20 / 56
第一章 新生活と新天地
閑話 大地の勇者
しおりを挟む
「お目覚めですか? 私はここ大地教国アグリスの代表をさせております、ノルマンです。あなた様は私共の世界を守っていただくためにお呼びした勇者の一人です。勝手なお願いだと分かっておりますが、是非ともこの世界の人々をお守りください」
私は森美咲、十六歳。この春から高校二年生になり、進路について真剣に考えなければと思っていた矢先に今回の事件に巻き込まれてしまった。
そもそもどうしてこうなったかと思い出してみるが、遅刻した幼なじみを迎えに行って自分も遅刻したことしか思い浮かばない。いつも通りの時間に通学していたらと思わないでもない。
生来頼み事をされると断れない性格で、今回も遅刻癖のある幼なじみが遅刻しないように迎えに行ってくれと幼なじみの母親に頼まれ、いつも通り断れなかったのだ。今日ほど断れない自分を恨んだ日はない。
「異世界……?」
「はい。あなた様が住んでいた世界とは違う世界でございます。ですが、安心してください。過去にも勇者が召喚されています。彼はこの世界を気に入り、帰ることを放棄して建国されたのです。あなた様もきっと気に入ってくださいます。そしてきっと守りたいと思ってくださいます」
ところどころで敬語を使っているが、完全に謙っているわけではなく、勇者と言っていても完全に下に見ていることが言葉の端々から読み取れた。
「そんなこと言われても困ります! 以前の勇者と私は違います。この世界の危険はこの世界の人が救えばいいと思います。今すぐ返してください!」
「残念ながら私には分からないのです。前回も今回も太陽教国の者が召喚しましたので、送還方法も太陽教国の者だけが知っています。後日太陽教国で四勇者様の顔合わせがあります。そのときに送還方法を聞くとしましょう。それまでは少しずつこの世界を知っていってもらえばと思います」
「……なるべく早くお願いします」
ヲタクでよかった。心底思う。
日本では「いつ卒業するの?」とか言われて馬鹿にされていたけど、どんなことでも役に立つのね。このタイプの展開はラノベで読んだことあるけど、しっかりと見極めないと絶対に後悔する。異世界に来てまでなぁなぁで済ませて後悔するのは絶対に嫌だ。まだこの先どうなるか分からないけど、考えることを放棄することは絶対にしない。
「四勇者様の一人とする一応の承諾をもらえたということで、まずはスキルの確認をさせていただきたいのですが?」
「スキル?」
「えぇ。あなた様は大地神ノーラ様の加護により素晴らしい力を手に入れているはずです。その力のことを『スキル』と言うのです。確認方法は本人がステータスと唱えるだけです」
「ステータス」
名前 ミサキ・モリ
年齢 十六歳
加護 大地守護神の加護
スキル 魔具マスター・異世界言語
不思議。透明な板に文字が書かれているのが分かる。
「いかがですか?」
「魔具マスターと異世界言語というものでした」
「素晴らしい! 二つもスキルをいただいたのですね! 通常は十人に一人の割合で、一人につき一つしか授かれないのですよ! さすがは勇者様です! それで、スキルの詳しい情報は?」
スキル【魔具マスター】の詳細は言ってはいけない気がする。道具を作るスキルみたいだけど、地球でも便利な道具が戦争の道具に悪用されていた歴史がある。この人たちの話が本当かどうか分からない今、私が作った道具のせいで罪もない人を傷つけること絶対にダメだ。
「道具を上手に作れるみたいです」
「またまたぁ。それだけのはずはありません。スキルにはランクがあるんです。あなた様のスキルを例に挙げると魔具師が下位、魔具エキスパートが中位、魔具マスターが上位といった具合にランクによって違いがあるんですよ。マスター持ちは稀ですがおります。ですが、勇者様のスキルには何かしらの補正がついていそうではありませんか?」
「いえ、本当にそれだけです。それよりも神様の名前が違いますが、本当に宗教国家なのですか?」
やられた。スキルの情報を知らないかと思って誤魔化したのに、このままじゃ協力的ではないと思われて警戒されてしまう。力がない状況で逆らうのは自殺行為だ。
必死に考えた誤魔化す話題もよくよく考えてみれば侮辱発言だったのだが、無宗教である私は気づくことなく質問してしまった。
