クレイジーソルトキャンディ

瀬模 拓也

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その後

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それから少しと沢山。



夏休みも終わって2学期が始まった。



結局あの霧が晴れた後の事は良く分からなかった。僕自身も疲れと甘い匂いで倒れてしまって気が付いたらソルトもお化けもあの変な刑事も居なくなっていた。



ヤッケ達も無事だった。

ソルトが言っていた通り取り込まれて時間から外れていたから怪我も衰弱もせずに、夢から覚めたみたいに何も覚えて無い状態だった。



2週間も居なくなったあげく開店前のショッピングセンターの中で見つかっておまけに店内はぐちゃぐちゃだったので僕等は当然の事ながら親を始め先生やらにこっぴどく叱られた。



校長先生まで来てくどくどと何か言ってたけど、どうせ誰が誰だか分からないと思って聞き流した。実際、僕とメン太を3回位間違えて話していた。



けれどあのショッピングセンターの惨状を調べた警察がこんな事小学生には出来ないと判断してくれたお陰で僕等の罪はお店に忍び込んだ事と2週間居ないくなっていた事だけで済んだ。







本当の事を知っているのは僕だけだ。



勿論誰にも言わないし言った所で余計に怒られるだけだ。







ソルトにはあれから会えていない。



旅の途中で休憩に寄っただけだって言っていたし今頃はまた偉そうにどこかで、もしかしたら地球の裏側で誰かの家に上がり込んで勝手に休んでいるのだろう。



もう僕の部屋には来ないのかもしれない。

ソルトが僕に会いにたくなるとも思えないし。



それでもあの出窓はそのままにしてある。



クッションとソルトがいつも食べていた飴を置いたまま。







またいつでも来て休んでいけば良い。



僕の希望でしか無いけれど。

















「ねぇ、2丁目の団地に宇宙人が住んでるって知ってる?」



僕の服を掴んでラー子が自分の机にまで引っ張って行く、



「マジでー。日本語とか通じんのかなー」



メン太も寄って来る。



「んじゃUFOの写真撮りに行こうぜ」



ヤッケが即決する。



「だ、だめだよー」



「なんで」



僕の制止にラー子が口を尖らせる。

「この前怒られたばっかりじゃん」



「相変わらずビビりだな~」



僕をよそにヤッケ達はもう鞄を持っている。



「思いついたら即実行!行くわよ」



「置いて行くぞ弱虫コン」



僕は相変わらず弱虫だ。それは自分でも認めてる。



それでも良いんだ。



こうしてまた皆と一緒に居られる。



あの変なヤツのお陰で。



「だがら危ないってー」



僕はあのふてぶてしい顔を思い出しながら皆を追いかけて行った。

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