29 / 106
第一章 居候、始めます
第二八話 増える居候
しおりを挟む
街道で熊獣人を拾ったのはいいけど、おっさんは気遣いという言葉を母親のお腹の中に置き忘れて来たらしい。
子供の俺が二十匹の兎を荷車で運んでいる姿を見ても、「手伝おうか?」の一言も言わない。日常的にやってもらう側なのだろう。
そして、俺はおっさんの正体に当たりをつけていた。
子爵領の領都に知り合いがいる熊獣人で、いつもと違う帰り道だけど東部に帰ってきた貴族。
ここまで情報があれば、九分九厘想像通りの人物だろう。
貴族はできれば関わりたくないんだけど……どうするべきかな。
「あらぁ、早かったわねぇ」
え? 何でいるの?
なぜかルイーサさんの声が突然聞こえてきて、聞こえてきた方向に視線を向けると、衛兵の制止を振り切って走ってくるところが見えた。
後ろには見知った顔や見知らぬ顔が並び、常識人らしき人が衛兵に謝罪していた。
ブルーノさんと一緒に歩いて来る人の中にギルドで会ったドワーフさんがおり、そこから察するに土地関係の人だろうことが窺える。
「怪我はない?」
少し視線を外していた間に、ニアとイムレを乗せたルークとルイーサさんが近くに来ていた。
ルークはともかく、ルイーサさんの速度に一瞬驚く。
「どうなの?」
「なんともありませんよ」
「よかった。それで、彼はだぁれ?」
「…………」
そんなすがるような目で見なくてもいいのに。
「……空腹で倒れていたので、どこかいい場所がないかと宿で聞こうと思って」
「ん? どこで聞くの?」
「ですから、宿で……」
「ん? どこ?」
店名を言ってないからか?
『主、ナディアが家って言ってる』
ナイスッ。
誰にも聞こえないイムレの念話だからこそ可能な秘匿回線は、カンニングには最適な手段である。
「家で聞こうかと」
「そうよね。間違えたらダメでしょう?」
「はい」
そうだ。別の話にすり替えよう。
「それで、皆さんは誰で何しに?」
「ほら、土地のことよ」
やっぱりか。
「でも、権利書はブルーノさんが持ってますよ。それに条件は武器屋さんと一緒ですしね」
「うーん、でもみんなお礼を言いたかったんだって」
「なるほど。とりあえず町の中に入りませんか? 肉のこともありますし」
「そうね。それにしてもたくさん獲ってきてくれたのね」
「角が欲しかったんです」
「角? 何に使うの?」
「投擲ナイフの代わりになるかなと思って」
「確かに友達が使っていた記憶があるわね」
熊獣人が空気になっているから、手で合図を送ってついてくるように伝える。
「重くない? 代わる?」
「大丈夫ですよ」
「ニアもおすーー」
「危ないからルークの上に乗ってて」
「えーー」
「これは適当に作ったから、素手で触るとチクチクするんだよ」
「おにいちゃんも、おててすでだよ?」
「僕は蔦を巻いてるからね」
「ほんとだ。……おとなしくする」
「偉い。良い子」
「えへへへ」
ちなみに、ニアを乗せているルークはと言うと、ウサちゃんの一番上に載ったボスウサを見つけたらしく、ブルーノさんに自分のものだと主張していた。
ブルーノさんは俺に視線を向けてどうするかを問い掛けてくれ、イムレにも分けてあげるように言った後、ルークにあげることを伝えた。
熊獣人はルイーサさんによる質疑応答に正直に答えており、そのおかげで宿泊を認められていた。
元々変わったところで宿屋を経営している時点で、何か変わった条件があるだろうなと予想していたが、ルイーサさんによる質疑応答だとは。
内容は利用目的がほとんどで、他には差別的なことをしたら追い出すなど、常識的なことの説明だけ。
利用目的は他に場所を知らないからだったけど、ルイーサさんは何も言わなかった。
「さぁお家に帰るわよ」
「はい」
◆
宿屋までの道中、立ち退きの被害者たちに感謝された。
周囲が工業区だけあって、生産系の工房が併設されている土地が多く、何か欲しいものがあったらいつでもおいでと声を掛けてもらった。