「無礼な! いくら勇者様と言えどもそのような発言は許されませんぞ!」
「えっ? そちらは大地神と言っていましたが、私のステータスには大地守護神と表示されています。私のスキルに勇者の補正がないのは神様が違うからではないかと思い、失礼ながら質問させていただきました」
「大地守護神様は大地を守護している神である。つまり、大地神ではないか! そんな簡単なことも分からないのか? ……これは一から教育し直す必要があるな」
ついに化けの皮が剥がれたようだ。最後に呟いた不穏な言葉もしっかり聞こえ、ますます彼らのことを信用できなくなった。
一刻も早く逃げないと……。
四勇者ってことは同じ場所から来た人の可能性が高い。最悪の場合この人たちに教えてもらわなくても、太陽教国の勇者に聞けば日本に帰れるかもしれない。でもそのためにやらなければならないことがある。
まずは情報を入手すること。この人たちの言っていることと事実が同じなら勇者をしなければならないけど、私利私欲のためならば私はモフモフを探しに行く。せっかく異世界に来たんだから、少しくらい可愛いモフモフとふれあってから帰りたい。
そして二つ目は、逃げるためとモフモフを探しに行くための自己防衛手段を手に入れること。運痴の私が剣を握るなんて絶対にない。むしろ、その剣が相手に届く前に自分に突き刺さる確率の方が高いはず。
「勇者様? どうかされました?」
つい思考の海に潜ってしまっていたようで、怪しい宗教国家の人たちの声に気づかなかった。
「いえ、とりあえず役に立てるようにスキルの練習や勉強をしたいと思いまして。いかがでしょうか?」
「おぉぉぉ! さすがは勇者様ですね! さっそく準備させましょう。それとお部屋の方も準備させましょう。これからよろしくお願いしますね」
「よろしくお願いします」
さっきの激昂した態度とは打って変わって優しそうに微笑む大地教国の代表は、嬉しそうに私を褒め称えていたが、その瞳は少しも笑っていなかった。そしてそれは私も同じだったと思う。
絶対に協力しない。私の意志は私のもの。絶対にこれだけは譲らない。
「では案内します。こちらです」
新たな決意を胸に秘め、代表の後をついて部屋を出るのだった。
私は森美咲、十六歳。この春から高校二年生になり、進路について真剣に考えなければと思っていた矢先に今回の事件に巻き込まれてしまった。
そもそもどうしてこうなったかと思い出してみるが、遅刻した幼なじみを迎えに行って自分も遅刻したことしか思い浮かばない。いつも通りの時間に通学していたらと思わないでもない。
生来頼み事をされると断れない性格で、今回も遅刻癖のある幼なじみが遅刻しないように迎えに行ってくれと幼なじみの母親に頼まれ、いつも通り断れなかったのだ。今日ほど断れない自分を恨んだ日はない。
「異世界……?」
「はい。あなた様が住んでいた世界とは違う世界でございます。ですが、安心してください。過去にも勇者が召喚されています。彼はこの世界を気に入り、帰ることを放棄して建国されたのです。あなた様もきっと気に入ってくださいます。そしてきっと守りたいと思ってくださいます」
ところどころで敬語を使っているが、完全に謙っているわけではなく、勇者と言っていても完全に下に見ていることが言葉の端々から読み取れた。
「そんなこと言われても困ります! 以前の勇者と私は違います。この世界の危険はこの世界の人が救えばいいと思います。今すぐ返してください!」
「残念ながら私には分からないのです。前回も今回も太陽教国の者が召喚しましたので、送還方法も太陽教国の者だけが知っています。後日太陽教国で四勇者様の顔合わせがあります。そのときに送還方法を聞くとしましょう。それまでは少しずつこの世界を知っていってもらえばと思います」
「……なるべく早くお願いします」
ヲタクでよかった。心底思う。
日本では「いつ卒業するの?」とか言われて馬鹿にされていたけど、どんなことでも役に立つのね。このタイプの展開はラノベで読んだことあるけど、しっかりと見極めないと絶対に後悔する。異世界に来てまでなぁなぁで済ませて後悔するのは絶対に嫌だ。まだこの先どうなるか分からないけど、考えることを放棄することは絶対にしない。
