞かないシルバを見て、腹を立てたガリガリ。やっと、自分で戦うようだ。俺はナイフを出し、弱そうに構えた。

「い……いきます! てやあああー!」

 その姿を見て笑いを堪える、チームメイトと審判。そして、驚愕するシルバ。シルバが驚いている理由は、俺の実力を知っていたからだろう。彼が話せない子で、助かった。もし話せていたら、ツッコまれていたかもしれない。

「ふんっ!」

 俺のナイフでの突きを、杖でいなし、火魔法を放ってきた。

「《ファイアーランス》」

「詠唱かーい!」

 と、ついツッコんでしまった。我慢出来なかった。深淵じゃなかったのかよ! と、思ってしまっても、仕方がないだろう。カトレアですら、無詠唱が使えるというのに。

「何が悪い! 安定した発動こそ、最強よ! 無詠唱などに憧れているうちは、ガキよ! 本当の戦闘を知らない、はなたれ小僧よ!」

 と、叫んでいた。ボコボコにしたい……。だが、大もうけするためには、我慢である。

「べ……勉強になります。《アースバレット》」

 石礫を大量に打ち込んでいる裏で、無詠唱でウインドランスを、死なないように調節しながら、作っていた。不可視性が、風魔法のいいところだ。

「《ウインドバレット》」

 と、嘘をつきながら、ウインドランスを放った。知っているボムは、ただただ、笑いを我慢していた。そして、騙されたガリガリは、障壁魔法を張ることなく、クリティカルヒットして、そのまま場外へと、飛んでいった。無詠唱だと、このように使えるのですよ、という特別授業である。

「か……体が軽かったから、飛んでいってしまいましたね」

 と、汗を拭うふりをして、誤魔化した。すると、爆笑するボム。それと、ずっと爆笑しているソモルン。

「勝者、ラース」

 と言って、何とか無事に終わった。シルバは、すぐに主の下に駆けていった。怒られないことを祈る。




 それからは特に何もなく、順当に勝っていき、無事決勝まで進めた。だが、俺は無事ってだけで、反対のブロックでは、怪我人が量産されていた。ある人物の試合が終わる度、担架で運ばれる選手達。相手はもちろん、天狗君の師匠である、親天狗である。弟子が見つからず、不機嫌MAXだったようだ。

「さて、アイツはどうなってるかな?」

 と、姿を変え、三人でお仕置き部屋へ行くと、剣山に支えられた、天狗君がいた。どうやら、魔力纏が消えて、剣山が彼を支えたくなったようだ。

「やあ、元気してるかい? 致命傷じゃないから、安心してくれ! 今、治療してあげるからさ♪」

 と言って、ベッドメリーをよけ、天狗君を抜くのだが、ここで登場するのが、クレーンゲームである。レバーで動かして、二つのクレーンで、上半身と下半身を掴んで、持ち上げるのだ。

「おい! やらせろ!」

 と言うボムに、やり方を教える。一回目は俺がやり、簡単すぎるクレーンゲームを、わざとミスした。すると、剣山に電撃が走る。

「うがぁー!」

 そこで、ボムも気づいたのだろう。これは、お仕置きのためだけの、装置だと。ミスをすれば、ミスした側には何もなく、助けられる側が、電撃を喰らうという、助けられることに、一つもメリットがない。むしろ、助ける気がない。

「なるほど……。電撃だけなのか?」

「それは、お楽しみだよ♪」

「やめろー! こんなのは、拷問じゃないか!」

 と、俺とボムの楽しい会話を、邪魔する阿呆。だが、コイツが王女にやったことは、同じ事である。そして、そのことでカルラを泣かせた。さらに、泣き疲れて寝ていたため、俺達の闘いを、応援してくれなかったのだ。許すはずがなかろう。

 そして、レバーを操作して、純粋にミスをするボム。初めてだから、仕方がないだろう。恥ずかしそうに、照れていた。

「がはっ!」

「今度は何だ?」

「上の筒から、空気弾が飛んで来るんだよ。体に当たり痛い。さらに、剣がめり込み痛い。二度美味しいだろ?」

 と、三人で遊んでいると、プルーム様から子機を通して、念話が届いた。

『お前らだけで、楽しそうじゃの? そちらに転移させろ! 子熊を使うか、迎えに来るか! 早くな!』

「……バレちゃったな。ちょっと遊んでて。迎えに行ってくるから」

「……分かった」

 怒られるかもと、思いながら迎えに行くのだった。そして、変装して全員で遊び、飽きたため、普通に掴んであげた。

「はあはあ。これで……終わる。覚えてろ!」

 と言うが、残念ながら終わらない。クレーンが向かう先は、消毒槽である。早めに消毒してあげなければ、化膿してしまうと思っての、優しさである。そして、開かれるアーム。

 ドッボォーン!

「がぁぁ……あ……ぁ……」

 声にならない声をあげる、天狗君。

「どうしました? いい湯でしょ? 君のために用意した、特製の風呂だよ。貴族でも、なかなか入れないと思うな」

「頭……おかしい……のか?」

「「「そーでーす」」」

 天狗君の言葉に、返事をする声が、聞こえてきた。振り返る俺と、目をそらす三人。お馬鹿がコンビから、トリオになっていたようだ。セルとギンと、そして新メンバーのタマが、目を合わせないようにしていた。

「今回は選択肢はございません。チョップ強めです」

 驚く三人の頭に、ボムチョップ《強》が……。うずくまる三人。だが、自業自得だから、仕方がない。そして、何もなかったかのように、次へと進めた。

「では、いってらっしゃいませ♪」

 と言いながら、スイッチを押すと、消毒槽の底が開き、穴に落ちていった。

「どうです? 今回のアトラクションは、大規模にしてみました。ドライディオス王国以来の、アトラクションに、ワクワクするでしょ?」

 と、満面の笑みで言うが、前回を知っている、シュバルツ・エルザ・王女の三人は、ガクガクと震えていた。

「こ……この下は、どうなっておるのじゃ?」

「こちらから、見ることができますよ♪」

 と、震えながらも、質問してきた王女に答え、隣の部屋に行くと、ガラス張りのような部屋が。もちろん、マジックミラーである。そして、あの穴は真っ直ぐではなく、滑り台のようになっているため、そこまで深くはない。さらに、この部屋に繋がっているだけだ。

「あの鮮やかな色の粉は、何だ?」

 と、ボム。

「ああ、唐辛子だ」

 驚愕する人間達と、よく分からないテイマーズ。この世界では、香辛料は貴重品である。それを大量に、お仕置きなんかに、使っているのを見たら、本当に頭がおかしいのか? と、思ったことだろう。

 だが、あれはソモルンのいた無人島に、山ほどあった。しかも、採っても採っても、次から次へと、生えてきた。だから、特に惜しくもない。ただ、加工が難航して、今日まで、お仕置きに使えなかっただけだ。

「こちらは、風魔法により、声を遠くに届かせる魔道具です。これを使って、話してみましょう。……ううん。テステス。天狗君、どうですか? 特製の軟膏の効き目は? 君用ですよ? 楽しんでくれてますか? 因果応報って言葉を知ってますか? 簡単に言うと、自分の行いが、そのまま返ってくることですよ。今日は、女の子に悪いことをしました。ですから、今受けている悪いことも、あなたがしたことということです。反省出来たら、そこから出られますので、ゆっくりしていってください。では、食事してきますので、失礼しまーす。……じゃあ、ご飯食べに帰りましょうか」

「はーい」

 普通なら、止めるだろうが、全員慣れたため、誰も止めない。ただ、慣れていないガルーダとタマのみ、ソワソワしていた。そして、自宅へと帰りご飯を食べたのだった。

 そのあとは、ボムを労い、マッサージをたっぷりとしながらの入浴。相変わらず、プカプカと浮かぶ熊さん。カルラは、体を洗ったあと一度出た。王女やカトレア達と、一緒に入るらしい。ボムは、残念そうにしていた。そして、カルラが風呂から出るのを待って、就寝。










 ……したかったが、忘れていた。あの天狗のことを。今日は、ボムに一言言ってから出掛けた。早くとの注文を受けたため、転移で移動した。そして、天狗君を唐辛子からあげ、消毒槽で洗った。あとは、親天狗が泊まっている部屋から、見える位置を確認して、全裸で吊るした。

 朝起きたら、清々しい景色と、探していたものが同時に見つかるのだ。最高の朝になるだろう。俺達も、見物に行こう。楽しみだ♪

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