個人的には武器屋と革製品の工房はすぐに行きたいとおもっているから、場所を聞いて行ってみるのもありかもしれない。
抜き身でナイフは使いづらいし、投擲ナイフ用のホルダーも欲しい。さらに、ポーチや鞄も欲しい。防具はともかく、小物系はできるだけ揃えたい。
でも残念なことに、抵抗して亡くなった人もいるらしいから、その空き地をどうするかは未定だ。
詳細は後日ということで解散することになったが、何故か残ったドワーフさんが解体を手伝ってくれることに。ついでに、暇になった熊獣人こと──テオドールとナディアさんも、大量のウサちゃんの解体をしてくれるそうだ。
「魔核は取ったんですけど角はまだなので、丁寧にお願いします」
「金属の方が良くないか?」
「金属は使い捨てできないでしょ? もったいない」
「そうか? 所詮、道具だぞ」
「坊っちゃんには一生分からない感覚だよ」
「坊っちゃんじゃねぇっ」
これは、定番の爺やに「坊っちゃんって呼ぶなっ」って言うやつかな?
「おにいちゃん、ぼっちゃんじゃないよ」
「良い子だな」
満面の笑みでニアを見るテオドール。
肉の脂でギトギトしているのに、ニアの頭を撫でそうなほど嬉しそうだ。
「おじちゃんは、おじちゃんなんだよ」
「「「──ふっ」」」
俺とナディアさんに、黙々と解体していたドワーフさんまでもが、我慢できずに噴き出してた。
「おい。そりゃあないだろう……」
「そういえば、可愛さの象徴は見たかな?」
「…………熊の方が可愛い」
「ルークのこと? それともイムレちゃん? どっちもくまよりかわいいよ?」
ニア、大正解だよ。
「く、悔しい……」
「まぁ好みだけどね」
「そうだよな。熊が可愛いって言ってくれる子もいたしな」
「何? 何でニヤけてるの?」
「べ、別に、ニヤけてないしっ」
俺たち全員のジト目に堪えきれなくなったのか、ボスウサの使い途について聞いてきた。
「こ、これはどうするんだ? 上位種の角は高く売れるぞ。他のより大きいし」
「ナイフより長いし、しばらくは短剣として主要武器にしようかなと」
「柄は?」
「革でも巻いておけば大丈夫でしょ」
「──お前さんは、何を使いたいと思ってるんだ?」
「片刃の曲刀ですね」
理想はシミターかな。元々好きだったし。
シャムシールは幅が狭いって聞いたことがあるけど、俺は幅が広いシミターの方がいい。
それに何より、『獅子の尾』という意味があるところが自分に合っていると思う。
「ふむ。似たものがあるから、近いうちに見に来い。それを元に試作してみる」
「ありがとうございます」
「家が帰ってくるなら安いものだ」
「あれはエルフの神秘ですから」
「……そうだったな。嬢ちゃんもまだ出発していなければ一緒に来い。剣を見てやる」
「はいっ」
静かに話を聞いていたナディアさんも招待され、ここ数日で一番はしゃいでいた。
「ナディアさんは剣を使えるんですか?」
「当然だ。あの両親だぞ? 使えないはずがない。まぁ一番下の弟は微妙だけどな」
「そうなんですね。でも、持ってないですよね?」
「そういえばそうだな」
ドワーフさんも、ナディアさんの今日一日の姿を思い出したのだろう。
「あの……あの剣は折れました……」
「はぁ? 何と戦えば折れるんだ!?」
「遠征中にオーガの上位種と遭遇しまして、そのときに複数回剣を合わせたら……。オーガも逃走してしまい、踏んだり蹴ったりです」
「部隊から死傷者は出たのか?」
「死者は出てません」
「なら、剣も報われるだろう」
結局、ナディアさんも新調が決定した。
子供の俺が二十匹の兎を荷車で運んでいる姿を見ても、「手伝おうか?」の一言も言わない。日常的にやってもらう側なのだろう。
そして、俺はおっさんの正体に当たりをつけていた。
子爵領の領都に知り合いがいる熊獣人で、いつもと違う帰り道だけど東部に帰ってきた貴族。
ここまで情報があれば、九分九厘想像通りの人物だろう。
貴族はできれば関わりたくないんだけど……どうするべきかな。
「あらぁ、早かったわねぇ」
え? 何でいるの?