「四勇者様の一人とする一応の承諾をもらえたということで、まずはスキルの確認をさせていただきたいのですが?」
「スキル?」
「えぇ。あなた様は大地神ノーラ様の加護により素晴らしい力を手に入れているはずです。その力のことを『スキル』と言うのです。確認方法は本人がステータスと唱えるだけです」
「ステータス」
名前 ミサキ・モリ
年齢 十六歳
加護 大地守護神の加護
スキル 魔具マスター・異世界言語
不思議。透明な板に文字が書かれているのが分かる。
「いかがですか?」
「魔具マスターと異世界言語というものでした」
「素晴らしい! 二つもスキルをいただいたのですね! 通常は十人に一人の割合で、一人につき一つしか授かれないのですよ! さすがは勇者様です! それで、スキルの詳しい情報は?」
スキル【魔具マスター】の詳細は言ってはいけない気がする。道具を作るスキルみたいだけど、地球でも便利な道具が戦争の道具に悪用されていた歴史がある。この人たちの話が本当かどうか分からない今、私が作った道具のせいで罪もない人を傷つけること絶対にダメだ。
「道具を上手に作れるみたいです」
「またまたぁ。それだけのはずはありません。スキルにはランクがあるんです。あなた様のスキルを例に挙げると魔具師が下位、魔具エキスパートが中位、魔具マスターが上位といった具合にランクによって違いがあるんですよ。マスター持ちは稀ですがおります。ですが、勇者様のスキルには何かしらの補正がついていそうではありませんか?」
「いえ、本当にそれだけです。それよりも神様の名前が違いますが、本当に宗教国家なのですか?」
やられた。スキルの情報を知らないかと思って誤魔化したのに、このままじゃ協力的ではないと思われて警戒されてしまう。力がない状況で逆らうのは自殺行為だ。
必死に考えた誤魔化す話題もよくよく考えてみれば侮辱発言だったのだが、無宗教である私は気づくことなく質問してしまった。
「無礼な! いくら勇者様と言えどもそのような発言は許されませんぞ!」
「えっ? そちらは大地神と言っていましたが、私のステータスには大地守護神と表示されています。私のスキルに勇者の補正がないのは神様が違うからではないかと思い、失礼ながら質問させていただきました」
「大地守護神様は大地を守護している神である。つまり、大地神ではないか! そんな簡単なことも分からないのか? ……これは一から教育し直す必要があるな」
ついに化けの皮が剥がれたようだ。最後に呟いた不穏な言葉もしっかり聞こえ、ますます彼らのことを信用できなくなった。
一刻も早く逃げないと……。
四勇者ってことは同じ場所から来た人の可能性が高い。最悪の場合この人たちに教えてもらわなくても、太陽教国の勇者に聞けば日本に帰れるかもしれない。でもそのためにやらなければならないことがある。
まずは情報を入手すること。この人たちの言っていることと事実が同じなら勇者をしなければならないけど、私利私欲のためならば私はモフモフを探しに行く。せっかく異世界に来たんだから、少しくらい可愛いモフモフとふれあってから帰りたい。
そして二つ目は、逃げるためとモフモフを探しに行くための自己防衛手段を手に入れること。運痴の私が剣を握るなんて絶対にない。むしろ、その剣が相手に届く前に自分に突き刺さる確率の方が高いはず。
「勇者様? どうかされました?」
つい思考の海に潜ってしまっていたようで、怪しい宗教国家の人たちの声に気づかなかった。
「いえ、とりあえず役に立てるようにスキルの練習や勉強をしたいと思いまして。いかがでしょうか?」
「おぉぉぉ! さすがは勇者様ですね! さっそく準備させましょう。それとお部屋の方も準備させましょう。これからよろしくお願いしますね」
「よろしくお願いします」
さっきの激昂した態度とは打って変わって優しそうに微笑む大地教国の代表は、嬉しそうに私を褒め称えていたが、その瞳は少しも笑っていなかった。そしてそれは私も同じだったと思う。
絶対に協力しない。私の意志は私のもの。絶対にこれだけは譲らない。
「では案内します。こちらです」
新たな決意を胸に秘め、代表の後をついて部屋を出るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる