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バンゲリング ベイ(ハドソン・1985年).

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 プレイ時期:2000年ごろ
 ソフト入手:中古で500円ほど
 クリア状況:ゲームAを1周クリア
 おすすめ度:★★

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 リアルタイム世代の方々の間ではクソゲーとして名が通っているらしい、という情報を私が知ったのは、インターネットでゲーム系のサイトを巡るようになってからである。それまではプレイする機会は皆無だったと思う。当然、クソゲーだとも思わなかった。

 このゲームを知ったきっかけは、スーパーファミコン版『シムシティー』の攻略本である。シムシティーというゲームの来歴を紹介するコラムで、バンゲリングベイのマップを作成している時にヒントを得て街づくりシミュレーションを思いついたという内容なのだが、同時に「ファミコン版もあるが移植が酷かった」などと書かれていた。

 数年後(この時点で21世紀になってたかも)、中古屋のワゴンだかで投げ売られているのを発見。そういえば聞いたことがあるソフトだなと手にとって、プレイしてみることにした。当時、主にインターネット経由で悪評も仕入れていたような気がするが、実際はどれほどのものか気になったのだ。

 感想としては、そこまで酷くないと思った。「左右で旋回、上下で前後移動」という操作性も特別ややこしいわけでもなかった。その一方で手放しで褒められるわけでもなく、特にfpsが荒いガタガタのスクロールは苦痛。攻撃手段も敵の動きに対して地味すぎて、やはりパワーアップなどは欲しかったところである。

 2周目以降はまともにプレイできた記憶がないのだが、とりあえず安定して1周目をクリアできるようになったあたりで一通り満足したような記憶がある。これをクソゲー扱いするのは言いすぎな気もするが、決して名作ではなく、せいぜい凡作といったところだろう。
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