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<森のオルガン>のお話
9 お披露目コンサート その2
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森の動物たちは、ニノくんのふえも、楽しみにしていました。
とりわけ、森のオーケストラのメンバーたちは、コンサートが終わり次第、ニノくんをオーケストラに誘うつもりで、いるのです。
おじぎをして、ニノくんは、ふえを吹き始めました。
澄んだ、ソの音。
最初の曲は、うさぎの楽器やさんが、初めて聴いた、あの音から、始まりました。
もう、たどたどしさは、ありません。
ふえを吹く姿は、堂々とした、若く美しい演奏家でした。
「もともと、きれいな子だからな。」
と、裏のペダルから戻ってきた、うさぎの楽器やさんは、ニノくんが、初めてお店に現れたときのことを、思いだしていました。
長いまつ毛に、透明なビー玉の中の黄色い瞳。真近で見ると、黄色い瞳の奥は、緑色をしているんだっけ。
いま、その瞳は、
ふえを持つ手元でも客席でもなく、
ふえから出た音が、響いて、集まり、形をつくっている、客席上方の空間を見つめていて、
あの時より、少し大人びています。
それにしても、なんて美しい音だろう。
自分の耳に、間違いは、なかった。
うさぎの楽器やさんは、自分を誇らしく思いました。
その思いは、
演奏が進むにつれて、
次第に、
うさぎの楽器やさんにとって、
いつになく、欲がうずまいたものへと、
成長していきました。
どうだ。
おれが、見いだした。
この、美しいふえ吹きを。
あっという間に、身ぶるいがするほどまでに育った自尊心を、
うさぎの楽器やさんが、抑えきれなくなる、ほんのちょっと手前、
3曲目。
ニノくんの最後の曲が、クライマックスにさしかかった時のことです。
たぬきの女の子が、席を立ちました。
気分が悪くなったようでした。
すると、それに続いて、何匹かの動物たちも、席を立ったので、
うさぎの楽器やさんは、あわてて、少し離れた所に誘導しました。
その後も、ぞくぞくと、気分が悪くなったり、異変を感じて、席を立つ動物たちが出たので、
きつねのオークが、うさぎの楽器やさんに代わって、救護を手伝いました。
うさぎの楽器やさんは、ニノくんの最後の曲の演奏が終わると、
予定していたアンコールを中止して、コンサートを終了させました。
とりわけ、森のオーケストラのメンバーたちは、コンサートが終わり次第、ニノくんをオーケストラに誘うつもりで、いるのです。
おじぎをして、ニノくんは、ふえを吹き始めました。
澄んだ、ソの音。
最初の曲は、うさぎの楽器やさんが、初めて聴いた、あの音から、始まりました。
もう、たどたどしさは、ありません。
ふえを吹く姿は、堂々とした、若く美しい演奏家でした。
「もともと、きれいな子だからな。」
と、裏のペダルから戻ってきた、うさぎの楽器やさんは、ニノくんが、初めてお店に現れたときのことを、思いだしていました。
長いまつ毛に、透明なビー玉の中の黄色い瞳。真近で見ると、黄色い瞳の奥は、緑色をしているんだっけ。
いま、その瞳は、
ふえを持つ手元でも客席でもなく、
ふえから出た音が、響いて、集まり、形をつくっている、客席上方の空間を見つめていて、
あの時より、少し大人びています。
それにしても、なんて美しい音だろう。
自分の耳に、間違いは、なかった。
うさぎの楽器やさんは、自分を誇らしく思いました。
その思いは、
演奏が進むにつれて、
次第に、
うさぎの楽器やさんにとって、
いつになく、欲がうずまいたものへと、
成長していきました。
どうだ。
おれが、見いだした。
この、美しいふえ吹きを。
あっという間に、身ぶるいがするほどまでに育った自尊心を、
うさぎの楽器やさんが、抑えきれなくなる、ほんのちょっと手前、
3曲目。
ニノくんの最後の曲が、クライマックスにさしかかった時のことです。
たぬきの女の子が、席を立ちました。
気分が悪くなったようでした。
すると、それに続いて、何匹かの動物たちも、席を立ったので、
うさぎの楽器やさんは、あわてて、少し離れた所に誘導しました。
その後も、ぞくぞくと、気分が悪くなったり、異変を感じて、席を立つ動物たちが出たので、
きつねのオークが、うさぎの楽器やさんに代わって、救護を手伝いました。
うさぎの楽器やさんは、ニノくんの最後の曲の演奏が終わると、
予定していたアンコールを中止して、コンサートを終了させました。
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