なぜかルイーサさんの声が突然聞こえてきて、聞こえてきた方向に視線を向けると、衛兵の制止を振り切って走ってくるところが見えた。
後ろには見知った顔や見知らぬ顔が並び、常識人らしき人が衛兵に謝罪していた。
ブルーノさんと一緒に歩いて来る人の中にギルドで会ったドワーフさんがおり、そこから察するに土地関係の人だろうことが窺える。
「怪我はない?」
少し視線を外していた間に、ニアとイムレを乗せたルークとルイーサさんが近くに来ていた。
ルークはともかく、ルイーサさんの速度に一瞬驚く。
「どうなの?」
「なんともありませんよ」
「よかった。それで、彼はだぁれ?」
「…………」
そんなすがるような目で見なくてもいいのに。
「……空腹で倒れていたので、どこかいい場所がないかと宿で聞こうと思って」
「ん? どこで聞くの?」
「ですから、宿で……」
「ん? どこ?」
店名を言ってないからか?
『主、ナディアが家って言ってる』
ナイスッ。
誰にも聞こえないイムレの念話だからこそ可能な秘匿回線は、カンニングには最適な手段である。
「家で聞こうかと」
「そうよね。間違えたらダメでしょう?」
「はい」
そうだ。別の話にすり替えよう。
「それで、皆さんは誰で何しに?」
「ほら、土地のことよ」
やっぱりか。
「でも、権利書はブルーノさんが持ってますよ。それに条件は武器屋さんと一緒ですしね」
「うーん、でもみんなお礼を言いたかったんだって」
「なるほど。とりあえず町の中に入りませんか? 肉のこともありますし」
「そうね。それにしてもたくさん獲ってきてくれたのね」
「角が欲しかったんです」
「角? 何に使うの?」
「投擲ナイフの代わりになるかなと思って」
「確かに友達が使っていた記憶があるわね」
熊獣人が空気になっているから、手で合図を送ってついてくるように伝える。
「重くない? 代わる?」
「大丈夫ですよ」
「ニアもおすーー」
「危ないからルークの上に乗ってて」
「えーー」
「これは適当に作ったから、素手で触るとチクチクするんだよ」
「おにいちゃんも、おててすでだよ?」
「僕は蔦を巻いてるからね」
「ほんとだ。……おとなしくする」
「偉い。良い子」
「えへへへ」
ちなみに、ニアを乗せているルークはと言うと、ウサちゃんの一番上に載ったボスウサを見つけたらしく、ブルーノさんに自分のものだと主張していた。
ブルーノさんは俺に視線を向けてどうするかを問い掛けてくれ、イムレにも分けてあげるように言った後、ルークにあげることを伝えた。
熊獣人はルイーサさんによる質疑応答に正直に答えており、そのおかげで宿泊を認められていた。
元々変わったところで宿屋を経営している時点で、何か変わった条件があるだろうなと予想していたが、ルイーサさんによる質疑応答だとは。
内容は利用目的がほとんどで、他には差別的なことをしたら追い出すなど、常識的なことの説明だけ。
利用目的は他に場所を知らないからだったけど、ルイーサさんは何も言わなかった。
「さぁお家に帰るわよ」
「はい」
◆
宿屋までの道中、立ち退きの被害者たちに感謝された。
周囲が工業区だけあって、生産系の工房が併設されている土地が多く、何か欲しいものがあったらいつでもおいでと声を掛けてもらった。
個人的には武器屋と革製品の工房はすぐに行きたいとおもっているから、場所を聞いて行ってみるのもありかもしれない。
抜き身でナイフは使いづらいし、投擲ナイフ用のホルダーも欲しい。さらに、ポーチや鞄も欲しい。防具はともかく、小物系はできるだけ揃えたい。
でも残念なことに、抵抗して亡くなった人もいるらしいから、その空き地をどうするかは未定だ。
詳細は後日ということで解散することになったが、何故か残ったドワーフさんが解体を手伝ってくれることに。ついでに、暇になった熊獣人こと──テオドールとナディアさんも、大量のウサちゃんの解体をしてくれるそうだ。
「魔核は取ったんですけど角はまだなので、丁寧にお願いします」
「金属の方が良くないか?」
「金属は使い捨てできないでしょ? もったいない」
「そうか? 所詮、道具だぞ」
「坊っちゃんには一生分からない感覚だよ」
「坊っちゃんじゃねぇっ」
これは、定番の爺やに「坊っちゃんって呼ぶなっ」って言うやつかな?
「おにいちゃん、ぼっちゃんじゃないよ」
「良い子だな」
満面の笑みでニアを見るテオドール。
肉の脂でギトギトしているのに、ニアの頭を撫でそうなほど嬉しそうだ。
「おじちゃんは、おじちゃんなんだよ」
「「「──ふっ」」」
俺とナディアさんに、黙々と解体していたドワーフさんまでもが、我慢できずに噴き出してた。
「おい。そりゃあないだろう……」
「そういえば、可愛さの象徴は見たかな?」
「…………熊の方が可愛い」
「ルークのこと? それともイムレちゃん? どっちもくまよりかわいいよ?」
ニア、大正解だよ。
「く、悔しい……」
「まぁ好みだけどね」
「そうだよな。熊が可愛いって言ってくれる子もいたしな」
「何? 何でニヤけてるの?」
「べ、別に、ニヤけてないしっ」
俺たち全員のジト目に堪えきれなくなったのか、ボスウサの使い途について聞いてきた。
「こ、これはどうするんだ? 上位種の角は高く売れるぞ。他のより大きいし」
「ナイフより長いし、しばらくは短剣として主要武器にしようかなと」
「柄は?」
「革でも巻いておけば大丈夫でしょ」
「──お前さんは、何を使いたいと思ってるんだ?」
「片刃の曲刀ですね」
理想はシミターかな。元々好きだったし。
シャムシールは幅が狭いって聞いたことがあるけど、俺は幅が広いシミターの方がいい。
それに何より、『獅子の尾』という意味があるところが自分に合っていると思う。
「ふむ。似たものがあるから、近いうちに見に来い。それを元に試作してみる」
「ありがとうございます」
「家が帰ってくるなら安いものだ」
「あれはエルフの神秘ですから」
「……そうだったな。嬢ちゃんもまだ出発していなければ一緒に来い。剣を見てやる」
「はいっ」
静かに話を聞いていたナディアさんも招待され、ここ数日で一番はしゃいでいた。
「ナディアさんは剣を使えるんですか?」
「当然だ。あの両親だぞ? 使えないはずがない。まぁ一番下の弟は微妙だけどな」
「そうなんですね。でも、持ってないですよね?」
「そういえばそうだな」
ドワーフさんも、ナディアさんの今日一日の姿を思い出したのだろう。
「あの……あの剣は折れました……」
「はぁ? 何と戦えば折れるんだ!?」
「遠征中にオーガの上位種と遭遇しまして、そのときに複数回剣を合わせたら……。オーガも逃走してしまい、踏んだり蹴ったりです」
「部隊から死傷者は出たのか?」
「死者は出てません」
「なら、剣も報われるだろう」
結局、ナディアさんも新調が決定した。
55
あなたにおすすめの小説
ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました
たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。
「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」
どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。
彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。
幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。
記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。
新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。
この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。
主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。
※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる